2017 Rising その1



Rapha Rising がもどってきた。

昨年は開催されなかったけれど,路くんにロゴマークを作ってもらって,自主的に実施。



今年はどんな設定かと思いきや,意外にもゆるやか。

7月1日から23日までに,4600m。


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過去には,10日ほどで 9000m なんていうこともあった。






さあ,始めよう。


初日は,孫が来ていたので早朝に朝練コースをグルグルして,367m。

2日目は,午後から所用があってお出かけしたので,この日の朝も朝練コースをグルグルして,409m。


5時台の森の空気はとっても気持ちがいい。

この季節に走るなら,早朝の森が最高だ。




今日は,家内を駅まで送っていってから,遅い時間のスタート。

10時半ともなると,暑い!

暑いので,林道を目指した。



久しぶりに月見林道を走ろう。

まずは,外之原から諏訪町まで。


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森の中を走っているのに,汗が噴き出してくる。

暑くてたまらん。

諏訪町の大イチョウの木陰で休憩。


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一人で走るときは,とくに水分補給に気をつけないと,熱中症にでもなったらたいへんだ。



しかし,諏訪町から月見林道へ入るまでは,照りつける太陽との戦いだった。

太陽は,ほぼ真上。


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じりじりとくる。

それでも,雲がときどき太陽を隠してくれるのでありがたい。




ようやく月見林道に入ったが,忘れていた。

ここは尾根の林道。

けっこう日向が多かった…。


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しかも,もう一つ忘れていた。

月見林道の終点は,多治見。



多治見と言えば,日本でも1,2を争う暑い街だ。

忘れてた~。


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暑いだろうな~。

なんで,わざわざ暑くなるという日に,多治見に来たんだ。

われながら,計画性がないというか,考えが足りないというか…。



下りてくると,やっぱり暑かった。




月見林道を下りるとすぐにカフェがある。

今までなかなか入る機会がなかったけれど,今日は迷うことなく入店。


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クーラーの効いた店内でランチをいただいて,生き返った。




それにしても,なんで多治見に来た?

なんとなく,国道 363 まで登り返して,と思っていたけれど,いざ国道 248 に向かうと,

「この道はダンプが多くて走りにくい」 というのを思い出した。

登りたくない。



仕方なく土岐まで移動し,県道 19 を登ることにした。

何だ,この計画性のなさと見通しの悪さ。



雲が広がって,日差しは遮られたけれど,気温は高いまま。

登りが辛かった。

熱中症が怖いので,強度も抑えているはずなのに,キツイ。

暑さのせいか。



辛くなってきたら,ペダリングに集中する。

そのうち,無心になれる。

そうなってくると,ただただ登る。

ただただ登る。

ふと気づいたときにはピークにいる。

これが快感。



身体は汗まみれでつらいのに,なぜか頭がスッキリする。

脳内快感物質のおかげか。

無心に登っているときの瞑想効果か。




裏から雨沢へ登り,三国も登った。

三国山への道は,ずっと木陰なので助かる。



雨風の強い日があったせいか,道が荒れていた。

額からしたたる汗が目に入って痛い。

この対策を立てなきゃ。

みんな,どうしてるのかな。




下りは,立ち止まりながら,荒れた道をお片付け。


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太い枝や落石がけっこうあった。

ふだんお世話になっている道なので,たまには恩返し。

われながら,お利口さんなお仕事。

汗もしたたるいい男 (笑)



