春の匂い



きのうはおだやかな日になりました。

お日様が出て,風もなく,走り出すにはピッタリですが,持ち時間は午前中のみ。

それなのに,ゆっくり朝食をとって,ゆっくり準備して,のんびり9時に出発。





小牧のホームコースにつくと,田園風景が春めいていました。

畑では,放置された白菜か青梗菜に薹(とう)が立っていました。


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ときどき,妙齢の女性に対して 「薹が立つ」 と言ったりする場合がありますが,失礼ですよね。

花が咲いたときが一番輝いていると言ってもいいはずです。

野菜の収穫に適したときなんて,「食べ頃」 ではありますが 「さかり」 とは言えないでしょう。

まだまだひよっこ,一人前ではないとも言えます。

「薹が立つ」 は女性への褒め言葉であるべきでしょう。




さてさて,田んぼでは田起こしが終わって,土がふかふか,温かそうで,おいしそう。


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早苗田に輝くような緑色が見られるのも,あと少し。



兒の森に登ると,道端の苔が冬の色から少し春めいてきました。


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こういう緑色を見ると,うれしくなります。

節分ということは,暦の上では春が始まるということですからね。


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兒の森を登ったあとは,周回コース練習。

この日は,ペダリングの練習です。

ペースを上げながらの練習です。



短大を抜けたところで,片足ペダリング練習。

重いギアで練習を始め,次第にギアを軽くしていきます。

負荷が軽い方が難しいです。

上死点近くでペダリングが詰まり,ラチェット音が出てしまいます。

でも,練習したあとは,両足にもどすと自分でもちょっと驚くくらいペダリングがスムーズになっています。



その後で,もう一度ペースを上げて走りました。


頬に当たる風が気持ちいいです。

春への希望に,胸がふくらみます。






帰りに,また,KURA ペーグル に寄りました。


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ベーグル専門店になってからも,お客さんが絶えません。

この日のお昼ご飯はペーグル。

柔らかくて軽いベーグル生地がおいしいです。

今回のヒットは,チョコクリームでした。



いつもはサコッシュで持ち帰りますが,今回は新しいアイテムを導入しました。

折りたたみ式のバッグです。

Rapha の PACKABLE BACKPACK。

セールで半額になっていました。


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サコッシュにパンを入れると,乗っている途中に背中から脇腹までずるずると落ちてきてしまいます。

その点,パックパックなら安定しますから,便利です。

たたむと財布と同じくらいの大きさで,ジャージのボケットもすっぽり。

開くとふつうのバックパックくらいになります。

お土産を買うことになりそうなライドのときには重宝しそうです。


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効率? それがどうした



最近,ペダリングの練習をしていない。

気になって,ペダリングモニターのデータをチェックしてみた。

当然というか,予想どおりというか,ぜんぜん上手くなっていなかった。



1年前と平均の効率がほとんど同じ。

それどころか,練習していた夏頃の方がずっと効率のいいペダリングをしていた。

意識していないということは練習になっていないということ。

目的意識を持って実践することの大切さは,一応知っていたはずのことだったけれど,データを見返してみるとそれがあらためてよくわかる。



ここのところ,自転車に乗っているときに考えていることは,景色の中から何かを見つけようということばかり。

もちろん,トレーニングとして出力を意識してペダルを回していることもあるけれど,最近,ペダリングのことはほとんど頭になかった。




先日,練習コースに出たときに久しぶりに片足ペダリングの練習をした。

sennmu さんに教えてもらった,その場所でその練習だ。


片足ペダリングの練習を終えて,両足にもどし,ペダリングモニターの効率を見たら,驚くほど高い効率になっていた。

やっぱり,きちんと意識して練習することは効果がある。




もっとも,1年前とくらべてほんの少しの進歩はあったようだ。


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昨年3月のデータと比べると,右足の3~4時の位置で,ベクトルが外向き傾向だったのが,少しよくなっている。

