「ゆったりライド」 ── 結局こうなる



米原から醒ヶ井までの小さなライドは,とても楽しかったです。

20数km でしたが,充実したライドでした。

こういうコンパクトなライドも,目的地や走り方次第で十分な充実感を味わえますね。

掛け値なしの 「のんびりライド」!

そう,今回はゆっくり走るために来ているのです。




しかし,この日はまだ終わりではありません。




米原までもどったあとは,車で移動です。



まず,先日記事にした カフェロヴィニ で昼食。

そのあと,大津を起点に信楽方面の山の中を走ります。

最終目的地は,あの茶丈藤村です。






少しずつ山の中に入っていきます。

15_0717_00.jpg


おもしろかったのは,瀬田川の支流に当たる大戸川ぞいの道です。

メタさん,ぼく,d さんの順で走っていたはずなのですが,あれ? d さんの後ろに4人目の走者が …。



若い人でした。

しばらく,一番後ろで走っていたその人が,

大戸川沿いの坂道に入るとすっと前に出てきました。



一気に抜き去っていくわけではなく,ぼくらのペースに合わせて走っているように見えました。

ぼくは,「牽いてくれるんだ」 と思い,後ろに着かせてもらいました。



ところがこの若者,ぼくたちよりずっと速い人でした。



まず,フォームがきれいです。

ペースが一定で,上体にブレがありません。

勾配がグイッと上がっても,ギアを落としません。

それどころか,一定のケイデンスで(!)走り続けるのです。



つまり,勾配の上がったところほどぐいぐい漕がないと着いていけないのです。

別のいい方をすれば,勾配に比例して出力が上がるのです。

これには参りました。



「アウター縛り」 という言葉がありますが,この人の走りは,「ギアチェンジ禁止ケイデンス一定縛り」 と言えるような危険な設定です。




「着いていこう」 と決めたのは,無謀だったかもしれません。

ちょっと後悔し始めます。

斜度が上がるごとに,ぐいぐい加速しなければならないような感覚です。



それでも,こういうペースに着いていくのはおもしろいです。

もちろん,決定的に速いペースだったら,まったく着いていけません。

しかし,少しがんばればギリギリ着いていける,こういうペースには乗っかってしまいます。

ちょっと気を抜くとスーッと離れていくので,油断ができません。

なかなか充実感のある走りです。

相当キツイですけどね。




平地だと,こういう強度で走ればかなりの速度になってしまいます。

それは苦手です。

でも,坂ならこの強度でもほどよい速度になります。



彼はずっとシッティング。

しかし,最後の勾配がかなりきつくなるところでは,とうとうダンシングを使いました。

そのダンシングの速いこと速いこと。



ここで完全に千切れました。


そのあと追いつくと,彼が話しかけてきました。

Biwako Cycling のメンバーを何人か知っているとのことでした。

ずっと牽いてもらったお礼を言って別れました。



6km 弱のゆるい登りでした。

彼につかせてもらったことで,ぼくにとってはかなり強度の高い走りとなりました。

全然 「のんびり」 ではありませんでしたね。


バイクを止めると,一気に上半身と顔に熱さが襲いかかります。

ああ,こんなにがんばる予定じゃなかったのにな~(笑)

