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その輝きをいつまでも

Posted by リキ on 26.2017 お出かけ   0 comments   0 trackback


臨時漕会のセーテンさんが海外転勤となる。

そのお別れの会が開かれるというので,相生に行ってきた。

もちろん,自転車を持って。




会は夜だから,朝から走ることに。

セーテンさんが,ぼくの好きそうな道をと考えてくれたルートだ。

「いなちくロングライド」 のコースを基本にしているという。



集合場所は,道の駅 ひらふく。

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しかし,大阪で渋滞に遭ってしまい,30分も遅刻。

スミマセン。




この日は,ポカポカ陽気のサイクリング日和。

いっしょに走るメンバーは,初めていっしょに走る人もいるが,ぼくよりも 20~30 も若い人ばかり。

しかも,その話題に耳を傾けているといると

「今日は,TSS 300 ほど稼ぎたい」

と意味不明の言葉が飛び出す。

これはアカン人たちや,となぜか関西の言葉で小さくつぶやいてみる。


でも,年寄りなんだから,甘えてしまえばいい。

優しい人たちだということはよくわかっているから。






本当にいい日だった。

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暖かく,風も穏やか。

何より,道がいい。

ああ,気持ちがいい,と誰彼ということなく,みんながつぶやく。




車が少ない。

信号がない。

そして,春の山がどこまでもきれい。

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柔らかな緑がこんなにきれいな道は,そうそうあるものではない。

杉林ばかりになってしまった山には,色気というものがない。

さまざまな植物が混在しているからこそ,山は美しい。

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今日の仲間だってそうだ。

自転車の楽しみ方は,人それぞれにちがうことだろう。

それでも,こうしてひとつのグループになってひとつライドを楽しめるのがいい。




セーテンさんもそうだ。

ガシガシと踏んで視界から消えてしまうこともあるし,こうして,ぼくのところまで下りてきてくれて,いっしょにしゃべりながら走ってもくれる。

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ずっと登り基調の道。

少しずつ標高が上がっていく。



それに連れて,時計を巻き戻すかのように,季節が戻り始める。

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下界では,染井吉野が散っているのに,ここでは満開だ。

ヤマザクラも,赤い芽出しとともに美しい花が輝いている。

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春爛漫の中を登っていく。




しかし,季節の流れを遡るのは,標高を稼ぐことに等しい。

時の流れに逆らうのは,大きなエネルギーがいるのだ。

激流に逆らうがごとく,斜度のキツイ坂を登り続ける。



そしてたどり着いたのは,春まだ浅い ちくさ高原。

冬の名残の雪が,そこここに。

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車にジレを置いてきたことを激しく後悔した。

登ってくる仲間を待つ間が,寒くてたまらない。

日向にいても,風が冷たくてたまらない。

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もうすぐ5月になろうというのに,寒さに震えるとは。

アスファルトに座り込むと,その暖かさがじんわりと心地よいほどだ。





早くここから下りたい。

そう願っていたものの,いざ,仲間がそろって下り始めると,これまたつらい時間だった。



容赦なく冷たい風が体を突き抜けていく。

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時の流れの川下り。

季節が早送りで先に進む。



時の流れがぼくたちの背中を押してくる。

どんどんバイクが加速していくが,それとともに,冷たい風の痛さも加速する。





ようやく下界まで下りてきたが,冷えた体はなかなか温まらない。

そのせいか,下り基調の道をガンガン飛ばす。

無意識のうちに,ペダルに力を込めることで熱を生成しようとするのだろう。




あっという間に,みんなが先に行ってしまった。

スッとぼくの前に入ってくれた D さんが引いてくれるが,それでも,ふだん出すことのない速度がサイコンに表示される。



D さんの両手の平が,ひっきりなしにパタパタと開く。

「段差アリ」 の合図だ。

路面が決してスムーズとはいえない道を,この速度だ。

年寄りにはキツイ。

でも,なぜか,ヒャッホーッ と声を出したいくら気持ちがいい。




大原宿でほっと一息。

歴史を感じさせるいい町並み。

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でも,時間が押してきているので,通り過ぎる。

ぼくが,朝,30分も遅刻してきたせいだ。




こんどは,T崎 さんが引いてくれる。

レースで入賞するような人らしい。

交代で年寄りの面倒を見てくれて,うれしい。

ありがとうございます。




最後,セーテンさんが猛スピードで右側を駆け抜けていった。

この日のライドを一番楽しんだのは,もちろんセーテンさんだろう。



セーテンさんの出国まで,まだいっしょに走る機会はあるけれど,この日もいっしょに走れてよかった。

本当に楽しかった。

寒くてきつかったけれど (笑)












そして,夜の会。

多くの仲間が全国から集まって,楽しい宴となった。



セーテンさんのあいさつ。

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以前は,転勤してきた相生から少しでも早く戻りたいと思っていたのに,今は,ここを離れるのがつらいという。

