新しいライト



早く仕事が終わると,午後2時には走りに出られることがあり,ときどき 「朝練」 ならぬ 「午後練」 をしています。

ところが,日没が5時頃になってきたこの時期,どうしても帰り道は薄暗くなってきます。

ところどころ,真っ暗に近い道もあります。


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真っ暗な道は,今のライト VOLT 300 では少し心許ない感じです。

これからも午後の練習に出るとしたら,もう少し光量のあるライトが必要です。



某お友だちから,四国の山を走るには 「強力ライトを用意せよ」 と言われ,

別の友だちから,秋の美山ライドには 「強力ライトを用意せよ」 と言われました。




さあ,どれにしようかな~。




やはり,今使っている CATEYE のシリーズから,というのが無難なところ。

使い勝手も同じでしょうし,ブラケットが共通ですから,差し替えるだけです。


真っ先に選択肢に登ったのは,VOLT 800 ですが,

型落ちの VOLT 700 が安く出ているかもとさがしましたが,ありませんでした。



どうしようかと考えているうちに,ガーミンの新製品が登場しました。

Varia UT800。


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なんと,ガーミンのサイコンとの連携で,輝度が自動調整されるとか,ガーミンの画面から ON OFF ができるとか,なかなかの優れものらしいです。

輝度は,VOLT 800 と同じ,800ルーメン。



これは!




と思いましたが,なかなかのお値段だし,そこまで徹底してライトを使うこともない…。

それより,こういうものに手を出しては,きっちさん に申し訳ない (笑)





結局,VOLT 800 にしようと決めました。

上位機種の VOLT 1700 なんていうのもありますが,性能が倍なら,お値段も倍。

そんなすごいスペックは必要ないと感じました。



しかし,いざ,買おうとすると,この VOLT 800 にしても,けっこうなお値段です。

ここまで来ても躊躇するのが庶民です。


最終的に,Yahoo ショッピングのポイントがたまっていたことを思い出し,チェックしてみると,半額以下で買えることが判明。

無事,購入のクリックとなりました。



お買い物は楽しいですねえ。

ロードバイク関連のブログには,お買い物関連の記事がたくさんありますよね。

もう,いさぎよくそれを売りにしている方がおられるほどです。

やっぱり,楽しいことは書きたくなりますし,読む方としても,情報収集の手段としても欠かせないものですから,ありがたい存在ですね。




品物が到着して驚いたのは,VOLT 300 とほとんど大きさが変わらない点です。

倍以上の光量なのに,バッテリーは同じ大きさ。


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本体がほんの少し大きいのですが,それでも,1cm 以下の差です。

こりゃ,いい。




残念ながら,今週は忙しくて,午後練に出られません。

したがって,なかなか使う機会がなさそうなので,使用レポートは,またの機会に。





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「好き」 から生まれること



友人が書いた文章を読みました。

天文マニアの彼は,自分の家の庭に小型のドームを作ってしまうくらいのマニアです。

その友人が,ひと昔前の天体望遠鏡に関する逸話を紹介してくれました。

引用すると長くなるので,かんたんに要約・説明します。



望遠鏡には,レンズを使う屈折式と,凹面鏡を使う反射式があります。

凸レンズも,凹面鏡も,焦点を結ぶという点で同じ働きを持つので望遠鏡が作れるのです。

レンズは大きくしようとすると重くなりますが,鏡なら大きくしても軽く作れます。

そこで,大きな口径の望遠鏡は反射式が有利なのです。


凹面鏡というのは,真ん中がくぼんだ曲面でできています。

ふつうは 「球面」 で作るのですが,天体望遠鏡は 「放物面」 で作った方が精度が高くなります。

ところが,球面なら機械で簡単に作れるのに対して,放物面で作ろうとすると,昔は,どうしても手作業が必要になったそうです。

あるとき,ミザールというメーカーが下請けに,小型望遠鏡用に 「球面で作った凹面鏡」 を発注したところ,その下請け会社は,手作業で放物面に仕上げた凹面鏡を出荷していたというのです。

「球面鏡で」 という発注で,しかも,小型なら球面でも十分な性能が出ると知りながら,それでも,放物面にして出荷した現場の人たちは,本当に使う人のことを考えていたんだと,彼の文章は締めくくられました。




