2018 桜巡り (5) 常福寺



サクラの旅,その5


3月26日のつづき。犬山の桜,最終回。



木曾街道を南へもどり,犬山の桃畑へ。

そこから少し東へ入ると,小さな山にちょこんと乗っかった常福寺があります。



下から見ても,鐘楼のとなりにあるしだれ桜が咲いているのがわかります。



この可愛らしい小さなお寺は,入り口からして,もう桜です。


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自転車は石段の横に停めさせてもらい,登っていくと,その上の門にもエドヒガンザクラが咲き広がっています。

その門をくぐると,樹齢 100年の桜が迎えてくれます。


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品種は,犬山のイトザクラ (エドヒガンの変種) です。




そして,ここのもうひとつの楽しみは,このワンちゃん。


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犬好き + 桜好き には願ってもないコラボ。

近づくとちょっと吠えられますが,しばらく話しかけていると表情がゆるみます。

それから,ゆっくりと桜の観賞です。




小高いところにあるので,枝垂れる花と鐘楼のむこうに空が広がります。

これがそのお気に入りの絵です。


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数十段の石段を登っただけですが,外の世界と切り離された感覚があります。

でも,たたずまいを正さなければならないような雰囲気ではなく,ゆったりとできるお寺です。

それは,ご住職の人柄や,ワンちゃんの存在が大きいと思います。


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じゃ,また来年来るから,それまで元気で!



犬山,桜の旅は,これでおしまい。



次は,小原の桜。

ゴメンナサイ。 桜の旅は,まだまだ,続くんです。



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2018 桜巡り (4) 自転車の軽快さを活かして



サクラの旅,その4

3月26日のつづき。

今回は,自転車の機動力と軽快さを活かした桜発見の旅です。


犬山の町中を抜け,国道41号線に沿って走る交通量の少ない道で,可児へ入ります。

ここで桜ではなく,カタクリの花を見るためです。



その途中,新郷瀬川をわたって木曾街道沿いに北上しているときに,いい桜を見つけました。

ふと脇道に目が行った瞬間,濃い桜色が目に飛び込んできました。

思わずブレーキをかけて戻り,細い路地に入り込みます。



民家の庭先でした。

濃い色のしだれ桜。


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ちょうど庭先に出てきた女性に声をかけると,

「福島から持ってきた桜なんですよ」

と教えてくれました。


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樹のボリューム感からして,植えてから10年以上はたっていることでしょう。

花着きがよく,豪華です。


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ボクが写真を撮っていると,工事に来ていたオジサンたちも携帯で写真を撮っていました。

この濃い色は,やはり人目を惹きますね。



人と人の間にすてきなものがあると,知らない人との間にもあたたかな会話が生まれます。

ぼくの中では,その代表が,赤ちゃん,犬,花です。

それらを仲立ちとして,ふわりと話が始まる瞬間,それが好きです。




再びペダルを踏んで数十メートル走ると,こんどは左手側にお寺。

本堂の脇に桜色のかたまりが見えました。


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またまた,すぐに引き返して,山門側へ回りました。

犬山のお寺にあるしだれ桜はどれも同じ系統のようです。

ある時期に一斉に広まったのでしょうか。

それほど大きくはありませんが,十分に古い樹です。


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どれも同じ品種と思われるのに,樹姿は本当にさまざまです。

ここは,すーっと伸びている優美な姿。



次々と発見しては立ち止まる。

これだから自転車は楽しい!



国道41号線の高架をくぐると,城東小学校があります。

その手前の小さな川には,珍しい桜が植えられていました。

おそらく緋寒桜 (ひかんざくら) でしょう。


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ピンクと言うより赤に近く花びらがほとんど開かずに,下を向きます。

遠目には真っ赤な花がとても目立ちます。


近くを見回すと,小学校の校庭にもしだれ桜を発見!