逆に,右足の12~1時の位置のベクトルは,以前に比べてよくない。




やはり,意識的に練習をしようと思った。

若い人たちとこの先10年遊んでもらうためにも,出力を効率よく走りに変換することは大きな意味を持つと思う。





でもね,効率,効率と,そればっかり考えて自転車に乗っていたら,楽しくも何ともない。

しょせん,そんなことは自転車に乗る楽しみとは関係ないところにあるものだ。

ヘンな機械が出す数値に踊らされているだけだ。

そんな心の声も聞こえてくる。

だいたい,そんな数値を気にするのはスマートじゃないね。



だから,ナイショで練習する (だれに? 笑)。

意識しなくても,ふつうに乗っていて効率のいいペダリングができるようになればいいのだ。




普段の生活は 「効率」 なんて考えずに,楽しく,好きなように生きたいと思う。

むしろ,「効率の悪いところに面白さがあるのではないか」 とさえ考える。



ハハハ,この矛盾に満ちた文章は何だ。

矛盾した存在こそが,人間のありのままの姿か。







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頭痛! 発熱?



先週は水曜日から毎日のように雪が降った。

日曜日には車載で行くライドの予定があったが,家の前の日陰が凍って,車を出すのが難しい状況になってしまった。

これはたいへんと,雪かきの後,スコップの角で氷を割り,取り除く作業をした。

なかなか骨の折れる作業だ。

うっすら汗をかくほどがんばったが,完全に氷が取り除けるわけでもない。

疲れた。



すると,その後から頭痛がしてきた。

最初は,疲れたせいだろうと思ったが,職場でインフルエンザが大流行していることを思い出した。



マズイ!

ライドにも行けなくなるし,大きな声では言えないが,家内が帰省中なので,熱を出したら看病してもらえない (笑)




風邪薬を飲んで早々に寝たが,翌朝もイマイチすっきりしない。

結局,ライドはキャンセルさせてもらった。

(ごめんなさい)





自転車に乗るようになってから,発熱が極端に減った。

5年間で,1度の発熱 (食あたり?) と,1度のインフル罹患のみ。

それで,免疫力が高まったという自信はあったが,職場の流行にさらされている身としては,いつ熱が出るかとドキドキしていた。




結局熱は出なかった。

よかった。

月曜には,安心してローラーを回した。





運動をすると,体温が高い状態をある程度の時間維持することになるので,ウィルスに対して効果がある ── という話は本当だろうか。

自転車を本格的に始めてから風邪を引かなくなった,熱を出さなくなったという事実はあるのだから,何らかの効果があることは確かだろう。



運動をするようになってから,いろいろと健康に気をつけるようになったことも大きいかもしれない。

発酵食品を多く摂る,時間をかけてよく噛んで食べるなど,腸内環境にも気を遣うようになった。

ストレッチにも時間をかける。

筋肉の疲労を取るために,タンパク質も多めに摂るし,睡眠時間も増やした。

楽しく遊んで,機嫌良く仕事をして,笑って過ごす。




結局,身体を動かして,楽しく毎日を過ごすことが,多方面によい影響を与えているのだろうと思う。

事実,風邪を引くことが少なくなったという結果があるのだから,何がよかったという分析はいらないのかもしれない。




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ちょっと風味が苦手だが,家内が作ったユズのハチミツ煮。

たいそう身体にいいとのことなので,これをお湯に溶かして,ガンバッテ飲みます。








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なんでもないようなことが



先週は冷えました。

二日連続で雪が積もり,車での通勤は時間がかかりそうなので,歩いてみました。

ところが,横断歩道や日陰の道路はつるつるに凍っていて,歩くのもけっこうアブナイ。

太陽が昇れば日向の道はきれいに雪が融けるのですが,日陰は夜から朝にかけてまた凍り,つるつるです。

家のすぐ前がこの状態ですから,うかつにスッと歩き出すとコケそうになります。

おまけに,台風かと思うくらいの強風が吹き荒れました。




そんなこともあって,先週は午後練習に出られませんでした。

おとなしく,家で過ごしました。




1月の走行距離は,ぜんぜん伸びません。

それでも,小豆島に行く前の週は午後練習ができました。



40km ほどの,最近のお気に入りコース。

県道から一本中に入ると,すっと空気がおだやかな感じに変わります。


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途中にある雰囲気のいい小径。

漆喰も見える黒い板塀が目を引きます。


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気になったので入ってみます。




行き止まりでした (笑)