d さんとメタさんを待つ間にも,ひっきりなしに汗が額からしたたり落ちます。




そういえば,メタさんにとっては暑さと坂が一番の敵とか。

この日は両方がそろってしまいました。

メタさんは,ぼくが 「山の中を走りたい」 と言ったことに合わせて,自らの身を切るようなライド計画を作ってくれたのです。

本当にありがたいです。






三人がそろって,また出発です。



ここの信号交差点からは,北と南に山岳ルートがあるようです。

今回は南に向かいます。

田代川沿いを南下。

緑の中を走るすてきな道です。

15_0717_02.jpg


琵琶湖沿岸の市街地で感じた,ムオッとする蒸し暑さは,ここにはありません。

なんと風が気持ちのいいことか。



ウグイスの声がすぐ耳元で聞こえます。

ときおり,山の静寂を切り裂くように,d さんのニューホイールであるボーラのラチェット音が鳴り響きます。




途中,「三筋の滝」 という滝がありました。

川の方に下りていくと,ふわ~っと小さな水滴を含んだ風が上がってきます。

15_0717_01.jpg

落差はありませんが,きれいな滝でした。




耳に届く滝の音。

肌に舞い降りる滝の潤い。

心を震わすライドの愉悦。




メタさんは少し後ろを走っているので,d さんと二人で登っていきます。

こうしてゆっくりいっしょに走るのは初めてなのに,全然そんな気がしません。

自転車乗りはとくにたくさんの会話をしなくても,いっしょに走っているだけで,どんどん関係が近くなっていくのです。

追い抜いていく車はまったくと言っていいほどなく,快適な山道でした。




しばらくしてから,メタさんが追いついてきて,「ここ曲がります」 と入った道がすてきでした。

ときおり杉木立が現れる森の中の道です。

薄暗い森の中に,日の光が射し込む様子は,何とも美しい。

光と影は,お互いに交錯することでそれぞれの味わいを深めます。

15_0717_04.jpg

「ここ,好きなんですよ」 というメタさんの笑顔。

ぼくもこういう道は大好きです。

もう少し続いてほしいと願いしまたが,里に下りてきてしまいました。



ここでコンビニ休憩。



あらためてメタさんのバイクを見せてもらいました。

15_0717_05.jpg

同じタイムでも,ぼくのマシンは直線的で強い印象があります。

15_0717_06.jpg

メタさんのマシンは,流麗な曲線が印象的です。

Fludity という名前にぴったりですね。

ちょっと走らせてもらうと,その印象はますます強まりました。


「違和感のなさ」 に共通点を感じました。

よく似た感じでした。

あえてちがいを言えば,ぼくのバイクよりも優しい乗り心地でした。


d さんのアンカーは,王道をいくかっこよさ。

15_0717_07.jpg

黒と銀のフレームに,ボーラのダークラベルがすっごく似合います。

ロードバイクのことをほとんど知らない奥様をして 「かっこいい」 と言わしめたコーディネイトです。



このあとは,もう少し登る予定だったようですが,時間が無くなってきたため,最短の道で茶丈藤村に向かうことになりました。




しばらくゆるい登りだったのですが,右折して山に向かったあたりから,またもや 「ゆったりライド」 に異変が!



登りの勾配が上がったところで,d さんが急加速!

ぼくは少し離れて走っていたので,何が起こったかよくわかりませんでしたが,メタさんから 「追え!」 との指令が飛んできました。




ホストの指示ですから,追いかけましたよ。

勾配が緩くなるあたりで何とか d さんをとらえたものの,ここからがたいへんでした。

アップダウンを含む下り基調の道を,d さんが飛ばす飛ばす。

かなりの速度でした。

しばらく後ろにくっつかせてもらったので,途中から先頭交代しました。




「ゆったりライド」 のはずだったのに,またこういう展開になるとは…。

だいたい自転車乗りが集まると,こういう展開になったりするのが常ですけどね (笑)



たぶん,Biwako Cycling の朝練はこんな走りが続くんでしょうね。

あとで聞くと,メタさんから d さんに「行け!」 と指令が出たようです。

そこで,「仕方なく」 こういう展開になったとか。

やれやれ…(笑)





しかし,これで終わりではありませんでした。


時計を見ると,茶丈藤村の閉店時間が迫っていました。



これはたいへん!



最後のチョイ坂を越え,瀬田川沿いに出ます。

南郷洗堰の橋を渡ってからは,メタさんを先頭に飛ばします。

信号待ちと夕方の渋滞がもどかしい!




メタさんの強烈な牽きのおかげで,何とか間に合いました。

15_0717_09.jpg

ふ~っと腰を下ろすと,やたらと口の周りが汗で塩辛い!

いただく和菓子の甘さが引き立ちますかね (笑)



待っていてくれた よしのさんと少しの時間お話しさせてもらいました。

楽しいひとときでした。

15_0717_10.jpg




瀬田の唐橋を渡り,メタさん宅へ。

15_0717_11.jpg

一日よく遊びました。

初めての道ばかりで,楽しいライドでした。

メタさんの準備してくれた道も最高でした。


メタさん,ありがとうございました!