これは帰り道によることにしました。




これは小学校の裏山。


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エドヒガンザクラが自生しています。

おそらく,こういう自生している桜の中に変種として,「イトザクラ」 とよばれる枝垂れ系の桜が見つかり,この辺り一帯に広まっていったのでしょう。





ここから木曾街道は,名鉄広見線に沿って走る県道186号線に合流します。

木曾街道は,なんとなく古い街道の雰囲気が残っていて好きな道です。

でも,ここは,車がかなりスピードを出して走っているので,それがコワイです。

まあ,いやなら,この道と名鉄の線路の間にある細い道をくねくねと走ればいいんですけどね。



その途中で,濃い桃色の樹を発見。

『となりのトトロ』 に出てきそうな家の庭です。


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近寄ると,ハナモモでした。

車だったら,道の途中で停車は無理ですよね。

もう,自転車最高です。




お昼過ぎにカタクリの群生地に到着。

それはまた,別の機会に書くことにして,次の桜ポイントである,大藪のしだれ桜を見に行きます。



可児の中心部に入らず,南下して可児と多治見が接するあたりへ向かいます。

可児の郊外は,道がまっすぐで幅が広く,交通量が少ないので,まさに快走路。

ついついペダルに力が入り,登りにさしかかると苦しくなります。

桜を見に来ているんだから,ゆったり走ればいいのにね。



小さく一山越えて,多治見側へ下ります。

ここが,大藪 (おおやぶ) 町の神明神社です。


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ここも,桜を見に来ている人は誰もいませんでした。

古い桜が何本もありましたが,この鳥居にかかっている桜が樹齢120年と言われる大藪のしだれ桜です。


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鳥居が桜の花で飾られているのは初めて見ました。

なんか,かわいい。




しばらくすると,近くの施設からご高齢の方を何人か載せた車が到着しました。

花見に来られたようです。



「こんにちは」

と声をかけると,笑顔が返ってきました。


職員の方が,

「○○さん,いい笑顔だね,私,久しぶりに見たわ」

と声をかけていました。

やはり,桜の花は人の心を和ませるんですね。



桜もいいですけど,やっぱり人の笑顔かな,なんて思いました。

50km も離れたところまで自転車で来て,なんだこの結論 (笑)





このあとは,住宅街の山を越えて,犬山まで戻りました。

城東小学校の裏山には,たくさんの桜が自生しています。

いい里山です。


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この桜にひかれて,知らない坂道を登ってみました。

入り込んだ細い道の脇には,かなり大きなエドヒガンとしだれ桜を発見!

ひょっとしたら,これが木曾街道の旧道なのでしょうか。


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その太さからして,これも樹齢は優に100年を超えるでしょう。

何でもないような裏道に,こんなりっぱな樹があることがスゴイです。

小学校の門へつながる道ですから,子どもたちがこの道を通るのもステキです。


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その小学校は,遊具コーナーにしだれ桜がありました。

子どもたちが遊ぶ,その中に咲いているのが桜がある ── これもいいですが,残念ながら春休み。


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4月になったら散ってしまうでしょうね。




最後は,あの,ワンちゃんがいる常福寺。



── つづく

(もう続かなくていいよって,言われそう…)




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夢の電動化!



桜の旅を長い連続記事に書いている途中ですが,緊急に記事にしたいことがあって割り込みます。



とうとう,コンポの電動化を試すときがやってきたのです。



誰もがあこがれる電動コンポ。

しかし,高額の投資が必要なため,二の足を踏んでいました。

ところが,今般,CF (クラウドファンディング) のサイトを見ていたら,画期的な電動化ツールを発見したのです。

その価格を見て驚きました。

ちょっといい感じの店でランチを食べるくらいの超低予算で入手可能なのです。


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………






さっそく,送られてきたアイテムを装着。


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なるほど,モーターにつけられた割り箸が回転して,変速レバーを押す仕組みですか。

なかなかよく考えられています。

モーターをガッチリ固定せずに,マスキングテープでゆるく固定することで,シフトアップとシフトダウンの際にモーター位置を調整をするようです。



電池ボックスは,ガーミンマウント互換で着けられるのもうれしいところ。


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こんな単純な回路なら,故障しても 100%自分で直せます。

もしも電池切れをおこしても,単一ならコンビニでかんたんに入手できるのはポイントが高いですね。




さっそく次のライドで投入してみましょう。

はたして使い勝手は〃なんでしょうか。



なになに,注意事項もしっかり読まないと。


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なるほど,仮に変速がうまくいかなくても,手動に切り替えればいいわけですから,トラブルフリーというのも得点が高いですね。


