カーボンホイールの熱問題 (引用)



先日,カーボンホイールのブレーキングについて少し書いたところ,ひろ@bikeさんから 「おもしろいページを見つけた」 とのコメントをもらいました。



リンク先を読んでみると,




「カーボンホイールのブレーキングによる熱問題の考察」 と題されたページで,

各メーカーに以下の質問を出して,どんな回答が寄せられたかをまとめたものでした。

ブレーキングだけでなく,そのほかの問題にも言及されていて,とても興味深かったので引用させてもらいます。

なお,少し読みにくい部分もあったので,一部分を引用しつつ,内容を少しわかりやすい表現に変えています。

原文と原訳文で確かめたい方は,上記のリンク先をご覧ください。



【質 問】

下り坂でカーボンホイールを使う時,

①弱めにずっとブレーキング

②強く短くブレーキング

はどちらが良いのか?



【 Zipp 回答 】

短い下りやスポット的なブレーキングだと,絶対的性能の観点から見れば,両者に違いはない。

ただし,極めて長い下り坂でずっとブレーキをかけ続けるのはまずい。社内実験では,150kgの大人が,20%の下り坂を,5~6分下った場合(実際にはあり得ないが),リムの表面温度は700℃に達することが確認されている。ブレーキを数秒離すだけで,リム表面温度は100℃くらい冷却される。こする程度の軽いブレーキングでもリム表面に熱は溜まり続ける。

チューブの選択で言えば,カーボンクリンチャーではラテックス系チューブは使わないほうがよい。ラテックスチューブはブチルチューブより熱に弱い。



【 DT スイス回答 】

強く短いブレーキングが良い。

長い下り坂の場合,ライダーは下記点を気をつけるべき。

タイヤ圧は気持ち低めに。リム表面温度が上がるにつれて,タイヤ内部の圧力は上昇する。条件次第では,圧力上昇は,タイヤメーカー指定最大圧力を超える場合すら有る。タイヤサイズが大きければ,空気圧を下げてもコーナリング性能に差は出ない。

ラテックスチューブは使用すべきではない。



【 HED 回答 】

最悪のブレーキングとは,極めて軽いタッチでブレーキをかけ続けること。これは瞬間的にハードなブレーキをかけるよりひどい。カーボンという素材は極めて優秀な断熱素材であるため,ブレーキングによる熱は内部に蓄積される。例えばアルミリムだとどんなブレーキングであれリム温度を250℃以上にすることは不可能だが,カーボンリムだと450℃まで上昇したケースを弊社は確認している。

タイヤとチューブの劣化を防ぐことも大きな問題である。もしあなたがリム表面を高温まで加熱させたと自覚があるならば,(クリンチャーの場合)最低でもチューブは取り換えるべきだ。あと,タイヤがべたついていないか (=劣化していないか) もチェックすべきだ。



【 Reynolds 回答 】

最悪のライディングとは,リアブレーキのかけっぱなしだ。

質問の回答は,「短いハードなブレーキングのほうが望ましい」。その理由は,長時間のブレーキングによる熱の蓄積を避けることができるから。

一般マーケットでの熱問題の原因は,やはり長いブレーキをかけ続けた結果である。



【 ENVE 回答 】

リムの熱蓄積は,ブレーキングの方法よりも,下りの平均速度に関係がある。下りの最中,コーナーのみブレーキをかけて,あとはブレーキなしの惰性で下った場合,下りの平均速度は上がる。平均速度が高いほうが,リムの熱蓄積は少ない。それは,高速時のほうが低速時より,冷却効率が良いからである。

ブレーキをかけ続けると,パッド表面は徐々に光沢を帯びてくる。一旦光沢の出たパッドは極めて高熱になる。パッド表面を適度に削ることは,ブレーキング性能に絶大な効果を生み出し,リム・ブレーキの熱問題を上手くコントロールすることが出来る。



【 Mavic 回答 】

短くハードなブレーキングなら熱が長くリムにとどまることはない。逆に長く弱いブレーキングは熱をリムに蓄積させ,問題を引き起こす。



【 Campagnolo 回答 】

長いブレーキングはより多くの摩擦熱を生み出す。取り付け不良でリムに接触しているブレーキパッドですら熱を蓄積させる。長い下りでは,ブレーキのかけっぱなし(弱いブレーキング)のほうが,短いブレーキングより熱の蓄積が大きい。



【 Shimano 回答 】

絶え間ないブレーキの掛け続けは,より多くの熱を蓄積させる。短く回数の多いブレーキングは,パッドがリムに触れていない間に冷却が進むので,熱の蓄積は少ない。





週末は北海道で仕事です。

明日,金曜日の午後には出発。

計画していた飛行機輪行は,今回も断念,残念。

今週は,ローラー台に乗る時間もありませんでした。





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Comments 8

チャップリン  

タイトル

rikiさん、おはようございます!

う~ん、これは参考にしなくっちゃ。・・・・・・んっ!(>_<)持ってない!!!



北海道、寒くなるみたいなので、お体大切に!

2014/11/07 (Fri) 07:34 | EDIT | REPLY |   

まっさん  

タイトル

こんにちは。

昔教習所で、長い下りはポンピングブレーキが有効と習ったような?
私もアルミしか持っていませんが、長い下りはポンピングブレーキ(キュッとかけて、緩めるを繰り返す)を心がけています。
熱を貯めないため、夏場の長い下りは途中で休憩したりします。

カーボンは、耐熱には優れているが、放熱に難ありってことなんでしょうかね?
難しい^^;。

北海道。お気をつけて。

ではヽ(´▽`)/

2014/11/07 (Fri) 09:27 | EDIT | REPLY |   

こで314  

タイトル

北海道に自転車持って行ったら大雪だったとか、
寒くて凍死しかけたとか....そんなブログネタを期待してましたw

気候の差が激しいので、風邪などひかないようお気をつけて〜

2014/11/07 (Fri) 12:05 | EDIT | REPLY |   

おばさん  

タイトル

さて 自分のブレーキングは?
思い出せないので 明日 確認のため 坂に向かってみましょ。
北海道はスリムな身体には厳しそうですね。 風邪などひかれませんように!

2014/11/07 (Fri) 20:43 | EDIT | REPLY |   

リキ  

チャップリン様

チャップリンさん こんばんは!

たっぷり参考にしてくださいよ。
近々必要になるかもしれませんからね!

2014/11/09 (Sun) 22:07 | EDIT | REPLY |   

リキ  

まっさん様

こんにちは。

無事帰り着きました。

試走の時は,ポンピングブレーキ,ちょうどそんな感じでブレーキかけました。
言葉でとらえると意識しやすいので,こんどからは唱えながらブレーキかけようかな。

ではヽ(´▽`)/

2014/11/09 (Sun) 22:08 | EDIT | REPLY |   

リキ  

こで314様

すみません,ブログネタほとんど無しでした。

11月に北海道でロードに乗るのは危険だということがわかりました(笑)
こちらの厳冬期の用意がないとアブナイ感じです。

2014/11/09 (Sun) 22:11 | EDIT | REPLY |   

リキ  

おねえさん様

かなり寒かったです。
土曜日も,日曜日も,朝の気温は1度!
これでも「まだ秋」だそうで,基準がちがいます!

2014/11/09 (Sun) 22:12 | EDIT | REPLY |   

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