名古屋の町を少し



先週の木曜日,まるはさんと待ち合わせで,名古屋に出かけました。

名古屋市内は,何車線もある太い道の運転がイヤなので,自転車で出かけました。

太い道の車道はコワイので走りません。

裏道中心で走りますが,中心部は碁盤の目のように道が走っているので,迷うこともありません。



目的地は名古屋城や県庁,市役所が集まっている地域にあるので,少し気になっていたところを通ってみることにしました。

県庁や市役所にほど近い東側に,白壁町というところがあります。

その名の通り,昔はしっくいをふんだんに使った家や蔵がたくさんあったのかも知れません。

「文化のみち」 というネーミングで,地味な観光地になっています。

そのあたりをうろうろしてみようという計画です。




名古屋の中心部にも,少なくはなりましたが,まだ古い路地が残っています。


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そんな道に入りこんだりしながら,目的地に向かいました。

近代的なビルの角を曲がると,急に静かな地区に入ります。



これは,主税町長屋門。


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お城の周辺は武家屋敷が集まる地域でしたが,そういう屋敷の一部だそうです。

マンションに囲まれていて,ちょっとかわいそう。けなげです。




これは,料亭。


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もともとは京都のお大尽の別邸だそうです。



このあたりは,今もすごくりっぱなお宅ばかりが集まっているところで,一軒の面積に広さには驚くばかりです。

このお宅のキンモクセイにびっくり。


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驚くほど大きくて,りっぱな剪定が施されていました。



やはり,武家屋敷の雰囲気を残す建物が多いです。


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名古屋高速の高架が,すぐそこにあるような場所とは思えません。

人通りも少ないです。


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明治期の建物もあります。

けっこう古いレンガ塀。


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これは有名な,名古屋市政資料館。


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その横には,ぼくが子どものころからあるうどん屋さん。


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きしめんを一杯! という誘惑に駆られましたが,時間がなくなってきたのであきらめました。

名古屋城をまわりこんで,目的地に向かうことにしました。



名古屋城周辺で人が多いのは,正面だけ。

西側や北側は観光の人もほとんどいません。

でもね,名古屋城がきれいに見えるのは,こちら側なんです。

お堀に水が張られているのも,こちら側。


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ほんのり夕焼けの色がまじって,空もきれいでした。



名古屋生まれなのに,高校生までしか名古屋にいなかったので,じつは名古屋の町をあまり知りません。

1時間ほどでしたが,いいお散歩でした。

名古屋の町を好きだと思ったことはなかったのですが (きらいじゃないけど),どんな町もいいところがありますよね。

そういうのを探すのは楽しいです。

この歳になってやっと気づきました。


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写真撮ってる時間があったら,きしめん食べてくればよかった!!




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三国山から海を見た



9月の終わりから10月にかけて,お天気やさまざまな事情でライド予定が次々となくなり,一人で走ることが多くなった。

そんなとき,自宅から出かけるルートは限られているけれど,どれも久しぶりな感じがして (それだけ,遠出が増えたということ),新鮮だ。



この日は,外之原から諏訪町に抜ける道を選んだ。


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山の中に入ると,水がしみ出ているところにミゾソバの花がきれいに咲いていた。

とても小さな花だけれど,近寄ってみると,小さな子のほっぺのようなピンク色が可愛らしい。


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初恋のようなイメージにも見える。

いい花だ。




月見林道へ入ると,少年野球の試合が行われていたので,休憩がてらちょっと観戦。

子どもたちの元気な声はいい。

町から数kmも離れた山の中なので,林道を走っていても甲高い小学生の声が森の中から響いてくる。




多治見市街地が見下ろせる場所まで来ると,遠くの山までスーッと見渡せた。


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この日は空気が澄んでいるようだ。

となると,三国山へ登ってみるか。


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行き先は決まった。

多治見の町まで降りて,土岐川沿いを土岐まで走る。


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土岐の町へ出たら,南へ。

R363 へ向けてひたすら登る。

この道も静かな道だ。

車も少ないし,人の姿を見かけることもほとんどない。


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道の脇に咲いた野草が,秋だ。


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何の木の実だろう。

オモチャのような色合いが楽しい。




R363 を西へ走り,雨沢を裏から登って,三国山へ。

この登りも久しぶり。


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三国山の展望台に着くと,高齢のご夫妻の先客がいて,少し会話を交わした。

「今日は,遠くまでよく見えますね」

「ほんとうにきれいですね」

ほんの少しの会話でも,柔らかく温かい表情や声は心にしみる。



展望台を降りようとして階段のある方に目をやると,

おおっ!