ただし,下ハンしか使えなくなるのは,ちょっと困りものです。

ま,お値段からして,高性能を期待する方が間違っているというものです。

クラウドファンディング利用で,8億円ほど値引きしてもらいましたから,文句は言えません。



なお,この記事に関するコメント欄でのご質問には,刑事訴追の恐れがありますので,お答えできません。

ご了承ください。




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2018 桜巡り (3) 正眼寺,笑面寺,立圓寺



サクラの旅,その3


3月26日は朝から走りに出ました。

行き先は,小牧~犬山~可児と80km ほどの予定。



まず,小牧市の町中にある正眼寺 (しょうげんじ)。

ここへ行くには,小牧市の中心にある,小牧山や小牧市役所のあたりを抜けていかなければなりません。

こういう道はどうも苦手です。



正眼寺は,太い国道である41号線を越えて市街地を少し抜けたあたりにある,大きな敷地を持つお寺です。

山門前の参道を入ると右手に大きな駐車場がありますから,車でも行きやすいところです。


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わりと新しい雰囲気のある寺ですが,りっばなしだれ桜があります。

これも犬山に多いエドヒガン系の小輪で白みが強い花。

樹勢は盛んで,かなり広く枝が茂り,花着きも見事です。

枝の傘の下に入ると,幸せな気分になります。


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ちょっとばかり興ざめは,この池のコイ。

すぐ脇にエサの自動販売機があるので,池に近寄るだけで押すな押すなの大騒ぎ。


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できれば,悠然と泳いでいてほしかった。

ま,可愛いんですけどね。



ここも,近所の人がちらほらと見に来る程度で,静かでした。

駐車場にトイレまであるのは,自転車乗りとしてはありがたいです。





ここから犬山へは単純な道ではいけないので,迷いつつ,道を楽しみました。

開けたところでは犬山方面の山が見えるので,大きく方向を誤ることはありません。




車通りが少ない,まったく知らない道は勘で入り込みます。

まっすぐに走る田んぼの中の道もおもしろいです。


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小さな集落の端にあった小さな墓地。

墓守のサクラが大きな枝をお墓全体にのばしていました。


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桜の花が墓石の一つ一つに語りかけているようです。

ほほえましい春の風景。




途中,山が見えなくなって,少し勘が狂い,北東へ向かうはずが,まっすぐ北へ走ったりして,何度かスマホのお世話になりました。

蝉屋の交差点にたどり着き,笑面寺へ向かいました。



ここは,樹齢260年と言われるしだれ桜があります。

あの圓明寺と同じ種類の桜です。

太い幹は大きく枯れてしまい,かろうじて生き残る枝ががんばっています。


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心なしか,今年は花着きがよくなっています。

裏側から見ると,残った枝がかなりがんばっています。


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少し状態が回復しているかもしれません。

だとしたらうれしいです。



となりにある小さな墓地には,眼に鮮やかな河津桜の春爛漫の色。


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大ぶりで形のいい花は,これ以上はないほど鮮やかな桃色。

墓守の桜にしては,色気ありすぎ? いやこれくらいがいい?





続いて,笑面寺から数百メートル北にある,興禅寺。

すぐとなりには羽黒城趾がありますから,これも由緒ある古いお寺なのでしょう。


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大きくはありませんが,りっぱなエドヒガンザクラがありました。

境内裏には,りっぱな楡 (にれ) の古木があります。




羽黒駅方面へと進路を変えて,東へ向かうと,こんどは立圓寺 (りゅうえんじ) があります。

ここは何年か前にケンさんやマコさんと通りかかったときに,ちょうど縁日か何かで鯛焼き屋さんが出ていたので,買って食べたところです。

何気なく通り過ぎようとしたら屋根の上に桜色が!

