軽井沢ライドは雲の中 前編


群馬への帰省。

今回は,三日間のみの滞在で,真ん中の日曜日にライドです。

群馬のサイクリストMさんがまたいっしょに走ってくださるとのことで,軽井沢方面へのコースを案内してくださいました。

Mさんは,昨年末に妙義山へ案内してくださった,ベテランサイクリストです。

ブルベにも意欲的に参加されていて,600km も走られたとのこと。

先達が大先輩ですから,安心です。

今回は,高崎から二度上峠を経由して北軽井沢に入り,中軽井沢から碓氷峠を下って高崎に戻る 100km コースです。

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(ルートラボのコースはこちら


前回と同じコンビニで待ち合わせですが,朝から霧雨のようなお天気で,ちょっと先行きが心配です。

雨の予報が出ていないので,天気予報を信じて出発。


榛名山ヒルクライムの出発地点,室田近くから国道 406 を離れて,車がほとんど通らない県道に入ります。

今日は,雲が低いです。

いきなり,10%越えの坂道が出迎えてくれました。

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雲の中に吸いこまれていきます。

烏川沿いもずっと雲の中。

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真夏のライドとは思えない涼しさと快適さです。



数km にわたって続く直線の登りが…。

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はるか向こうまで,ずっと直線の登りが見えるのは,気持ち的にきついので,あまり先を見ないように登ります。

自転車のことや,ライドのことなど,気を紛らわせるようにいろんな話をしながら登ります。

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どこまで行っても雲の中。



たぶん,この左側は谷でしょう。

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雲の中に架かる橋を渡ります。



少し雨っぽくなって来ました。

久しぶりに感じた人の気配のある 「はまゆう山荘」 でちょっと雨宿り。



ここまで 27km を登ってきて,ここから先は,本格的なつづら折れの峠道。

二度上 (にどあげ) 峠まで,8.5km の登りです。

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ところどころ斜度の高い部分も出てきますが,緑のトンネルの中,とても涼しげな峠道です。

追い越していく車も少なく,路面もきれい。


標高も 1000m を越すと,道ばたの植物も少し様子が変わります。

シシウドやキツリフネが花を咲かせていました。

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真夏の日差しが照りつけるようなお天気だったとしても,快適に登れそうな峠道です。



ここ群馬のおもな峠は,カーブ一つ一つに番号がふってあり,頂上までの距離が 数百m 刻みで表示してあります。

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それは,

「あと少しだ!」 と励みにもなり,
「まだそんなにあるの!」 と心くじけるもとになり …(笑)





フウフウ言って,ピークに着きました!

二度上峠,標高1390m です!

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ふと見ると,標識の柱にこんな張り紙が。

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ん? どこかで見たことあるぞ…。

Carpe diem quam minimum credula postero…。

ラテン語,ホラティウスの詩の一節です。

わが SHOROs のチームジャージに刻まれた言葉でした!

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チームジャージには,

Mement Mori (死を忘れるな = 明日はないかもしれない)
Carpe Diem (一日を摘め = その日を楽しめ)

とあります。

この張り紙は,

Carpe Diem に

quam minimum credula postero (明日への信頼は最小限に = 明日はないかも)

と続きます。


こんなお天気の中,峠を登ってきた僕たちにはぴったりの言葉かもしれません。

ぼくが走れるのはこの日だけ。

Mさんは,休暇の最終日。

その日一日を摘め。 まさに!

この,粋な貼り紙,この峠を頻繁に走っているローディーが貼ったにちがいありませんね。



ピークの標識の向こう側には,展望台らしき階段があったので,登ってみます。




さて,その展望は!

ふしぎな光景でした。

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自分たちの下にある雲と,それより高いところにある雲にはさまれるようにして,小さな青空が顔をのぞかせていました。

あの青空の下が,目指す軽井沢方面であることを期待して,峠を下ります。



快適な森の中のダウンヒル。

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湿り気を帯びた濃厚な森の空気。

なんとも幸せな気分。



しかし,雲の中から北軽井沢に降りてくると,もう,急に下界の喧噪です。

人と,車と,観光地の賑わい。

そして,渋滞。

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中軽井沢までの道は,「日本ロマンチック街道」と名付けられていますが,渋滞の横を走るので,残念ながらロマンチックは感じられず。