いい話だと思いました。

球面でもいいものをわざわざ放物面に仕上げて出荷したのは,自分の仕事に対する誇りなのでしょう。

しかし,ぼくが 「誇り」 以上に感じたのは,たぶん,その現場の人たちは本当に望遠鏡を作るのが,天体観測をするのが,「好き」 だったのだろうということです。

「好き」 なものをいい加減にあつかいたくないという思いがあったのでしょう。

だから,「製品の程度に見合った仕上げで十分」 という妥協をしなかったのでしょう。



人は,多少のコストや時間がかかったとしても,「好き」 ならやってしまいます。

ぼくが,自転車という趣味のために費やしている時間を考えれば,それは容易に想像できます。



たぶん,ぼくの使っている自転車のフレームやパーツ,スピーカーやアンプなどにも,こういうかくれた 「こだわり」 があるにちがいありません。

その詳細はわからなくても,使っていて気持ちのいいものや,愛着のわく製品には,きっとそういう,「製作者の思い」 が詰まっているのだと思います。


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それらが,これ見よがしに 「こだわりの逸品」 として詳細に宣伝されたり,声高に主張されたりしないのは,「好きだからやっただけさ」 ということなのでしょう。

そこにすがすがしさを感じます。




昨年亡くなった永六輔さんが,「自分が惚れ込んだものに囲まれて生きることが,本当の豊かさだ」 と語っていました。

幸いにも,ぼくは,「好き」 なものがたくさんあります。

自分の仕事も,「好き」 だからこそ続けてこられたし,自分でも気づかない間に,かなりの 「力」 と 「時間」 をかけてこられたと思います。




ときに間違った方向に行ったとしても,「好き」 で夢中になって過ごした時間というのは,豊かなものであることにかわりはありません。




「好き」 という気持ちを原動力にして生きていきたい。

自分が惚れ込めるものとの出会いを,楽しみにしていきたいと思います。


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10月の走行距離



またまた週末は台風ですね。

これで,連続3週,雨でライドがお流れです。



なかなか乗れていないなあと思いつつ,統計データを見てびっくり。

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ぜんぜん乗れていない!



棒グラフだけで十分わかりますが,

数字を書き出してみると…。



8月

走行距離, 527km。

獲得標高,6855m。


9月

走行距離, 422km。

獲得標高,4192m。


10月

走行距離, 365km。

獲得標高,2720m。



STRAVA のトレーニングカレンダーで見ても…。

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グラフの棒が,だんだん短く,まばらになっています。

生えてくる髪の生育が悪くなっているような感じ(笑)



夏がピークなんて,まるで虫たちの活動のようです。

ここから先,冬眠あるいは活動停止期に入らないよう,もう少し乗り込みたいな。

11月は,お天気が安定することを願うばかりです。





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ええと,何だったっけ?



今日は,こんなものの話題です。


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車にロードバイクを載せて運ぶことがあります。

県外など,遠征するときには,そのときの状況に合わせていろんな積み方をします。



最近少し減ってしまいましたが,ケンさんと出かけるときには,もう,タイヤさえも外さずに,そのまま自転車を立てて載せてもらえるのでありがたいですが,そんな車はそうそうありません。



自分の車に載せるときには,後部座席をたたみ,寝かせて入れます。

タイヤを外さなくていいのは楽です。



よく乗せてもらうダイちゃんの車には,前後輪を外し,バイクを逆さまに立てて載せてもらっています。

gottu さんに載せてもらうときも同じです。




で,先日の SHOROs さわやかライドのときも gottu さんに載せてもらいました。



後輪を外すときには,チェーンが垂れ下がってしまうので,路くんに教えてもらった,自作のゴム製フックを使っていました。

パンツのゴムひもに,ゼムクリップを伸ばしてチェーンをかけられるようにしたものを着けただけです。

これでチェーンを引っぱり,反対側はブレーキに引っかけて固定します。


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すると,これを見た gottu さんが,

「こんな便利なのもがあるよ」

とスプロケの代わりに,青い樹脂製の滑車を着けているのを見せてくれました。


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(写真はgottu さんのバイクではありません)


これをつけると,後輪がなくてもチェーンを回すことができるので,チェーンを洗うときにも便利なのだそうです。



こいつはいいやと,ぼくも買うことにしました。


「これ,いいね。なんていう名前の商品?」

「ええとね……,忘れた」


さすが gottu さんです \(^O^)/



すると,すかさず横からペロさんが

「チェーンキャッチャーだよ」

と教えてくれました。

「そうそう,それそれ」 と gottu さん。

スッと名前が出てくるところは,さすがペロさん。




ぼくは,すぐにスマホにメモしました。

「ペロさん,ありがとね。え~っと,チェーンキャッチャーね,よし,これでOK!」


われながら,こういうときにすぐにメモするのがエライ!