このりっぱな塀に囲まれたおたくの横には,ロウバイの木が何本も植えられていました。

今年は,どこもロウバイがよく咲いています。


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急に寒くなる年の方がきれいに咲くような気がします。

寒くなりきらないと,しっかり落葉しないので,花が枯れた葉に隠れてしまうんですよね。

その点,今年はしっかりと葉が落ちてくれて,花が青空を背景にきりりと引き立ちます。

柑橘系とも少しちがう,引きしまった芳香が好きです。

そう言えば,小学校の同級生に 「芳香」 と書いて 「よしか」 君という友だちがいました。

どうしているかな。




冬はどうしても景色の色が少なくなってくるので,小さなこと,何でもないようなことに目が向きます。

寒いこともあって,感覚が少し鋭敏になるのかもしれません。

ふだん見過ごすようなものの中に,ちょっといいものが見つかるのは楽しいです。



人に対しても,そんな感覚を持って接することができたらいいなと思います。





山に入ると,もう一つ空気が変わります。


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好きだなあ,この感じ。

とても気持ちのいいしっとり感が肺を潤すような感覚です。


もっとも,この後出てくる激坂にヒイヒイ言うことになるので,そんなゆったりとした感覚を味わうのも一瞬ですけどね。



気持ちよくペースを上げて走ったあとは,これもお気に入りとなった大久手池でひと休み。




この日は,池に映った青空がきれいでした。


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黒くてけっこう大きな鳥が羽を休めていました。


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この池の四季を撮ってみようかなと思います。








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冬こその夕景



小豆島ライドの記録 その5



小さな浜の造船所跡を楽しんでいるうちに,すっかり時間を使ってしまい,帰りのフェリーの時間が迫ってきました。

みなそれぞれが,ペースを上げて走りました。



でも,ふと海の方を見ると,これまた足を止めたくなるような景色が!


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太陽が沈もうとしている時間帯は,空も海もきれいなんですよね。

もう,いろんな色が混じりあって,このままその変化を見守りたいと思えてきます。


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大部港に着くなり,すぐに乗船です。

バイクを固定してもらい,船室に上がります。


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ホッとするこの温かさ。

椅子に座ると,一気に気が緩みました。

おやつを食べたりして,ホッとしている間に,何人かは夢の中。

走り終わったあとの,このまどろみ感がたまりませんね。




ぼくも少し寝ようかと思ったのですが,ふと窓に目をやると,もうこれは寝るのがもったいない。


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この空の色です。

雲のうねりに夕日が色を加え,オーロラかと思うような作品になっていました。





船室の上のデッキに上がって写真を撮っていると,ワタルさんもカメラを抱えてやってきました。


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撮影していると寒くなるので,船室に戻りますが,しばらくすると,色合いが変化した空を見つけて,またデッキへ。

その繰り返しです。


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「小豆島へ行くなら冬」 という言葉の通り,帰りのフェリーでこんなに美しい空が見られるのも早く日が暮れてくる冬ならでは。

刻々と変化するその色合いを見ているだけで飽きません。

気づくと,もう日生港に着く時間になっていました。


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小豆島ライドは楽しいです。

船で島に渡るという設定だけで,十分に特別なライドだと感じさせます。

船旅が演出してくれる 「旅」 感だけでも味わう価値があるくらいです。

そこには,朝夕の海と空の美しさを満喫できるという,自転車に乗っている時間以外の楽しみもあります。



小豆島の場合,60分という乗船時間も絶妙です。

すぐに着いてしまう時間ではありません。

おしゃべりを楽しんだり,計画を立てたりできるくらいの時間。

少し居眠りができるくらいの時間。

そして,ゆっくりと海と空を楽しめる時間です。




今回も,四方指の絶景を見ることはできませんでした。

でも,また来ればいいだけのことです。



コギコギさんが,

「また,来ましょう」

と言ってくれました。

別れ際に次のデートの約束を取り付けたら,それはうれしいですよね。



ヒトムさんとも,gottu さんとも,

「またいっしょに行きましょう」

と言葉を交わしました。


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今から次の機会が楽しみです。


いっしょに走ってくれた皆さん,ありがとうございました。

またね!