おお,ここにもしだれ桜がありました。


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樹齢は 150年とのこと。

種類は,圓明寺,笑面寺と同じエドヒガン系で,小輪・細枝なので 「イトザクラ」 とも呼ばれるそうです。


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この木はずいぶん背が高く,花は高いところにあります。

建物に囲まれているので,どんどん背が高く伸びたのでしょう。

思わぬ発見でした。



この後,思わぬ発見が続きます。





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はたらいて 笑おう



先週末は,毎年恒例の尼崎での仕事。

土日で,しかも桜の見頃でしたが,走れませんでした。

でも,楽しい仕事なので,いやいや行くわけではありません。



新幹線に乗ると,目の前にステキなコピーが貼られていました。


「はたらいて,笑おう」


ポスターを作ったのは PERSOL という聞いたことのない会社です。


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「はたらくことそのものを輝かせ」


という表現もいいですね。



仕事をするのはけっして 「楽」 なことではないけれど,

仕事をすることを 「楽しく」 することはできる。




毎日の生活から,仕事場でも,ちょっといいことや,楽しさは見つけられる。

その小さなものをつないでいくことで,毎日はもっと楽しくなる。



それは,ぼくらのライドと同じ。

向かい風や,厳しい峠はつらい。

でも,その間に見つかる小さな楽しさをつないでいくことで,ライド全体が楽しくなってくる。


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きっと人生もそういうもののはず。




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2018 桜巡り (2) 曼荼羅寺,悟渓寺 サクラGO!?



桜探索の旅,その2。



犬山の西に位置する江南市には,藤で有名な曼荼羅寺 (まんだらじ) があります。

藤まつりのときにはものすごい人出で賑わいますが,サクラの季節はひっそりしています。

平日は山門横の駐車場も余裕で停められそうです。



ただ,自転車で行くには,周辺の道路が交通量が多いわりに狭いので気を遣います。

交通量の多い道を避けてうまくルートを設定する必要があるでしょう。

このあたりは,細かい田舎道が縦横無尽に通っていますから,何とかなります。

ただし,ガーミンやスマホに頼らないと無理です。

田舎道は方向感覚を維持するのが難しいので,勘で行こうとするととんでもないことになります (実際なった… 笑)




行ったのは,3月22日のお昼から。



山門を入るとすぐに背の高い江戸彼岸桜。


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枯れてしまった枝がありますが,まだまだ元気です。



ここ曼荼羅寺は,多くの塔頭 (たっちゅう ── 本寺の周辺に集まる同門の小寺院) が集まるところです。

そこに何本かの見事な桜があります。



まずは,山門を入ってすぐ左側の寛立院。


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それほど大きくはありませんが,樹形がきれいです。

それでも,おそらく樹齢は 100年近いでしょう。

満開ですが,見に来る人は誰もいません。



そうそう,サクラを見ている人は誰もいないんですが,なぜかスマホを持った人が境内にたくさん。

子どもからお年寄りまで,一様にスマホ片手にうろうろしている。

あれはきっとポケモンGO ですね (知らないけど)。

ポケモンが集められるんでしょうね。



まあ,ぼくも似たようなもんです。

サクラ集めにあちこち飛び回っていますから。

サクラ GO といったところです。



寛立院のおとなりの塔頭である霊鷲院には庭園があり,そこにエドヒガンの古木が見えましたが,「雨上がりは滑るので」 ということで入り口が閉じられていました。残念。




次は,その奥にある墓地を失礼して少しのぞかせてもらうと,本堂横に,これもりっぱなエドヒガンの大木。

こちらは,濃い桜色が見事です。


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近づくことはできませんでしたが,かなりの大木です。

墓地との間に塀がありましたが,これがなければ墓守の桜としても親しまれるのになと思いました。




いったん,曼荼羅寺の境内から外へ出て,西北へぐるりと回り込むと上宮寺 (じょうぐうじ) があります。

門が開いていなかったので境内には入れませんでしたが,門塀からはみ出すほどのりっぱな枝垂れ桜がありました。


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これもエドヒガン系の早咲きで,おそらく圓明寺など犬山に多く見られるものと同系統でしょう。