あれはひょっとして海か!?


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あらためて展望案内板を見ると 「伊勢湾」 と書いてある。

海だ。

よく見ると,船が浮かんでいるのも見えた。

何度も登っているのに,海を見たのははじめて。

養老の山まで見えるのだから,見えても不思議ではないけれど,感激した。



三国山に登るのは大変だけれど,やっぱりいいところだ。

また来よう。





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年末が楽しみ!



先日,NHK の 『午後ナマ』 を見ていたら,満男が出ていた。

我が家で 「みつお」 と言ったら,俳優の吉岡秀隆さんのことである。

(年寄りじみた話だが,役名しか覚えられない…)

満男は,名作映画 『男はつらいよ』 の役名だ。

寅さんの甥っ子である。



その 『男はつらいよ』 が22年ぶりに新作公開だ。

12月27日!


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その情報はすでに得ていたが,この番組ではじめて予告編を見た。

満男の語りとともに懐かしい顔が出てきて,寅さんの声が聞こえてくる。


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「困ったことがあったらな,風に向かってオレの名を呼べ」



もう,寅さんファンとしてはたまらない。

予告編を見ただけで涙が出てくる。



それにしても,満男が小説家になっていたとは!

『三丁目の夕日』 と世界が重なってしまいそうだ。

そして,もっとショックだったのは,満男が泉ちゃん (ゴクミ) と結婚していなかったこと!

映画 『卒業』 みたいに,結婚式に乗り込んで花嫁の泉ちゃんを奪っていったのに,結婚していなかったのか!

満男何やってるんだ!




ということで,猛烈に楽しみである。




そして,NHK では,4回連続ドラマとして 『少年寅次郎』 を放映するという。

こちらは,山田洋次監督が原作の小説のドラマ化。

これまた,楽しみ!


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ホームページの写真を見ると,寅次郎の少年時代が,寅さんそのもののイメージで驚いた。

こんなそっくりな子をよく連れてきたもんだ。



しかも,おいちゃんやおばちゃんの若いころが出てくる!

おお~,御前様の若いころ,めっちゃイケメンだ~!

などと,こちらも楽しみがいっぱい。




そして,もう一つ楽しみなのが,『この世界の片隅に』 の続編。

こちらも年末公開予定だ。

12月20日!


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『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』。



これもダメだ。

予告編見るだけで,涙が出てくる。


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もう,すずちゃんと,リンさんが愛おしくて,抱きしめたくなる。

そして,予告編の最後は爆撃機から見た空襲のシーン。

落ちていく爆弾の向かう先には,人びとの暮らしとささやかな日常がある。



その暮らしがどのように破壊されるかという具体的な姿を,

今現在も,爆弾や兵器を開発している人びとは想像しているのだろうか。

攻撃を命令する立場の人たちは,命令を実行する立場の人たちは,どうだろう。




いずれにしても,年末は映画館!

