ケアが足りない 身体の赤信号
今も首のリハビリに通っています。
もう,必要ないと言えば必要ないレベルまで直っています。
それでも,リハビリに通うのは,リハビリの先生がおもしろいからです。
今回もガツンとやられました。
高めの負荷でローラーを回しているときに,膝の痛みが出ることを話すと,
さっそく,周辺の筋肉を触って,
「ここですね」
イテテテテテ。
痛いところの反対側の筋肉が原因のようです。
「これはたぶん,筋疲労が蓄積しての症状でしょうね」
ふむふむ,ナルホド。
しかし,次の一言が衝撃的でした。
「痛みが出てくるということは,そのトレーニング,空振りになってる可能性ありますね」
ええ~!?
大ショック。
「筋肉のダメージが回復しきっていない時に,また高い負荷がかかれば,オーバートレーニングになっていきます。」
「そうなると,筋肉が太くなってように見えても,炎症を起こしてむくんでいるだけということもよくあるんですよ」
「筋繊維が太く強くなっていかないばかりか,その逆ということもありますね」
「まあ,まったく効果がないということはありませんよ。たとえば,心肺機能を鍛えるとか,根性をつけるとか,そういう点では効果があります。でも,筋肉のことを考えたら,マイナスになっている可能性がある。それは悲しいでしょ。」
ど,どうすればいいんですか?
「それは,やっぱり,筋肉のケアですよ」
「1時間,トレーニングの時間を取るとしたら,15分ストレッチ,30分トレーニング,15分ストレッチ,という配分が理想的ですね。」
「ただし,退屈だとか,モチベーションに関わることもあるので,ケアに割く時間が多少短くなってもいいですが,ケアが大切ということはしっかり認識しておかないとね」
「プロだったら,身体は商売道具ですから,きちんと手入れをしないと話にならないということですよ」
ということでした。
ぼくはプロではありませんが,できるだけ長く続けたいので,「身体のお手入れ」 をしっかりやっていこうと思いました。
その後,ケアに充てる時間を増やしました。
ローラーを回した後に,いつもより念入りにストレッチをして,寝る前にもう1セット,ストレッチの時間を取りました。
すると,次の日,ずいぶんと脚が軽くなりました。
階段を上るとそれがわかるんです。
ストレッチや睡眠など,身体のケアは,もう,トレーニングの一部だと考えた方がいいですね。
いろいろな本で読んだりして知っていたことなのに,それは 「言葉だけの知識」 でした。
「生きた知識」 として使えなければ,意味がないんですね。
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