写真はこちらにも




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美しき小径



小豆島ライドの記録 その4



無事下山してからは,西へ向かい,土庄 (とのしょう) 港へ出る少し手前で北へ進路を取り,大部港へと帰ります。

やや疲れが出てきた一行に,ここでもちょっとした,いやいや,けっこうな峠越えが出迎えてくれました。

これが意外に長く,今回のライドの獲得標高は 1500m を越えました。

もはや山岳ライドと言ってもいいくらいです。




海が見えるようになった何でもないところで,コギコギさんがストップのハンドサインを出しました。


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休憩かと思ったら,コギコギさんが

「ここから屋根越しに見える海が好きなんです」

と語り始めました。

たしかに,いかにも瀬戸内に来たという感じの風景です。

一見,何でもないところに宝を見つけるのが旅の醍醐味です。




ぼくが,

「ここ,下に降りる時間はありますか」

と聞くと,まだ時間の余裕があるそうなので,降りることにしました。





じつは,ぼくにとっては,ここから先が今回の小豆島ライドでもっとも印象に残った時間になりました。




みんなが坂を下っていく写真を撮ろうと,最後尾に着いたぼくは,あっという間にみんなに引き離されました。

それは,みんながさっさと下っていったわけではなく,ぼくの手が頻繁にブレーキを握ったからです。



海沿いの傾斜地につくられた小さな集落には,美しいカーブを描く道がありました。


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海に向かって下っていく,この曲線の美しさ。

その道が,あたたかな生活感のある集落の中を抜けていきます。


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道端に立つ,もう顔もわからなくなってしまったお地蔵さん。

いつからこの集落を見守っているのでしょう。


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道の両側には,水仙が咲き,きりりとした香りを放っていました。

ゆっくり下っていくと,それが鼻をくすぐるのです。


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このやさしい曲線は,誰が描いたのでしょうか。

この先に何があるのか,期待が高まります。

ずっとこんな道が続けばいいのにと思うほどです。




着いた先には,これまたきれいなカーブを描く浜がありました。

夕刻の光線が海の色を深くしています。


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バイクを置いたみんなは,唐突に現れた突堤にいました。


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なぜここにこんなものがあるのか不思議に思えます。

聞くと,このあたりに造船所があった名残だそうです。



あのブログ記事の,あの場所だ!



コギコギさんのブログで見て,来たかったところでした。

こういう場所を見つけ出すコギコギさんの嗅覚が好きです。




突堤の先まで行って立ち,遠くの海を見ているとおだやかな気持ちなります。

その一方で,すぐ目の前の海を見ると,潮の流れに,自分が立っているこの突堤が音もなく移動していくような錯覚に陥ります。


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夕方,小豆島に別れを告げる時刻にふさわしい場所でした。

静かな海。

傾く夕日。


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突堤の先で思い思いに写真を撮ります。


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何を語るのでもなく,何となくそこに座る仲間たち。


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(若干名,ヘンな人いますが…)


「いいところだねえ」

という言葉だけで十分。

こういうところでは,言葉はたくさんいりません。

静かな時間が流れます。

これぞ旅。



名残惜しくもありましたが,また,あのすてきな坂を,こんどは登っていけると思うとワクワクしました。


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ふと気づくと,フェリーの出発時間が迫っていました。

あらら,こりゃたいへん。

大急ぎで大部港へ向かう一行です。




── つづく

(長くなっていますが,次回で完結)





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高速かつ快適な下り!?



小豆島ライドの記録,その3回目


寒霞渓への登り道はいくつかありますが,この,草壁からの登りが長いだけに,一番斜度が低いそうです。

前回来たときもこの登りは楽しかった思い出があります。

カープを曲がるごとに見えてくる眼下の景色。

ゆるやかにうねる道の美しさ。

クルマの少なさときれいな路面。



しかし,前回は濃い霧に阻まれて,寒霞渓にたどり着いても景色を楽しむことはできませんでした。

いわんや四方指をや。



さて,今回はお天気のよさに恵まれ,寒霞渓からも,四方指からもさぞかし見晴らしがいいだろうとの期待を胸に登ってきましたが…


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これですよ。

標高が上がるごとに,路肩の雪も路面の雪も増えてきました。

すぐ前を行く ヒトムさんの息が上がってきました。

その大きく聞こえるようになった呼吸音とともに,白い息が見えます。

息が上がってきたわりには,ペダリングもフォームも安定していて,たんたんと登っていく様子に力強さを感じました。



周囲にはますます雪が増えてきて,路面も車の轍の部分しかラインがないところも出てきました。


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反対車線を見ると,全体が堅めのシャーベット状の雪におおわれていて,まったく走るラインがない区間までありました。