今年の冬は,Festive 500 はお休みだ。





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ああ,無駄遣い



自転車趣味に入れこみ始めると,買い物が楽しくて仕方がない,という気分になることがあります。

今はそういう衝動が落ち着いてきましたが,当時は,必要ないのに欲しくなって買ったり,よく調べもせず合わない物を買ったりしました。



これは,10速時代の DURA-ACE FC-7900 用の楕円チェーンリング。


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インナーをこれに換装すれば,坂道が楽々登れるようになるのではないかとの妄想から購入。

かなり安く入手したとはいえ,結局使わず。

もっと早い段階で手放しておけばよかったものを,今となっては売ろうと思っても売れません。

引き替えに,タイヤの一本くらいは買えたと思うともったいないことをしました。



チェーンリングといえば,自転車に乗り始めて1年ほどしたとき,完成車に着いてきた 105 からアルテグラにしようと,何も知らずにヤフオクで買ったことがありました。

買ってから調べてみると (買う前に調べろよ!),ノーマルクランクで,しかもクランク長は 175。

調べてびっくり。

こりゃダメだと,お蔵入り。



そのほかにも,雨の日には乗らないのに雨用のシューズカバーがあったり,

そんなにたくさんどこにつけるのかというほど多くのライト類がいろいろとあったり…。



数千円程度のものばかりですが,積み重なればばかにできません。

自転車用品を整理するたびにこうしたグッズ類を目にしてしまい,もはや苦笑するしかありません。

しょうがねえなあと,自分の情けなさを嘆きながらも,まあ,そういう面があるのもかわいいもんだと開き直ります。





しかし,これは,「しょうがねえなあ」 では済まされませんね。


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18億円! の情報システム。

これが 「使い勝手が悪い」 という理由で,一度も稼働せずに廃止とは!

「使わないライト類がごろごろと箱から出てくるのと構造は同じ」 と言えなくもありませんが,

18億円は桁違いです。



会計検査院の指摘がある前に,どーんと公表すればよかったのに。

税金ですから,担当者は自らのフトコロには関係ないので,軽く 「失敗しました」 くらいで終わらせたんでしょうか。

こんな大きな失敗は,自ら大騒ぎして,後世の戒めとすべきでしょう。

失敗はできるだけ隠したいかも知れませんが,堂々としっかり公表した方がサッパリします。


時間外保育,病児保育,介護など,援助を必要としているところはたくさんあるんですから,18億円はもったいないですね。

ま,最新鋭の戦闘機ほどではありませんが。



その点,自転車関係のブログを書く人たちは,ステキです。

「こんな無駄な買い物をした」「人柱になったつもりで購入!」「こんなアホな失敗をした」 などと,自らの挑戦や失敗を楽しく公表しています。

明るく健康的で,読む人にもためになります。

ぼくらとは桁がいくつもちがう税金をあつかう人たちは,ぜひ,見習ってほしいものです。

お役所も,元気に明るく失敗を公表してほしい。

やってみなければわからないこともあるので,仕事に失敗はつきものですから。

それを次の機会に活かせばいいんです。

「転んでもただでは起きない」 ということでね。



と,記事を書きながらふと目にとまった,これ。


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昔のビデオテープをデジタル化しようと買っておいたものですが,まだぜんぜん手をつけていませんでした。

アブナイ,アブナイ。

また死蔵品をふやすところだった。

使わなきゃ!