この日は 1225m を登って,合計は 2001m。


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コツコツ貯めていこう。




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自分でもあきれる…



4月に退職して以来,部屋の片付けが日課のようになっています。

長年ためこんだモノが2階の部屋にあふれています。



仕事に使う道具,本,レコード,自転車パーツ,さまざまな趣味の道具 …。



子どもたちが独立していった後,空いた部屋にそれらのものを置き始めたのが事の始まりです。

その浸食度合いは,はじめこそ緩やかだったのですが,いったん加速を始めると止めどなく空間を占領し始め,手のつけられない状態になってしまいました。

その写真など,とても掲載できません。





退職して,少し時間の余裕ができたため,部屋の片付けは至上命令として降り注ぎ,ほぼ毎日のように片付けをしています。

3ヶ月が過ぎたものの,進展具合は部屋に入るたびにがっかりするレベルです。




そんな片付けの途中,ときどき,自分でも驚くようなスバラシイものが発掘されることがあります。



「こんなとこにあったー!」 と長年探し続けてきたモノを発見したり,

現金がとつぜんあらぬ場所から出てきたり (笑),

思わず手が止まる,懐かしい思い出の品との再会 …。




逆に,自分にあきれてしまうモノも続々と出てきます。


「ゴミとしか言いようがない」 というモノをしこたまため込んでいる自分にはあきれます。

延々とゴミ袋に詰め続けるむなしさ。



同じようなモノがいくつも出てくるに至っては,自分の管理能力のなさにあきれます。


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予備のクリートが,あちこちから5セットも!


一度も使ったことのない,自転車のクリーニングセットが2セット。


同じレコードがなんで2枚もあるんだ!

あえて同じレコードの2枚目を買ったこともありますが,持っていることを知らずに買ったことも多く,同じレコード2枚というセットが,何セットも!



われながら情けないというか,はずかしいというか。

夢中になると,見境がなくなるというのは,子どものころから。

歳をとってもそれは変わらず。

これからも,きっと変わらないでしょう。



どうしようもない自分もかわいがりながら,楽しく生きていきます。

それにしてもねえ…。





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音の風景



音の風景。



朝早くに走り出す。

戸越峠を越えて向かったのは,三箇町にある小さな峠。



舗装はされているけれど,枝葉が道に散乱する。

車も自転車も人もほとんど通らない。

これまでにも,軽トラとすれ違ったことが一度あるだけ。



細い谷筋を登っていく。



ウグイスを始めとして,さまざまな鳥が鳴いている。

その声に,見事なエコーがかかる。

すぐ向こう側に別の尾根があるので,音がよく反響するのだ。

聞き惚れるとは,まさにこのこと。



ホー ホケキョ

「キョ」 の音が尾を引いて朝の空気に溶け込んでいく。


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うち捨てられたようなバスタブに湧き水が貯められ,そこからあふれた水がしたたり落ちる。

なんとも可愛らしい水音。

耳元で聞こえているのではと錯覚するほど,はっきり聞こえる。




ダンシングできしむホイールの音。

わずかに聞こえるロードノイズ。



鳥の声がたくさんするけれど,残念ながら,種類が特定できるのはウグイスだけ。

谷渡りが聞こえる。



微妙に個体によって泣き方がちがう。

当然だけれど,個性があるのだ。

今日,聞こえてきたのは,今まで聴いたことがない感じの谷渡り。

Allegretto grazioso


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そして,何の鳥かは分からないけれど,進め,進めというような,元気のいい鳴き声も聞こえてきた。

こちらは, Alla marcia


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ようし,それに応えて,もう少し強度を上げるか。

鳥の名前が分かったら,もっと楽しいのに。







峠を下って場面が切り替わると,こんどは川のせせらぎ。

水の音って,どうしてこんなに気持ちがいいんだろうか。


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唐突だけれど,水の音がする目覚まし時計がほしい。




山の花も,緑も,とってもきれいだけれど,音もきれいだ。





先日の朝日新聞,「折々のことば」 欄にジャズ評論家の相倉久人の言葉が紹介されていた。


「聴く耳さえあれば,波の音や町の雑踏も立派に音楽として成立する」


仲間と走っているときは,その楽しいおしゃべりが美しい音楽となる。

一人で走っているときは,自然が奏でる音や,ロードバイクの発するわずかな音たちが最高の音楽になる。




額からしたたり落ちの汗が目にしみて痛いけれど,生きていることの幸せを感じる。






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声に出す



2才になったばかりのマゴは,まあ,よくしゃべります。

お姉ちゃんがいるせいもあるでしょうが,語彙が多いのには驚かされますし,なかなか的確な言葉の使い方をするので,こちらが舌を巻くこともあります。


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遊びに来ると,ぼくの首の上にまたがるのがお気に入りの遊び方です。

