2018 桜巡り (3) 正眼寺,笑面寺,立圓寺
サクラの旅,その3
3月26日は朝から走りに出ました。
行き先は,小牧~犬山~可児と80km ほどの予定。
まず,小牧市の町中にある正眼寺 (しょうげんじ)。
ここへ行くには,小牧市の中心にある,小牧山や小牧市役所のあたりを抜けていかなければなりません。
こういう道はどうも苦手です。
正眼寺は,太い国道である41号線を越えて市街地を少し抜けたあたりにある,大きな敷地を持つお寺です。
山門前の参道を入ると右手に大きな駐車場がありますから,車でも行きやすいところです。
わりと新しい雰囲気のある寺ですが,りっばなしだれ桜があります。
これも犬山に多いエドヒガン系の小輪で白みが強い花。
樹勢は盛んで,かなり広く枝が茂り,花着きも見事です。
枝の傘の下に入ると,幸せな気分になります。
ちょっとばかり興ざめは,この池のコイ。
すぐ脇にエサの自動販売機があるので,池に近寄るだけで押すな押すなの大騒ぎ。
できれば,悠然と泳いでいてほしかった。
ま,可愛いんですけどね。
ここも,近所の人がちらほらと見に来る程度で,静かでした。
駐車場にトイレまであるのは,自転車乗りとしてはありがたいです。
ここから犬山へは単純な道ではいけないので,迷いつつ,道を楽しみました。
開けたところでは犬山方面の山が見えるので,大きく方向を誤ることはありません。
車通りが少ない,まったく知らない道は勘で入り込みます。
まっすぐに走る田んぼの中の道もおもしろいです。
小さな集落の端にあった小さな墓地。
墓守のサクラが大きな枝をお墓全体にのばしていました。
桜の花が墓石の一つ一つに語りかけているようです。
ほほえましい春の風景。
途中,山が見えなくなって,少し勘が狂い,北東へ向かうはずが,まっすぐ北へ走ったりして,何度かスマホのお世話になりました。
蝉屋の交差点にたどり着き,笑面寺へ向かいました。
ここは,樹齢260年と言われるしだれ桜があります。
あの圓明寺と同じ種類の桜です。
太い幹は大きく枯れてしまい,かろうじて生き残る枝ががんばっています。
心なしか,今年は花着きがよくなっています。
裏側から見ると,残った枝がかなりがんばっています。
少し状態が回復しているかもしれません。
だとしたらうれしいです。
となりにある小さな墓地には,眼に鮮やかな河津桜の春爛漫の色。
大ぶりで形のいい花は,これ以上はないほど鮮やかな桃色。
墓守の桜にしては,色気ありすぎ? いやこれくらいがいい?
続いて,笑面寺から数百メートル北にある,興禅寺。
すぐとなりには羽黒城趾がありますから,これも由緒ある古いお寺なのでしょう。
大きくはありませんが,りっぱなエドヒガンザクラがありました。
境内裏には,りっぱな楡 (にれ) の古木があります。
羽黒駅方面へと進路を変えて,東へ向かうと,こんどは立圓寺 (りゅうえんじ) があります。
ここは何年か前にケンさんやマコさんと通りかかったときに,ちょうど縁日か何かで鯛焼き屋さんが出ていたので,買って食べたところです。
何気なく通り過ぎようとしたら屋根の上に桜色が!
おお,ここにもしだれ桜がありました。
樹齢は 150年とのこと。
種類は,圓明寺,笑面寺と同じエドヒガン系で,小輪・細枝なので 「イトザクラ」 とも呼ばれるそうです。
この木はずいぶん背が高く,花は高いところにあります。
建物に囲まれているので,どんどん背が高く伸びたのでしょう。
思わぬ発見でした。
この後,思わぬ発見が続きます。
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