名前を聞いても,家に帰ったら,絶対に忘れている自信がありますからね。



ところが,家にもどって検索しても,当該製品がまったく出てきません。

こんなのしか出てこない。


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いろいろと調べていくと,なんと,ぼくがほしかった製品の名前は

「チェーンキャッチャー」 ではなく,

「チェーンキーパー」。



ペロさん,gottu さん……。



さすが,みんな,初老s メンバーです \(^O^)/

そろそろみんな,ぼくみたいに,自転車だけでなく,自分ののメンテナンスも必要なようです…。




で,今回は,こういうタイプの変速も可能なタイプを買いました。


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さっそくチェーンのお手入れ。

これはなかなか使い勝手がよろしい。




ただし,チェーンにテンションがかかっているときに外そうとしたら,ネジを緩めた瞬間,チェーンキーパーが吹っ飛びました。

次は気をつけよう。



でも,忘れて,また,同じ失敗したりするんだよな \(^O^)/

ああ,SHOROs !





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レコードの整理



週末は台風のせいで,まったく外に出られず。

月曜日は,台風一過となり久しぶりの青空が広がりましたが,

風の強さに,洗濯物が吹き飛ばされそうなほど。


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ペラペラでヒラヒラの身体が特徴のぼくとしては,こんなときに自転車で走ろうものなら,空に舞い上がるような事態になりかねません。




そんなわけで,休日だというのに一日中家の中で過ごしました。

やることは山ほどあるんです。



今,一番時間を割いているのは,レコードの整理です。

恐ろしいので数えたことはありませんが,オーディオ部屋の壁面にずらりと並んでいます。


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押し入れを開けても,並んでいます。


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別の部屋では,本棚から本を駆逐してレコードが並んでいます。




