2018 桜巡り (4) 自転車の軽快さを活かして



サクラの旅,その4

3月26日のつづき。

今回は,自転車の機動力と軽快さを活かした桜発見の旅です。


犬山の町中を抜け,国道41号線に沿って走る交通量の少ない道で,可児へ入ります。

ここで桜ではなく,カタクリの花を見るためです。



その途中,新郷瀬川をわたって木曾街道沿いに北上しているときに,いい桜を見つけました。

ふと脇道に目が行った瞬間,濃い桜色が目に飛び込んできました。

思わずブレーキをかけて戻り,細い路地に入り込みます。



民家の庭先でした。

濃い色のしだれ桜。


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ちょうど庭先に出てきた女性に声をかけると,

「福島から持ってきた桜なんですよ」

と教えてくれました。


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樹のボリューム感からして,植えてから10年以上はたっていることでしょう。

花着きがよく,豪華です。


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ボクが写真を撮っていると,工事に来ていたオジサンたちも携帯で写真を撮っていました。

この濃い色は,やはり人目を惹きますね。



人と人の間にすてきなものがあると,知らない人との間にもあたたかな会話が生まれます。

ぼくの中では,その代表が,赤ちゃん,犬,花です。

それらを仲立ちとして,ふわりと話が始まる瞬間,それが好きです。




再びペダルを踏んで数十メートル走ると,こんどは左手側にお寺。

本堂の脇に桜色のかたまりが見えました。


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またまた,すぐに引き返して,山門側へ回りました。

犬山のお寺にあるしだれ桜はどれも同じ系統のようです。

ある時期に一斉に広まったのでしょうか。

それほど大きくはありませんが,十分に古い樹です。


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どれも同じ品種と思われるのに,樹姿は本当にさまざまです。

ここは,すーっと伸びている優美な姿。



次々と発見しては立ち止まる。

これだから自転車は楽しい!



国道41号線の高架をくぐると,城東小学校があります。

その手前の小さな川には,珍しい桜が植えられていました。

おそらく緋寒桜 (ひかんざくら) でしょう。


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ピンクと言うより赤に近く花びらがほとんど開かずに,下を向きます。

遠目には真っ赤な花がとても目立ちます。


近くを見回すと,小学校の校庭にもしだれ桜を発見!

これは帰り道によることにしました。




これは小学校の裏山。


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エドヒガンザクラが自生しています。

おそらく,こういう自生している桜の中に変種として,「イトザクラ」 とよばれる枝垂れ系の桜が見つかり,この辺り一帯に広まっていったのでしょう。





ここから木曾街道は,名鉄広見線に沿って走る県道186号線に合流します。

木曾街道は,なんとなく古い街道の雰囲気が残っていて好きな道です。

でも,ここは,車がかなりスピードを出して走っているので,それがコワイです。

まあ,いやなら,この道と名鉄の線路の間にある細い道をくねくねと走ればいいんですけどね。



その途中で,濃い桃色の樹を発見。

『となりのトトロ』 に出てきそうな家の庭です。


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近寄ると,ハナモモでした。

車だったら,道の途中で停車は無理ですよね。

もう,自転車最高です。




お昼過ぎにカタクリの群生地に到着。

それはまた,別の機会に書くことにして,次の桜ポイントである,大藪のしだれ桜を見に行きます。



可児の中心部に入らず,南下して可児と多治見が接するあたりへ向かいます。

可児の郊外は,道がまっすぐで幅が広く,交通量が少ないので,まさに快走路。

ついついペダルに力が入り,登りにさしかかると苦しくなります。

桜を見に来ているんだから,ゆったり走ればいいのにね。



小さく一山越えて,多治見側へ下ります。

ここが,大藪 (おおやぶ) 町の神明神社です。


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ここも,桜を見に来ている人は誰もいませんでした。

古い桜が何本もありましたが,この鳥居にかかっている桜が樹齢120年と言われる大藪のしだれ桜です。


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鳥居が桜の花で飾られているのは初めて見ました。

なんか,かわいい。




しばらくすると,近くの施設からご高齢の方を何人か載せた車が到着しました。

花見に来られたようです。



「こんにちは」

と声をかけると,笑顔が返ってきました。


職員の方が,

「○○さん,いい笑顔だね,私,久しぶりに見たわ」

と声をかけていました。

やはり,桜の花は人の心を和ませるんですね。



桜もいいですけど,やっぱり人の笑顔かな,なんて思いました。

50km も離れたところまで自転車で来て,なんだこの結論 (笑)





このあとは,住宅街の山を越えて,犬山まで戻りました。

城東小学校の裏山には,たくさんの桜が自生しています。

いい里山です。


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この桜にひかれて,知らない坂道を登ってみました。

入り込んだ細い道の脇には,かなり大きなエドヒガンとしだれ桜を発見!

ひょっとしたら,これが木曾街道の旧道なのでしょうか。


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その太さからして,これも樹齢は優に100年を超えるでしょう。

何でもないような裏道に,こんなりっぱな樹があることがスゴイです。

小学校の門へつながる道ですから,子どもたちがこの道を通るのもステキです。


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その小学校は,遊具コーナーにしだれ桜がありました。

子どもたちが遊ぶ,その中に咲いているのが桜がある ── これもいいですが,残念ながら春休み。


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4月になったら散ってしまうでしょうね。




最後は,あの,ワンちゃんがいる常福寺。



── つづく

(もう続かなくていいよって,言われそう…)




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Comments 4

カンパチ  

目立つ時期

 リキさん、おはようございます。
 花期を迎えると、こんなところにも桜があったんだね。
と驚くほど、結構自生してますね。
たぶん、実をヒヨドリやムクドリが丸呑みして、せっせと
蒔いてくれてるんでしょうね!

2018/04/02 (Mon) 07:43 | EDIT | REPLY |   

リキ  

カンパチ様

カンパチさん,おはようございます。

そうなんですよ。
咲いて初めて存在を知る木も多いです。
見つけた瞬間のうれしさは何とも言えないものです。
人のすばらしさもそうやって見つけていきたいと思います。

2018/04/02 (Mon) 11:47 | EDIT | REPLY |   

ヒトム  

いつもながら素晴らしいお花の写真!
ぜひもっと続けて紹介してくださいね^^

私の地元にも素敵なサクラの風景は沢山あるんですよ。
リキさんにも見せたいなー。

2018/04/02 (Mon) 23:21 | EDIT | REPLY |   

リキ  

ヒトム様

ヒトムさん,こんばんは。

ありがとうございます。
続けてもいいかな…(笑)

だんだんと桜探索の地域を広げていきますので,いつかそちらの桜を案内してくださいな。

2018/04/03 (Tue) 20:51 | EDIT | REPLY |   

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