白味が強くて小ぶりな花です。


すでに満開。

奥には,同じくらいの樹齢と思われる枝垂れていないエドヒガンの大木もあります。

2本が満開なので,とても豪華な雰囲気です。




曼荼羅寺周辺の桜はどれも昼過ぎには逆光になってしまうので,午前中に来たかったです。

ふじの季節だけでなく,春もいいところです。




さて,次は,扶桑町にある悟渓寺 (ごけいじ) へ向かいます。

「悟渓屋敷」 とも呼ばれています。

(グーグルマップでは 「悟渓屋敷」 で表示)

これがまた実にわかりにくいところで…。


古い住宅が密集する地域に入り込んでもなかなか見つかりません。

お寺に接する道に入ってやっと桜が見えました。

車で行ったら,すれ違い困難な細い道に困ることになりそうなところです。

一応,悟渓寺の小さな駐車場がありますが,こういうところは自転車が一番ですね。





「見つかった!」 という感激に,鳥肌が立ちました。

取り立てて立派でもない,小さな門がとてもいいです。


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古くから集落の人に大切にされてきたという感じがします。

この門からのぞく桜のきれいなこと!




若い木とは言えないまでも,犬山の古木たちと比べればまだまだ若いでしょう。

樹高がそれほどではないので,枝垂れた枝は地面に着きそうなくらいです。


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本当に小さな庭なので,この木の存在感がすごいです。



近所の方が,週末に行われる枝垂れ桜まつりの準備をしておられました。

明るい話し声がよく似合う,そんな庶民の枝垂れ桜です。

少し緊張感が漂う静かなお寺より好きかな。



桜のカーテンの中に入ると,あたたかな夢見心地。


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犬山に多いエドヒガン系の枝垂れ桜と近いものでしょうが,こちらの花はやや大ぶりで桜色も少し濃いようです。

若くて元気な娘さんの眩しい色気。




写真を撮ったりしている間に,すっかり日が傾いてしまいました。


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明日もいいお天気だ。






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2018 桜巡り (1) 圓明寺,覚成寺



犬山周辺はすばらしい桜の宝庫です。

見事な桜がたくさんあります。

まだ,あまり知られていないところにもひっそりと。



ここ数日は,そんな桜を見にあちこち飛び回っています。

同じような桜でも,場所によって微妙に咲く時期がずれています。

記録の意味も込めて,書き残しておこうと思います。

自転車ブログとしては,ほとんど需要はないかもしれませんが,これから先,高齢者ローディーが増えたら,「桜ライド」 なんていうのもメジャーになるかもしれませんから (笑)

ということで,しばらくは桜間にあとしての記事が延々と続きますが,見放さないでね (笑)




3月20日,犬山随一の名木がある圓明寺 (えんみょうじ) に行ってきました。

お天気はあいにく雨交じりの曇りでしたが,見頃を迎えていました。少しつぼみの残る8分咲き。


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例年だと,まだ咲き始めていないころですから,今年は1週間ほど早いようです。

小さなお寺ですが,本堂を覆い尽くすような枝振りは,見事としか言いようがありません。


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まさに絵になる枝垂れ桜。

傘を広げたような樹形が美しいです。

樹齢は 300年と言われていますが,まだまだ元気そのもの。


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エドヒガン系の枝垂れ桜は白っぽくなるものが多いですが,これはほんのり桜色が出て美しいです。




いつも合わせて見ていた笑面寺の老木は,時間の都合で回れず,帰り道に家の近所にある覚成寺 (かくじょうじ) に寄りました。

こちらもほぼ満開。


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ソメイヨシノに先だって満開になるエドヒガンです。

おそらく樹齢は 100年近いと思いますが,残念ながら大きな枝が枯れるなど,状態はよくありません。

車通りのある場所からはまったく見えませんが,一本中に入ると見事な桜色が見えてきて,思わず声が出ます。

一般的な花見の時期にはすっかり散ってしまうので,近所の人しか知らない,人知れず咲く桜と言ってもいいでしょう。


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元気でいてほしいです。

次回は,扶桑町,江南と,犬山の西に位置する地区の桜です。



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生き方を学んだライド (おおげさ)



念願のトンネル桜を見ることができました。


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ここからの帰り道は,チャップリンさんが地元走りを見せてくれました。

幹線道路から一本中に入った道を複雑につないで抜けていきます。

得意技を封印して,まったく迷うことなく (笑)



