お久しぶり
土曜日,何の計画もなく走り出しました。
この時期,仕事がかき入れ時で忙しくてたまりません。
休みの日に走り出すことが,気持ちを元気に保つための,大切なことになっています。
無心に峠を登っていると,気持ちがとてもすっきりとするのです。
別に,忘れたくなるようなイヤなことがあるわけではありません。
それでも,少しずつたまってくる気持ちの疲れのようなものが,走ることですーっと溶けていくのです。
この日も,いいお天気でした。
この空の色を見ているだけで気持ちがよくなります。
不思議なもので,サドルの上から見ると,空の色がちがうんですよね。
とりあえず,瀬戸しなのへ。
トイレをすませて,さあ,どこへ行こうかなと思っていると ……
バッハジャージ,発見!
大好きな,バッハの無伴奏ヴァイオリンパルティータの楽譜をちりばめたジャージなんて,ほかにはありませんからね。
みちくんと,みっちゃま でした。
なんたる偶然。
久しぶりに二人の笑顔を見てうれしくなりました。
いっしょに走りましょうかというとこになりましたが,いろいろと事情があって,しばらく道の駅の中を右往左往。
問題が解決して,出発です。
二人の計画としては,雨沢を登って,その後は三国の登りをリピートする予定だそうで,相変わらずのストイックなクライマートレーニングです。
二人の後ろ姿も久しぶり。
二ノ瀬対決 以来ですね。
雨沢峠は,今年はじめてです。
路くんは,STRAVA 区間手前の信号から,ダンシングで猛ダッシュしていきました。
当然,タイムアタックですね。
それなら,ぼくもがんばりますか。
みっちゃまは,いったん止まってからスタートするそうですが,後ろは気にせずにマイペースで行きました。
斜度が上がってきてからは,180W 以上を維持して登りましたが,中盤からはじりじりと苦しくなってきます。
途中にある2カ所の緩斜面でも出力を維持しなきゃいけないはずなのに,そういうところで休んでしまいます。
消防団を過ぎてからしばらくすると,少しずつ出力が下がってきました。
なかなか強くなれません。
最後の神社前からゴールまでは,いちおうスパート。
でも,スパートが最後まで続きません。
ゴールしてしばらくすると,すぐにみっちゃまが登ってきました。
速い!
口の中で血の味がするとか,肺が痛いと言っていましたから,相当追い込みましたね。
下を向くと顔から汗がしたたっていました。
女性でここまで追い込む人は,そんなにいないでしょう。
ぼくと6秒しかちがわないタイムでした。
抜かれる日も近いですね。
このあとは,三国山を表から登ります。
ぼかぼか陽気の中を南側へ移動します。
春が近づいてきていることを肌で感じます。
お日様の光が柔らかいんです。
三国山の登りへ入ると,路くんはあっという間に姿を消しました。
みっちゃまと二人,のんびりと登ります。
ずっとおしゃべりをしていると,ここのけっこうきつい登りも,わりとすぐに登れてしまいました。
入れ替わりで,路くんは2本目を登りに下っていきました。
空がどこまでも青く,吸いこまれそうな色です。
展望台下でみっちゃまとおしゃべりをしていると,2本目を終えた路くんが登ってきて,しばし休憩。
この日も,雪を冠した山々がきれいでした。
伊吹山もしっかりと雪が積もっていたので,今年のレースはショートコースかな。
二人が帰るというので,雨沢を下ると,黄色の目立つ人が登ってきました。
満面の笑顔ですぐに分かりました。
INA さんでした。
豪快な笑顔がすてきな人ですね。
二人とは瀬戸しなので別れて,ぼくは,もう少し走ることに。
定光寺周辺の坂をもう2本ばかり登って帰りました。
東国山のメタセコイヤも青空に映えて,そろそろ芽吹きの準備をしているようです。
姿は見えませんでしたが,梅園からふわりと梅の香りが漂ってきました。
今週は,仕事のラストスパート。
ゴール前でタレないように,ガンバリマス。
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