自転車に出会って,すばらしい仲間と出会って,充実した時間を過ごした3年を思い,大粒の涙が止まらない。




季節の流れを遡ることはできても,時間を止めることはできない。

でも,別れを悲しむことはない。

楽しく,優しく生きていれば,幸せは必ず大きく広がっていく。



春に散る花びらや,秋に落ちる葉は,やがて自らの根に吸収されて,自分を育てるものとなる。

それと同じように,充実した時間がつまった思い出の数々は,しっかりと体にしみこみ,自らを豊かにする糧となる。




ハンカチで涙をぬぐうセーテンさんは,たしかに輝いていた。

その涙は,生きることの楽しさがあふれ出たものであるにちがいない。



そんな若い人たちのキラキラした輝きを見るのが好きだ。

その輝きを浴びて,ぼくももう少し元気に生きていきたいと思う。




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桜名木ひと筆書きライド (3) あきれるほどに

Posted by リキ on 24.2017 お出かけ   4 comments   0 trackback


「ひよもの枝垂れ桜」 を見るために,ちょっと不安な山の中へ入っていきます。

県道 33 号線がどんどん細くなります。

そして,斜度がどんどん上がります。

こんなきびしい山越えがあったとは。



ひよもの枝垂れ桜はまだか‥‥






ピークを過ぎて少し下ると,串原地区に入ります。

ここに,ひよもの枝垂れ桜があります。

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樹齢は 300年。




この桜は,所有者である三宅家の,墓守の桜です。

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三宅家の屋号が「ひよも (日向)」であるところから,こう呼ばれているそうです。



周りをヒノキに囲まれたお墓の後ろに立っていて,やや暗い空間にひときわ見事に浮かび上がります。



ここへ着いたのが,3時前だったので,逆光気味となっていました。

午前中の方が美しいとのこと。




ここも,カメラを持った人が一人いただけで,静かでした。

周りが暗いせいか,深く沈み込むようなたたずまいが印象的です。

背筋がぞくっとするような感覚さえあります。



また,今回のように上矢作側から入っても,明智側から入っても,かなり山深いところにあるので,秘境的な味わいもあります。

自転車に乗って見に行くには,かなりの登りが待ち受けています。








さあ,帰ります。

明智までは,いくつものアップダウンを乗り越えなければなりません。

これがけっこうきついんですよね。

でも,山の中をうねる道は,気持ちのいい道ばかり。






途中で見つけた棚田は,もう,使われているところが少なくなっていました。

この時期に水が入っていない田んぼは,少し寂しげです。

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坂を登っていて,ふと傍らを見ると,ピンクの花が咲いていました。

おやと思って注目すると,なんと,カタクリでした。



手入れの行き届いた畑に通じる畦の斜面に咲いていました。

大切にされているようで,点々と十数株がありました。

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手に取れる近さで見るのは,2回目です。

今まで見てきたものは,ほとんどが保護された柵の中にありました。




逆光に透けるカタクリの花はとてもきれい。

ぐっと近寄ってこそ,この花の美しさを愛でることができます。

うつむき加減がまた可愛らしい。


いいものと出会えました。






明智まで下りてきて,最後に,遠山桜を見に行きます。

遠山の金さんとは関係ありません。

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遠山家の庭に生えているので,遠山桜と呼ばれています。

古い町並み,風情のある川縁の石垣。

こぼれるように川の上に張り出した枝。



これもエドヒガン系の小さな花です。

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日がだいぶ傾いてきたので,先を急ぎます。

60km ほど走って,すでに 1000m 以上登っていますから,脚に来ています。

もう一山越えないと陶まで出られません。




陶まではもうすぐという 363号線沿い。



その途中にも,民家に植えられた枝垂れ桜が見事でした。

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このあたりの街道は,本当にすばらしい桜の道です。




少し走ってふと横を見たとき,路地の奥にも枝垂れ桜が見えました。

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自転車でしか入り込めない細い道を行くと,家と家にはさまれたせまいところに古い忠魂碑が建てられていて,それを守るように枝垂れ桜が植えられていました。



これもずいぶんと古いようです。

戦没者を慰める墓守の桜。


昔から,桜はこうして植えられてきたのでしょうか。


西行の歌に


願はくは 花の下にて春死なむ その如月の望月のころ


とある通り,自分の死んだ後にもそばに桜があって欲しいと願うものなのでしょうか。







まあ,今年はよく桜を見に行きました。

自分でもあきれるくらい。


さだまさしの歌に,

「愛しすぎるのは 愛さないのと同じ」

という一節があります。


でもね,それは愛しすぎるほど愛したことのない人のいいわけ。

ほどほどもいいかもしれないけど,

あきれるほど好きになる,これ以上はないというほど夢中になる,それってすごくすてきなことでしょ。

それが,女性でも,自転車でも,写真でも,桜でも。



それで何か困ることがあるのなら,それから考えたらいい。

そんなことを思います。





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桜名木ひと筆書きライド (2)

