春の小川峠 ~ 峠はやっばり一本だった!

さて,前回からの続きです。

トンネルまでの登りを何とか乗り切り,トンネルを出ると,かなり速度の出る下りでした。

気持ちよく下った後は,小川峠に向かいます。

杉木立の見えるここが,その入り口。

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トンネルまでの登りとはうって変わって,いかにもという峠道。

杉林も,太く背の高い木が多く,古い峠道であることが忍ばれます。

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距離も斜度もほどほどで,登りやすく気持ちのいい峠です。

前日に 120km 走っていなければね(笑)


圧倒的に速い matz さんと,追いかけたひろさんは見えなくなってしまいましたが,そのほかのメンバーはだんだんと大きな集団になっていき,みんなでわいわい言いながら登りました。

峠の頂上はとくに見晴らしがいいわけではなかったのですが,峠道そのものを十分に楽しみました。

杉木立,若い落葉樹,薄暗さと明るさが交錯し,うねりながら高度を稼いでいく道が気持ちいいです。

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いい峠です。

ちなみに,sennmu さんがコメントしてくれました。

「今回のライドは峠は一本です。登って,走って楽しいのが峠。楽しくなければ,ただの坂道」 と。

確かに,「峠」 という言葉にふさわしい定義ですね。

ということで,今回のライドは,まさに 「峠一本」 。失礼しました!



歴史のある峠らしく,ピークには古いお地蔵さん。

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いく種類もの小鳥の鳴き声と,仲間の楽しい語らいが,すがすがしい山の空気を美しくふるわせます。

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ここからの下りもいい道でした。

森の中に描かれる,ロードタイヤ九十九折れの軌跡。

耳元で聞こえる風切り音。

若葉の梢から差し込む陽光。

登りの汗がひいていく肌の感触。


途中からはぐっと道幅が広がりました。

下りなのに,みんなペダルにこぎを入れます。

ゆったりとした直線に近いワインディングを流れるように走るロードバイクの集団は,かなりの速度に達していました。


やがて,遠目にも鮮やかな花の色がちらほらと見え始めました。

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幟には 「はなももの郷」 と染め抜かれています。

ハナモモは,実をとるためでなく,花を愛でるために改良された桃の品種ですね。


当然のように,ここで休憩です。

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ハナモモは,透明感と対極にある,べたっとした色合。

上品さや繊細さを追い求めない,潔いほどの鮮やかさ。

いい色です。


おじさんの集団ですが,気持ちが華やぎます。

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ここから先も,所々に若いハナモモの木が植えてありました。
あと十年もしたら,さぞかしすばらしい景観の郷になるでしょうね。



この先は弓掛川沿いに走ります。

景観だけでなく,名前まですてきな川です。

まあ,この道のすばらしかったこと。

美濃特有の深い碧色の水。

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すっと辺りが暗くなる杉の木立。

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そこへ射してくる春のお日様。


ぼくは写真を撮らせてもらうために最後尾を走らせてもらいました。

みんなは先に行きましたが,ぼくが写真を撮りたいだろうと,なかさんがつきあってくれました。

その気遣いは,この美しい道よりも価値あるものですね。


この時期だけの柔らかく美しい若葉の色。

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ayu さんのパンクさえも,新緑と友情に彩られて美しい光景 (笑)

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あのとき,ぼくが用を足しに道の下へ降りていったのは,内緒にしてね。



小さな橋に立ち寄って,短い時間,川の流れを楽しませてもらいました。

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正午の日差しは真上から降り注ぎ,若葉を見上げる目に,透明感ある緑色を届けてくれます。

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川面の緑と,若葉の緑が競う川沿いの道。

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優しい緑のトンネルがきれいすぎる。
抱きしめたくなる。

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杉の葉の深い色合いは,輝くような新緑を引き立たせる名脇役。

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ダムに続く川は次第に幅を広げ,豊かな水をたたえ始めます。

ひた走る12人の列車。

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ダム周辺は,これまた新緑が美しいので知られるイロハモミジがたくさんありました。

これは秋になったらすばらしい紅葉が楽しめるでしょうね。

秋にも来たい!