帰りはこの道を下るとしたら,どうしたらいいのでしょうか。



それに,四方指は寒霞渓よりもさらに標高が高いのですから,路面の雪が増えてくることはまちがいありません。



目の前に暗雲が立ちこめてきた気分です。

ま,でも,そんな心配ばかりしていても仕方ありません。

今を楽しむだけです。

もちろん,安全にね。




寒霞渓の駐車場に着きました。

路面以外は真っ白。

あらら。


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風が弱いのは助かりますが,かなりの寒さです。

みんな,温かいものを補給して,相談。

とりあえず,雪が多いことの予想される四方指は見送りに…。

またもや…。



ま,でも,これは仕方がないですね。

また次もここへ来るりっぱな動機ができたのですから,喜ぶべきこと。



さて,四方指しをあきらめて下ることにしたわけですが,

登ってきた道以外のルートは除雪していないそうで,下ることはできません。

上ってきたルートも,あの状態。




隊長のコギコギさんがここで一計を案じます。

それは,ロープウェイを使った下山です。

「自転車の持ち込みを交渉してくる」!



ところが,ワタルさんが聞いたところによると,ちゃんと自転車を持ち込む料金設定があるそうで,あっさりOK。

輪行バッグに入れれば追加料金は 100円。

そのままだと,大人一人分の運賃追加になるそうです。

けっこうな金額になりますが,gottu さんが JAF の会員証を見せれば割引が効くことを発見。

gottu さんに代表になってもらい,みんなが割引の恩恵にあずかりました。




ということで,前代未聞 (おおげさ!) のロープウェイによる下山。


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みんな,なぜか,ワクワクうきうきしています。

自転車を積むとスペースが狭くなるので,臨時便まで運行してくれました。



もう,この時のみんなのはしゃぎようと言ったら,まったく。

ロープウェイの中で興奮しながら,写真を撮りまくりました。


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いい大人が何騒いでいるんだという感じです。



ということで,標高差317m を5分で下るというすばらしさ。

しかも,超安全。

帰ってから,標高差と距離で斜度を計算すると,なんと,マイナス36%のダウンヒル (笑)


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あっという間に雪のない世界まで下りてきました。

ここからは,大部港まで帰ります。


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── つづく




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いよいよ寒霞渓へ



小豆島ライドの記録,2回目。


曇り空の南風台を出発。

この先のお天気が気になりましたが,また晴れ間が見えてきました。

トンネルに入る直前,ふと見た海がとってもきれいでした。


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潮の流れなのか,何かはわかりませんが,何種類もの青が見えました。

微妙な色合いのテクスチュアに見とれます。

取り立てて絶景とも言えない,ある意味何ということもない風景です。

でも,こういうところに宝物を見つけるのが,旅の醍醐味です。





トンネルを抜けてぐっと下っていくと,草壁の町。

コギコギさんの小豆島ライドでは外せないポイントの金両醤油です。


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古くからここにある倉の風情がすてきです。

みんなはお店で買い物を楽しんでいるのですが,ぼくは,この倉が気になってしょうがないので,一人倉の周りをうろついていました。


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この中の壁や柱にその倉独特の菌が住み着いているんでしょうね。





昼食も,風情のあるところで楽しみました。

森国酒造という造り酒屋さんが経営しているお店。


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ちなみに,すぐ近くには,パン屋さんも営んでいるそうです。

これも気になりましたが,それはまた次回ということで。



店に入ると,雰囲気のいいバーカウンターもありました。


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女性と二人で静かにグラスを傾ける ── なんてね~。

ま,お酒を飲まないぼくとしては,一生縁のないシチュエーション。



このお店でいただいたのは,おばあちゃんが手作りしているという定食。

どれも美味しいものばかりでしたが,とくに,大きな器に盛られた粕汁が最高でした。


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さあ,お腹も満たされて,ここからはヒルクライムです。

寒霞渓までは 15km の登り。


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山が近くなってくると気分も高まってきます。


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いつもなら,コギコギさんの 「ここから自由行動!」 の一声とともに,各自が思い思いのペースで登り始めるところです。

