心 ここにあらざれば
明日は走ると決めた前日は,どこを走ろうかと,地図とにらめっこ。
人の多いところを避けると,自然と足は山に向かいます。
「自宅から半日で往復」という条件だと,だいたい片道 20~30km 程度の範囲です。
もともと山へ入る道は数が少ないので,ホームコース周辺だと,だいたい走ったことのある道ばかりです。
それでも地図をよくよく見ていると,まだ走ったことのない道が見つかります。
ただし,そういうマイナーな道は,グーグルマップを開いてもストリートビューがありません。
ストリートビューがない道は,かなりの山奥か,車の入れない細い道です。
場合によっては,グラベルとか,ダートと呼ばれる未舗装路です。
ぼくは,そういう道が苦手ですが,だめなら引き返せばいいことです。
この日は,事前にお友だちから情報を得ていた道へ向かいましたが,
「情緒のある道ではない」「グラベルがある」 とのことでした。
この 「情緒のある道ではない」 という言い方がいいなと思いました。
道を,「情緒がある」 とか 「情緒がない」 という基準で評価する感覚がステキです。
そう,特に何もなくても,「ああ,いい道だな」 と感じることがあるんですよね。
情報を得た道というのは,定光寺へのアプローチで,まだ走ったことのなかった道です。
こんなところに橋があったのか,という土岐川にかかる橋を渡ります。

ちなみに,この橋は,ぼくの基準で行くとなかなかいい感じです。
今まで入ったことのない小さな集落を抜けて,下っていくと,突然現れる感じがいいですし,少し古くなった感じもいいです。
小さな発見がうれしいです。
車通りのやや多い愛岐道路を横切って,すぐに山へ入ります。
その細い道は,リサイクル業者さんが何軒かある横を抜けていくので,たしかに 「情緒のある道」 ではありません。
そこを抜けると,急に静かな雰囲気になりますが,道はこんな感じで,けっしてロードバイク向けではありません。

雨上がりにこの道はダメですね。
グラベルも苦手ですが,水たまりも困ります。
さらに先へ進むと,「情緒のある道」 になりました。
こちらは,雨上がりのしっとりした感じがぴったりで,苔がきれい。

薄暗さと静かさ,湿度感があって,斜度もほどほどの坂道です。
最後にキツい坂が待ち受けていましたが,そこを抜ければ定光寺公園。
ここでも,お友だち情報によるおもしろいものを見つけました。


何度も通っている公園の駐車場ですが,こんな彫刻があるとは知りませんでした。
ネット上では,「なぞの石像」 と騒がれたときもあったようです。
「このあたりかな」
と思っているとかんたんに見つかるのに,ふだんはまったく目に入らない。
「心ここにあらざれば,見れども見えず」
と言いますが,まさにその通り。
おもしろいものですね。
そのあと,坂を下って城嶺橋へ。
2014年の 『こころ旅』 で火野正平さんが,ここの川原に降りていたのを思い出して,降り口を探しました。
生い茂った雑草や木に隠れていましたが,なんとか見つかって,下りてみました。
川原から見る城嶺橋にびっくりしました。
きれいなアーチがあったのです。

アーチ橋は大好きなのに,この上を何度通っているかわからないほどなのに,知りませんでした。
しかも,すぐお隣にもアーチを発見。

これは,廃業したホテル千歳楼のお風呂だったと思います。
本当に,見えていないんですね。
ゆっくり回ると,いろんな発見があります。
以前,NHK の 『チコちゃんに叱られる』 で,「子どもの方が一日が長く感じるのは,感動が多いから」 と紹介していました。
午前中の 30数km ライドでも,こうして回ってみると,ずいぶんたくさん走ったなあ,と感じます。
おもしろかったなあと感じます。
なかなかいい走り方だと自画自賛。
「どんな楽しみかたができるか」 が試されていますね。

これは,「情緒のある道」 (笑)

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