やがて,岩屋ダムに到着。

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まさに「岩屋」。

細かく岩を積んだような,見たことのない風貌のダムです。


なかさんが,ここで前後輪ともにパンクしていることに気づくというたいへんな事態になりました。

チューブラータイヤだけにその対応も見たことがなく,みんな興味津々。

完全には直らなかったのですが,このあとも,なかさんの走りは変わらず,「思いやりの走り」 でした。

ダムから先はいい道が続き,先頭集団はどんどんと速度が上がっていきます。

ぼくはそれにはついて行けず,ぼくよりもずいぶん年上の方と二人遅れました。

すると,なかさんがするすると降りてきてくれて,最後まで牽いてくれました。

何度もちぎれましたが…。 なかさん,ありがとね。

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本当にすてきな道でした。

急に好きになってしまった女の子,だけど,登下校のほんのわずかの時間しか,その姿を見るチャンスはない。

そんな気持ちをふと思い出しました。

道に恋するというのは,そんな感覚でしょうか。



春の色をたっぷりと味わえる道です。

そして,秋もきっとすばらしいでしょう。

そして,仲間のすばらしさは,季節に関係なくすばらしい。



sennmu さん,すばらしい道をありがとうございました。

いっしょに走ってくれた皆さん,ありがとうございました。

またね!




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Comments 10

みっちゃま  

タイトル

リキさん こんばんは〜♪

ハナモモというのを初めて聞きました。
ハナモモとshigaさんコラボ、とってもステキです♪

岩屋ダムの写真を見ても、長く大きいダム湖は圧倒的ですね。
益々早く見に行きたくなっちゃいました( ´艸`)

2014/05/01 (Thu) 22:45 | EDIT | REPLY |   

KOU  

rikiさん、こんばんは。
綺麗なところですね^ ^
季節も最高で気持ち良さそう。
いつか走ってみたいですね。

2014/05/02 (Fri) 01:12 | EDIT | REPLY |   

shigarakiyaki  

タイトル

本当に春の気持ちいい時間でしたね。

しかし、写真を見るとさわやかですけど実際は行きは上りの帰りは向かい風の大変ライドでしたね。

2014/05/02 (Fri) 08:20 | EDIT | REPLY |   

ひろ@bike  

タイトル

弓掛川沿いはこんな良い景色だったのですね。走りながらチラチラとは見ていましたが、滝とか全然気が付きませんでした。もったいない・・。これからはゆっくり景色見ながら走ることにしますw

2014/05/02 (Fri) 08:58 | EDIT | REPLY |   

リキ  

みっちゃま様

みっちゃまさん こんばんは〜♪

モモというと,実を食べる方で,ハナモモというと花を観賞する方です。
逆に,
サクラというと,花を観賞する方で,ミザクラというと,サクランボの木です。
どっちがポピュラーかで決まっていったみたいですね。

秋の紅葉の時にいっしょに行きましょうか。

2014/05/02 (Fri) 18:23 | EDIT | REPLY |   

リキ  

KOU 様

KOU さん こんばんは。

知らないだけで,いい峠や道はたくさんあるのですね。
人生の楽しみは,まだまだつきることがないと言ったところでしょうか。

2014/05/02 (Fri) 18:24 | EDIT | REPLY |   

リキ  

shigarakiyaki 様

いい道,いい時間でした。
前日の山岳がなければ,もっと楽しめたかな(笑)

写真には,風と,坂の勾配が写らないのですよね。
だから,写真を見ると,みんな楽しそうに写りますね。

2014/05/02 (Fri) 18:33 | EDIT | REPLY |   

リキ  

ひろ@bike様

そうでしょ!
でもね,速度を上げて走るのも楽しいですよね。
景色を見ながらも楽しいし。
それが悩ましい。

2014/05/02 (Fri) 18:35 | EDIT | REPLY |   

gottu  

とっても行きたかったライドでした。でも、いつ見てもリキさんの写真は構図が魅力的で惹かれますね。後半は緑のなかに緑のなかさんが必ず入っているのも良いですね。あれ?シャレになってます?

2014/05/03 (Sat) 00:04 | EDIT | REPLY |   

リキ  

gottu 様

お見事です。ざぶとん1枚!
おほめの言葉,ありがとうございます。
なかさんは,しゃれた男ですので,ぴったりかと(笑)

2014/05/03 (Sat) 17:50 | EDIT | REPLY |   

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