白糸の滝方面への道は,有料道路で,これまた残念ながら自転車は入れず。


そのまま中軽井沢まで下りのつづら折れを走りますが,まあ,車の多いこと,多いこと。

有名な星野リゾートまで,車が途切れることはありませんでした。



幸いなことに,軽井沢は雨の気配もなく,お天気は大丈夫そうです。

軽井沢の駅前通りまで来ると,おしゃれな出で立ちの観光客ばかり。

ジャージ,レーパンのおじさん二人は,完全に浮いています。

おしゃれなカフェに入ることなど,ぜったいにムリです。

まっすぐに歩けない人通りの中,自転車を引いて観光客の間をすり抜け,別荘地に入っていきました。

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年配のご夫婦のタンデム車がいい感じです。



唯一の軽井沢観光は,この,ショー記念礼拝堂。

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緑が美しい森の中にある質素な礼拝堂です。

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軽井沢がおしゃれなところであるということは,ここ一カ所だけでも十分にわかった気になりました。



さて,このあとは,見晴らしのいい展望台まで登ってみるとこに。

しかし,これが…。


(つづく)


写真はこちらにもアップしてみました。




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Comments 9

matz  

タイトル

ご夫婦のタンデム・・・
息合ってる感がしてほんといい感じです。

実際乗ってみると・・・そのことがよくわかりますw

2014/08/19 (Tue) 22:23 | EDIT | REPLY |   

リキ  

matz 様

ほう~,そんなものですか。
一度体験してみたいものです。
観光地で見つけたら,試してみます!

2014/08/19 (Tue) 22:37 | EDIT | REPLY |   

メタボびと  

こんばんは!

リキさん、今日もお疲れ様です!(`・ω・´)ゞチッス


もう、さすがは博学のリキさん~恐れ入ります!ためになります!!勉強させて頂いております!!!φ(゜Д゜ )フムフム…


こんな素敵な詩の一節がSHOROsのチームジャージに刻まれていたとは…


それもラテン語とは何ともオシャレな~♪


KTMさんもさすがなかなかやりますな~これぞプロの隠し味ですね!



思い起こせば~SHOROsのジャージが届いた日…

妻にジャージを見せびらかしながら~ふっと全く読めない文章を見つけて…

私…「アレ、これ何語?なんて書いてあるの?」
妻…「日本語じゃないことは確かね!」

私・妻…「ガハハハハ‥」

で流してしまった無教養なバカップルぶりがお恥ずかしい…(〃ω〃)



軽井沢ライドから無事お帰りになったようで何よりです!(^o^)/


雲の中に吸いこまれていく神秘的な峠道…


おお~なんやええ雰囲気やなぁ~と思いましたが…

米俵をいっぱい担いだ私は、二度上(にどあげ)峠とか字面だけで即しねます…ヽ(´Д`;)ノ(爆)



ではでは後編も楽しみにしております!(`∇´ゞ


長文失礼致しました…m(_ _)m





2014/08/20 (Wed) 02:21 | EDIT | REPLY |   

ナナホシ  

タイトル

リキさん こんにちは。

雲の中のライド、ロマンチックだな~と思って読んでいたら、
あの張り紙!
ものすごいロマンチック!!!

もしかしてKTMさんが張ったんじゃ!?( ̄∀ ̄*)

ジャージに刻まれた文字の意味、そういう意味だったんですね。
私がその張り紙を見ても気付かずに通り過ぎたと思います(笑)
素敵ライド、続編が楽しみです♪

2014/08/20 (Wed) 07:02 | EDIT | REPLY |   

リキ  

メタボびと様

メタボびとさん 今日もすてきなコメントありがとうございます。

たしかに,雲の中に入っていくのは神秘的な雰囲気でしたね。
おもしろかったです。
二度上峠も,一度ではとても上がらないという意味合いではないかということでした。
道が整備されるまでは,もっと過酷な峠だったようです。

2014/08/20 (Wed) 17:51 | EDIT | REPLY |   

リキ  

Re: タイトル

ナナホシさん こんにちは。

ムム,ここまで KTMさんが来て張っておったか!?
けっこう大きくて,すぐに何語がわからないので余計気になりました。
しかも,2カ所も貼ってあったのですよ。
「気づいてね」というオーラに満ちておりました(笑)

2014/08/20 (Wed) 17:53 | EDIT | REPLY |   

Mより  

たくさんの写真ありがとうございます

リキさん

たくさんの写真を撮っていただき
ありがとございました。

後編で どのような展開になるのか
楽しみにしています。

2014/08/20 (Wed) 21:06 | EDIT | REPLY |   

リキ  

M 様

霧の中で撮る写真もなかなかおもしろいと思いました。
晴れた空の下ではなかなか出ない味があると思います。
後半も,写真を集めたページのリンクを張っておきますので,ご利用ください。

2014/08/20 (Wed) 22:06 | EDIT | REPLY |   

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2014/08/21 (Thu) 00:17 | EDIT | REPLY |   

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