こういう走り方,好きなんですよね。

たぶん,matz さんの影響。




そんな細い道を走っているときに,ふと,古い石垣が目立つ場所を通過しました。

後ろから,S上さんが

「ここ,長篠合戦城跡ですよ」

と声をかけてくれて,

「見たい」

というと,みんなが引き返してくれました。



樹齢が百年以上という巨木が数本あって,とても立派でした。

といっても,なぜか,若々しい巨木。

枯れた味わいなど微塵もなく,勢いを感じる巨木。

どっしりした存在感よりも,生きているのが楽しそうな樹に見えました。


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こういう生き方,いいなあ。



チャップリンさんが,山の上に見える,武将が陣を貼った跡を教えてくれます。

この歳になって 「長篠」 がどこにあるのか初めて知りました。




豊川の堤防に出ると,かなり風が強くなっていました。

風の強いときは,身体の大きなチャップリンさんが前を牽くのが通例になっているそうです。

年寄りを衰えさせない配慮?



しかし,困ったことに,びゅーんと先に行ってしまって,まったく風よけになってくれません。

さすがです (笑)



後ろから,S上さんとボスさんの楽しそうな会話が聞こえてきます。

そんなチャップリンさんを話のタネにしているようです。

こういう雰囲気がいいです。





ライドの最終盤,チャップリンさんは,ふと思いついたように,

「イチョウの大きな木があるんですけど,見に行きます?」

と誘ってくれました。


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イチョウで,この樹形は珍しいです。

ふつうはもっと上に伸びていきますからね。



近寄ると,太い幹は迫力があります。

メスの古木である証拠,乳房のようなコブが垂れています。


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この樹,迫力もありますが,それ以上に親しみを感じます。

ころんと丸い樹形のせいでしょうか。

なぜか,古木なのにかわいい。



この木も,葉が色づくころにはカメラマンに囲まれるそうです。

秋の姿も見てみたいですね。





これは,帰り道の途中で見つけた,オマケ。


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菜の花畑かと思ったら,白菜畑でした。

白菜とわかって,ちょっとばかり,ずっこけます。




長篠の勢いあるモミの巨木,最後に立ち寄ったイチョウのかわいい巨木,ずっこけた白菜の花畑。

こういうのに憧れますね。



どっしり構えた落ち着きある年寄りでなく,

勢いがあって,かわいい年寄り。

ちょっとワガママで,

ときに楽しさを優先させる困った人で,

アブナイところがあって,

若い人からたしなめられたりするような,

それでいて,いつも機嫌のいいジイサン。


ぼくには難しいかもしれませんが…。




河川敷駐車場までお付き合いしていただき,解散となりました。

自走の三人を見送って,見所一杯のライドは終了。


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計画,下見と,本当にお世話になりました。

チャップリンさん,S上さん,ボスさん,ありがとうございました。

またね!



最後に,

困ったジイサンが撮った,

困ったジイサンの

ステキな後ろ姿。


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ね,困ったジイサンは,かっこいいでしょ!



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3年越しの風景と,困ったジイサン



川売 (かおれ) で梅を堪能したあとは,すばらしい道を走ります。

それは,豊橋鉄道田口線 廃線跡の道です。

鉄道線路の跡ですから,アップダウンがほとんどなく,お手軽に山の中,森の中の雰囲気を味わえます。

おまけに,雰囲気のあるトンネルもあります。

3年前,チャップリンさんやS上さんたちと四谷千枚田へ行ったときに走った道で,いっぺんで大好きになりました。



峠から下りてきた 海老 という集落から入ります。


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この直線に入ったとたん,

「あ,たしか,ここからあの道が始まるはずだ」

とワクワクしました。




本当にすてきな道です。


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でも,先頭のチャップリンさんが,どんどん先に行ってしまうんですよ。

もう少しゆっくりでもいいのに。

困った人です (笑)



そして,ときどき道をまちがえる。

これも,チャップリンさんの得意技。

伊勢ライドのとき,30人くらいで走ったのに一人だけ迷子になったのは,伝説となっています。

今回も,3回ほど,この得意技が炸裂しました。

これもまたライドの楽しさ。



ということで,(どういうことだ!)