ぼくが,

「助けてくれ~」

というと,全体重を首と顔の上に乗せてきて動けないようにするという遊びです。



そんなとき,ぼくの上に乗りながら

「ジイチャン,大好き」

と言います。

苦しいけれど,うれしいです。




この子が,こういう言葉の使い方ができるのは,娘がいい子育てをしているからだと思います。

我が子を抱きしめて,

「~~ちゃん,大好き」

とよく言っています。


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ぎゅっと抱きしめられて感じるものと 「大好き」 という言葉が結びついて,言葉の意味を知り,その使い方を知るのですね。

我が娘ながら,大したものです。




「大好き」 という言葉を知っているだけよりも,それを自分が声に出して使うことで,「大好き」 という言葉の魅力をより強く感じることができるのでしょう。

自分の発した言葉によって相手が幸せになり,その表情を見て,また自分がうれしくなる ── そんなサイクルができます。

そうして 「大好き」 という言葉がより豊かなものとして出来上がっていきます。




好きなものを好きという ── 愛を育てるための始めの一歩です。

こうして,大好きな自転車について語るブログも,愛を語るものですね。



声に出したり,文章にしたりすることで,考えや,気持ちはより豊かなものになっていくと思うのです。





ぼくたちが自転車に乗りながら,

「左,曲がります」

「段差!」

「減速,止まります」

などなど,声を出すのも,これとちょっと似ています。



これは,仲間に伝えるためにだけやっているわけではありません。

自分で,危険をあらためて認識し直して,自分自身に注意喚起したり,より集中力を高めることにもつながっています。



ちょっとヘンなやつに思われそうですが,一人で走っているときも,ときどき 「交差点内,砂利浮いてま~す」 なんて,声を出しているときがあります。

段差を見つけたときに 「ダンサー,踊り子とちがうよ」 なんて,小さくつぶやいたりします。




じつは,ぼくは,知っている人は知っていると思いますが,注意散漫傾向があります。

集中力が無い,ぼーっとしている,と学校の先生からよく注意されました。

残念ながら,いくら叱られても,こういうのはなかなか直りません。



今でも,自転車に乗っていてすてきな景色があると,ついつい見とれてしまいます。

山の緑,空の青さ,田んぼの水,味わいのある古い道…

自転車に乗っていると,すてきなものが次々と現れてきて困るほどです。

可愛らしい花が咲いていても,気をとられてしまいます。


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もちろん,きれいな女の人を見つけたときも同じです。

どうしても,目が行っちゃうんですよね。



あれ? なんだか,話の方向が変わってきた…。




ま,そういうことで,走っているときは,注意すべきポイントを一つでも多く見つけられるように声に出すことを心がけています。

(強引なまとめ 笑)






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ササユリの里



6月17日,土曜日,豊田にある 「ササユリの里」 というところに行ってきました。


特別な観光地ではなく,地域の方が保護活動をしているだけです。


週末の遠征ライドが続いたので,時期的に遅くなってしまいました。

3年ほど前に存在を知ったのですが,なかなか行くチャンスに恵まれませんでした。





戸越峠を越え,小原へ行く道の途中から,小原とは反対方向へ進みます。
(県道33 → 県道486南下)



入念に下調べをした 「つもり」 なのに,道をまちがえました。

ときどき,「まじめでしっかりしている人」 と勘違いされますが,「不真面目で粗忽者,他力本願が信条」 のジイサンです。



名古屋グリーンカントリークラブを右に見て進み,左側の山へ入ります。

すぐに坂道になりますが,細くて,車が通らなくて,緑豊かな好みの道です。


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ちらほらとササユリがありますが,花は終わっています。

残念,やはり遅かったか。




小さな山里を過ぎると,急に傾斜が強くなり,10%超えの坂が続きます。


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上り詰めた辺りに,こぢんまりとした駐車場とトイレがありました。

案内の看板で道を確かめ,群生地へと向かいます。






おお,まだ残っていました。


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花弁に少ししわが出始めていて,もう,花の末期です。

ギリギリ間に合ったというところでしょう。



アジサイが濃い青の花を輝かせていました。

「今の季節は,オレだ」


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群生地という辺りに行っても,すでにほとんどの花が終わっていて,「群生」 という咲き方には出会えませんでした。

それでも,一本の茎に3つもの花を咲かせたササユリには初めてお目にかかりました。


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もともとササユリというのは,森の中にぽつんと咲いている印象です。

