瀬戸内を走る 小豆島 その2



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二つの醤油蔵を訪ねて,生素麺を食べた後は,いよいよ寒霞渓 (かんかけい) に向かう。

12km の長いヒルクライムだ。

下から見えるあの雲は,上に行ったら晴れてくれるのだろうか。




山の雰囲気のせいか,標高 500m 前後のところを走っているはずなのに,2000m 近いところを走っているように感じる。

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街中から30分ほど登ってきただけとは思えない標高の高さ感。

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「登ってきたぞ~」 という満足感がたまらない。

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長いヒルクライムは,それぞれの力の差が大きく出るので,全体にばらけて登っていく。



大きな背中を揺するように登っていくセーテンさん。

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あの体重からすれば登りはかなりキツイはずだが,その頑張り方はいっしょに登るぼくらの気持ちを奮い立たせる。

刺激的だ。



そのセーテンさんに寄り添うように登っていくコギコギさん。

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いつしかぼくらは霧の中を走っていた。

下から見た,あの雲の中だ。

森の中の道がすーっと霞の中にとけ込んで消えていく。

気温もぐんぐんと下がる。

真夏のライドだというのに,素肌に感じるひんやりした空気が快感だ。

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これは,ちょっとした優越感 (笑)


下界の人たちは暑いでしょうね~,

ぼくらは涼しいところまで自分で登ってきましたよ~,っていう感じ。

そのちょっとした優越感は,登りのきつさを少しだけ緩和してくれる。




霧の中を走るのはおもしろい。

前走者が20mも離れるとその姿は磨りガラスの向こうの世界へと溶け込んでしまう。


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自分だけが切り離されて不思議な世界にワープしてしまったのではないかと,ドキドキしてしまう。




素晴らしい眺望がひらけるはずのピークに到達しても,この濃い霧だ,

今日はそのすばらしい景色を見ることはできないだろう。


それでも,この霞の中を走る浮遊感と幻想的な気分はライドの楽しみとしては第一級のものだ。






やがて,登りの斜度が緩くなり,ところどころ下りが混じり,広い駐車場に到着した。


頂上のロープウェイ乗り場に着くと,人の声がしてきたり,店に出入りする人たちの姿が見えてきて現実に引き戻される。





そして,頂上からの絶景はというと ……


予想通り,見られなかった。





体が冷えてくると寒くなってくる。

夏とは思われない。

高原の別荘地のようだ。

海から高山まで味わえるとは,なんとお得な島か。




みんなと話していると

「リキさ~ん!」

と,コギコギさんの大きな声!

もしやと,急いで行ってみると ……

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霞がうすくなった切れ間から港と海が見えている。

絶景の一端を拝むことができた。

ここまで自分の足でよく登ってきたな,というご褒美だろうか。

ありがとう!




それにしても寒い。

路くんが震えている。

「寒霞渓」 とはよく言ったものだ。

寒さも霞もしっかり味わわせてもらった。





── つづく







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Comments 14

hiro@臨時漕会  

大阪から小豆島は近いようでなかなかハードル高く行ったことないんですよね(・_・;
楽しそうだー( ´ ▽ ` )

2015/08/04 (Tue) 20:08 | EDIT | REPLY |   

Fosetta  

タイトル

晴れてたら素敵な絶景が見れたんでしょうね、でも雲が空の天井見たいに見えます。これはこれで良い景色ですね。

追記、ロードバイク復活出来る位回復しました。まぁ、1ヵ月入院生活の代償は大きく「乗れた」だけで「走れる」レヴェルではないですが、それでも復帰ライド楽しかったです。

リキさんからのお見舞いの言葉有難う御座いました、嬉しかったです。

2015/08/04 (Tue) 20:38 | EDIT | REPLY |   

タイプR  

タイトル

寒霞渓に登りながら思ってました。この雲の状態なら寒霞渓は次回にとっておいて下界をめぐるコースを提案した方がよかったのではないかと。
しかし、どうやらこのコースでよかったみたいですね。晴れた寒霞渓、紅葉の寒霞渓などいろんな表情をこれから楽しんでいってください。もうすでに底なし沼にハマったも同然かもしれませんよ^^)

2015/08/04 (Tue) 21:40 | EDIT | REPLY |   

リキ  

hiro@臨時漕会様

hiro さん,こんばんは。

それはもったいない!
ぜひ,復活の暁には!

