三国山の眺望がきれいだった
え~? けっこうな道を 100km も走って,また明日走るの~,とか口で言いつつ,「いいよ~」と返事を出している自分(笑)
同じく,こーさん も,相当疲れていると思うのに,美濃方面のライドに誘われて,走りに行ったらしいですね。
まったく,お好きですね~。
お誘いの主は,みっちゃまご夫婦。
最近,ヒルクライムをメインターゲットにあちこちを走っているお二人です。
以前から,「9月になったら,雨沢や三国を走りましょう」と約束していたので,この辺りが初めてというお二人を不肖私がご案内,ということになりました。
天気予報が二転三転しましたが,午前中は何とか走れるのではないかということで,決行です。
前日の疲れが影響しそうだったので,この日はズルして,瀬戸しなのまで車で行きました。
さっそく,雨沢峠を走ります。
みっちゃまご主人は,初めてなので,タイムトライアル。
ダンシングでいきおいよくスタートしていきました。
みっちゃまはゆっくり登るということで,ぼくがペースメーカー役をつとめました。
さすがに足に疲れが残っているので,ゆっくりペースはありがたいです。
最近,ローラーを導入して回しているというだけあって,みっちゃま,着実なペースでクランクを回しています。
バックミラーを見ていても,姿が小さくなっていくことなく,ずっとぼくと同じペースで登りました。
雨沢の登りの途中,道ばたにピンク色の花びらがたくさん落ちています。
何かなと思ってみても,それらしき花がなく,少し上に見ると,クズのつるがありました。
クズの花ですね。
木や電柱,電線などに巻き付く面倒なやつです。
でも,クズの根からは葛粉が取れて,ぼくの大好きなわらび餅が作れますし,きれいとは言えないけれど,濃い紅色の花は,甘い香りがします。
峠を登っている途中なので,ゆっくり香りをかぐ暇もなく,通り過ぎます。
でも,そういうことを考えていると,峠の辛さは遠のきます。
30分ほどで雨沢頂上に到着。
談笑しつつ休憩していると,見たことのあるデローザが登ってきましたよ。
Toy さんでした。
今日は3本は登る予定だとか。
調子がいいのか,満面の笑顔でしたね。
4人で写真を撮ったり,話したりした後,Toy さんと別れて,みっちゃまご主人がぜひ登りたいという,三国山へ向かいます。
雨沢を,元に戻る方向でほんの少しくだって,「三国山キャンプ場」の看板を左折すると,三国山に登る林道に入ります。
森の中を抜けていくので,とても気持ちがいいです。
登りはじめは,川のせせらぎが聞こえ,いい感じ。
距離が 2.2km,平均勾配が 9%です。
最後の最後で,ぐいぐいっと勾配がきつくなってくるところがにくい。
こういう坂は,みんなでわいわい言いながら登るに限りますね。
一人じゃ無理です。
息を切らせて,到着!!
みっちゃま,足つきなしです!
駐車場から,車止めを越えて奥へ少し歩くと展望台です。
この辺りの一番高い山ですから,周辺の山を見下ろすことになります。
この日の三国山の眺望はきれいでしたよ。
たぶん,今まで見た中で最高!
(秋と冬は見ていませんが)
雨が降るか降らないかと,予報がゆれ動くような気象条件が幸いしたのか,山と山の間に低く垂れ込める雲がはるか下に見え,幻想的とも言える光景でした。
(実際には,この百倍きれいでした!)
夏特有の,水蒸気を含んだすりガラスっぽい空気感はありません。
もう,秋がそこまで来ている感じ。
秋が深まっていけば,さらに済んだ空気の中に景色が冴えてくるでしょう。
(みっちゃまご主人と)
展望台を下りて,さあ,この後はどうしましょ?
(決まってるでしょ! という笑顔のお二人)
ヒルクライム夫婦に聞くまでもなかったかもしれませんが,このまま雨沢を降りる選択肢は一顧だにされず,三国山の反対側を降りて,戸越峠を越えて瀬戸しなのにもどることになりました。
林道を降りて県道に出ると,ここからは高速のダウンヒルが楽しめます。
石畳小学校横の足湯を横目で見て,戸越方面に向かいます。
雨模様どころか,お日様が出てきて,暑くなってきました。
戸越峠も一定のペースでゆっくり登りました。
かつて,ぼくのトラウマだった戸越峠ですが,今は,それほど長い峠に感じなくなりました。
不思議なものです。
下りも,スイスイと思いきや,下りは辛かったです。
ローディーの間で「戸越虫」と呼ばれる小さな羽虫が大量に発生していて,下っているとビシビシと顔に当たってきます。
これが,たまらなくイヤです。
これだけ長い区間,連続的に顔に当たり続けるということは,相当な数の虫がここにいるのでしょう。
アイウェアのすきまから目の方に入ってきます。
何匹かは口に入りました。
ぼくが先頭ですから,加速してご夫婦から距離を取り,ペッペッと吐き出します(笑)
この日は,戸越を登ってくるローディーも多かったですね。
早朝から走り終わったバイクで,瀬戸しなの のバイクスタンドはいっぱい。
瀬戸しなのでは,雨沢を下ってきたToy さんとまた会いました。
今日は 3 本登ったそうです。
と,みっちゃまご主人,まんじゅうを食べ始めました。
この栗まんじゅう,あんの部分に水分がない,超ぱさぱさタイプ。
30km 走って,のどが渇いているときに,こういう ぱっさぱさのまんじゅうを食べる人は少ないですね。
乾いたスポンジに水が吸い込まれるように,口の中の水分が,一瞬でなくなりそうです。
そういえば,みっちゃまご主人,このまんじゅうを,雨沢の頂上でも食べていましたね。
水もしたたるいい男ですから,口の中にも水分はたっぷりのようです。
「ぱさぱさまんじゅうなど,敵ではない!」と豪語していました。
バイクを車に積み込んで,瀬戸しなの の食堂でモーニングセット。
380円にしては,お得なセットでした。
走った後の,熱い珈琲もいいものです。
「次は狛犬に連れて行って」とお二人からリクエスト。
ぼくとしても,人に連れて行ってもらって楽しませてもらっているので,その楽しさ,うれしさ,心地よさ(ときには,苦しさ)をおすそ分けするのも,大切な活動です。
はい。了解しました!
おすそ分け活動,次回もご期待ください。
(そうそう,チャップリンさんにも,おすそわけ活動しなきゃね)
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