Posted by リキ on 21.2017 お出かけ   0 comments   0 trackback


吉田川経塚の枝垂れ桜。

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ここでは,一人の方が三脚を立てて,写真を撮っていました。

少しお話をしました。

今年は遅いとか,裏側はまだつぼみのままだとか,取り立てて書き留めるまでもないような会話なのですが,なぜか,心があたたかくなります。




裏手に,こんもりとした塚があります。

詳細は不明らしいのですが,供養のために塚を築いたという記述があるらしいので,これも,墓守の桜なのでしょう。



塚のある方から桜を見るとこんな感じです。

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今回見た桜の中では,もっとも樹姿が優美な桜です。








国道 363 号線にもどり,少し走ると,お気に入りのパン屋さん Kitto (キット) があります。


天然酵母で焼いているパンが美味しいです。

特に食パンなど,シンプルなパンがぼくのお気に入りです。

かむほどに出てくる,深みのある優しい味わいがたまりません。

家内が,近くで乗馬をしているのですが,帰りによく買ってきてくれます。





次の目当てである 阿弥陀堂の桜 は,このお店からもよく見えます。

走っていると,ひときわきれいなピンク色が目に入ってきます。

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キットから続く道の坂を登り始めた右手にあります。

小屋に見えるのが,阿弥陀堂。



ここも,誰もいません。

古い小屋に見える阿弥陀堂は,近くまで行ってみると,このお堂を中心に,小さいですが味わい深い空間があります。

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ほんのわずかの坂ですが,これは,阿弥陀堂前まで行ってみないともったいない。





さあ,ここからは車のスピードが高い国道 257 号線を南下して,上矢作町まで一気に走ります。

途中のトンネルは長いので怖いです。






上矢作町に入ると,ところどころに 「新田の桜」 と立て看板があります。

看板にしたがって走ると,ここまでにはなかった賑わいが聞こえてきました。




ふと右手を見ると,

おお~

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みごとな桜。

大きなヤマザクラが続く中,一番左手に見える,ひときわ存在感のある木が,「新田の桜」 です。





けっこうな人が集まっています。

といっても,20~30人。

そして,その大半の人が,地区の人のようです。

テントをしつらえてお花見のようです。



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この桜は,個人のお宅の庭にあるもので,花の時期はお庭を開放してくれています。



樹齢は 500年。

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木肌の迫力がスゴイです。




ゆっくりお庭を拝見して下りてくると,

「お兄さん,お茶飲んでいって」

と誘われました。




町内会の人たちが,無料でお茶屋,お茶うけのお芋さんなどを配ってくれています。

「お兄さん」 ではないんですが,いただくことにしました。



ヘルメットにジャージですから,

「どこから来たの」

と会話が始まります。



おばちゃんと話していると,顔を赤らめたおじさんで寄ってきて,

「これを食べて,力つけてから行って」

と唐揚げを一つくれました。

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そして始まる,桜の講釈。


大きな唐揚げに笑いながらも,接待をしてくれている人たちの人のよさに感動です。

花を愛する人たちは,人を愛する人でもあるのです。




もうしばらくここにいたい気持ちもあったのですが,まだこの日の行程の半分しか来ていません。

ここからは山越えがあるので,お礼を言って早々に出発です。




ちょっと不安な山の中へ入っていきます。

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県道 33 号線がどんどん細くなります。

そして,斜度がどんどん上がります。




こんなきびしい山越えがあったとは。



ひよもの枝垂れ桜はまだか‥‥






次回は,

・ ひよもの枝垂れ桜

・ 明智の遠山桜

の2本でお送り致します。






── つづく













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桜名木ひと筆書きライド (1)

Posted by リキ on 20.2017 お出かけ   2 comments   0 trackback


日曜日,かねてから気になっていた桜を見に行くことにしました。

もう,今年の春は桜,さくら,サクラ‥‥。

当ブログをご覧いただいている方々も,「またか」 と飽き飽きしているかもと思いつつ,サクラを見にいくのが楽しくて仕方ないので,書き続けています。

スミマセン。




今回は,ぼくの行動範囲の中でも,有名な何本かのサクラをつないでコースを作り,まとめて見に行こうという計画です。

しかも,そのどれもがほぼ同じ時期に咲いているという予想です。



今回目的にした桜は,以下の5本です。

岩村 吉田川経塚の枝垂れ桜

岩村 大名塚の桜

岩村 阿弥陀堂の桜

上矢作 新田の桜

串原  ひよもの枝垂れ桜



これを一筆書きでうまく一周するコースにまとめました。

出発地は,小里川ダムにある駐車場にしました。

一周,70km ほどのコースですから,写真を撮る時間をゆっくり取っても無理なく回れるとの判断です。




出発地を明智にすれば,もっとコンパクトにコースができるのですが,わけがあって,小里川ダムの 道の駅 おばあちゃん市 にしました。

そのわけは,これです。

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道沿いにある,名もなき桜たち。


以前,Festive 500 で明智から岩村の方へ脚を伸ばしたときに,道沿いに枝垂れ桜が何本もあることを知りました。

そして,先日,のび~さん夫妻とライドをしたときにも,新たに何本も見つけました。

それもあわせて見に行こうというわけです。



陶 (すえ) から岩村に向かう道は,何本もありますが,そのどれにもこうしたりっぱな桜があるのです。

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控えめに見積もっても,樹齢は百年近くあるのだろうと思います。