2015/08/04 (Tue) 21:48 | EDIT | REPLY |   

リキ  

Fosetta 様

Fosetta さん,こんばんは。

復活,おめでとうございます。
山あり,谷ありが人生ですからね。
それだけに乗れる喜びは大きいですよね。
ぼくも,そう思いました。

お互い,健康とケガには気をつけて乗り続けましょう。

2015/08/04 (Tue) 21:50 | EDIT | REPLY |   

リキ  

タイプ R 様

タイプ R さん,こんばんは。

いやいや,あの寒霞渓の登りは忘れられない一コマになりました。
最高でしたよ。
次に登った時,霧がかかってなかったら,がっかりするかも(笑)

もうすでに沼にはまっていますので,次回もおつきあいのほどよろしくお願いします!

2015/08/04 (Tue) 21:52 | EDIT | REPLY |   

住友輪業  

タイトル

あの濃い霧は・・・だいたいショーンさんのせいです(笑)
バイソンさんが雨を降らせる男ならば、ショーンさんは雲を発生させる男ですからね。

でも確かに幻想的で滅多に走ることができない風景の中を走ることができましたね♪

2015/08/05 (Wed) 00:30 | EDIT | REPLY |   

ショーン  

寒霞渓では登るの遅くて長くお待たせしてしまいましたm(._.)m

寒霞渓は登るのは2回目ですが、2回とも雲の中なんですよ…次は是非絶景を一緒に眺めましょう\(^o^)/
俺がいたら見れないかもしれませんけどね(o´艸`)

2015/08/05 (Wed) 07:02 | EDIT | REPLY |   

ダイズ  

ホントだ(笑)
まさに「寒霞渓」ですね\(^o^)/

次は紅葉の季節に行きましょう!
小豆島は思ったより近いですしね♪

2015/08/05 (Wed) 08:10 | EDIT | REPLY |   

リキ  

住友輪業様

住友さん,おはようございます。

臨時漕会にはいろんな人いますね~。
困ったものです。
こんど,紅葉の季節にでも行くなら,その人たちには内緒で出かけなきゃいけませんかね(笑)

でも,この前の霧はすてきでした。

2015/08/05 (Wed) 08:44 | EDIT | REPLY |   

リキ  

ショーン様

ショーンさん,おはようございます。

あの小さなスプロケで,アップダウンの繰り返しと,寒霞渓のヒルクライムに挑むこと自体がオドロキですよ!
お疲れ様でした。

次回までに,雲の発生をコントロールできるよう,能力を磨いておいてください(笑)

2015/08/05 (Wed) 08:50 | EDIT | REPLY |   

リキ  

ダイズ様

ダイちゃん,おはようございます。

思ったより近いって感じますね。
(運転しないヤツが言うなって,言われそう 笑)

ぜひ,紅葉の季節にも!

2015/08/05 (Wed) 08:52 | EDIT | REPLY |   

ワタル  

リキさんこんばんわ。
寒霞渓~さすがリキさん( ̄▽ ̄)b
僕は昔から山で雲のなかに入るのは大好きですので、寒霞渓ではかなり~ワクワクしてはしゃいでました(^-^)
秋は、寒霞渓の紅葉と合わせて前島の紅葉も見てみたいですね~


追伸 写真沢山いただきました。沢山いい写真を撮っていただいて嬉しかったです。ありがとうございました。m(._.)m

2015/08/05 (Wed) 20:53 | EDIT | REPLY |   

リキ  

ワタル様

ワタルさん,こんばんわ。

ぼくも,若いころ,ときどき山登りしてました。
そういえば,昔から嫌いじゃなかったと思います。
紅葉の時期には是非行きましょう!

2015/08/06 (Thu) 21:09 | EDIT | REPLY |   

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