群生を見ることができなくとも,それで十分な感じ。

本当はやぶの中に入って,香りを楽しみたいんですが,小さな株を踏んではいけないので止めました。

甘くていい香りがするんです。



帰りがけに見つけたこのササユリには,スポットライトが当たっていて,舞台に立つベテランの女優,といった趣でした。


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帰り道は,一本南の道を 県道 486 へと下ったのですが,この道は日陰に何本もササユリが咲いていて,いい道でした。



来年はもう少し早くに行ってみたいと思います。






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自転車パーツの呪縛から解き放つ



月曜日はお休みでした。

走ろうかとも思ったのですが,土日と走ったので,家の仕事もしないと立場がなくなります。



そこで,たまりにたまったモノの片付け。

この日は,もとオーディオ部屋の整理。




数年前から自転車用品にこの部屋を占領され,音楽を聞くことができなくなっていました。



退職後は時間ができたので,自転車用品を精力的に整理してきました。

必要なパーツは種類分けをして片付け,使わないと判断したものは全部売りました。

ゴロゴロしていた消耗品や工具も整理しました。



その結果,少しずつ,見えなかった床が見えてきました。

成果が見えてくると,意欲が出てきます。



どんどん片付けが進みます。



そして,この日はとうとうオーディオシステムにアクセスができるようになりました。

(それまでは,アンプに近寄れなかった 笑)



しかし,3年間,灯を入れていなかったシステムは,果たして音を出してくれるのか。


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電源を入れたとたんに,どこかから

ポンッ!

と音がしたりするんじゃないか。


スピーカーからあやしい煙が出てくるんじゃないか。


レコードプレーヤーの回転がぐにゃぐにゃになっているんじゃないか。




ドキドキしながら,メインの電源スイッチを入れ,プレーヤーを回してみます。



異常はなさそうです。



レコードを用意して,針を落としてみます。


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ああ~,やっぱりダメだった。

なんだこの音は。

異常に高い音しか出てこない。




がっくり……。






と思ったら,33回転のレコードを45回転で聴いていた!


33回転にもどすと,無事にふつうの音が出てきました。

ああ,びっくりした。

聞き慣れたレコードをかければよかった。




しかし,3年間放っておいたので,素っ気ない音です。

これからは,もう少しかわいがることにしましょう。





そうそう,自転車部品を売ったお金で,入門用の一眼レフを買うことにしました。

フィルム時代には持っていましたが,デジタルになってから初の一眼レフです。



今,気になっているのは,自転車に乗るときに持ち出せるのかどうかということです。

できれば,バックパックではなく,肩にかけたいのですが…。



先達の知恵を研究中です。



アドバイスがあったら,よろしくお願いします。







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西播磨ライド ~ 道の表情を楽しむ



西播磨ライド つづき。


縦横無尽に田舎道を抜けていき,

「あれ?」

と知っている道に出たときには,もうすぐそこが木漏れ日ロードでした。



通称 「木漏れ日ロード」 はコギコギさんの命名によるもので,赤穂鉄道廃線跡の道です。


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廃線跡の道って,いいところが多いんですよね。

もともと鉄道を走らせていたわけですから,森や山の中を強引に貫いていて,緑のトンネルになっている場合が多いです。

ここでも,岩を削った切り通しがあります。

また,鉄道線路ですからアップダウンが少ない快走路になっています。



大好きな道です。



初めて走ったときの感動をなぞるように,味わって走りました。

そしてまた,はじめて走る人たちがすてきな言葉で感動を伝えてくれます。

こうして,その道をなぞるたびに,印象は深く心に刻まれていくのです。



透過する陽光が描き出す緑色は,どんな色よりも美しいと感じます。


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ぞくっとするような暗い森に入ったかと思うと,


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明るい日差しの中に出たり


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次々と道は表情を変えていきます。

こんな道が 10km も続いているのです。

森を走るのが好きなぼくにとって,夢のようなところだと思います。


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森を抜け,やがて開ける播州小麦の畑は,今まさに麦秋。

なんとすてきな展開でしょうか。


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道も人と同じで,表情がくるくる変わるって,楽しくていいですよね。