つきあってくれたイニシャル d さん,ありがとうございました!



また,秋に行きますね!





写真はこちらにも。




にほんブログ村 自転車ブログ ロードバイクへ







関連記事
スポンサーサイト

Comments 4

まさきち  

タイトル

こんばんは~。

どこをどう走ったのか、想像できちゃいますね(笑)
僕は日曜日に藤村でした。
まりあさんが SHOROsの方が来てたよって教えてくれました。
まさかリキさんだったとは!
あ~僕もご一緒したかったです(´;ω;`)

今度は秋ですか?

2015/07/20 (Mon) 00:50 | EDIT | REPLY |   

メタボびと  

大変遅ればせながら…

リキさん、今日もお疲れ様です!(`・ω・´)ゞチッス


今回のプチ信楽コースは私達年寄りメタボ夫婦が坂練と称してよく走るコースでリキさんには平地も同様かとは思いましたが(笑)車も少なく雰囲気の良い林道もあり少しは楽しんでいただけるかと設定致しましたが~少しは楽しんで頂けたみたいでホッとしております···(❁´ ︶ `❁)*✲゚*


最後に設定していたリキさん唯一のお楽しみポイントだった岩間寺ヒルクライム(オプション)がタイムオーバーで行けなかったのは本当に残念でしたが~内心少し安堵を覚えたのは内緒です···(爆)



私が憧れのリキさんのブログで記事にして頂いた、醒ヶ井~ロヴィニ~茶丈藤村ライド3部作を何度も読み返しては楽しかった一日を思い出し余韻に浸っている間に···


リキさんは、さらなる出逢いを求めて新たなる旅に出ておられたのですね~いやいや本当にタフですねぇ♪(≧∇≦)b


それもクレージーな混ぜるな危険コンビ様や逸般人様を筆頭にそのほかもアカン方々だらけで危険な香りがプンプンと漂う旅なのに~リキさんも好きねぇ♡( *´艸`)


リキさんの実力なら(私の中ではリキさんはもう既に愛知の混ぜるな危険トリオの立派な一員です···笑)そんな危険なメンバーとも対等以上に張り合って楽しんで来られたことと思います!ヽ(`・ω・´)ノ イェイ!!


でも、若者達とのハードなライドに少しお疲れになり~たまには『オヤジ達のゆっくりライド』もいいなぁと思われましたら、是非ともこのド貧脚メタボ野郎とイニシャル d 氏を思い出して頂けると光栄です···( ̄^ ̄)ゞ


秋にはもう少し脚を鍛えて、体を絞って~リキさんに楽しんでいただけるコース(〆は勿論リキさんモテモテのあのお店で···笑)を選定してイニシャル d 氏と共にお待ちしておりますので何卒またよろしくお願い致しますね~m(_ _)m←今回の私のヘタレぶりに呆れ果てていらっしゃることとは思いますが~もしお許し頂けるならこれに懲りずに今一度是非···*˙︶˙*)ノ"



PS*なぜか、あの写真1枚だけが見当たらないのですが···\(^o^)/(笑)

2015/07/21 (Tue) 14:56 | EDIT | REPLY |   

リキ  

まさきち様

まさきちさん,こんばんは~。

なるほど,あのあたりは守備範囲でしたか。
まさきちくん,藤村では「向井理」で通っているみたいですね。
すぐにまりあさんに通じましたよ(笑)

次は秋かな?

2015/07/21 (Tue) 19:50 | EDIT | REPLY |   

リキ  

メタボびと様

メタさんもお疲れ様です!

思うに,あの日のライドこそが,まさにお楽しみライドでしたね。
最近は,アカン人たちとのライドが増えて,少々疲れ気味です(笑)

でも,若い人たちに遊んでもらうのは楽しいですよね。
ビワサイでも,きっとそんな感じなんでしょうね。

秋には,また,オヤジライド行きましょ!
オヤジライド,最高!

あの写真? はて…? (笑)

2015/07/21 (Tue) 19:59 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply