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あづみのセンチュリーライド 2014 参加記 番外編

Posted by リキ on 31.2014 イベント   29 comments   0 trackback



【松本B級グルメの巻】

ライド前日,松本に着いた日のお昼ご飯の話です。

なかさんは若いときに松本で仕事をしていたので,なじみの店に連れて行ってくれました。

松本のB級グルメ,山賊焼きの店です。

「焼き」といっても,焼いてあるわけではなく,鳥の唐揚げのようなもの。

なかさんのおすすめとあって,三人とも山賊焼きの定食をオーダー。


と,隣のテーブルを見ると,4人のローディーが食事をしていました。

ちょっとした出で立ちから,自転車に乗る人はすぐにわかりますね。

しかし,ここでショックなことが!

彼ら4人が席を立った後の衝撃的な光景。

テーブルを見ると,それぞれの皿に大量の山賊焼きが残されていたのです。

おなかがいっぱいになって,食べきれなかった分を残したという雰囲気ではない!

4人そろって体調が悪い?

すごくまずい?

すごく油っぽくて食べられない?

不安になってきました…。


おばちゃんが運んできた山賊焼き定食を見て,その答えがわかりました。

とんでもない量が一人前として設定してあったのです。

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鶏の胸肉3枚が一人前。

1枚でも十分でしょ,という大きさの唐揚げが,3枚です。


結局,3人とも3分の1しか食べられず,あとは,折に詰めて帰りました。

といっても,軽く2食分はある山賊焼き,どうしたものか。

結局,夜に少し食べ,また残りを次の朝に少し食べ…。

ニンニクがけっこうきいているんです…。げぷっ。


このあと,山賊焼きがずっとジョークのネタになってのはいうまでもありません。

ケンさんへのお土産は,残った山賊焼きにしようという提案がありましたが,わたくしが身を挺して食い止め,お土産は,コンビニで見つけた 「ポテチ山賊焼き味」 に。

もう,山賊焼きは一生分食べました。



【エイドステーションの巻】

昨年もそうでしたが,ここ,安曇野を走るライドは,エイドステーションの食べ物がけっこういい感じです。

昨年参加した,渥美半島ぐる輪では,バナナと菓子パンだけでしたが,それと比べると,はるかに充実しています。


穂高エイド

バナナ,あずさ,ゆったり饅頭

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あずさ というお菓子は,和菓子風かと思いきや,スポンジをホワイトチョコでコーティングしてある洋菓子で,これがおいしかったです。


大町エイド

ネギ味噌おにぎり

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おざんざ

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わらびもち

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ネギ味噌おにぎりが最高!

おまけにシマノのスタッフによる調整も受けることができました。

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大町温泉郷エイド

出た~。漬け物バイキング。

エイドの近くに行っただけで,それとわかる強烈な香り。

これは無理! と思ったら,焼きドーナツが!

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漬け物コーナーをおそるおそるのぞくと,プチトマトとレモンの砂糖漬けがありました。

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この2つはおいしかった!


美麻エイド

蕎麦うす焼き

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そば粉を練ってクレープ上に焼いたものに,味噌がはさんでありました。

美味!

このエイドステーションいい感じのところに設定してありました。

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手作り感満点のバイクスタンド

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白馬エイド

紫米おこわ,豚汁

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赤飯よりも相当濃い色の餅米で作ったおこわがおいしかったです。

豚汁とよく合う!

満足。


やなばエイド



え? 水だけ? がっくり…。




【参加者いろいろの巻】

参加者は,年齢も,構成も,スキルも,体型もさまざま。

子ども,高齢者(ぼくも),家族連れ,カップル,チーム。


まるまるとしたおなかで前傾姿勢をとる方,

長い金髪をなびかせ,セクシーな衣装をまとった男性と思われる方。

痛ホイールに痛ジャージの一団。

長い年月をともにしてきたと思われるご夫婦。

お母さんと走る,小学校3~4年と思われる女の子。

そんな人たちを見ていると,ほんわか気分になります。


走りながら,あるいは休憩しながら,バラエティに富んだ参加者を見ているだけで,楽しくなってしまいます。

ブルベにはない間口の広さが,このセンチュリーライドの魅力なのです。



【ジャージいろいろの巻】

たくさんのチームジャージを見ました。

文句なしに,SHOROs ジャージが一番カッコイイ!

これは,本当です。

われらが KTM デザイン事務所の圧倒的勝利!


しかし,みんな,同じことを思っている可能性が高いですね(笑)



【こーさん 内緒にしておくねの巻】

こーさんの後ろを走っていたとき,ふと気づくと,レーパンから肌色がのぞいていました。

よく見ると,パッドの縫い目の一つ一つの穴が大きくなっていました。

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糸がほつれたのでしょうか。

距離を追うごとに,肌色の穴の数が増えていくような気がしました。

来月,600km のブルベに挑戦するというこーさんです。

600km を走り終えたとき,このレーパンはどうなっているのでしょうか。

楽しみです。



【こーさん 秘密にしておくねの巻】

峠道,なかさんの後ろについて,けっこうがんばっていたときのこと。

ピークまでもう少しというところで,後輪に軽いショックがあり,ガシャンと乾いた音がしました。

ふり向くと,こーさんがアスファルトの路面に寝っ転がっていました。

路面状況をつぶさに観察していたのでしょうか。

ハンドルにつけたバックミラーが外れていました。

ちょいとしたミスで,前輪がぼくの後輪にハスったみたいです。

幸い,大きなけがはなく,親指に血豆ができたくらいで,一安心。

エイドステーションで,その血豆を安全ピンでつぶそうとしていたので,

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「ダメだよ,つぶしちゃ」。

血豆や水ぶくれは,つぶすと化膿の恐れがあるのでやめた方が無難です。

このあと,ことあるごとにこの落車のことでなかさんから冷やかされていたこーさん。

かわいそうなので,ブログでは 「秘密にしておくね」 のコーナーで扱うことにしました。

みなさん,そこんとこよろしく。

ま,こーさんをいじめてたなかさんも,女性の後ろにくっつきすぎて,追突寸前で回避していたのを,ぼくは見逃しませんでしたけどね。


いやいや,書きたかったのは,こんなことではなく,ハスったときの対処法です。

実は,ぼくもハスって転んだことがあるのです。


なかさんに教えてもらいました。

後ろから前走者にぶつけてしまうわけですから,申し訳ないので,すぐに離れようとするのが人情です。

そこで,あわててハンドルを切り,バランスを崩して転んでしまうようです。

後輪にぶつけられた側は,ぼくも今回そうでしたが,意外に平気なのです。

そこで,ぶつけた方は,それを承知の上で,ぐいっと前輪を相手の後輪に押しつけるようにして,離れていくのがいいそうです。

とっさにうまくできるかどうかわかりませんが,知っておくことは大切でしょう。

勉強になりました。


これにて,長きにわたった,あづみのセンチュリーライドの報告を終わります!