それが,ごくふつうの民家の庭にあったり,公民館の前にあったりするのです。

お寺の庭にある桜は,とても雰囲気がよくて絵になります。

でも,こうして生活の中にある桜もいいものです。

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となりにビニールハウスがあり,洗濯物が干され,おばあちゃんが草取りをしています。

そこにさりげなく,古い桜があります。

あのおばあちゃんがお嫁に来たときも,やっぱりきれいな花を咲かせていたんだろうな,なんて想像をしてしまいます。



ふと横を見ると,きれいに草刈りがされた畦の横に,シデコブシが。

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座り込んで,しばし休憩。

春のライドは楽しいです。





春のライドと言えば,こんなこともあります。

走っていると,ピシッと音を立てて虫が顔にぶつかるんです。

たぶん,あの固さと痛さから,小さめの甲虫だと思われます。



それから,カエルの声。

車がほとんど通らない道をつないで走るのですが,とても静かですから,水を張った田んぼや池から,さかんにカエルの声が聞こえてきます。

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恋の季節ですね。

ちょっとうらやましい (笑)






われながらいい道を選んだと悦に入りながら,岩村に入りました。

日曜日だけに,観光客もたくさん来ています。

観光のメインストリートを横切ろうとすると,桜色が目に入りました。



立ち寄ってみると,お寺に枝垂れ桜がありました。

浄光寺というお寺でした。

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それほど大きな木ではありませんが,やはりお寺の庭にある木は絵になります。

着物を着た女性が,木下に佇んでいました。

何を思っているのか気になりますが,じっと見つめていては失礼なので,遠くから写真に収めさせてもらい,お寺を後にしました。






さて,細い道に入り込んで,まずは,大名墓地へ。

恵那特別支援学校のすぐ近くです。




大名のお墓なので,「大名桜」 と呼ばれています。

お墓を守っている,墓守の桜です。

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古い町並みが続く観光客の多いところから,10分ほどのところなのに,桜を見に来る人は誰もいません。

もったいないなあと思いつつも,独り占め気分が快感です。






つぎは,昨年見に来たときにはすでに散っていた,経塚の枝垂れ桜へ。



細い道を進んでいると,とつぜん,深い緑に囲まれた美しい桜に目を奪われました。

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ヤマザクラ系でこんな濃い色の桜はなかなかありませんね。

周りの針葉樹が,桜の色を引き立ててくれます。

しばらく,見とれていました。

色っぽいですねえ。


こちらは,五区公会堂の近くです。







さあ,先に進むと,田んぼが開けてきました。



見えた!

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咲いてる!

やったー!







吉田川経塚の枝垂れ桜。

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次回は,

・ 阿弥陀堂の桜

・ 新田の桜

の2本でお送り致します!


── つづく













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シメはやっぱり藤村で

Posted by リキ on 18.2017 お出かけ   4 comments   0 trackback

(前回からの続き)


地蔵禅院,いいお寺でした。

ぜひ,桜が満開の時に来てみたいものです。

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そこからうどん屋へ向かう途中,急に雨が降り出しました。

そして,バイクを止めて,屋根のあるところへ入ったとたん,さらに雨が強まりました。



ぎりぎり,雨を避けられたのです。



井出にある,たなか家。

人気店らしく,行列ができていました。

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一見,丸亀製麺方式の店のようですが,列の進み具合がかなりゆっくりです。

入店まで30分,注文からうどんが出てくるまでも30分ほどありました。

一度に作れる量が少ないようです。




写真を撮り忘れてしまいましたが,一風変わったつけ麺を注文しました。

というか,それがイチオシの人気メニューのようです。

うどんなのですが,中華麺でも合うのではないかという感じの魚介を使った濃厚なスープでした。


そして,これがうまい!