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チューブレスタイヤのパンク修理



パンクしたチューブレスタイヤ。

小さな穴だったので,シーラントでふさがれましたが,空気の抜けが早く,ロングライドに少し不安の残る状態。

タイヤを交換しようと思ったら,何人かの人から

「パッチを当てて修理した方がいいよ」

と助言してもらい,そうすることにしました。

費用もぐっと安く済みます。



まずは,パッチを購入。

どんなものでもいいそうですが,一応 「ロードバイク用」 を謳っている薄いタイプを入手。

マルイの製品がおすすめだという情報を複数得て,迷わず決定。

パッチとゴム糊がセットになっています。


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【 タイヤを外す 】


さあ,始めます。

まず,タイヤを外します。

空気を抜いてから,タイヤをつまんで,バチンとビードを落とします。

まずは,片側をホイールから外しますが,最後はやっぱりキツいので,タイヤレバーを使いました。


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中をのぞくと,シーラントがたまっています。

もともとは白い液体ですが,少しピンク色がかった色になっていました。

たまっているシーラントを付属の注射器で吸い取り,それからタイヤを完全に外しました。

ライド中に,チューブを入れる修理をすることになった際は,このシーラントを処理しなければならないので,手を拭くものなどを用意しておかなければなりませんね。


ホイールはシーラントをはじくようで,さっと一拭きできれいになりました。


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【 パッチを貼る 】


ペーパーウェスでタイヤの裏をていねいに吹き上げました。

それから,パンクした穴を特定し,印をつけてから紙やすりでこすりました。



タイヤ内側のゴムはやや薄いようで,少しこすったらゴムの下の,白い層が見えてきてしまいました。


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次は,ゴム糊をぬって30分ほど放置。

説明書には数分で接着するように書いてありますが,集めた情報によると,わりと長めに放置した方がいいようです。



パッチを当てて,圧着します。

ローラーもゴムハンマーもなかったので,金づちでぐいぐい押しました。

ゴム糊を放置する時間がよかったのか,あっという間にしっかりくっつきました。




【 タイヤをはめる 】


さてさて,苦労したのはここからでした。

タイヤをはめるのは,けっしてかんたんではありませんでした。

もともと非力な上,リハビリの先生に 「上半身があまりに貧弱すぎる」 といわれた男です。


はめにくさは,新品のクリンチャータイヤと同じくらいに感じました。

ということは,チューブレスタイヤとしてははめやすい方なんでしょうね。


ところが,はめにくかった原因は,じつは,ぼくの作業にもありました。


タイヤのビード部分は空気が抜けていくところなので,シーラントがここで固まります。

写真で見ると,タイヤのはし,ビード部分に赤っぽい筋が見えますが,これがシーラントの固まったゴムです (矢印部分)。


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この筋状になったゴムがホイールとの摩擦を高め,はまりにくくなっていたのです。

これをきれいに取っておけば,もっとはめやすくなったはずです。




【 ビードを上げる 】


もう一つ大変だったのは,タイヤをはめた後,ビードが上がらなかったことです。

話では,マビックのこのシステムは,携帯ポンプでもビードが上がるくらいかんたんなはずです。

それが,まったく上がらない。



よくよく観察して考えるに,これも原因は先ほどと同じ,ビード部分についたシーラントの固まりでした。

タイヤをはめるときに,ビード部分をホイールの谷間に落とし込みます。

そのとき,左右両側のビードについたシーラントの固まりどうしがくっついてしまい,ビードが両側に広がらない状態になったのです。


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( ピンクの部分がビード。これが矢印方向にくっついてしまった )


これに気づくまでに時間がかかりました。

原因はこれだと見当をつけ,くっついたビードとビードの間にタイヤレバーを差し込んでぐるりと一周回し,はがしました。

すると,その後はすうっとビードが上がりました。

上がるときはあっけないくらい,かんたんでした。



その後は,規定量のシーラントを注入して,完成。

翌日チェックすると,空気の抜けも収まり,3日くらいたっても,空気圧は1気圧ほどしか下がりません。

めでたし,めでたし。



直接教えて下さったみなさん,ブログなどに情報を公開してくれていたみなさん,ありがとうございました。





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知多市の岡田地区へ



知多市にある岡田地区は,江戸時代から 「知多木綿」 の特産地として栄えたところだそうです。

土蔵や黒い板を貼った塀,石垣積みの家が並んでいて,当時の雰囲気を色濃く残しています。



地区を抜けていく交通量の多い道から一本中に入ったところに,昔の町並みが続く街道風の道があります。

信号から入った瞬間,ああ! という感じです。


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これは,知多岡田簡易郵便局。

明治35年に作られたそうです。

現役の郵便局であることもすごいです。

往時は,知多木綿の女工さんたちが故郷に手紙を送ったり,仕送りをしたりしたという話を聞くと,なんだか胸がきゅんとなります。



海が近い地域というのは,黒い塀が特徴的です。


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しっくいが使われているのは,裕福な家である証拠でしょう。


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用水マスにローマ字が使われているのは初めて見ました。


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この 「ハイカラさ」 は,賑わった先進地域ならではということでしょうか。