「この廃線跡を走る」 という目的で,いろんなライドをしたいと思うくらい,この道が好きです。





さて,目的地はもうすぐ。

伊那街道を南下して,本長篠 (ほんながしの)駅の少し手前。

有名な 「河津の桜並木」 です。



その名の通り,河津桜の並木道があります。

折しも満開。

というか,チャップリンさんとS上さんが調査の上,満開に合わせて誘ってくれたんです。感謝!



見たかったのは,このトンネル越しの河津桜。


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以前,ここを走ったときに,S上さんが

「サクラの季節は,こんなのが見られますよ」

とスマホの画像を見せてくれたときから,

「その時期になったらいっしょに走って!」

とお願いしておいたのです。



そのときは秋だったので,まったく人がいなかったのに,今回は,人,人,人。


みんな,次々とトンネルに吸いこまれていくので,この一枚を撮るだけでもずいぶん時間がかかってしまいました。

しかも,露出を合わせきれず,桜の色が残念…。

でも,トンネルの壁に映った桜の色は確保できました。




並木道は,車,バイク,自転車,歩く人が入り乱れて,かなりの人出。


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写真を撮るなら,早朝ですね。




さて,時間も12時を過ぎて,おなかの方も限界。

チャップリンさんお気に入りというカフェに向かいました。


「本当にこの道で合ってるの?」

という坂を登っていった先にある,おしゃれなカフェ。


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その名も 「アルフォンソ カフェ」。


チャップリンさんが気を遣ってくれたようです。

アルフォンソと言えば,モーツァルトの歌劇 『コシ・ファン・ツゥッテ』 の登場人物,ドン・アルフォンソ。

表向きは哲学者,その実,いたずら好きの困ったジイサン。

ぼくのモーツァルト好きを知って,この店に案内してくれたのでしょう。

美しいアリアや重唱が綺羅星のごとく登場するこの歌劇,大好きなんです。

そして,ご自身のキャラクターである 「困ったジイサン」 をかけているのですから,見事としか言いようがない!

参りました!




風もなく,おだやかな日ですから,店の脇にある山側の席でいただくことにしました。

いい席です。


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食事を待ちながらのおしゃべりでも,

「チャップリンさんがいかに困った人か」

という話で盛り上がりましたね。

でもそれは,裏を返せば,

「いかに愛されているか」

ということでもあるのです。

息子のような年代の人からイジられるのがステキです。



ぼくはぼくで,料理がくるのを待つ時間に,カメラを持って一人勝手に散歩してきました。

ショウジョウバカマがスポットライトを浴びて,きれいでした。


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そういえば,川売でも,勝手に一人でふらっとみんなから離れてしまいました。

ま,こういう行動を客観的に見れば,やはりぼくも,

「困ったジイサン」

であることにまちがいはないでしょう。



でもね,そういう生き方は楽しい。

ね,チャップリンさん。




もうちょっと,このライドの記事,続きます。



── つづく




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ゴジラと梅



3月18日の日曜日,チャップリンさんのお誘いを受けて,新城を走ってきました。

じつは,リクエストしていた3年越しのライドです。



新城は愛知県の東の端。

ぼくの住んでいるところからは車で1時間ほど。

豊川河川敷に集合です。

お天気もよく,風も穏やか。

絶好のライド日和です。



早めに集合場所に着いたので,車を停めてのんびりしていると,

まずは,チャップリンさんが自走で登場。

続いて,今回のルートを引いてくれて,試走までしてくれた S上さんが,ボスさんとともに,これまた自走で登場。


チャップリンさんとS上さんは,これまで何度もご一緒させてもらっています。

ボスさんは初めてそのニックネームを聞いたので,その由来を聞くと,

チャップリンさんから 「わがチームの金庫番だから」 とのお返事。

「支払いは任せろ!」 という人だそうです。

うらやましいですね,こういう人がチームにいてくれると (笑)




さっそく,豊川沿いルートで出発です。

今回のルートは,ほぼ,豊川沿いを北上し,豊川沿いを南下して戻ってくる 90km のコースです。




快適な堤防道路に見えますが,じつは,路面がそうとうガタガタしています。


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じつは,これ,かなり苦手。

でも,それは大したことではありません。

なぜなら,ところどころ,サクラのつぼみが濃い色を見せてくれていて,気持ちがうきうきしてくるからです。




ルートを引いてくれたS上さんが,おもしろい場所を組み込んでくれていました。

それは,新城市内,JR 飯田線の踏切手前にある,小さな公園でした。










そこで突然,登場したのは…


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急に現れたので,うかつにも自転車を奪われました!