(おわり)




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あづみのセンチュリーライド 2014 参加記 (3)

Posted by リキ on 29.2014 イベント   24 comments   0 trackback




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雄大な北アルプスの勇姿を堪能した後は,もう少し北上して,折り返し地点のジャンプ台へ。

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ここまで 80km を走ってきた。

峠道はそれほど険しくなかったものの,登り基調の道はじわじわと脚にきていた。

エイドで補給をした後は,こーさんと念入りにストレッチ。


折り返しの後は,お楽しみ,下り基調の帰り道。


途中,1km ほどの佐野坂を越えると,青木湖畔へ。

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中綱湖,木崎湖と,美しい湖の畔をひた走る。

30km/h オーバーでの快走。


残念ながらアルプスの山々にも別れを告げなければならない。

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午後は逆光になるので,高い峰々もその姿はうっすらとしか見えない。


スピードに乗った帰り道は,エイドステーションに寄らないショートカットルートを選択して,先へとペダルをこぎ続ける。

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ずっと,なかさん,こーさんに先頭を牽いてもらってきた。

年寄りを守るように前後を固めて走ってくれた二人。

少しぐらい前を牽かなきゃ。


たかだか 20分ぐらいだが牽かせてもらった。

下り基調と追い風も手伝ってくれて,軽く回しているだけで,どんどん速度が乗っていく。

調子がいい (と勘違いしていた…)。

40km/h 近い速度で走り続けた。


しかし,突然,限界が来た。

軽い登りにさしかかったとき,脚が止まった。

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もうダメ。

ちょっとはしゃぎすぎたか。

たまらず,休憩を申し出た。

最初のエイドでもらった,まんじゅうを食べる。

脚がぴくぴくするというと,こーさんが電解質のパウダーをくれた。

やさしい。


前半は次々に現れたエイドステーション。

その間隔は短すぎると感じたが,後半は,なかなかいいタイミングで休憩が取れなかった。

まあ,そんなことより,140km くらいでヘロヘロになっていてはダメだ。

もう少し,ロングライド用の体力をつけなければ…。


その後少し走ったところで,ソフトクリームのお店を発見。

ここでも休憩。

なんとか元気を取り戻して,まあまあのペースで走り続けられた。

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信号待ちで止まると,こーさんが

「リキさん,水分補給!」

と声をかけてくれる。

先頭を牽くなかさんは,ぼくを気にしてくれて,声をかけながらペースを作ってくれる。

やさしい。

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なんて気持ちのいいライドだろう!




そんなこんなで,かなりヘロヘロになりながら,自己最長の 160km を走破!



そして,ゴール!

途中で買っておいたコーラで,乾杯!

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最高のライドだった。

なかさん,こーさん,ホントにありがとう!

SHOROs 最高!

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( photo by こー )




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あづみのセンチュリーライド 2014 参加記 (2)

Posted by リキ on 27.2014 お出かけ   14 comments   0 trackback


朝6時,スタート。

快晴を期待していたが,お天気は薄曇り。

遠くの山が 朝もやに霞んでいる。

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腕にひんやりと感じる空気は,爽やかこの上ない。



安曇野。

小説の題になったからだろうか,あこがれにも似たなつかしさを感じる,かぐわしき地名。

そのイメージを崩すことのない,センスのいい道が設定されている。

車がほとんど来ない山際ののどかな道。

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広大なリンゴ畑の中をつらぬく直線道路。

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新緑のトンネル。

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山々の姿を映し出す水田。

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道ばたのお地蔵さんや道祖神。

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そして,路上に咲く花を愛でる。

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この地にしかない空気の中を疾走する心地よさ。




やがて近くの山々の間に見えてくる,白い雪を残す山の頂。

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いやが上にも気持ちは高ぶる。



コース設定の妙は,橋にもある。

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橋は左右の見晴らしがいい。

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橋にさしかかったとたん,雪をかぶった北アルプスの峰が眼前に登場する。

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なんともにくい演出だ。




夢心地のようなライドを現実に引き戻すのは,エイドステーション。

序盤は,エイドが短い間隔で設定されている。

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提供されるものを何種類も食べ続けると,明らかに消費カロリーを上回る (笑)

オーバーカロリーとわかっていても,食べたくなる。


美しい自然と,わきおこる食欲。

すばらしい。



がつがつ走るつもりは毛頭ないが,なかさんが,ぼくらにちょうどいいペースを作ってくれる。

多くの人たちは,ぼくたちが普段走っているペースよりも,ゆっくりという印象だ。

なかさんの背中に,無言で 「先に行きましょうか」 と語りかけると,なかさんがすっと後ろを確認して,オーバーテイクしていく。

普段いっしょに走っている仲間のペースというものが,なかさんとこーさんと自分の中に共通したものとして存在することが,なぜかうれしい。

これが仲間の一体感というものか。



大町からの峠道にさしかかっても,なかさんのペースは落ちない。

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けっこうなペースで登っていく。

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ついていくのがきつかった。

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一体感,くずれそう (笑)





しかし,美麻峠を下ると,またご褒美が待っていた。

西に下っていく道の先に,五竜岳から白馬岳までの見事な展望が開けた。

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美しい自然と,こぼれる笑顔。

すばらしい。



そして,折り返し地点が近づいた飯盛の橋からは,圧倒されるような大展望。

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そう,ぼくらはこれを見に来たのだ。

橋にたくさんのロードバイクが止まっている。

なぜか,話し声があまりせず,静か。

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大きな声で話したら,この山々から伝わってくる透明感が曇ってしまうと,皆が感じているのかもしれない。


美しい自然と,ただ無言でたたずむ後ろ姿。


そこに自然があって,そこに人がいるからこそ,自然は美しく,ライドは楽しい。


(つづく)



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あずみのセンチュリーライド2014 参加記 (1)

Posted by リキ on 26.2014 お出かけ   12 comments   0 trackback


25日の日曜日,「アルプスあずみのセンチュリーライド」 に参加してきました。

前日に受付を済ませる,宿泊誘致型のイベントです。

そこで,土曜日の朝から出発しました。

なかさんがハイエースのレンタカーを借りてきてくれて,こーさんと三人のバイクを積み込んで出かけました。

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中央高速で,一路 松本へ。


お昼ご飯では,大いに盛り上がりましたが,その話はまたあとで。



お昼を食べた後は,ウェルカムイベントの会場に向かいました。

さまざまなメーカーのブースが出ていて,わくわくする雰囲気です。

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受付を済ませた後は,各ブースを回ります。

今回は,スペシャライズドがメインスポンサーということで,rr さんが見たら狂喜乱舞しそうなバイクが並んでいて,試乗会も開かれていました。

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なぜか,カペルミュールのテントにあったネコの看板。

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ぼくは,前々から気になっていた京都のサイクルキャップ屋さん 「縁(えにし)」 を見つけて大喜び。

サイクルキャップを一つ買いました。

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布地が薄手で,かぶり心地が最高。

細部まで丁寧に仕上げられた手作りの品の良さが,手に取るだけで伝わってきます。

内側の天井部分には,和紙のような素材が使われていて,独特の気持ちよさです。



イベント会場を一通り見た後は,美ヶ原の観光の出かけました。

浅間温泉から,美ヶ原への道は,ヒルクライムのコースにもなっているとのことで,「見に行こう!」 となったのです。

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ここの,ヒルクライムコースはきついと聞いていましたが,動画で見るのと,実際に車で走るのとでは,おおちがい。

きつさが,びんびん伝わってきます。

もう,自分が自転車に乗っている気分。

まず,序盤の林道は道が狭くて,相当な斜度が続きます。

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ここをレースで走るなんて信じられません。

おまけに,路面がかなりあれています。

落車に結びつきそうな穴ぼこがいくつもありました。

美鈴湖周辺で少し休憩できるものの,この後もきつい坂が続きます。

ただ,途中から道がよくなるので,その点は安心です。

終盤は一気に展望が開けてきて,最高です。

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尾根に出たところで車から降りて,しばらく景色を楽しみました。

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( photo by こー )

青空が見えて,明日のお天気も期待できそうです。

このあとは,山中で道を間違え,引き返せず,少し遠回りをしましたが,新緑の中を気持ちよくドライブ。



健康ランドのホテルで,お湯につかり,夜の宴会もなしで,早々に就寝。



翌朝は,3時半起きで,移動,朝食,そして会場入りして,走るための準備です。

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ぼくたち1組は6時にはスタートです。



スタートゲートに並びます。

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元気のいいDJのおしゃべりが雰囲気を盛りあげます。

その話によると,なんでも,最初にスタートできる1組250人は,申し込み開始7分で,すでにいっぱいになったとか。

人気なんですね~。

もちろん,人気の秘密は,すばらしい道と景色。


さあ,スタートです。

(つづく)



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安曇野センチュリーライドへ ~ 晴れるといいな

Posted by リキ on 23.2014 お出かけ   13 comments   0 trackback


今週末は,「アルプスあずみのセンチュリーライド」 に参加します。

昨年秋になかさんと参加した,「北アルプス山麓グランフォンド」 と同じ地域を走る,グランフォンド形式のイベントです。

ブルベとちがって,装備の要求と制限時間がゆるいし,エイドステーションで食べ物などのサービスが受けられます。

ぼく向き(笑)


昨年秋のグランフォンドは,なかさん曰く,ぼくのせいで,雨に降られました。

そこで,ほぼ同じコースが設定してある今回のライドでリベンジしようと,なかさんから誘われました。

こーさんもリベンジをサポートしてくれるということで,三人での参加です。



グランフォンドというのは,イタリア語で 「長い移動」,つまり,ロンドライドを指す言葉です。

そして,山岳コースが設定されるのが通例のようです。

今回のライドも,160km で,獲得標高 1500m のコース設定。

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北アルプス山麓を走るコースだけに,お天気がよければ,雪の残る北アルプスの山々を一望できます。

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天気予報では,晴れ!

白馬や鹿島槍などの雄大な眺めが,谷を挟んだ山岳コースから見られるはず!



ちょっと気にかかっているのは,

① 160km も走ったことがない…。

② エイドステーションで提供される 「漬け物バイキング」。

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じつは,漬け物が苦手(笑)

フルーツバイキングにしてほしかった…。



明日,土曜の午前中に出発して,松本へ。 その日のうちに受付。

そして,日曜の朝から走ります。

楽しみです!


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鈴鹿 春のエンデューロ (2) 笑顔の輪

Posted by リキ on 21.2014 イベント   22 comments   0 trackback


今回のエンデューロは,なんと,第1走者に抜擢されました。

その理由は 「抜群にスタートがうまく,速いから」 ではなく,

「最後の機会かもしれないから」 または,「冥土の土産」 だそうです。

おいおい,まだ死ぬつもりはないよ!

ま,次は,最終走者を,冥土の土産に体験させてもらおうかな(笑)



そんな,チームメイトの温かい心遣いをいただき,スタート位置につきました。

スタート時刻の30分前,matz さんにさそわれて,ケンさんと3人で,スタート位置に向かいました。

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(photo by なかさん)

この時間だと,かなり前の方に位置取ることができました。

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(photo by ケンさん)

平常時の心拍は,70程度ですが,スタート位置に並んでいるだけで,90,100 と心拍が上がっていきます。

梅丹ガールズが登場するに至っては,110 を越えました。

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(photo by なかさん)

あ,これは,スタートが間近だからですよ。誤解なきように。

あ,matz さんが,早く並びに行こうと行ったのは,ガールズが目の前にくるから?(笑)



招待選手の紹介があり,いよいよ,カウントダウン。

心拍は 120 !

そして,号砲!

最初はペースカーの先導ですから,わりとゆったりしたペースでスタートです。

それでも,両側からどんどんぬかされていきます。怖い,怖い。

西ストレートに入ると,集団が少し広がって,一気に速度が上がります。

楽しい,楽しい。

脚にも余裕があります。

スタートというアドバンテージもあってか,1周目は9分台で走れました。

しかし,2周目に入ると,10分台に落ちます。

これは,2回目に順番が回ってきたときも,同じでした。

1周目は9分台,2周目は10分台。

それでも,SHOROs チームKは,ほとんどのメンバーが9分台でそろえました。

順位も,60~70位あたりをキープ。すごい!

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(photo by なかさん)


午後からは,風が出てきて,さすがに9分台は出ません。

10分台,11分台が多くなってきましたが,みんなのタイムがそろっています。

そして,ここですごかったのは,順位が着実に上がっていったことです。

30周回を過ぎたころには,50位にまで上がってきました。

そのままのペースを見事に最後までキープ。

すごいぞ,チームK。

その結果は,300以上のチームが出走する中,なんと50位でゴール。

チームAの27位には遠く及びませんが,これはすばらしい成績です。

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(photo by なかさん)



一週間前まで,ノロウィルスにやられていたぼくとしても,上出来でした。

昨年の秋スペシャルでは,午後の強い風が吹いていたときは,一周に13分もかかっていました。

今年は,午後の風が強い時間帯も,11分台で走れました。

昨年の自分より進歩したと思うと,自分のことながらほめてやりたいです。




最終周回,忘れられないことがありました。

猛烈な向かい風でシケインを過ぎ,130R へと向かっていたときのことです。

誰かにつきたい…。

でも,午後は台数もぐっと少なく,自分のペースに合う人がなかなか見つかりません。

ところが,シケインを過ぎたところでピットから出てきた若い人が,ちょうどいい感じ。

黒っぽい地に花柄がちりばめられたジャージの人でした。

無断で後ろにつかせてもらいました。

すっと脚が楽になりました。

何度も,いろんな人につかせてもらいましたが,前の人がちらっちらっと後ろを見ることがあります。

「前に出ろよ」 という意味合いだと思いますが,そういうときの表情は,わりと冷たく感じられます。

もっとも,見られたこちらも,前に出るわけでもなく,そ知らぬ顔をしてしまいますから,文句を言う筋合いではありません。



でも,このときは違いました。

前を走るお兄さんが 「風,ヤバイっすね~」 と笑顔で言うのです。

ぼくの口からは自然と 「交代しま~す」 という言葉が出ていました。

笑顔の力ですね。



スプーンカーブ手前の登りまで牽かせてもらいました。

しかし,ここの登りでぼくが失速気味になると,また,笑顔のお兄さんが 「牽きま~す」 と,交代してくれました。

スプーンカーブを過ぎて,下りの加速が始まったあたりから,またぼくが前に出て牽かせてもらいました。

しかし,このあと,もう一度交代してもらったあたりで,ぼくが千切れかけました。

すると,笑顔のお兄さんは,後ろを振り返って少し速度を緩めて待ってくれたのです。

申し訳なくて,必死で後ろにつきました。

ぼくは,「千切れたら,先に行ってください!」 と声をかけましたが,このあとお兄さんは,ある程度ぼくに合わせて走ってくれたにちがいありません。

こうして,最終の出番は,気持ちのいい先頭交代を経験させてもらいました。



1人で走るより,2人の方が力を温存できます。

もちろん,後ろの方がずっと楽ですが,前の走者も後ろについてもらった方が楽になるのです。

そういう計算はあるものの,やはりそれだけでなく,力を合わせて風の強いコースに挑むという気持ちも,大きなものだと思います。

ロードバイクは紳士のスポーツと言われます。

まさに! と感じました。



「ありがとうございました! ピットインしま~す!」

大きな声でお礼を言って,ピットロードに入りました。

脚はとうに売り切れていましたが,ピットロードでは根性の加速をすることができました。

最終周回にふさわしい気持ちの良さを味わいながら,ぼくの春の鈴鹿が終了。

笑顔のお兄さん,ありがとう!

ぼくも,笑顔のジイチャンになれたかな(笑)




また,秋も,このメンバーとともに!!

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鈴鹿 春のエンデューロ (1)

Posted by リキ on 19.2014 イベント   34 comments   0 trackback


鈴鹿,8h エンデューロ。

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昨年秋に引き続き,春もチームでエントリー。

こんないいところにピットをとれたのは,前日から並んで,ここで夜を過ごしてくれた皆さんのおかげ。

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先発隊の皆さん,ありがとう!




午前中は,おだやかな晴天。

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サーキットコース2周を全力で走るのは,何とも気持ちがいい。

ホームストレートからシケインまでの登りは,かなりきつい。

スプーンカーブまでの登りも,けっこう脚にくる。

でも,スプーンから先は下り基調となって,ぐんぐん加速できる。

若干の登りもあるが,そこも減速しないように漕ぎを入れる。

この快感!



ヘアピンカーブから先は,コーナーの連続。

思い切ってバイクを倒し込み,狙ったラインでコーナーを走りきる。

グリップ力の高い路面のミューを感じなら,コーナーをクリアしていく。

この快感!



2週目,最終となる,第2,第1コーナーを立ち上がると,ピットロードへと向かう。

ここが好きだ。

脚は,もう売り切れ寸前。

最後の力を振り絞って,仲間の待つピットへの登りを走る。

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ピットナンバー22を目指して,ギアを上げ,さいごの加速。

仲間の姿が,だんだん大きくなる。



「ここだよ」と大きく振られる手。

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すっと伸びてきて手際よくタグの交換をしてくれる手。

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「行ってらっしゃい!」 と次の走者の背中を押す手。

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走り終わった走者は,「お疲れ!」の言葉とともに迎えられる。

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( photo by KTM )

自分の身を立てておくこともできないほどに疲れ切った走者のバイクを,すっと受け取ってくれる手。


仲間の気持ちが,手の動きという形をとって伝わる。

その楽しさ,そのうれしさ,その仲間でいることの誇らしさ。

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( photo by KTM )






午前中に走り終える人たちがコースからいなくなる午後は,緊張の糸も途切れがち。

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夜中から活動に加えて,全力の走り,気持ちが高ぶってのはしゃぎすぎ…。

睡魔に襲われるのは当然のことだ。

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午後からは,けっこうつらかった。

コース上に残るのは,8h エンデューロのみ。

ぐっと数の減ったライダーの中から,自分の乗れるトレインを探し,さまよう。

強くなった向かい風に負けじと,下ハンドルを握り,ペダルに力を込める。

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( photo by なかさん )

終了の4時が近くなる。

最終走者に気持ちを託し,声援を送る。

どのチームも思いは同じ。

そしてゴール。

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( photo by なかさん )

周囲からわき起こる拍手。



みんなのすてきな笑顔が詰まったこの写真は,もう宝物!

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( photo by なかさん )

大げさかもしれないが,生きていることを実感した一日だった。

幸せ。



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鈴鹿 春のエンデューロへ

Posted by リキ on 16.2014 イベント   31 comments   0 trackback


いよいよ,鈴鹿 8h エンデューロが近づいてきました。

昨日は,KTM さんのところへ,仕上がった SOHROs チームジャージを取りに行きました。

みんながたくさん来ていて,楽しい時間になりました。


しかし,個人的にちょっと心配なことが…。

それは,先週ぼくを苦しめた胃腸風邪の後遺症です。

ジャージの受け取りに言ったときにも,みんなから 「やせたね」,「その細さ,どうしたの!」 などと言われました。

一説には,ぼくの胴回りと,シガさんの太もも周りが同じサイズだとか(笑)

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じつは,丸二日間,ほとんど何も食べられず,普通の食事がとれるようになったのは,日曜日からでした。

2kg 体重が落ちました。

落ちたのは,脂肪なのか,筋肉なのか,気になるところ。

みんなが 「それは筋肉だ!」,「肉を食べろ!」 と言います。


気になっているのは,体重ではなく,体力の方。

火曜日,ローラーを回してみると,負荷をほとんどかけていないのに,20分も回せませんでした。

水曜日,自転車通勤をしてみると,少し速度を上げただけで,心拍がぐんぐん上がって,筋肉が疲れる前に,心肺機能が追いつきませんでした。

でも,ご飯がもりもり食べられるようになり,少し元気になってきたことを実感。

木曜日,KTM さんの事務所まで,片道8km がわりと気持ちよく回せました。

帰り道には,オーバー30km/h の巡航も可能でした。

今日は,去年のジロの録画を見ながら,30分,まあまあの負荷をかけてローラーを回すことができました。



胃腸風邪になる前,3月くらいから,ローラーの回数を増やし,負荷もあげてトレーニングをしてきました。

といっても,たいしたトレーニングではありませんが,自分としては,けっこうがんばってきたのです。

それが,3日寝込んだ胃腸風邪ぐらいでチャラになるはずもない…,と信じたい(笑)

だから,昨年秋の鈴鹿より,少しは走れるようになっているはずだと,自分に言い聞かせています。

ということで,がんばります!


SHOROs は15人,3チーム体制です。

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Aチームは,速い人が集まって上位入賞を狙います。
Kチームは,楽しい人が集まっています。
Bチームは,おもしろい人が集まっています。

チーム内では,KとBの勝負です。

ぼくは,Kの最年長。

期待はされていませんが,がんばらなければ。
去年のぼくとの戦いです。


昨晩は,マゴからメールが来て,「ジイチャン,かぜ,なおった? はい,おくすり」 という写真が添付されていました。

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ジイチャン,がんばります!!


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インフレーターはなぜ CO2 を使う?