そんなジイチャンになりたいと思っています。




その小麦をこんどは舌で味わいに行きます。

小麦畑を抜けてパン屋さんに行く ── なんと心憎い演出。


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期待どおりの美味しいパン屋さんでした。

しかし,ここで手に取ったチョコレートの載ったケーキ風のパンが失敗でした。


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トレイにのせた瞬間から 「重い…」 と思ったのですが,食べ始めるとやっぱり 「重い…」。

でも,美味しかったので,食べきったら,このあと走りながら違和感が…。




胸焼けしました (笑)

誤解のないように書いておきますが,とても美味しかったんですよ。





さあ,ライドも最終盤。

日が傾きかけて,夕方が近くなってくるのを感じます。

最後に赤穂の海岸や岬を回ります。


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ここも初めてのところで,楽しめました。

海岸の干潟はあの新舞子を彷彿とさせる雰囲気があり,

若者が干潟の浅瀬で楽しく遊ぶのを見せてもらい,

岬で大石内蔵助と対面し,

坂越の町並みを楽しみ… (これは,時間の都合で今回はパス)

トンネル2つとアップダウンを越えて,


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と,ここでもくるくると表情の変わるライドを楽しみました。

もう,おもしろくてたまりません。



そして,だるま珈琲。


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美味しいコーヒーをいただきながらも,帰る時間が気になります。

ぼくの運転だと,4時間はかかるからです。



2日にわたってよく遊びました。

フクちゃん,楽しいコースをありがとうございました。

コギコギさんとバスク輪さん,アテンドありがとうございました。

いっしょに走ってくれた皆さん,ありがとうございました。


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( JUN くんの作品,『ハートの木』 )


またね!




写真はこちらにも。





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西播磨ライド ~ ゆったりと楽しむ道



西播磨ライド。

一行は新舞子を後にして,城下町 龍野へ向かいます。



龍野は 「たつの市」 と平仮名表記です。

いろんな事情があると思いますが,個性豊かで味わいのある漢字の地名が公式に採用されないのは残念です。

「龍野城」 ── 漢字がカッコイイですよね。




龍野へは揖保川沿いの道を何回か走っていますが,今回は少し違います。

同じ川沿いでも,車が進入できないようになっている,まるでサイクリングロードのような道を走ります。


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コギコギさんの

「こんな道あったんか」

という声に,ルートを引いたフクちゃんの背中がニヤリと笑います。



散歩する人も,ランの人も,ほかの自転車の人も,まったく通りませんでした。

のんびりとおしゃべりしながら走るこの感じ,最高です。



堤防から河川敷へ下りるこんなヘアピンもステキです。


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流れるように弧を描くライダーたちは,まあ,一人一人はおじさんおばさんですが,じつにカッコイイ!





龍野城下に入り,風情のある町並みを抜けて行き着いた先は,古民家の雰囲気をそのままに残したお店でした。


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分厚い一枚板の下駄箱に並ぶロードシューズがいい感じです。


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通された2階の部屋は,昭和の雰囲気が漂います。

ぼくらが生まれ育った子ども時代のそれです。



こうして,その一角を切り取れば,ずいぶん昔の写真のように見えます。


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窓と手すり,窓の外に見える建物,お店の屋号を背負ったおじさんも (笑),なつかしい風景そのもの。



目の前に並んだ定食もあたたかな家庭料理。

もっとも,デザートは,少しあか抜けた感じでしたね。


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さあ,ここからもフクちゃんのルートは面白さ全開です。

山間を抜けて赤穂へ向かうのですが,車通りの多い道を避けて,田んぼの中を抜けていきます。


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またもや出てきたコギコギさんの

「こんな道知らん」

という言葉に,フクちゃんのニヤニヤがとまりません。



川沿いの細い道は,SHOROs でいうところの 「川沿いの魔術師」 風のルートです。


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縦横無尽に田舎道を抜けていき,

「あれ?!」

と知っている道に出たときには,もうすぐそこが,あの 「木漏れ日ロード」 でした。

なんて楽しいルート!