長い時間待っただけのことはありました。




じつはこの店,一昨年,路くんと獲得標高 2000m を目指して走ったとき,予定に入れていた店ですが,日曜休みという変わった店で,それをドギーさんに事前に教えてもらって助かったという,その店でした。

この日は土曜日。

4月で土曜営業しているのは,この日だけというラッキーな日でした。

それにしても,土日のほとんどを休んでいるというのが変わっていますよね。





一同,わいわいと舌鼓を打ち,食べ終わったころには,外が明るくなっていました。

そういえば,メタさんが,

「お昼頃雨が降るかもしれないので,うどん屋さんに入っているときに雨をやり過ごせたらいいんですが」

と言っていた通りになりました。

さすがに,人徳のある人はちがいますね。





雨の上がった坂を下り,桜で有名な玉川堤へ行ってみます。

ここも,すでに半ば散っていましたが,散った花びらが雨に濡れて,それはそれできれいです。

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堤に黄色い花が咲いていたので,はじめは菜の花かと思っていたら,よく見ると,ヤマブキでした。

満開のときには,さぞかしきれいでしょう。

川の周辺に草の緑がうまく活かされているのもいいですね。

緑色と桜色は相性がいいですからね。




このあとは,もうあと二つ三つ峠を越える予定でしたが,時間が少し押してきたこともあり,

「どうしますか? 峠を迂回してもどりますか? でも,それだと登り足りない人がみえるのではないでしょうか」

との,メタさんの問いかけに,うなずく人はいませんでした。


メタさん,十分におもてなしいただいたので,これ以上の坂のおもてなしは必要ないですよ(笑)






宇治川ラインで帰ります。

ここでも,いいペースで快走。

休憩で止まった橋からは,山の春色を堪能しました。

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杉林ばかりになってしまった山とはちがって,自然のままの植生が残っているところでは,山の春はこういう色になります。

常緑樹の深い緑,落葉樹の若い緑,それにヤマザクラが花を添えます。

早くに咲き終わったヤマザクラは,赤い芽出しで,さらに深い色合いを加えます。

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極上のタペストリー。

人の造った道沿いで,この美しさが見られる場所は,それほど多くありません。





最後に残った,桜峠 (桜のさの字もない峠) を越え,gottu 坂を駆け上がり,余裕を持って,最後のお楽しみである茶丈藤村へ。

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席が空いていなかったので,待ち時間に行ったことのなかった石山寺を見に行きました。

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中までゆっくり見る時間はありませんでしたが,いずれゆっくりと散策してみたいです。





茶丈藤村では,いつものように,よしのさんが笑顔で迎えてくれました。

この笑顔を見せてもらうだけで十分なのですが,やっぱり,お菓子もいただきます。

ぼくの定番は,抹茶くず流し。



そして,これまたいつものように,たくさん走ったねのご褒美もいただきました。

今回は,初めていただく,本クズを使ったおまんじゅう。

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これが,すばらしく美味しかったです。




帰帆島にもどったころには日が傾いてきました。

この日も一日,よく遊びました。

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メタさんご夫妻には,「死た見」(下見)と「死走」(試走)までしていただき,ありがとうございました。

楽しいコースでした。

満開時に,もう一度走ってみたいと思いました。



いっしょに走ってくれたのび~さんとのびこさん,ひさしぶりだったまさきち君,gottu さん,KTM さん,ありがとうございました。

またね!

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写真はこちらにも。






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春はやっぱりよもぎ餅

Posted by リキ on 17.2017 お出かけ   4 comments   0 trackback


土曜日,メタさん主催のライドで,またまた琵琶湖に行ってきました。

といっても,琵琶湖畔を出発というだけで,琵琶湖を走るというわけではありません。

山の中です。




ちょっと気になっていたのは,前日からのニュースで,全国的にお天気が不安定になりやすいとのことで,「急な雨や雷に注意」 と言っていました。







さて,いつもどおり,集合は矢橋帰帆島。

ここの駐車場は,ビワコサイクリング 通称 「ビワサイ」 の朝練集合場所です。

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この日も,ビワサイの人がゾクゾクと集合する中,ライドの準備をしました。

話したこともない人が沢山いるんですが,ガルマさんやドギーさんなど知っている人がいるだけで,もう仲間の感じです。








「走り慣れた」 という感じもある道からスタート。



平地ではソメイヨシノが散り始めていますが,山の中はまだまだ桜が満開に近い状態です。

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ところどころで止まっては,休憩とともに撮影タイム。

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山の中でピンク色を発見すると,ぱっと気持ちが明るくなるような楽しさを感じます。




ここは,ハクモクレンの並木。

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ぼくの住んでいるところでは,3月中旬に咲いていましたから,1か月遅れという感じです。