Posted by リキ on 14.2014 ロードバイクの理科的考察   18 comments   0 trackback


前回,チューブへ充填した二酸化炭素は,なぜ抜けやすいかを話題にしたところ,新たな課題をいただきました。

またもや,面倒な話の展開になりますが,ご容赦のほどを。
面倒な話が嫌いな方は,早めにこのページを離脱された方が賢明かと…(笑)



その課題は,

「空気か窒素のボンベを作って充填すればいいのに,なぜわざわざ抜けやすい二酸化炭素なのか」



【タイヤに入っている空気はどれくらいの量?】

まず,タイヤに入れる空気というのは,どれくらい入っているかというと,簡単に見積もって,チューブの体積が 900mL。7気圧まで入れるとすると,その7倍ですから,6 L 以上の体積です。

6 L の空気を持ち運ぶことは,1.5L のペットボトルを背中に4本背負うことに…(笑)

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そんな姿でライドをするわけにはいきませんから,気体を圧縮する必要があります。

どうせ圧縮するなら,「液化」 してしまう方が便利です。

気体を液化すると,ものすごく体積が小さくなるからです。



【液化とは?】

空気やガスなどの 「気体」 は,ひとつひとつバラバラになった分子が,音速で空間を自由に飛び回っています。

水や油などの 「液体」 は,分子がバラバラになってはいますが,押し合いへし合い,密集してうごめいています。

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そこで,気体が液体になると,体積は,ふつう何百分の1にも小さくなります。

6 L の気体を液化させれば,10mL 程度の体積にまで圧縮することも可能です。

ですから,気体をコンパクトにして保管,運搬しようとしたら,液化するのが一番です。

そこで,天然ガスやプロパンガスは液化したものをボンベに入れて保管,運搬します。

容器が透明なライターなら,ブタンガスが液化されているのがよくわかります。

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カセットコンロのボンベも中は液体ですよね。


しかし,気体を液化するのはそんなに簡単ではありません。

勢いよく空間を飛び回っている連中を,無理矢理一カ所に集めて,暴れないように押さえ込むようなものだからです。

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ですから,気体を液体にするには,高い圧力をかけることが必要なのです。

週末,外を走り回りたいローディーを,家庭内にとどめておくためには,それ相当の圧力をかける必要があるわけです(笑)



【なぜ,二酸化炭素か?】

それなら,空気や窒素だって,気体ですから,高い圧力をかけてやれば液体になって,簡単に持ち運べるようになりそうですが,どうでしょう。

そうすれば,抜けやすい二酸化炭素などを使う必要がなくなります。



しかし,それはできません。

空気を構成している窒素や酸素は,最も液化が困難な部類の気体です。

窒素が液体になる温度は,マイナス 195℃ という超低温です。

超低温まで冷やすことで,やっと分子の動きが鈍くなるので,なんとか動きを押さえ込んで,液体にすることができるのです。

それだけ,窒素分子の動きを押さえ込むのはむずかしいということです。


液体窒素は,皮膚科でイボを焼くのにも使われるなど,身近になった物質です。

しかし,液化させた後もおとなしくしていません。

つねに激しく蒸発して気体になり続けるので,液体窒素は,通常ふたをしないで持ち運びます。

密閉してしまうと,蒸発し続ける窒素の圧力で容器が爆発してしまうのです。

押さえ込もうとすると,大きな危険を伴う暴れん坊なのです。



それにたいして,二酸化炭素の液体になる温度は,マイナス 78℃ です。

窒素と違って,少し冷やして,圧力をかけて押さえ込めば,比較的おとなしくしていてくれます。

ほかにも,押さえ込みやすい (液化させやすい) 気体はいくつかありますが,可燃性だったり,毒性があったりするものがほとんどで,二酸化炭素のように扱いやすい気体はほとんどありません。

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ぼくの知っているローディーは,押さえ込むのがむずかしい窒素タイプより,おだやかな二酸化炭素タイプが多いようです。


ということで,あの小さなボンベの中には,圧力をかけて押さえ込んだ,二酸化炭素の液体が入っています。

それでも,おそらく,80気圧以上の圧力をかけているはずです。

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ですから,あの小さな容器は相当頑丈に作られた容器です。

ずしりと重たいですよね。


二酸化炭素分子は,その圧力から解放されると,気体にもどります。

「自由になれたぞ~」 と,高速で空間に飛び出していくのです。

都合のいいことに,そのときの飛び出す勢いで,チューブを膨らますこともできるのです。

しかし,インフレーターの部品や,ボンベ自体が,吹き出す高圧の二酸化炭素で飛ばされる恐れもあるわけですから,気をつけましょう。



また,液体が気体にもどる際には,高速で飛び出していくためのエネルギーを,周りから強引に奪い取ります。

そのため,ボンベを開けたとたん,エネルギーを奪われたボンベの温度は,急激に下がります。

ボンベを素手で握って二酸化炭素を充填すると,凍傷を負う危険があるというのは,こういうわけです。



外で走り回りたいローディーをあまり無理に家庭内に押し込めておくと,解放された瞬間,家庭内のお金を強引に持ち出して,飛び出していくおそれがあります。

こうなると,ボンベ同様,家庭は一気に冷え込みます。

凍傷には十分ご注意を!



【結 論】

二酸化炭素は,圧縮して液化させやすいだけでなく,安全性,扱いやすさ,コスト面においても,ほかに並ぶものがない。



【ふろく】

16g 入りのボンベに入っている二酸化炭素の量を体積にすると,どれくらいでしょう。

計算してみると,約 8 L でした。

ロードバイクなら,チューブ内の圧力を7気圧にするためには,6 L 程度が必要ですから,16g のボンベなら,十分な量です。

2本分にはなりません。



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CO2 インフレータ ~ 二酸化炭素はなぜ抜けやすい?

Posted by リキ on 12.2014 ロードバイクの理科的考察   22 comments   0 trackback

パンク修理でおなじみの,CO2 インフレーター。

小さなボンベから二酸化炭素をチューブ内に一瞬で充填できる,あの頼りになるヤツ。

先日のライドでも,お世話になった。

ありがたや,ありがたや。



ここで,以前から気になることがある。

それは,「二酸化炭素は抜けやすいので,改めて空気を入れ直した方がよい」 と言われること。

この話は,にわかに信じがたいものだった。

「空気より,二酸化炭素の方が抜けやすいなんて,あるわけがない」…,そう思っていた。


でも,これは,多くの経験者が語るように事実らしい。

あれこれ検索してみると,実験的にそれを検証している ブログ記事 もあった。




インフレーターを持っていないので,経験的なことを知らないぼくは,まったくの理屈で考えていた。

空気や二酸化炭素などの気体が 「抜ける」 ということは,機械的な隙間から,分子が出ていくということだ。

そこで,二酸化炭素の方が抜けやすい理由は,「二酸化炭素の粒子(分子)の方が,窒素より小さいから」 と,ネット上のいろいろなところで説明されていた。

しかし,これはまちがった説明だ。

これを見てほしい。

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これは,実体積分子模型。 (いちおう,科学教育が専門だから,こんなもの持ってる)

左が,空気の80%を占める窒素分子 N2。 右が,二酸化炭素分子 CO2。

短径も長径も,二酸化炭素の方が一回り大きいのです。

大きな分子の方が,抜けやすいとは,どうしたことなのか?

そもそも,二酸化炭素は,どこから抜けてくるのか?

バルブの隙間? ゴム膜そのもの? 

それとも,抜けるのではなく,ゴムと化学変化を起こして別のものに変わる?



これ以上は素人考え休むに似たりと,パナレーサーの製造元に質問を出してみた。

すぐに,回答をいただいた。

その答えに驚愕!