なぜだかよくわかりませんが,ロードバイクという乗り物は,こういう建物というか,こういう町並みとの相性がいいように思います。

細い道を気にすることなく入っていけることと,どこでも停められるという機動性の高さでしょうか。


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この地区は自転車よりも歩いた方が良さそうなくらい,見所がぎゅっと詰まっています。


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10m 走っては止まるを繰り返すような状態。



そして,知多半島の古い地区特有の,細くて急な坂道。


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ついつい,こういう所に入りこみたくなります。

それは,次回に持ち越すことにして,先に進みます。



これは,町の医院。

口数の少ない昔のお医者さんが出てきそうです。


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かなり時間を使ってしまいましたが,ガイドマップにある見所の半分ほどしか回れませんでした。


もっと見て回りたいし,細い坂道にも入りこんでみたい。

写真もだいぶ撮りましたが,黒い壁が多いと,よく晴れた日は明暗差が大きく,写真を撮るのが難しいです。

曇りの日か,午前中からお昼に書けてもう一度訪れたいです。

桜の季節もいいだろうな。

そうだ,春にもう一度来よう。



岡田地区を後にして,常滑まで戻ります。

交通量の多い道を避けたら,アップダウンの道ばかりになってしまいました。

いささか疲れてきたところで,びっくりの風景に出会いました。

長い直線の道路の脇に,ずらりと彼岸花が植えられていたのです。


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その植えられた密度の高さと,その先が視界から消えるほど続いていることに驚きました。

まったく知らずに通りかかったので,こういう発見はうれしいです。


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彼岸花が植えられている側は歩道がなく,この道をゆっくり味わえないのはちょっと残念ですね。

場所は,国道155号線の東を並行して走る道で,金山乗田から南へのびる1kmほどの直線区間です。

金山乗田の信号にある大きな招き猫が目印。




今回のひとりライドは,常滑から半田,亀崎,岡田地区と回って,また常滑へというルートで,50kmほどを走りました。

またお友だちを誘って,ゆっくり味わってみたいと思います。





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矢勝川のヒガンバナ



ヒガンバナで有名な場所はいくつもあるようですが,ぼくが毎年行っている津屋川にくらべると,ここ矢勝川はずっと有名な観光地です。

新美南吉の生誕地として知られていることもあり,彼岸花の本数は圧倒的です。


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近くにおもしろい公園がありました。

大きなでんでん虫の遊具があって,「ででむし広場」 と書いてありました。


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ちなみに,向こうに見えるのはきつねのすべり台のようです。

これも,南吉作品の 『ごんぎつね』『でんでんむしのかなしみ』 になぞらえたものでしょう。


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『でんでんむしのかなしみ』 は,なかなか子どもにはわかりづらい作品です。

自分の殻の中に悲しみがいっぱい詰まっていることに気づいたでんでん虫が,どうすればいいのかわからず,仲間に聞いて回ります。

すると,どのでんでん虫も殻の中にかなしみがつまっていることを知り,みんなそういうものなんだと気づく。



深い悲しみを追求する作品かと思いきや,「みんなそうなんだ」 と気づいて急に気分が軽くなる主人公に肩すかしを食う。

なんだか,ぼくみたいな人間にはよくわからない作品です。


でんでん虫は可愛いので,子どものころよく遊んでいました。

昔はあまりいなかったでっかいのは,いまだに好きになれませんが。

そういえば,最近はあまり見かけません。

どうしているんでしょうか。




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さて,ヒガンバナを見に行ったんでしたね。

だけど,駐車場近くになるとあまりの人の多さに少し嫌気がさしてきました。

自分のその一人なのに,ワガママなものです。





そそくさとその場を立ち去り,脇道を見つけて知多市の岡田地区へ向かいます。

なるべく太い道を避けて,細かい道を走りました。


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人や車の多さから逃げるようにして入りこむ細い道に,ホッとします。


ふと田んぼの脇に咲いていた彼岸花が無性に愛おしいというか,とってもきれいに見えました。


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見事な群落がみたいと思ったり,こうして数本咲いている方がずっときれいだと思ったり,まったく人の心というのはむずかしい。