今回は,山の桜を愛でながら,うどんを食べに行くというコンセプトのライドなんです。

山の気持ちがいい道と,花と,走りを楽しみながら進みます。

ライド序盤で,すでに,たっぷり楽しんでいる感じです。





この日,その楽しさを大きくふくらませた,すてきな出会いがあったのは,県道5号線を和束に向かう道端でした。


これも川沿いの快走路で,メタさん,KTM さんと,先頭が交代しますが,気持ちのいいペースで走ります。

ときおりすれ違う車間距離が詰まったトレインの人たちとはかなり速度がちがうかもしれませんが,ぼくにとってこの速度で十分に味わえる疾走感がたまりません。



後ろに流れていく景色の中に,ふっと現れる桜,桜,桜。

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すてきな時間が流れていきます。



そんな中ふっと目に入ったのは,「よもぎもち」 という手書きの看板と,おばあちゃんの笑顔。



通り過ぎた瞬間,gottu さんが振り向いて,

「うまそうだったね」

ぼくが,

「止まりたかったね」

と言うと,gottu さんが声とハンドサインで

「止まりま~す」




引き返しました。

小さな雨傘をたてた,シルバーカーの屋台でした。

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1つ百円。

聞くと,このおばあちゃん自ら摘んだよもぎで作っているんだそうです。

みんなが百円玉を持って集まります。


「自転車の人がよく立ち寄ってくれるんです」

と,うれしそうにおもちを差し出してくれます。

みんながカメラを向けると,ピースまで出してうれしそう。



美味しそうにほおばっているみんなを見て,おばあちゃん,

「もう一つずつ持っていって,何人いるの?」

と言い出しました。

「それじゃ,商売にならないでしょ」 と言うと,

「もうけようとしてやってるんじゃないから,それより,もう,うれしくてね」。



一人暮らしをしているというこのおばあちゃん,きっと,立ち止まってくれる人が 「おいしい」 と喜んでくれて,ひと言二言会話を交わすことが日々の楽しみなんでしょうね。



そうだよね。

ぼくらの仕事だって,まあ,生活するためにやっているんだけど,それ以上に,

〈関係する人たちの笑顔が見たくて〉 とか,

〈喜んでもらえるのがうれしくて〉 ということがあるからこそ,

仕事のやりがいが生まれるというものです。



お店で買うやわらかい草餅とちがって,しっかりと歯ごたえのあるお餅でした。

お餅はつきたてから少し時間がたつとすぐにかたくなるのがふつうですよね。

そんな手作り感がしっかりとあるおもちでした。

もちろん,とても美味しかったです。

幸せの味がするおもちでした。



旅のこうした出会いは,ときに絶景よりも印象に残ります。



「また来るね」

と声をかけましたが,ほんとうに,またここで草餅を食べたいと思いました。

メタさん,こんどは,「よもぎ餅ライド」 計画してね。




ご厚意に甘えていただいてしまった人数分8個のよもぎ餅は,のびこさんが背中にしょってくれました。

おそらく,1kg 近くあると思うのですが,この先のヒルクライムの負荷を上げるのに,大いに役立つことでしょう。







さて,和束からは 「裏大正池」 というなかなかのヒルクライムコースだそうです。

空を見上げると,雲の色に不安を感じます。

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もこもことかわいらしい見た目の茶畑が続きます。

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うねるようなヘアピンカーブを彩る桜並木もきれいです。

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しかし,写真の見た目とはちがって,めちゃめちゃきつい坂が続いていました。

距離は2km ですが,平均斜度が10%以上ですからね。

ルートラボの標高グラフ,その立ち上がり方がこわい。

それを事前に見ていなかった自分もこわい (笑)


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ピークを越えると,長い下りです。

ここもきれいな桜が出迎えてくれました。

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しかし,ときおり落ちてくる雨粒が気になります。

このまま持ってくれればいいのですが。





川沿いをずっと下り,京都の井手町まで下りてきました。

ここに,うまいうどん屋さんがあるとのことです。



そのすぐ手前にある 地蔵禅院 は,有名な枝垂れ桜があるそうで,そこへの短い坂を登ります。

路面には落ちた花びらがびっしり。

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はたして,お目当ての桜は咲いているんでしょうか,いや,まだ咲いているんでしょうか。







残念,少し遅かったようです。

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高台にある,すばらしい桜でしたが,桜吹雪が舞っていました。

これが咲いていたら,さぞかし見事だったことでしょう。



すっかり散っているのに,この雰囲気のよさ。

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これは,きれいに咲いているときに是非,もう一度来たいですね。

そのためなら,裏大正池の坂,もう一度登ってもいいです (笑)



西行の歌には,こんなのがありますね。


散る花を 惜しむ心や とどまりて

          また来ん春の たねになるべき



この花をまた見たいという気持ちを,自分の中に種まきするような感覚なのでしょうか。




そんな気分に浸っているぼくたちの頭には,無情の雨が落ちだした!

しかも,けっこう強く降ってきたぞ!