ぼくなりの 「意訳」 で紹介したい。



まず,チューブの多くはブチルゴムでできている。その分子は,イソブチレンで,これが長くつながって複雑に絡み合い,ゴム膜を作っている。

つまり,チューブのゴムは,ほぼ,炭素(黒)と水素(白)ばかりでできている。

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しかし,このつながりの間には,原子レベルのごく小さな隙間が存在する。

ごく小さな隙間なので,窒素や酸素の分子,つまり空気は通り抜けることができない。

つまり,チューブ内の空気は抜けない。

しかし,二酸化炭素分子は特別で,隙間よりも大きいくせに,この隙間をすり抜けるというのだ。

それは,まるで,水に砂糖が溶けるかのごとく,「ゴムに,二酸化炭素が溶けていく」 のだそうだ。

同じ炭素原子 (図の黒い粒) を構造の中心に持つもの同士,仲がいいらしい。

「溶ける」 といっても,「なくなる」 という意味ではない。

分子レベルで,「混ざり合う」 という意味合いだ。

つまり,二酸化炭素は,ゴム膜の分子にある小さな穴に頭を突っ込み,ぐりぐりとゴム膜分子の中に溶け込むように入り込み,やがて向こう側に達すると,にゅるっとゴム膜の表面に顔を出し,チューブの外へと抜け出していくわけだ。

チューブ内の7気圧という高圧が,それを後押ししている。


一方で,窒素や酸素は,炭素原子を持たないので,チューブのゴムにとってみれば,やや異質な存在。

異質な奴らは,なかなかゴム膜の内部に入り込めないということだ。


「溶ける」 という現象には,相性がある。

水に溶けない油汚れも,ディグリーザーならすっと落ちる。

逆に,水に溶けていたドリンクの汚れは,ディグリーザーよりも水の方がずっとよく落ちる。



ぼくは,海沿いの道よりも,山中の道と相性がいい。

同じパワーを使うなら,平地を高速で走るよりも,坂道をゆっくり走るスタイルと相性がいい。



そこで,チューブのゴム膜を抜けていく二酸化炭素の様子を想像していたら,思いついた。


そう,相性のいい方が,壁を突破しやすいのだ!

まずは,相性のいいところで力をつけて,自信をつければいい。

難しい壁を突破するには,やはりエネルギーも時間もかかる。


チューブのゴム膜を突破した窒素分子は,さぞかし大きな達成感を得ていることだろう(笑)


うん,なかなか哲学的な結論となった!




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バッハジャージ記念ライド(2) ~ 酷道を行く!

Posted by リキ on 11.2014 お出かけ   18 comments   0 trackback


大型連休最後の日,けっこうきついライドから戻り,翌日は仕事でしたが,階段がきつかった~。

いや,もっときつかったのは,その日の夕方から発症した胃腸風邪。

嘔吐,下痢,高熱…。

胃腸風邪は初めてでしたが,こんなにきついものだとは思いませんでした。

木曜日,金曜日と仕事を休み,土日に山口で予定されていた仕事をキャンセルさせてもらい,今日,日曜日になってやっとブログの更新ができるまでに回復しました。

今朝から普通に近い食事がとれるようになりましたが,ストレッチをすると体がギシギシと音を立てます。

やっぱり,健康が一番!




さて,やっと前回からの続き(笑)

岩村城跡から,ラフォーレ「福寿の里」までは,新木の実トンネルを通ればすぐなんですが,ここはやはりトンネルを回避する旧道を選択。

しかし,これがすごい道でした!

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道全体に広がる落ち葉,枯れ枝,コケ…。

そして,倒れかかる松の木。

これくらいは序の口でした。

持ち上げて,またぐ。

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間をすり抜ける。

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枝を押しのけて,くぐり抜ける。

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ここも,くぐり抜ける。

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ここは,強引に突破!

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バイクをリレーで受け渡し。

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道が川になっていようと,進む!

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水の中は,トルクのかけ方やハンドリングを慎重にしないと,スルッと後輪が空転します。

ここで転んだらたいへん!

なんとかピークらしいところに近づくと…

シガさんの 「引き返すよ~!」 という声!

「この先は湖ですよ」 と matz さんのなぜかうれしそうな説明(笑)

ブロガーとしては自分で確かめなければ!

行ってみると,ローディーの方が単独で道を開拓中でした。

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膝までたまったトンネル内の水。

流れ出るのを阻んでいる砂の中に水路を作り,排水作業中でした。

何が何でも向こうへ行ってやるという彼の熱意に打たれながらも,我々一行は引き返しました。


もちろん,帰り道も,持ち上げる,くぐる,強引に抜ける,また持ち上げる…。

クランクの回転が止まったと思ったら,ぶっとい枝がチェーンとスプロケの間に挟まっていたり,

異音がすると思ったら,ブレーキとタイヤの間に小枝が挟まっていたり,

まあ,それはそれは笑える状況でした。

ちなみに,あのトンネルを抜けた先も,おもしろい道のようで,また行ってみたいという声もあります(笑)


そんなこんなで,なんとか道の駅に到着。

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ここで昼食をとって,この先の地図を見ると,まだ3分の1も来ていない!?



この先も,まだまだ登ります。

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ぼくは,けっこうきつくなってきましたが,シガさんはさすがに強い。

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新緑の気持ちよさと,林道のさわやかな空気感だけが救いですが,きつい。

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どこまで続く,この登り。

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この二人には,まだピースサインを出す余裕がある。

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ま,そういうぼくも,まだ写真を撮る余裕がある(笑)



しかし,この先,矢作ダムまでの下り道で,突然ぼくの後輪がパンク。

matz さんに,しっかり写真を撮ってもらいました。

ぼくがいつも通りの方法でタイヤをはがしていると,シガさんが,「みんなそうやって,タイヤレバーを横に動かすよね」 と言いながら,レバーでパコッ,パコッとこじ開けるようにタイヤをはがしていく方法を見せてくれました。

あっという間にタイヤが外れました。

そして,タイヤに刺さっている鉄片を見つけてくれました。

画鋲の針のような感じの鉄片が刺さっていました。

タイヤのチェックも大切ですね。

シガさんの鮮やかなお手並みに感嘆!


その横からは,みちくんが CO2 ボンベを用意してくれています。

matz さんも新しいチューブを出してくれて,古いチューブをまとめてくれています。

まるで F1 のピットチームのような連係プレー。

うれしいです。

おまけに,CO2 ボンベを初めて使うという みちくんが,二酸化炭素を全面的に大気放出!

一同,一瞬の沈黙の後にはじける笑い。

このライド,この仲間,最高です!



なんとか奥矢作湖沿いの道に出るも,アップダウンの続く道で,じわじわと脚を削られます。

つらいときになると,すっと前に出てくれるシガさんですが,つくていくのが苦しいです。

なんとか,矢作ダムまで来ました。

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ほっと,ひと休憩。

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コース図を見ると,時計の11時の位置から出発して,まだまだここ矢作ダムは6時の位置。

山岳地帯は抜けたものの,ここからはじわじわと登り続ける北上コースです。



独特の景観を見せてくれる明智川沿いは,すてきな道のはずですが,もうヘロヘロ。

一定のペースをキープするmatz さん,シガさんの強さは別格です。

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抜群の強さを身につけた みち君は,今回,がんばりすぎたのか,足がつって何度か途中休憩。

おかげで,こっちも休めます(笑)

お地蔵さんの横でも,しばし休憩。

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最後のピークを前に,シガさんの後ろ姿が少しずつ小さくなっていきます…。

ああ,もうダメ。

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写真を整理していて,改めてわかりました。

疲労度と,写真の枚数は,みごとに反比例する(笑)

前半の岩村~矢作ダム間は,55枚。
後半の矢作ダム~岩村間は,15枚。



今回の 「バッハジャージ完成記念ライド」 ,ぼくにとっては過酷なトレーニングライドになりました。

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でも,楽しかった~!


みちくん,すてきなジャージをありがとう!

いっしょに走ってくれたみっちゃま,シガさん,matz さん,ありがとう!

またね!