ちまたでは 「断捨離」 という言葉が流行していますが,ま,そんな感じです。

本当に必要なものだけに絞って,あとは手放します。



レコードは材質的に静電気が起きやすく,ホコリがつきものです。

まずは,一枚ずつきれいにして,針を落とし,演奏や音質を自分なりに評価し,「手放す」「残す」 と仕分けしていきます。

もう,直観的に心が動くか動かないか,それだけです。


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しかし,これが果てしなく時間がかかります。

枚数がすごすぎる。

こんなに買ってしまった自分にあきれます。




ただ,おもしろいこともあります。

もちろん,音楽が好きなので,聞くのは楽しいのですが,そのほかにもちょっとした発見があったりします。

それは,〈 自分が見えてくる 〉 ということです。


どんな曲が好きなのか,どんな演奏家が好きなのか,どんなレコードに目をつけているのか。

雑然と並んでいたレコードたちを,作曲家,演奏家,曲目などで整理して並べていきます。

すると,自分の集めてきたものの傾向がが枚数として現れてきます。

それはまるで自分の心の中をグラフに表しているように,数量的に,自分の好みや評価の傾向が浮かび上がってくるのです。



自分というものがどんなものなのか,なかなかわかりません。

しかし,こうしたところから少しだけ客観的に自分が見えてくるのがおもしろいです。




そういえば,それは,自転車でもそうかもしれません。


どこを走るかのが好きなのか。

誰と走るのか。

どんな走り方をするか。

どこで立ち止まるのか。

どんな機材を買っているのか。


そういうところから,気づいていない自分の姿が浮かび上がってくるのかもしれません。





10枚レコードを聴いたら,残すのは1~2枚といったところです。

持っていることだけで満足する,ということもありますが,やはり聞いてこそのレコード。

いつか聞くかもしれないとか,とりあえずとっておこうとかでは,整理しきれません。

手放さなきゃよかったな,と思うくらいバサバサと手放す方の箱に放り込むくらいの勢いでがんばっています。



このレコードたちとこの先どうやって付き合っていくのかなと考えると,残りの人生の年数をふと意識してしまいました。

あと何年,元気に音楽を聴き続けられるだろうか。

あと何年,元気に自転車に乗り続けられるだろうか。



でも,これは,ちょっとマイナス思考っぼくて寂しいよね。

「これから先こんなことしてみたい」「あれもやりたい」「あそこに行ってみたい」 と楽しみにすることを考えなきゃね。

やりたいことがありすぎて困るくらいがいいよね。





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大好きな三国山



秋雨前線停滞や台風の影響で,ずっと雨です。

特に最近の週末は,ほとんどが全部雨で,ぜんぜん走れません。

予定のライドも,2週連続でお流れ。



そんなときには,「走りたい」 がたまってきます。

そこで,ハーフタイム勤務の利を活かし,午後から雨が上がる日をねらって走りに出ます。



先週も,午後から夕方まで雨が上がるとの予報だった日に出かけました。




雨沢峠を登り,三国山にも登りました。


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雨上がりの山道が好きです。

濡れた路面や,潤いある木々の雰囲気,しっとりとした空気感が最高です。

ここ,三国山の林道は,とくに静かですてきな道です。

乗り始めたばかりのころは,近づきがたい坂でしたが,今は気楽に登れるようになりました。

われながら進歩したなと思います。




久しぶりに登っていたら,後ろからパトカーが登ってきました。

車が通ることさえまれな道なのに。


愛知県警のパトカーでした。

こんな人気の少ない山道でパトカーに遭遇すると,何かコワイ事件でも起きたのではないかと心配になります。



しばらく登っていると,こんどは,岐阜県警のパトカーが登ってきました。

何かあるんだろうかと心配になりました。

死体なんか発見したくないなと思いながら,こわごわ展望台まで行きました……




何もありませんでした。ホッ。



登っているときは,背中にびっしょり汗をかいたのに,止まると汗が冷えてきて寒く感じます。



北の方向に,ふだんあまり見ない山が見えました。


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岐阜方面の山々の一段高いところに見えます。

方向的には,加賀白山ですが,今日のような曇りの日に,はたして白山が見えるのかどうか。

下層の雲と上層の雲のあいだを通して見えたのならすごいな。


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登るたびに,季節ごとの景色が,その日だけの空の色がある,そんなこの場所が好きです。


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帰りは慎重に下りました。

登っているときには気づかなかった,真っ赤な葉を見つけました。

その辺りだけに赤い葉が落ちていました。


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落ち葉というのは,不思議なもので,多くが裏向きに着地します。

つぎつぎとその辺りの葉をひっくり返してみると,鮮やかな色が現れることがあります。

「あたり!」 とばかりに

まるでトランプの神経衰弱で同じ数を引き当てたときのようなうれしさです。




上を見ると,この木だけがきれいに紅葉していました。


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調べてみたら,マルバノキ という種類のようです。

わかりやすい名前ですね。





けっこう寒くなってきましたが,気持ちよく下ってきました。

日没は5時前後になってきています。

夕方,ライトをつけないと走れない季節になったのですね。


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そうそう,パトカーが来ていたのは,その日のニュースで理由を知りました。

三国山にある乗馬クラブのお馬さんが逃げ出したのだそうです。

今日現在もまだ見つかっていないそうですが,寒い山の中で大丈夫かな。





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あちゃ~,クモの巣が



9月から,だんだんローラートレーニングの回数が減ってきました。

夏から早朝に近所の周回コースを走るようになり,ローラーに乗らなくなってきたのです。


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なんといっても,外を走るのは気持ちがいいですよね。

こんな朝焼けを見て練習に行くのが,もう楽しくて楽しくて。



ところが,だんだんと日の出が遅くなり,暗いうちに走り出すのがおっくうになってきて,早朝練習もしなくなりました。

かといって,ローラートレーニングをちゃんと再開することもなく,ずるずると。



で,先日,さすがにこのままでは弱くなる!

とローラー台を引っ張り出してくると…。







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蜘蛛の巣はってた \(^O^)/




クモさんにはていねいにお引っ越しいただき,クモさんのおうちは申し訳ないけれど引き倒させていただきました。

ごめんね。

ローラー君も,ごめんね。



ちょっとずつローラートレーニングを始めたんですけれど,やっぱり,実走が楽しい。

で,最近は,朝練の代わりに午後練をときどきしています。


でも,やっぱり時間のないときの LT ワークはローラーが効果的です。

もう少しまじめにやろうかな。


あ,それよりも記憶力にクモの巣がはってきているのはなんとかならないだろうか。




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みんな同じじゃダメなんだ



15日の中日新聞,教育欄に 「学テ上位 福井県」 と題する記事が載った。



全国の小中学校で行われている学力テストで,ランキング上位を続けている福井県へ勉強しに行った先生たちへのインタビュー記事だった。

要するに,「学力テストランキングで上位に入る県は,ふだんからどんな教育をしているか」 という内容だ。



ふんふんと思って読んでいるうちに,少し違和感を覚えた。

やがて,腹が立ってきて,こわくなってきた。



「児童がまじめで規律正しい」

「落ちこぼれを作らない」

「教員全員が同じ方向を向いて取り組む」

「宿題の量も多いが,教員が徹底指導して全員にやり切らせている」


(中日新聞,9/15 朝刊より部分的に引用)