これ,ゴジラではなく,「ゴムラ」。

この公園,すぐとなりにある横浜ゴム (ヨコハマタイヤ) が作った公園だそうです。

走り出す前から,「横浜ゴムの工場…」 という言葉が聞こえていたんですが,何のことかわかりませんでした。

これだったんですね。


体高 9.5m,体長 14m,体重は 20t !

使用タイヤは 115本と書いてありました。



ぼくの自転車のタイヤもゴムラの身体の一部にされそうでしたが,ボスさんが交渉の上,お金で解決してくれました。さすが!

事なきを得て,出発です。



冗談はさておき,これはなかなかの作品です。


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は虫類の特徴である,体表面のうろこが,タイヤのブロックで再現されていて,実におもしろいです。

JR 飯田線の野田城駅となり,横浜ゴム工場の北西端にある児童公園です。お近くを通られたら,是非どうぞ。





しばらく新城の市街地を走りました。

車が多く,やや走りにくいですが,おもしろい道でした。

クランクが多く,城下町だろうかと思いました。



信号待ちしていると,民家の庭に大きなハクモクレンの木。


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サクラに先駆けて見事に咲くハクモクレンが好きです。

遠くから見ると,そこだけ灯りがついているように見えます。




新城総合公園の近くからは,また豊川沿いの道に戻り,国道 257号線 「鳳来寺道」 を北上します。

このあたりからは,車の少ない快走路に入ります。



まず,豊川がきれいなことに驚きます。

美濃の長良川や板取川のような,緑色の澄んだ水です。



途中,小さなダム湖があって,ほころび始めたサクラの花色が水面に映っていました。


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ソメイヨシノは,つぼみと咲き始めが一番濃い色なんですよね。

遠目には,モモの花のようです。



まだ若い木ばかりでしたが,きれいでした。


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豪華さでは,ソメイヨシノが一番ですね。

いい道でした。




ここから山へ入ります。

一本東を走る伊那街道との間にある山を越えるためです。

S上さんが以前から気になっていたルートだとか。

距離 3km,標高差 200m,平均斜度は7%の峠です。



少し荒れていましたが,いい道でした。

暗い森から日の当たる場所に出たり,うねる山道の曲線がきれいだったりと,

山の中の大好きな雰囲気がたっぷり。


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今年初めてのウグイスの声も聞きました。


そんなステキな山の中ですが,先頭を牽くS上さんは,チャップリンさんとぼくという二人の60台ライダーを従えながら,容赦のないペースでガシガシ登っていきます。

困った人ですね~。

でも,おもしろかった!




伊那街道の 海老 という地区から東へ入ると,今日2つめの目的地である川売 (かおれ) に着きます。

梅畑が広がる地区として有名です。

鑑賞するための 「梅園」 ではなく,収穫するための 「梅畑」 です。



梅が満開の日曜日で,梅まつり開催中とあって,狭い山道は,上っていく車と,下ってくる車と,路上駐車の車でたいへんなことになっていました。

歩行者や自転車の通行する余地はあったので,助かりました。




棚田のようになっている梅畑が,村一帯に広がっています。。


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以前は,棚田そのものだったのかもしれません。



狭い坂道に入り込むと,一気に近代的なものが視界からなくなります。


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苔むした石垣と,梅の古木がいい雰囲気です。


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「梅まつり」 ですから,もちろん,店も出ています。

梅の香りの中に,五平餅の焼ける匂いが混ざります。

甘酒や缶ビールを手にした人たち。

暖かな日差しの中,楽しげな見物客の声。

まったりしたくなりますね。




そんな春爛漫の川売地区をあとにして,次なる目的地へ向かいます。

3年越しの目的地へ,いざ。



── つづく




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