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バッハジャージ記念ライド(1) ~ 林道を登る!

Posted by リキ on 06.2014 お出かけ   22 comments   0 trackback


連休最終日の今日は,ジャージ完成記念のライドに行ってきました。

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みち君がデザインしてくれた,バッハ「シャコンヌ」の楽譜を取り入れたジャージです。

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もう1ヶ月ほど前に完成していたのですが,なかなか記念ライドが実現せず,やっとこの日となりました。

ライドの企画はもちろん みち君です。

みち君がコースを考えるのですから,当然山岳ライド。

100km,2000m up ! の予定です。

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参加者は,みっちゃま,みちくん,シガさん,matz さん,リキ。

コースは,岩村にある道の駅 「らっせい みさと」 を起点としていくつかの峠を越えながら南下しつつ,矢作ダムまで行き,時計回りに北上してくるというものです。

途中,3つのダムに立ち寄り,あわよくばダムカードを3枚ゲットしようという計画です。



7時に道の駅を出発。

谷間には雲が垂れ込めています。

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そして,いきなり峠に入ります。

道の駅から,阿木川湖までは,平坦に近い道もありますが,東濃牧場の横へ上っていく林道を選択。

名前のついた峠ではありませんが,杉木立の中を急角度で登っていく楽しい道です。

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sennmu さんの定義によれば,これは立派な 「峠」 ですね。

距離は3km,平均斜度は11%!

登ります。

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登ります。

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matz さんとみち君はずっと先へ。

シガさんもしばらく牽いてくれていましたが,消えていきました。

みっちゃまと二人旅です。

まだまだ,登ります。

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濡れた路面に,杉の落ち葉,滑るグレーチングが,きっつい斜度の坂道にあって,なかなか難度の高い登りです。

みっちゃまの後輪がグレーチングで滑り,コケてしまいましたが,ケガはありませんでした。

本人は,自分の体よりディレイラーの傷と,真新しいジャージの汚れが気になったようですが(笑)

あとで,シガさんが 「ぬれたグレーチングを越えるときには,後輪が乗っている間だけ,トルクがかからないようにしないと危ない」と教えてくれました。


やっと空の明るさが見えてきました。ピークが近い!

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うっそうとした峠のヒルクライムは,空が見えてくるとうれしくなります。

みんなの待っているピークに到着。

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牧草地の端にある,気持ちのいい休憩場所。

雲でわかりにくいですが,天空の牧草地です。

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稼いだ高度を一気に下ると,阿木川湖が見えてきました。

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阿木川ダムで,1枚目のカードをゲット。

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岩村の市街地へ向かいます。

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城下町の風情を残した町並みによることもなく(笑),通過。

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次の目的地の,岩村ダムへ。

あの山の中です。

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水を張った田が,空を映しています。

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ていねいに手入れされた畦道と,彩りを添えるモモの花。

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近くの森からウグイスの声が聞こえ,田に水を入れる用水からはせせらぎの音,そして昔から続く農村風景。

なんと贅沢な遊びでしょうか。

このあたりは,「岐阜の棚田21選」 に選ばれているようですね。

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さて,ここから登りが始まります。

並んだバッハジャージ。

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シガさんが,ケータイをさわっていたと思ったら,突然,そこから聞こえてきたのは,バッハの 「シャコンヌ」!

このジャージに採用した楽譜の曲です。

曲を用意してくるとは,シガさん,粋ですね~。

シャコンヌを聞きながら,ヒルクライム。

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いい感じです。

途中,東京スカイツリーの高さである,634m の標高点を通過。

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そして,無事,岩村ダムでもダムカードをゲット。

来た道を引き返し,途中から岩村城趾へ向かいます。

ここも,湿った空気が心地よい林道でした。

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これまた,きつい登り。

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駐車場に着くと,城跡に立ち寄ることもなく(笑),通過。

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すごい斜度の坂を下ります。

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この先,向かった道は,いわゆる 「酷道」 でした!

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これが最高におもしろかった!

後編に続く。



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自転車乗りのバーベキュー

Posted by リキ on 04.2014 イベント   14 comments   0 trackback


4連休2日目の今日は,shigarakiyaki 亭(邸) で,バーベキューです。

日頃いっしょに走っているメンバーが大集合。

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当然話題は自転車のことばかり。

それぞれが乗ってきた自転車のこと,shigarakiyaki さんの所有する自転車たちのこと,レースイベントのこと,今度の鈴鹿のこと…。

三本ローラーに代わる代わる乗って遊んだりもしました。


なぜか,バーベキューなのに,プロテインが並んでいる。

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shigarakiyaki さんのニューバイク,オルトレも話題の中心。

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昨年秋の鈴鹿で惜しくもクラックが入ってしまった初代オルトレも並びます。

同じビアンキに乗るぼくとしては,あこがれの存在です。

フロントフォークの付け根やシートチューブのエアロ形状,極細のシートステー,ダウンチューブ裏の紋章…。

見た目だけでも魅力的です。

今回は,親切にフラットペダルがつけてあり,試乗会の開催です。

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ご近所を一周させてもらいましたが,角の取れた堅さというか,乗り心地のいい堅さが印象的でした。

ぐいっと踏むと,ぐいっと進む楽しさもありました。

ほしい…。


スーパーレコードの EPS も初体験です。

クリックで変速するのが,ちょっとした違和感を伴いながらも,快感。

カンパのブラケットは握りやすいです。


ほかにも,MTB 試乗会,ピスト試乗会,電動 Dura 試乗会…。

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バーベキュー終了後は,もう,大型井戸端会議。

ライドがもちろん一番楽しいけれど,たまには,こうしたイベントも楽しいですね。

シガさん,ごちそうさまでした! お騒がせしました!



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春の馬籠峠 ~ 徒歩ヒルクライム

Posted by リキ on 03.2014 お出かけ   12 comments   0 trackback


連休初日の今日は,家内と馬籠峠を歩いてきました。

森の空気と,新緑と,春の花。たっぷり楽しめました。



南木曾からバスで妻籠宿まで入り,ここから歩きます。

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妻籠宿は,規模はやや小さめですが,馬篭よりもずっと人が少なく,いい雰囲気です。

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朝9時前,宿の玄関先をほうきで掃く人,商品を並べる人,花の水やりをする人,宿場町の普段の生活そのままを見ているようで心が和みます。

宿場町の中も,山の中も,山吹の花が満開でした。

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小さなお地蔵さんと,ボケの花。

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白花の藤棚の下には,藁で作った大きなお馬さん。

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宿場町を通り過ぎると,中山道はその道幅を狭めて,山の中へと入っていきます。

可愛らしいニリンソウが咲いていました。

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清楚という言葉が似合います。

ロードバイクでは走れない道です。

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普段は,「ここは車で走るより,自転車の方が味わい深いね」 などと言って走っていますが,歩いて道を楽しむのもいいですね。

この石畳も走れませんね。

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けっこうな勾配の山道です。

癖で,ついついルートラボでルートをひいて勾配を確かめてしまう(笑)

妻籠から馬籠峠までは,6km,6%の徒歩ヒルクライム。

宿場町の山吹は八重咲き,山の中のヤマブキは一重咲きです。
一重のヤマブキは,花がみんなこちらを向いてくれていて,愛想がいいです。

人の植えた杉も,年月がたつと風格が出てきますね。

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どこにでもあるタチツボスミレが,杉の枯れ葉でかさかさした林床を彩ります。