うーん。

ぼくだったら,こんなところで勉強するのはイヤだ。



やりたくない勉強があっても,落ちこぼれをさせてもらえない。

たくさんの宿題がやり切れないときに,宿題忘れを許してもらえない。

先生たちが一丸となって指導しているとすれば,「あの先生ならわかってくれる」 という駆け込み寺的な先生がいないかも知れない。




だいたい,ひとつの方向に向かって全部の子どもたちを同じように教育していくのは危険すぎる。

生物はその多様性によって進化の荒波を乗り越えてきたのだ。

同じ種であっても,個体ごとにさまざまな個性を持つことで,その種を保存してきたのだ。



タンポポのタネをまいても,一斉には発芽しない。

一斉に発芽した後,日照りが続けば,全部枯れてしまう。

発芽の時期をずらすことによって,環境の変化に対応しているのだ。



チョウの幼虫を複数飼っていても,羽化する場所やタイミングはばらばらだ。

これだって,それぞれの個体が同じ行動パターンをとれば,その種が生き残る確率が下がるからだろう。



人間だって同じだろう。

みんなが同じ内容の勉強を,同じような方法でしていたら,マズイのだ。

たしかに,そうすれば,学力テストのような 「与えられた仕事を上手にこなす力」 は伸びるだろう。

しかし,未知の世界に乗り出して,新たな道を見つけ出すような仕事は,多様な人材があってこそ可能だと思う。

だから,先生の話を聞かないで空想にふけるヤツがいたり,宿題を出さずに好きな本ばかり読んでいるヤツがいたり,先生が教える内容に疑問を持つヤツがいたりする方が健全だと思う。

その方が,明るくたくましい社会を作ると思う。



のびる企業や会社は,多様な人材をはぐくんでいる。

何で学校の先生は,それがわからないのか。






などと,小さな記事に腹を立てるところまで行ってしまったが,その日の夜,恐ろしい報道があった。

福井県の中学校で,生徒が自殺したという。

その原因は先生の行き過ぎた指導だとニュースは伝えていた。

「指導」 の内容は,なんと,宿題提出の遅れなどが理由で,担任はくり返し厳しい叱責をしたというのだ。



中日新聞の記事が思い出された。


「宿題の量も多いが,教員が徹底指導して全員にやり切らせている」


「やり切らせる」 という言葉が恐ろしい。

「何が何でもやらせる」 というニュアンスだ。


おまけに,


「教員全員が同じ方向を向いて取り組む」


とくれば,

「まあまあ,ここはもう少しあの生徒の様子を見ましょう」

と間に入ってくれる先生もいないということだろうか。




同じ福井県ということだけで,二つのニュースを直接結びつけることはできないだろうけれど,先生たちには,

「そもそも,何のために教育をするのか,学力向上が一番大切なことなのか」

ということを考えてもらいたいと思う。

多様性をつぶそうとしていることに,危機感を感じてほしいと思う。

ひとつの品種しか植えていない果樹園は,いったん病気が広まればかんたんに全滅してしまうのだ。




ちなみに,仲間の自転車乗りには,本当にさまざまな人がいておもしろい。

その多様性たるや,見事である。

「進化の荒波を乗り越えていくたくましい集団である」 と自慢したくなる。

何より,理屈抜きに,その中にいて楽しい!