しかし,今回は,飛び出してグイグイ登っていく人が一人もおらず,みんなかたまって登ります。

清く正しいサイクリング。


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ときにはおしゃべりをしながらののんびりヒルクライム。




高度が上がってくると,海と港町の展望が見事です。


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木々の間から海が見えるのも楽しいです。

ずーたにさんが,明石海峡大橋が見えると教えてくれました。

ヒルクライムでこういう景色が見えるところはなかなかありませんね。




標高が上がるにつれ,肌に感じる温度も下がってきました。

それもそのはず。

三日前に降ったという雪が路肩に現れました。


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最初は,「おお,雪だ!」 なんてはしゃいでいましたが…



その雪がだんだん増えてくると,少し不安になってきました。

このまま寒霞渓まで無事に上がれるのでしょうか。

雪に阻まれて断念,なんていうストーリーは考えたくありません。


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── つづく



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小豆島の海



明けて日曜日。

待ちに待った小豆島ライドだ。

じつは,昨年から計画されていたのですが,流れたり,参加できなかったりで,今回やっと2回目の小豆島。



1回目に走ったのは,2015年の夏

コギコギさんのブログを読んで楽しみにしていたのは,なんと言っても寒霞渓 (かんかけい) と四方指 (しほうざし) からの絶景。

しかし,絶景との出会いは,寒霞渓に垂れ込めた厚い雲によって阻まれてしまった。

それでも,ずっと霧の中を登っていった面白さは,今でも心に深く残っている。




夏はそういうこともあるだろうけれど,冬なら晴れの日も多く,空気も澄んでいて,絶景を楽しむにはもってこいだ。

コギコギさんも,「冬こそ小豆島のハイシーズン」 と言う。

楽しみだ。

それに今回は,「小豆島を走ってみたい」 という gottu さんがいっしょに走ってくれる。

うれしい。



日曜の朝,5時半からバイクの準備。

6時に,コギコギさんが相生駅前まで迎えに来てくれた。

3人で出発。




フェリーの出る日生港は,まだ暗い紺色の帳が下りていた。


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暗い駐車場に集まってくる仲間たち。

初めていっしょに走る人も多い。

中でも楽しみにしていたのは,コギコギさんのブログで 「ニセ臨」 マークを背負って一躍有名になったヒトムさんだ。

話に聞いていた通りの若々しい女の子。

総勢は11人となった。



さて,準備をしてフェリーに乗船。


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なんと,岸壁に渡された鉄板が凍っている!

小豆島の道は大丈夫だろうか…。




さてさて,フェリーの中は遠足のバス気分。

自己紹介の後,楽しい話が続く。

ぼくは,ヒトムさんにプレゼントをもらって大喜び。



でも,外の景色が気になって仕方がないぼくは,デッキに写真を撮りに行ったり,あちこちの窓を眺めたり,椅子にもどっておしゃべりの和に参加したりと,まあ,我ながら落ち着きがない。

だって,空と海がきれいだから。


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下の写真の正面に見える,遠くの島影がが小豆島。

雲が若干多めだが,青空も見えている。


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席に戻ると,今日のコースの相談。

島の中央に位置する寒霞渓は,標高が高いので道が凍結している可能性も考え,フェリーの着く大部港からまっすぐ登るのは止めた。

着いてすぐなので,北側は気温が上がっていないだろうし,斜度も高いので危険度も高いと判断。

ぐるっと南側まで回り込み,日下部から登ることにした。


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これなら,凍結があったとしても午前中に融けてくれる可能性があるし,斜度が低い。

登りで道の状態を確認すれば,同じ道を下った方が安心できる。

計画決定。





そんな相談をしているうちに,どんどん島影が大きくなり,フェリーが大部港に到着。


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かなり気温が低く,脚が寒い。

上は,メリノウールのインナーを3枚着込んできたので問題なし。




朝の冷たい空気の中を走り始める。

海岸沿いのアップダウンが楽しい。


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海が切れ込んでいるところには港と町があり,海面の近くを走る。

集落を抜けると登りになって高台へ。


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海岸から高さのある,見晴らしのよい道が楽しい。

下っていくとまた港と町。

その繰り返しのリズムが心地よい。



そして,ひときわおもしろいのは,太陽の位置と海の色。

太陽の方向に向かうときは,海と空が一体となって明度の高い景色をつくり出す。


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一方,後ろを振り返ると,さっきまで明るく見えていた海の色が一変し,深みのあるサファイアブルーになる。


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さまざまな色をちりばめた,油絵の点描のような海の色がすばらしい。