── つづく




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西播磨ライド ~ アトリエへ



日曜日は,フクちゃん主催の西播磨ライドに参加しました。


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まだこの地域を走ったことのないのび~さんご夫妻を招待するという趣旨のライドにお誘いいただいたのです。



ぼくは,住友さんにつないでもらった縁で,この地域を何度も走っていますから,フクちゃんも気を遣ってくれて,ぼくが初めての場所をいくつか入れてくれました。




相生駅前に集合して,まずは万葉岬です。

いつもは,播磨シーサイドロードのシメで万葉に登っていたのですが,今回はその逆回りからスタートです。


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みんなが登っている姿を後ろから順に撮っていこうと思ったのですが,さすがにそれは無理。

みんな,速いね。


万葉岬は,安定の気持ちよさ。

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何度も走っている播磨シーサイドロードですが,逆回りは新鮮な感じがします。

アップダウンの具合も,海の見え方もちがいます。


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同じものでも立場や視点が変わると見えるものがちがう ── 人生の機微に通じるものですね。






室津の漁港へ下りて賀茂神社,新舞子の海岸と,見所が続きます。


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そして,ぼくにとって今回の目玉のひとつ,JUN くんのアトリエを訪問しました。


コギコギさんが,「近くを通るから,是非みんなに立ち寄ってもらいたい」 と JUN くんママに連絡してくれて,立ち寄らせてもらうことになったのです。

到着してみれば,あらら,今まで何度も通っている新舞子への道沿いでした。


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昭和の雰囲気を持つ市営住宅風の部屋に,そのアトリエはありました。

「アトリエ」 という名にふさわしく,アートの味わいにあふれた仕事場でした。


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自転車のミニチュアが飾ってあるのがうれしいですね。



机の上には,今まさに描いている途中の作品。


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さびた古いポストまでがアートです。


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あこがれますね,こういう雰囲気。



そして何よりよかったのは,JUN くんが喜んでくれたことです。

自転車に乗ったおじさんおばさんが大挙して押し寄せたのですが,JUN くんの中には 「自転車乗り = お友だち」 という図式ができているのか,とっても喜んでくれました。


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JUN くんとは何度も会っていますが,今までで一番の笑顔を見せてくれました。

やはり,自分のアトリエということもあって,リラックスしていたんでしょうね。

そうそう,JUN くんママも,JUN くんと同じくらい喜んでいて,それ以上にはしゃいでいる感じでしたね。

すてきなママです。



この道を走ることはこれからも多いでしょうから,また寄りましょう。

JUN くん,行くからね。





さあ,ここからは たつの市 へ向かいます。

今という時間を楽しむ,そして思い出を刻むように走るぼくらには,道が 「アトリエ」。





── つづく






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「 学生よ,人生を楽しめ 」



土日と,西播磨に行ってきました。

日曜日にフクちゃん主催のライドがあったので,前日入りして,土曜日も走りました。





この日は,バスク輪さんがコースを考えて,お世話してくれました。


道の駅 平福 に集合して,佐用町のまだ見ぬスポットに案内してもらいます。

メタさんご夫妻と,イニシャル d さんがいっしょに走ってくれました。


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まずは,山里深くにある安倍晴明塚へ行きます。


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ここ佐用町の大木谷は,陰陽師で有名な安倍晴明が,ライバル芦屋道満と対決したという伝説の地らしいです。