学校の生徒たちも,職員室の先生たちも,市役所の職員も,工場や会社ではたらく人たちも,政党の政治家も,そんな集団であってほしい。

そうすれば,きっと日本は,明るくたくましい国になる。

生きるのが楽しい国になる。




以上,スミマセン,超大風呂敷な話でした。






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ゴロゴロは困る



木曜日,雨沢峠を走ってきました。


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先週は,平均出力の値が最高を記録しながら,タイムは平凡に終わるという結果でした。

その原因は,体重増加でした。


物理学では,


仕事量 = 質量 (体重と機材の重さ) × 距離 (獲得標高)


で定義されますから,同じ峠なら,体重が重い方が仕事量は増えます。


パワー (出力) は,単位時間当たりの仕事量ですから,

割り算すれば,仕事を完了させるまでの時間が出てきます。




今回の体重は,前回よりも 1kg 減。

つまり,前回と同じ出力で登れば,タイムは確実に上がるはずです。

それどころか,記録更新となるかもしれません。





しかし!

世の中,そんなにうまくはいきません。

今日は,前回と同じ目標パワー値が維持できませんでした。



前回の平均出力が 197W。

今回の平均出力が 192W。


でも,体重が落ちていたので,タイムは前回比で 24秒の短縮となりました。

計算上は,前回と同じ平均出力を出せたなら,記録更新となったはずです。




ああ,それにしてもですよ。

困ったのは,体重が落ちた原因です。



先週,4日間で2回下痢をしました。

一過性のものなので,深刻ではありませんが,そりゃ,出力も落ちて当然です。



でも,原因がなかなかわからず,困りました。

食べたもの,睡眠時間,ストレス …… どれも問題なし。



で,結論は,プロテインではないかと。

家内の予想では,プロテインが古くなっていて,下痢をしたのではないかというのです。

といっても,今までと同じようなサイクルで使ってきたので,問題はないんじゃないかとも思いました。

でも,食べ物のことは慎重になった方がいいので,残っていたのを捨てて,同じ銘柄のもの (こんどは缶入り) を新しく買いました。


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ところが!




新しいものを飲んだとたん,またお腹がゴロゴロし始めたのです。

「古くなっていた」 という予想はハズレでした。

これは明らかに,プロテインが身体に合っていないのです。



でも,3年間同じ銘柄を使ってきて,このプロテインで下痢をしたことなどありませんでした。

急に体質が変わってしまったのでしょうか。



古くなっていたのではないかと捨ててしまったものも,4分の3以上はふつうに飲んできて,まったく症状が出ませんでした。

それが,10月に入って,急にです。

牛乳で飲んだときも,豆乳で飲んだときも下痢をしました。

(水でのむは試していません,というか,試したくない……)




調べてみると,「乳糖が原因」 との記事がたくさん出てきますが,今まで,牛乳でお腹がゴロゴロするようなこともありませんでした。




ああ,困ったな~。

封を切ったばかりのプロテイン,どうしようか。



いやいや,それよりも,トレーニング後のリカバリーとして,何を使ったらいいのでしょうか。

諸先輩方,何かアドバイスがあったらお願いします。



家でゴロゴロするのは好きだけど,おなかがゴロゴロするのはもうかんべんしてほしいです。




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SHOROs は今 ── ファンライド編



月曜日の体育の日は,「SHOROs さわやかライド」 に参加した。

久しぶりの SHOROs ファンライドである。



大先輩のチャップリンさんが企画してくれた。

コースは,豊川から出発して浜名湖周辺をぐるっと回って帰る 100km。

「さわやか」 という名前と,初めて走る地域への期待で参加したいと思った。



gottu さんに乗せてもらって東名を走り,豊川まで。



集まったメンバーは,チャップリンさんを筆頭に,INA さん,gottu さん,ペロさん,KOU さん,ぼく。

そして,昼食場所で合流予定の S-gami さんと,じつに さわやかな オジサンたち。


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集合したメンバーを前に,チャップリンさんが

「今日は,本当にポタポタなライド (=ゆっくり楽しむライド) ですから」

とさわやか に言い放った。

「そんなわけないでしょ,あなたがガンガン走る筆頭です」

というつっこみは,さわやか に回避して,出発。



気温は高めだが,全天をおおう雲のおかげで さわやか に走り始めた。

ずっと続く堤防道路の風は,じつに さわやか。


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おだやかなペースで走り続けるが,これで終わるわけがない。




最初にガツンときた吉川峠。


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案の定,チャップリンさん,ペロさんの飛び出しによって,「ポタポタライド」 は早々に崩壊。

汗を流し,ヒイヒイ言いながら さわやかに 駆け抜けた。


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ああ,でも,ゆったりとした田舎道を走るのは気持ちがいい。

新東名が走る山の中。


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ザーッと下ってたどり着いたのは,なんと「井伊谷 (いいのや)」。