── つづく









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花より焼き芋

Posted by リキ on 15.2017 お出かけ   0 comments   0 trackback


これまた,まったく目立たないところにある久女の句碑。

句碑がどこにあるのかさえもわかりません。

でも,この枝垂れ桜はすばらしいです。

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句碑はこの桜の奥にあります。

久女の旦那さんの屋敷跡があり,その中庭のようになったところに句碑があるのです。



薄暗くなったその空間は,しめった空気感と,外界から隔絶されたような寂しさがあり,ドキドキするような場所です。



ぞくっとするほど鮮やかな色のツバキと,その奥にははかなげな春の四季桜の花。

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ウグイスのさえずりが,あまりにもよく響いたのでおどろきました。

声の響き具合から,静けさが際立ちます。

いい場所です。



一人きりで,たたずんでみたい人,

二人きりで,ゆっくりと時間を持ちたい人,

オススメです。




そして,桜好きでなくとも,この季節ならトレーニングのついでに,ちょっと寄ってみてはいかがでしょう。







さて,もと来た道を戻ります。




この時期,どこを走っていても桜がきれいですが,戸越峠が近くなってきたら,ふと気になるところがあったので,寄ってみました。




黄色い仲間が住んでいるところのすぐ近く。

八柱神社というところでした。


濃い色の紅八重枝垂れが数本固まって植えられていました。

そのすぐ横にあるゲートボール場からは,お年寄りの明るい声が聞こえてきました。

のんびりした明るい雰囲気がすてきです。



神社の周りをゆっくり回ってきました。

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水を張った田んぼに山が映っています。

ゆったり感がたまりません。

金剛寺といい,この神社といい,いつも通り過ぎているこの里のすばらしさをあらためて感じました。




今回はクルマで来ているのに,気になったところにサッと入り込んで止まるのは,自転車に乗っていて身についた感覚なのかもしれません。

心の赴くままにふらふらと足を向ける ── そんな感覚を,フットワークを持ち続けたいと思います。






帰り道,通りかかった東国山フルーツパークでは,ちょうど 「枝垂れ桜まつり」 が開催中。

平日にもかかわらず,すごい人出でした。

もちろん,寄ってみました。




楽しいお店もいっぱい。

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あちこちから,いいにおいや,おいしそうな呼び声が。




もちろん主役の枝垂れ桜が,これでもかとてんこ盛り。

ここまで多いとありがたみがうすいのですが,それでもやっぱり気持ちが華やいで楽しくなります。

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小さな子を連れた家族,同年代とおぼしき夫婦。

みんな楽しそう。



春の花もいっぱい。

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そして,花よりも魅力的だったのが,焼き芋の香り。

買い求める人が行列を作っていました。

もう,完全に花より団子。

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この焼き芋が,強烈に,衝撃的に,うまい!

桜なんかどうでもいい。

「来年もこれを食べに来よう!」 と決意したほど。



桜より焼き芋。



フルーツパークの枝垂れ桜まつり,桜を見ている閑があったら,焼き芋の列に並べ。

結論はこれです。




写真はこちらにも。





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小原の枝垂れ桜

Posted by リキ on 14.2017 お出かけ   0 comments   0 trackback


月曜日,またまた,平日休みのお出かけ。

いいでしょ (笑)

ゴメンナサイ。




先日行ったものの時期が早すぎた小原の桜を見に行きました。

自転車で行きたいところですが,この日は,家内と車で。

いつも一人だけですてきなものを見て回るのは,少し後ろめたいですからね。

大切な人にも見てもらいましょう。




自転車で走るルートをたどります。



戸越峠を越えて,まずは,金剛寺。

すばらしい。

満開でした。

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ハルリンドウもまだ咲いていました。




境内下にある駐車場は,さながら,小さなしだれ桜公園。

見事でした。

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国道 419 号で,小原へ向かいます。




いつもの休憩するファミマの信号を曲がると,見えました。

嶺雲寺の枝垂れ桜!

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きれいです。

濃いピンクの枝垂れ桜が本堂の屋根よりも高く見えます。

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続いて向かうのは,少し行きにくい西運寺。

工事中だったので,ぐるりと迂回していきました。

自転車で何度も通った道ですから,迂回路もすいすい (笑)




紅葉がすばらしいところですが,紅葉だけを見ていたのでは見落としてしまいそうな一番奥が,枝垂れ桜の境内になっています。

小さな境内ですが,大きな桜が3本あります。

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この境内は,閉じられた空間のように感じるのが好きです。

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さらに奥へ進むと,薄暗い森の中に,モミジの真っ赤な若葉が,輝くように浮かんでいました。

紅を帯びた鮮烈な赤です。

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こんなすばらしいところなのに,見に来ている人は誰もいません。