谷をはさんで術の応酬をしたと言いますから,もちろん物語の世界ですね。




もう一つ別の谷は棚田で有名ですが,こちらにも棚田風の田んぼがちらほらとあります。


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誰が描いたのか,美しい曲線です。

等高線そのものなんでしょうか。



ここからグイッと登ったところに,安倍晴明塚があります。

周辺はきれいにされていて,地域の人から大切にされているようです。


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真夏のごとく暑い日でしたが,吹き渡る風が爽やかでした。

風を楽しむ,ぜいたくな時間。

標高が高いせいもあるでしょうか,森と水を張った田に囲まれた雰囲気そのものも涼しいです。






つぎは,清明のライバル,道満塚へ向かいます。

立ちはだかったのは,壁のような坂。


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早々にあきらめて脚をつきました。

無理して転んではいけませんからね。

ガーミンを見ていたら,ぐんぐんと斜度が上がっていき,21%までいきました。



清明塚とはちがって,草むす広場に塚がありました。

敵キャラとあってか,少し扱いがちがうのかもしれません。

清明塚にはりっばなお堂もあったのですが,こちらはなし。


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でも,のんびりとした風情のいいところでした。


ここでもゆったりと山の風を味わいました。

甘くかぐわしい風です。


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ぼくは,清明さんよりこちらの方が好きかな。

季節はちがいますが,小春日和にのんびりとひなたぼっこするのもいいでしょうね。



この激坂は乗車して下るわけにも行かず,みんなバイクを降りてそろそろと下りました。

すると,坂の入り口で農家のおじさんが話しかけてきました。



「どこから来たの」

から始まる会話は自転車乗りにはおなじみですが,,

「学生さんか」

と聞かれたのにはびっくりです。



若いバスク輪さんは別として,ほかは還暦を迎えたぼくを筆頭に,50がらみのおじさんおばさんばかり。

そんな返事をしても,それにはあまり反応してくれず(笑),

どんどんおじさんが話を始めます。



まずは,グミ。


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「グミの実がたくさんなっているから食べていけ」

というのです。

長い鎌を取り出してきたおじさん。

枝を切り落として食べさせてくれました。


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けっこうな大粒で,「びっくりグミ」 と言うんだそうです。

見た目も味もサクランボ風です。

ただ,サクランボのようなきりりとした感じはなく,ほわんとした優しい味でした。




食べている間に,おじさんの口から名言が飛び出しました。

「今のうちに,やりたいことやっておかなアカン」



聞けば,若いころ戦争に行った経験があり,

「人生は,思うようにならんことがある」

というところから出た言葉のようです。



「できるうちに,人生を楽しんでおけ」

という意味なのでしょう。


ハイ。

承知しました。

遊びまくっていますが,遠慮することなく続けることにしますね。

何せ,人生の先輩からの助言ですから。




おじさんの話は立て板に水。

もごもごした年寄り口調ではなく,はっきりとした発音で声量もあります。

今年で94才になるというのがにわかに信じられません。


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やがて,戦争の話が始まりました。

佐用駅から万歳の声に見送られて,向かった先はマレーシアのクアラルンプール。

魚雷を避けながらの航行。

マレーシアで新兵教育を受けて,シンガポールへ向かい,米軍との武器の差に唖然とした……。



そのあとも,旅の話,家族の話と続きました。

94才の方からすれば,ぼくらなんて 「学生」 のうちなのかもしれません。

もう少し勉強致します。

ハイ。




別れたあとは,おじさん,畑の草取りをされていました。

あのように,元気に年を取りたいと思いました。







ここから,乙大木谷の棚田を見に行きます。

おじさんの家から少し登ったところです。


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外す人がいないのか,季節外れになってしまった鯉のぼりが。

ところどころ,使われなくなってしまった区画もあります。



そういえば,先ほどのおじさんが,「この辺りも若い人がいなくなり,農業の担い手がどんどん減っていく」 と嘆いておられました。

そうそう,「ここに住む気はないか」 とも言われてしまいました。


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おなかも空いてきたので,お昼ご飯に向かいます。

何度も訪れている佐用町ですが,名物の焼きうどんは一度も食べる機会がありませんでした。

向かった店は,もちろん,『自転車コギコギ日記』 読者にはおなじみ 「新さよ」 です。


何度も店の前は通っていますが,ぼくは今回初の入店。

もちろん,食べるのはホルモン焼きうどん。

バスク輪さんが,

「上ホル別焼き」

と専門用語を使って注文してくれます。

注文するだけなのに,妙にかっこよく思えるのはなぜだ!



やがて香ばしいにおいが店に立ちこめます。


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ぼくは,もともと肉とかホルモンとかが,それほど好きではありません。

連れてきてもらってこの言いぐさはありませんが,そんなぼくでも 「うまい」 と言いたくなる味でした。

脂身がたっぷり乗ったホルモンもぜんぜんしつこくありません。

「脂が美味い」 と,自分の台詞ではないような言葉が出てきそうになります。

すぐ近くに食肉を加工するところがあって,新鮮なものが手に入るのだそうです。

味付けは,味噌ベースの味が,まろやかで好みです。



楽しい時間でした。




「お昼からどうしますか,どこか回りますか」

とバスク輪さんが問えば,

「もういいよ」

と一同口をそろえます。





この日は 30km にも満たないライドでしたが,

なかなかに味わい深いライドになりました。

こういうライド,いいなあとしみじみ思いました。


バスク輪さん,ありがとう!



写真はこちらにも。





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