これは,おだやかな瀬戸内の海ならではの楽しみ方かもしれない。




しかし,南風台に着くころ,空の様子が怪しくなってきた。


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雲ばかりの空を見上げて,寒霞渓は大丈夫だろうかと不安になってきた。


なにせ,一気に立ち上がった山の上だ。

下界とはちがった世界に行こうというのだから。

南風台の 「南の風」 とはちがったイメージの鉛色の風景に,胸騒ぎが…。


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幸せへの願い



日曜日に小豆島を走るために,土曜日のうちに相生に入りました。

今回は,gottu さんといっしょです。




「せっかくだから JUN くんのアトリエ に行ってみたい」

と,gottu さんが言ってくれたので,もともと行く予定でしたが,それならと,案内しました。



夏に行ったときは少し迷いましたが,今回はスムーズに行けました。


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今回も,JUN くん,JUN くんママ,愉快な仲間たちが出迎えてくれました。

まずは,JUN くんからていねいな新年のご挨拶。

いつものように,両手を胸に当てるポーズです。



このポーズを見るたびに思うのです。

言葉というのは,心の中から出てくる気持ちを大切に大切にそこにのせたいと。



あたたかな日差しを浴びたアトリエの作業テープルには,次回の作品展でメイン展示となるカレンダーが置かれていました。

今回のテーマは 「お洒落」 です。


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日本の伝統的なデザインである,麻の葉,青海波,亀甲などが取り上げられ,それを JUN くんのセンスで味付けしたカレンダーです。

「お洒落」 のテーマにピッタリ。



そして,ひとつひとつのデザインに込められた願いは,上の写真のTシャツの中に紹介されています。

これがまたすてきなんですよね。

ぼくも知らないものがたくさんありました。



子どもが健やかに育つようにとか,平穏な毎日が続くようになどの,人びとの素朴で温かな願いがそこにあるんです。

これは,JUN くんママの願いでもあるし,それを支える愉快な仲間たちの願いでもあるのでしょう。

これが,「お洒落」 の裏にある本当のテーマかもしれませんね。



作品展が楽しみです。


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「お洒落」 がテーマですから,アトリエの中はおしゃれな空間になっています。

お正月飾り。


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和柄デザインを活かした,今年の干支。


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JUN くんママこだわりの配線とスイッチ。


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そのほかにも,細部にさまざまなこだわりのポイントがあって,宝探しのように楽しい空間です。

アトリエを見学させてもらったあとは,いつものように楽しいおしゃべり。

これもすてきな時間です。




果てしなく続くような楽しいおしゃべりは,幸せな音楽のよう。

この明るさと元気さが,JUN くんを育ててきたんですよね。



JUN くんママは,初めてここを訪れる gottu さんが,自分のことをどう思うのか気にしていたようです。

「私って,ぐいぐい行き過ぎる?」 って。



それは杞憂です。

gottu さんが,「できれば,作品展に来たい」 と言っていたのがその答えです。



今回も,別れ際に,「また来てね,何日に来られる?」 とJUN くんが言ってくれました。

うれしいです。

また,来るね。






このあとは,新舞子の海岸へ行きました。

風が強かったです。

いつもなら,穏やかな海が,今回はかなり波立っていました。


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播磨シーサイドロードの七曲がりも風が強い,強い。

ペダルが重い,重い。



室津に下りて,牡蠣の試食をさせてもらいました。


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牡蠣の入った味噌汁が飲みたかったのですが,今年はやっていないようです。

残念。




室津も,海のきれいな町です。


強い風で運ばれてきた雲が空の模様をダイナミックなものにしています。


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風に強さに加えて,おなかの空き具合も限界。

万葉岬に登るのは止めて,鮮魚とれとれ市場に急ぎました。



でっかいえびの天ぷらが載った天丼。


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お腹を満たして外に出ると,その寒さと風の強さに,

「もう,だるま珈琲に向かおうか」

ということになりました。



万葉岬に登ろうとか,龍野の城下町まで行ってみようかという計画は一瞬にして消え去りました。

でも,今日は,JUN くんのアトリエ訪問に最大級のインパクトを受けた二人は,満足でした。

なにせ,「シアワセへの願い」 が込められていましたから。


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さあ,明日は小豆島。

天気予報もバッチリ晴れ。

すばらしいライドになりそうです。










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