NHK の大河ドラマで,今人気の地だ。

ぼくも見ている。

大河ドラマでこんなにおもしろいと思ったのは 『篤姫』 以来だ。



おお,ここは,龍潭寺 (りょうたんじ)。

次郎法師,いるかな。

あのお経が聞きたい。

立派な庭園があるというお寺を見てみたかったが,先頭を牽くチャップリンさん,さわやかに スルー。



3分ほど走ると,おお,ここが気賀の町か。

頭,早く帰ってきてやれよ。



そして,昼食場所 「さわやか」 に到着。

「さわやか」 はお店の名前だった。

しかし,どう見ても 「さわやか」 な店には見えない。



11時開店なのだが,着いたのは 10時15分頃。

え?

何でこんなに早く着いてしまったの?


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聞くと,超人気店らしく,12時のお昼時に来ようものなら,優に2時間は待たされるらしい。



開店直前には,すでに駐車場は満車。店の前には人があふれている。


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で,どんな 「さわやか」 なものを食べさせてくれるかというと…,

250g のでかいハンバーグである。

げんこつくらいの大きさのものが出てきて,それを店員さんが鉄板の上で二つに切り,それをアツアツの鉄板に押しつけてその場で仕上げの焼きをしてくれる。


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豪快な音を立て水蒸気が立ち上るという小さなショーが演じられるわけだ。

紙のランチョンマットは,油と肉汁がはねるのを防御するのが正しい使い方。


肉好きにはたまらないらしい。

みんな,一番大きなハンバーグと,大盛りライスを さわやかに 食べていた。

残念ながら,ぼくはそこまで肉好きではないので,小さめのハンバーグをふつうに美味しくいただいた。



しかし,どう考えても,これが 「さわやか」 とは思えない。

そんな大きな疑問符とともに食べ終えたのだが,じつは,さわやかさは,別のところにあった。



それは店員さんの接客だ。

とても言葉がきれいで,ていねい。

もちろん,笑顔。



こんなに混み合っていて忙しそうなのに,せかせかした印象が皆無。

忙しいので多少のことはぞんざいになる,なんていうことは全くない。

「ゆっくり楽しんでいってくださいね」 という感じなのだ。



食べ終わって食器を片付けてくれるときも,会計のときも,

「今日はありがとうございました。」

とじつに気持ちがいい。

う~ん,さわやかな店だった。

繰り返しになるが,メニューは 「さわやか」 ではない。



ああ,そして,INA さん。

さすが,「大盛り峠」 の名を冠するブログ (休止中) を書いているだけはある。

肉を堪能し終えると,

「じゃ,ここで帰るから」

とさわやかに去って行った。

食べるために峠を越え,食べたらさっさと帰る。

さすがである。




このあとは,浜松市内の交通量の多い道を走る。

段丘が多いのか,市内なのにやたらとアップダウンが多い。

チャップリンさんは,なぜか,坂道になるとガンガン登っていく。

ぼくより,5歳も年上なのに,そのあたりの節度というものがない (笑)。

じつに さわやかである。

偉大な先輩の 「さわやかさ」 を見習いたい。




そして,浜名湖。

浜名湖一周をして帰るということなのに,出発して 80km も走っているのに,浜名湖はちらりとも姿を見せない。

聞けば,すでに浜名湖のまわりを時計回りに大きく回り込んで,海が近くなっているというではないか。



浜名湖を渡る大きな橋にさしかかったころには,かなり疲れていた。

「お~,浜名湖だ~」 という感動はどこへ……。


その後,


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新幹線に勝負を挑んだり,


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雰囲気のいい旧東海道でも,たちどまることなく,


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名産のキャベツ畑を駆け抜け,


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「あの山に登りたい」 とだだをこねる KOU さん を押さえつけ,

ひた走った。



出発地点へ戻るのにも,再三,アップダウンが襲いかかり,そのたびに,強度が上がる。

交通量の多さと,アップダウンにやられ,へとへとになって帰り着いた。





写真を撮る余裕がほとんどなかった。

交通量に気疲れがするほどだった。

最終盤のアップダウンが泣きたくなるほどキツかった。



それなのに,おもしろかったと思えるのはなぜだろう。



それは,みんなの笑顔が さわやか だったから?

それは,ぼくが さわやかな 人間だから?(笑)


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一番ホッとしたのは,この,こしあんが美味いタイヤキであった。



これが,SHOROs ライドの典型的な姿である。




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