男滝・女滝に着きました。

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人気が全くなく,滝から流れてくるすてきな風を一人(ふたり)占めです。

木のベンチでちょいとおにぎりをほおばります。

なんてすてきな時間かと思いました。



もう少し,新緑の中をヒルクライム。

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「一石栃口」 の石碑を登っていくと,サワラの大木がそそり立つ森でした。

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解説を読むと,なんでも,江戸中期に植えた木らしいです。

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江戸中期と言えば,元禄時代で,江戸の繁栄が頂点をきわめた時代です。

多くの大木が切り出され,新しい苗木が植えられたのでしょう。

中でも,この古く朽ちた木には強く惹かれました。

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中心になる大木は枯れて,その栄養を若木に与えています。

しばらくたたずんでいました。

不思議な空間に思えました。



その森を登り切ると,そこは桜の園でした。

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ここは,一石栃白木改番所跡。

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樹齢250年になるというしだれ桜が何本もありました。

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昔ながらの家屋と,立派な桜が,辺り一帯を暖かい空間にしています。

もう少し登ると,馬籠峠です。

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なんと言うこともない峠の頂上ですが,石碑はさすがに風格がありました。

少し下ると,恵那山方向の眺望が開けるところに出ました。

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もう,このあたりからは,観光客でごった返す馬篭宿です。

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珍しく酒屋さんに入り,ワインを買いました。

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おいしそうでしょ。


春の中山道をたっぷり楽しみました。

来年もまた来ようということになりました。

おすすめは,妻籠から上るルートです。

登りが少しきついですが,ご褒美たっぷりのすてきな山道です。

メインは妻籠から馬籠峠までの山道で,馬篭宿はおまけ程度に楽しむのがぼくの好みに合います。



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春の小川峠 ~ 峠はやっばり一本だった!

Posted by リキ on 01.2014 お出かけ   10 comments   0 trackback
さて,前回からの続きです。

トンネルまでの登りを何とか乗り切り,トンネルを出ると,かなり速度の出る下りでした。

気持ちよく下った後は,小川峠に向かいます。

杉木立の見えるここが,その入り口。

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トンネルまでの登りとはうって変わって,いかにもという峠道。

杉林も,太く背の高い木が多く,古い峠道であることが忍ばれます。

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距離も斜度もほどほどで,登りやすく気持ちのいい峠です。

前日に 120km 走っていなければね(笑)


圧倒的に速い matz さんと,追いかけたひろさんは見えなくなってしまいましたが,そのほかのメンバーはだんだんと大きな集団になっていき,みんなでわいわい言いながら登りました。

峠の頂上はとくに見晴らしがいいわけではなかったのですが,峠道そのものを十分に楽しみました。

杉木立,若い落葉樹,薄暗さと明るさが交錯し,うねりながら高度を稼いでいく道が気持ちいいです。

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いい峠です。

ちなみに,sennmu さんがコメントしてくれました。

「今回のライドは峠は一本です。登って,走って楽しいのが峠。楽しくなければ,ただの坂道」 と。

確かに,「峠」 という言葉にふさわしい定義ですね。

ということで,今回のライドは,まさに 「峠一本」 。失礼しました!



歴史のある峠らしく,ピークには古いお地蔵さん。

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いく種類もの小鳥の鳴き声と,仲間の楽しい語らいが,すがすがしい山の空気を美しくふるわせます。

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ここからの下りもいい道でした。

森の中に描かれる,ロードタイヤ九十九折れの軌跡。

耳元で聞こえる風切り音。

若葉の梢から差し込む陽光。

登りの汗がひいていく肌の感触。


途中からはぐっと道幅が広がりました。

下りなのに,みんなペダルにこぎを入れます。

ゆったりとした直線に近いワインディングを流れるように走るロードバイクの集団は,かなりの速度に達していました。


やがて,遠目にも鮮やかな花の色がちらほらと見え始めました。

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幟には 「はなももの郷」 と染め抜かれています。

ハナモモは,実をとるためでなく,花を愛でるために改良された桃の品種ですね。


当然のように,ここで休憩です。

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ハナモモは,透明感と対極にある,べたっとした色合。

上品さや繊細さを追い求めない,潔いほどの鮮やかさ。

いい色です。


おじさんの集団ですが,気持ちが華やぎます。

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ここから先も,所々に若いハナモモの木が植えてありました。
あと十年もしたら,さぞかしすばらしい景観の郷になるでしょうね。



この先は弓掛川沿いに走ります。

景観だけでなく,名前まですてきな川です。

まあ,この道のすばらしかったこと。

美濃特有の深い碧色の水。

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すっと辺りが暗くなる杉の木立。

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そこへ射してくる春のお日様。


ぼくは写真を撮らせてもらうために最後尾を走らせてもらいました。

みんなは先に行きましたが,ぼくが写真を撮りたいだろうと,なかさんがつきあってくれました。

その気遣いは,この美しい道よりも価値あるものですね。


この時期だけの柔らかく美しい若葉の色。

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ayu さんのパンクさえも,新緑と友情に彩られて美しい光景 (笑)

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あのとき,ぼくが用を足しに道の下へ降りていったのは,内緒にしてね。



小さな橋に立ち寄って,短い時間,川の流れを楽しませてもらいました。

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正午の日差しは真上から降り注ぎ,若葉を見上げる目に,透明感ある緑色を届けてくれます。

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川面の緑と,若葉の緑が競う川沿いの道。

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優しい緑のトンネルがきれいすぎる。
抱きしめたくなる。

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杉の葉の深い色合いは,輝くような新緑を引き立たせる名脇役。

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ダムに続く川は次第に幅を広げ,豊かな水をたたえ始めます。

ひた走る12人の列車。

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ダム周辺は,これまた新緑が美しいので知られるイロハモミジがたくさんありました。

これは秋になったらすばらしい紅葉が楽しめるでしょうね。

秋にも来たい!


やがて,岩屋ダムに到着。

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まさに「岩屋」。

細かく岩を積んだような,見たことのない風貌のダムです。


なかさんが,ここで前後輪ともにパンクしていることに気づくというたいへんな事態になりました。

チューブラータイヤだけにその対応も見たことがなく,みんな興味津々。

完全には直らなかったのですが,このあとも,なかさんの走りは変わらず,「思いやりの走り」 でした。

ダムから先はいい道が続き,先頭集団はどんどんと速度が上がっていきます。

ぼくはそれにはついて行けず,ぼくよりもずいぶん年上の方と二人遅れました。

すると,なかさんがするすると降りてきてくれて,最後まで牽いてくれました。

何度もちぎれましたが…。 なかさん,ありがとね。

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本当にすてきな道でした。

急に好きになってしまった女の子,だけど,登下校のほんのわずかの時間しか,その姿を見るチャンスはない。

そんな気持ちをふと思い出しました。

道に恋するというのは,そんな感覚でしょうか。



春の色をたっぷりと味わえる道です。

そして,秋もきっとすばらしいでしょう。

そして,仲間のすばらしさは,季節に関係なくすばらしい。



sennmu さん,すばらしい道をありがとうございました。

いっしょに走ってくれた皆さん,ありがとうございました。

またね!




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プロフィール

リキ

Author:リキ
 50代後半からのロードバイク人生。年より初心者が行く!(モーツァルトも大好き!)

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