生き方を学んだライド (おおげさ)
念願のトンネル桜を見ることができました。
ここからの帰り道は,チャップリンさんが地元走りを見せてくれました。
幹線道路から一本中に入った道を複雑につないで抜けていきます。
得意技を封印して,まったく迷うことなく (笑)
こういう走り方,好きなんですよね。
たぶん,matz さんの影響。
そんな細い道を走っているときに,ふと,古い石垣が目立つ場所を通過しました。
後ろから,S上さんが
「ここ,長篠合戦城跡ですよ」
と声をかけてくれて,
「見たい」
というと,みんなが引き返してくれました。
樹齢が百年以上という巨木が数本あって,とても立派でした。
といっても,なぜか,若々しい巨木。
枯れた味わいなど微塵もなく,勢いを感じる巨木。
どっしりした存在感よりも,生きているのが楽しそうな樹に見えました。
こういう生き方,いいなあ。
チャップリンさんが,山の上に見える,武将が陣を貼った跡を教えてくれます。
この歳になって 「長篠」 がどこにあるのか初めて知りました。
豊川の堤防に出ると,かなり風が強くなっていました。
風の強いときは,身体の大きなチャップリンさんが前を牽くのが通例になっているそうです。
年寄りを衰えさせない配慮?
しかし,困ったことに,びゅーんと先に行ってしまって,まったく風よけになってくれません。
さすがです (笑)
後ろから,S上さんとボスさんの楽しそうな会話が聞こえてきます。
そんなチャップリンさんを話のタネにしているようです。
こういう雰囲気がいいです。
ライドの最終盤,チャップリンさんは,ふと思いついたように,
「イチョウの大きな木があるんですけど,見に行きます?」
と誘ってくれました。
イチョウで,この樹形は珍しいです。
ふつうはもっと上に伸びていきますからね。
近寄ると,太い幹は迫力があります。
メスの古木である証拠,乳房のようなコブが垂れています。
この樹,迫力もありますが,それ以上に親しみを感じます。
ころんと丸い樹形のせいでしょうか。
なぜか,古木なのにかわいい。
この木も,葉が色づくころにはカメラマンに囲まれるそうです。
秋の姿も見てみたいですね。
これは,帰り道の途中で見つけた,オマケ。
菜の花畑かと思ったら,白菜畑でした。
白菜とわかって,ちょっとばかり,ずっこけます。
長篠の勢いあるモミの巨木,最後に立ち寄ったイチョウのかわいい巨木,ずっこけた白菜の花畑。
こういうのに憧れますね。
どっしり構えた落ち着きある年寄りでなく,
勢いがあって,かわいい年寄り。
ちょっとワガママで,
ときに楽しさを優先させる困った人で,
アブナイところがあって,
若い人からたしなめられたりするような,
それでいて,いつも機嫌のいいジイサン。
ぼくには難しいかもしれませんが…。
河川敷駐車場までお付き合いしていただき,解散となりました。
自走の三人を見送って,見所一杯のライドは終了。
計画,下見と,本当にお世話になりました。
チャップリンさん,S上さん,ボスさん,ありがとうございました。
またね!
最後に,
困ったジイサンが撮った,
困ったジイサンの
ステキな後ろ姿。
ね,困ったジイサンは,かっこいいでしょ!
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