2018 桜巡り (13) 自転車花見の真骨頂



サクラの旅,その13


向かうのは,小坂町。飛騨小坂 (ひだおさか) と呼ばれる地域です。


道の途中にも見事なしだれ桜がありました。

お寺かと思いきや,民家のようです。


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飛騨小坂の駅を過ぎて,県道 437号線に合流するあたりは 「小太郎淵」 という美しい淵があります。

このあたりから,旧街道宿場町の雰囲気です。



小坂小学校横の短い激坂を登ると,浄福寺があります。

小さいけれど,とてもきれいにされているお寺でした。

塀の外と境内,それぞれに1本ずつ,りっぱなしだれ桜があります。


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満開。



境内の方は,樹齢 200年。


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説明を読むと,江戸吉原の妓楼が梵鐘を寄進した際に,遊女たちの願いでこの桜もいっしょに運ばれて植えられたとのこと。

自らの願いを託したんでしょうね。

そんな説明を読むと,なんともいえない切ない気持ちになります。





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花に近寄ってみると,犬山のしだれ桜と同じ種類,エドヒガンの変種,イトザクラでした。

たまたまですが,犬山の大好きな常福寺と,小坂の浄福寺。

名前の音が同じで,サクラも同じでした。

これでワンちゃんがいればカンペキですが (笑)。




小太朗淵のすぐ上に公衆トイレがあって助かりました。

冷えるとおしっこが近くなりますからね。



近くの神社にもしだれ桜が見えましたが,寒いし,時間が迫ってきそうだったので,また次回。




同じ道をとって返します。




行きにチェックした森山神社へ行きます。

何人もの人が三脚を立てて撮影しています。


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小さな神社の前に大きなしだれ桜。

神社の姿がまったく見えません。

岩太郎桜の兄弟木で,こちらも樹齢は 100年を越えます。




望遠でのぞくと,鳥居としめ縄がかろうじて見えます。


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このカーテンをくぐって参道の階段を上るわけですが,たくさんの人が撮影しているので,ちょっとためらう雰囲気です。


おそらく咲き始めはもう少しピンク色が濃いと思いますが,咲き上がって花色はほとんど白になっています。




青空が出てきたので,もう一度岩太郎桜へ行くことにしました。

適当に見当を付けて細い道に入り込み,たくさんの桜が咲く里を抜けてもどります。


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こうして切り取るだけで,なんと美しい風景だろうかと思います。

こういう走り方をしていると,「自転車は無敵だ」 なんて思っちゃいますね。



ふと視界に入ったものを目指して,自在に方向を変え,

ふと目に止まったものに感じて,ブレーキをかける。

ひょいともどって道端でそれを眺め,写真を撮る。

かと思えば,けっこうな速度で次の場所へ移動することもできる。

クルマのように駐車場の心配もいらない。

細い路地に入り込んで,地元の人しか知らない魅力を発見できる。



そういう点で,ここ下呂市のサクラは,自転車花見に絶好の場所です。





岩太郎桜にもどって少し待っていると,人が途切れたので写真を撮りました。


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こうして見ると,本当にりっぱな桜です。

形容する言葉がありません。

すぐとなりには小さなお墓があって,その上にもしだれ桜が植えてありました。


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これも百年後には,りっぱな姿になるんでしょうね。

百年後にまた見に来ましょうかね。




続いて往き道にパスした永養寺へ。

山門前には,横に大きく枝を広げた薄墨桜。


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山門をくぐると,樹齢 350年のしだれ桜。


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本堂の階段横には花飾りがありました。

4月8日はお釈迦様の誕生日,花祭りですね。

子どもたちが通った保育園はお寺だったので,毎年甘茶をいただいていました。




この後,最後に,少し離れたお寺まで走る予定だったのですが,時間がなくなってきました。

そして,もう身体が冷えてきてギブアップ。

とりあえずクルマまで戻ります。



また風が出てきて寒いので,ガンガン漕ぎを入れますが,もう,ホントに寒い!

息は切れますが,身体が温まりません。

あれ? と気づいたころには,駐車場のある場所を通り過ぎていました。


しかも,戻ろうとした道がまたややこしいところで,幅1メートルしかない堤防に出てしまいました。

風が強いのに,なんでこんなに危なっかしい道を走っているんだ!

両側への落下を気にしながらトロトロ走ったので,よけいに寒い!



クルマまでもどって着替えて,ホッ。

冷えた身体がちょっとゆるみました。



ここからはクルマで,最後の目的地のお寺へ行きます。




── つづく




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Comments 6

カンパチ  

名木、名刹

 リキさん、おはようございます。
 立派な花木のあるお寺は、建物や施設が
綺麗に手入れされていて、どこを撮っても
フォトジェニックですね!
ただ、僕も痛感してるのは、あまりにも
邪魔な電線です、素晴らしいアングルなの
に丁度写りこんでくる、腹立たしいですね。
まあ、その地域のお住まいの方には欠かせ
ないライフラインなので仕方ありませんが
・・・

2018/04/16 (Mon) 07:53 | EDIT | REPLY |   

リキ  

カンパチ様

カンパチさん,こんばんは。

ああ,電線!
「じゃまなんだよ!」と言いたくなるところをぐっとこらえ,自分の脚や画角で映り込まないところを探します。
文化の成熟とともに,こういうすてきな場所では地下に埋設するなどの動きが出てくるかもしれません。
その前に,電線が映り込んでも絵になるような腕を身につけるという手もありますけどね。

2018/04/16 (Mon) 20:39 | EDIT | REPLY |   

hamo  

素敵な桜ですね。
やはり山村でみかける一本桜には特別な感情が湧くものです。

都会で群れをなして咲き誇るソメイヨシノも悪いわけではないのですが、明治以前からの日本にあった桜とは山村にあるような一本桜ではないかと思っています。集落の寺や神社、そして民家の軒先で地域に愛され守られ咲き誇る桜はとても美しいものですね。

今年は気温上昇で花見サイクリングを逃してしまいました。
また来年の楽しみに参考にさせていただきますね!

2018/04/16 (Mon) 23:08 | EDIT | REPLY |   

リキ  

hamo 様

hamo さん,こんばんは。

たしかに,ソメイヨシノが里を席巻するなか,それよりずっと前から生き続けてきた桜はさすがに風格がちがいます。
ソメイヨシノもきれいですけどね。

ぼくも,hamo さんが行った峠の「嶽見桜」を来年は見に行こうかな。

2018/04/17 (Tue) 19:56 | EDIT | REPLY |   

gottu  

7枚目の写真。今回の僕的ベストショット!綺麗に輪を描いたカーブとその高台にある一本桜。あーこの風景のなかを走りたい(出来れば被写体になりたい)
保存させて頂きました(^_-)

2018/04/18 (Wed) 00:14 | EDIT | REPLY |   

リキ  

gottu 様

gottu さん,こんばんは。

お目が高い!
ぼくも,お気に入りの一枚です。
あの坂をgottu さんが下ってくるところをパチリ! ── 来春いかがですか?

2018/04/18 (Wed) 21:18 | EDIT | REPLY |   

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