さて,なまこ塀が見えてきて,岡田地区に入りました。


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江戸時代から知多木綿の産地として栄えたこの地区ですが,今でも古い建物を集落全体として保存しているところです。

ワクワクします。



── つづく




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半田から亀崎へ



黒壁倉庫を見てから,次にいったのは赤レンガ倉庫。

1898年にカブトビールの工場として建てられたもので,明治に建てられたレンガ建造物としては日本で五本の指に入る規模だそうです。


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古くなったレンガが味わい深く,百年の年月を感じさせます。


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かなり高い位置に,木が生えているのがすごい。


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でも,抜かないと根が伸びて煉瓦積みに影響が出そうです。



設計はドイツの機械製作所だそうで,アーチ型の窓や,装飾を凝らしたレンガの積み方が見事です。


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おもしろくて,ぐるぐる回ってはいろんな角度から見せてもらいました。

こういうものを設計する人も,煉瓦を積む職人さんたちも,けっこう楽しく仕事をしていたんじゃないかと想像します。

楽しくやらないと,いい仕事はできません。


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煉瓦倉庫を後にして,つぎは,こちらも古い町並みがあるという亀崎へ向かいます。

途中,祭りの山車をしまっておく倉庫をいくつも見ました。


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市内だけでも30以上の山車があるそうです。

ぼくのおじいちゃんは,名古屋の出来町というところにある山車に乗って鼓を打っていました。

それで,小さい頃,山車に乗せてもらったことがあります。

独特のお囃子に揺られて気持ちがよかったことをよく覚えています。

よく積み木をつんで山車を作り,お囃子を歌いながら (今はもう忘れてしまいましたが) 遊んでいたものです。

そんなこともあって,とても懐かしさと親しみを感じます。




おなかがすいてきたので,いくつか候補にしていた中から、亀崎の FUSION というお店でランチ。

前菜だけでお腹がいっぱいになりました。


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月曜ライドは,ランチが混み合わないので助かります。




亀崎は,古い民家が建ち並ぶ通りがあり,これもいい雰囲気ですが,めあては 「セコ道」。

常滑の窯元が集まっている地区のように,急坂がたくさんある高台の町に縦横に走っている細い道のことをセコ道というそうです。

「~~坂」 と名のついたものはどれも激坂ぞろい。

ちなみにこれは,「大坂」です。


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細い道の周辺に古い家が集まっていると想像していたのですが,周辺の家は新しいものがけっこう多かったです。

けっこう複雑に道が入り組んでいたので、もう少し回ってみたらおもしろいところがいくつも見つかったかも知れません。


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ここからは,ヒガンバナの大群落で有名な矢勝川へ向かいます。




── つづく






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常滑から半田へ



9月はなかなか自転車に乗る時間が取れませんでした。

7月,8月とくらべると,3分の2くらい。

乗れる日になのにお天気がよくない,ということも続きました。



9月最後の月曜休み,30日に,ずっと行ってみたかった知多半島の付け根にある,半田を中心に50kmほど走ってきました。

使い慣れた常滑の駐車場に車を入れ,常滑の古い町並みを抜けて半田まで走ります。



知多半島は,地図で見て目的地までずっと続いている道というのは,道幅のわりに交通量が多い道ばかりです。

そこで,裏道的な道を探し,それをつないでルートを引きました。

多くはグーグルのストリートビューがあるので,だいたいどんな道なのかは確認できます。

行ってみてびっくりということも多いですが,こういう走り方は楽しいです。



常滑の高台にある迷路のような町を抜けて,下ると,こんなところにも大きな招き猫がありました。


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有名なあの招き猫より大きいのに,あまり知られていないようで,少しさびしげな目をしていますね。



市街地の大きい道から,一本中に入ったところをつないで走ります。

ストリートビューで確認しにくいアップダウンが随所に盛り込まれ (笑),ちょいと難儀します。


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中には,まったく誰とも出会わない区間があったりして,楽しいです。


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この日は,夏のように暑く,日陰の道がありがたいです。




だいぶ半田に近づいてきたぞというところで,田んぼの中の道に入りました。

すると,またやってしまった,グラベル。


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後輪は,パンクしたあと,シーラントでふさがったものをそのまま使っています。

そこからまたシーラントが吹き出すようなことにならぬよう,そ~っと走りました。

なるべく凸凹が少ないラインを見極めながら。

しかし,そういうときって,やたらと長く感じます。

1km 以上はあったと思いますが,舗装路が見えたときには 「やったー」 と叫びたくなりました。


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なんとか,半田の町に到着。

けっこう大きな市街地を抜けて,半田駅へ。


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この跨線橋は,明治43年に設置された全国で最も古い跨線橋だそうです。

脇にあるレンガ造りの建物は,夜間信号機の火に使う灯油が保管されていた倉庫だそうです。

灯油で信号機の灯りをともすなんて,時代を感じます。



ここからもう少し行くと,黒い壁の蔵が建ち並ぶ有名な地区に入ります。

半田運河とつながる十ケ川 (じゅっかがわ) ぞいに,有名なミツカンのマークが黒い壁にくっきりと浮かんでいます。


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もともとは,潮風から板を守るためにコールタールを塗ったそうです。

石炭から出るタールですから,港周辺の工業地帯ならたくさん手に入るものだったのでしょうね。



細い道の両側が黒壁で,走っていてもなんかワクワクします。


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仲間と走りに来ていたら,ここを抜けていく姿を写真に撮れるのですが,今日はひとりです。


川沿いにはヤナギの木がたくさん植えてあって,これまた黒壁とよく似合います。


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煉瓦色との相性もいいですね。


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さて,ここからは黒壁の町を抜けて,10分ほど走ると,その煉瓦で有名な建物があるので,そちらへ向かいます。

それにしても,暑い…。


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── つづく





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津屋川の彼岸花



今年も津屋川の彼岸花を見に行ってきました。



津屋川は,揖斐川の支流で,養老山脈の麓です。

このあたりは,堤防も新しく改修されたものではなく,古い堤の雰囲気を残しています。

欄干のない小さな橋が架かっていたり,橋詰めにお地蔵さんがいらしたり,周辺の雰囲気がとてもいいんです。

それだけに,ヒガンバナがよく映えます。



昨年は,28日に見に行きましたが,すでに花の色が白く飛んでしまったものが多くて,少し時期が遅かったので,

今年は,お彼岸過ぎ,24日に出かけました。


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お天気は,曇りがち。

本当は青空がよかったのですけどね。



少し走って気づきました。

例年は,津屋川にさしかかる前から,ちらほらとヒガンバナが見え始めるのですが,今年はその姿が見えません。


群落の見えるはずの場所に来ても,一本も咲いていなかったので,いささか焦りましたが,

どうやら,早すぎたようです。

あとで聞くと,今年はどこの彼岸花の花期が遅くなっていたらしいです。




一番人がたくさん集まるポイントに行っても,大群落は見られず。


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今年は不作かと思って近づくと,ここもつぼみばかりでした。

残念だなあと思いつつ,何枚か写真を撮りました。


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月曜日とあって,人は少なめ。

駐車場から少し離れると,人がまったくいません。

わが自転車の軽快さに,得意な気分になります。


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あちこちまわっているうちに,大群落でなく,この程度の咲き方の方がきれいなのではないか,とも思うようになりました。




だいぶ日が傾いてきて,そろそろ帰ろうかという時間になりました。

青空を背景にとることができなかったのは残念。



帰り道,細い堤防の道を気持ちよく走りました。

堤防したの川面がきらりと光ったので立ち止まると,雲間から差し込んだ陽光がヒガンバナを照らして,とってもきれいでした。


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じつは,一番楽しみにしていたのが,田んぼの畦の両側に彼岸花が咲きそろうお気に入りの場所。

でも,ここも今年はつぼみばかりで,かなり残念。

また来年かな。



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