自分たちだけが密かに知っている場所 ── そんなワクワクする感覚です。



子どものころ,秘密基地遊びをよくしました。

仲良しにしか教えない秘密を持っているのって,なぜかワクワクするんですよね。





ここからは,街道へ出ずに,ヒルクライムコースを通って,杉田久女の句碑へ。

ここはもっと秘密っぽい場所。





── つづく








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伊吹のぼらず,桃畑

Posted by リキ on 13.2017 お出かけ   7 comments   0 trackback


日曜日,伊吹山ヒルクライムの日でした。

三年連続で出ているので,自分の力がどの程度になったのか,その目安になります。

楽しみにしていたのですが,雨予報。

当日朝まで考えましたが,やはり,DNS とすることにしました。



確実に路面が濡れているでしょう。

登っているときの人口密度はかなりのものですから,スリップして転ぶのもイヤです。


登りはまだいいのですが,下りはもっと怖いです。

昨年の下りのときに,死亡事故を見てしまいました。

それ以来,ときどき,あの光景が目に浮かぶのです。






行くのを止めると決めたら気が抜けてしまい,二度寝しました。

楽しみにしていたのに,少しホッとする自分もいます。

やっぱり,ヒルクライムはつらいですからね。



それでも,何かしら物足りなさを感じて,お昼から近所を走ることにしました。

そろそろソメイヨシノが満開。



犬山の桃畑を見に行くことにしました。

そちらも満開のはずです。





春日井から小牧を抜けて犬山に入る 「matz 花見ルート」 を通ります。

ソメイヨシノ満開の季節には,このルート以外は考えられないほどすばらしいルートです。

ただし,昨年冬からずっと,川沿いのどこかが工事中で,ただでさえ知らない人はたどるのが難しいコースですが,ますます困難になっています。




名鉄小牧線と平行して北へ向かいます。

薬師川ぞいの道に現れるのは,まずソメイヨシノ。

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高台の住宅街の下に,遊歩道が設置されていて,その下の土手に植えられています。

一番りっぱな木は,長く枝を川面に下ろしていて,とても美しい枝振りが見られます。

ソメイヨシノは,たいてい大きくなりすぎると切られてしまうのですが,ここは,そのままのびのびと枝を四方に伸ばしています。

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のびのびした姿の美しさ。

それは,その木にあった場所と広さを与えることで花開くものなのでしょう。

たぶん,人も同じですね。





さらに北上すると現れるのは,紅八重枝垂れ桜の並木道。

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まだ若い木が多いですが,濃いピンクのしだれ桜が 300m くらいにわたって続きます。

色の美しさはこの上ないほどですが,若い木の全体的な情緒はまだまだですな。




こうしてこのルートをたどっていると,3年前,コギコギさんと住友さんを案内した 「雨の花見」 を思い出します。






ここから先は,桃畑の領域です。

しかし,ここから右折して,常福寺に向かいます。



以前,遠目に桜色のかたまりを発見して立ち寄り,偶然見つけたお寺です。

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鐘撞き堂のすぐ横にあるのがしだれ桜です。



こんもりとした小山の上にあるお寺です。

可愛らしい山門をくぐって坂を登ると,そのむこうに桜色が見えます。

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ワクワクするようなアプローチです。




境内に入ると,見事なしだれ桜を観賞する前に,あいさつをしなければなりません。

桜の木とお寺を守っている忠犬です。

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今年もあいさつさせてもらいましたよ。

手のにおいを嗅いでもらうと,通してもらえます。

あ,指先を出すと噛まれますから,手の甲をゆっくり近づけるんです。



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エドヒガン系のしだれ桜ですが,この種類は,ほんとうにさまざまで,花期もその木によってずいぶんちがいます。

このお寺の木は,ソメイヨシノと満開がほぼ同じか,ほんの少し早いようです。

少し散り始めて,枝先には若々しい緑色の葉が出始めていました。



いずれにしても,ソメイヨシノ,紅八重枝垂れ,桃畑とあわせて,同じ日に鑑賞できるのがポイントです。





さて,ここからが自転車花見の真骨頂。

お寺の裏に広がる桃畑へ向かいます。

自動車では絶対には入れない道。

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このお寺の墓地におおいかぶさるような桜と,その下に広がる桃畑。

桜色と桃色の饗宴にうっとりします。


誰も来ない静かな空間に,自分と,桜と,ウグイスと。





ここから,桃畑のメインストリートへ。

最近,桃畑の面積が減っていますが,それでも見応えがあります。



ここは菜の花と桃色のコントラストが見事です。

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近寄ってみたら,この菜の花は,白菜でした (笑)

桃畑に色を添えた白菜に拍手!





五条川が近づくと,急に人が増えてきます。

日曜日ということもあり,お花見で散歩をしている人が沢山いました。




途切れることなく川の両岸に植えられた桜並木はとても豪華。

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でも,一本一本の木をよく見ると,あちこちで枝を切られていて痛々しいものも多く,手放しで喜べないような感じがしました。

のびのびと四方に枝を伸ばした桜に比べると,かわいそうになってしまいます。





帰りもゆっくりと来た道を戻りました。

花をつないで走るこのルートが大好きです。

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家にもどってデータを確認すると,思わず笑いました。

35km 走って,獲得標高は 86m。

平均出力 70W。

これが,正真正銘のポタリングというヤツでしょう。




また来年ですね。



いっしょにいかがです?

自転車界にはまず見られない,正真正銘のポタリングですよ。









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かんたんには見せてもらえない

Posted by リキ on 11.2017 お出かけ   2 comments   0 trackback


最近,ブログ記事がだんだん遅れてきました。

しかも,桜のことばっかり (笑)

時間に余裕ができたことで,今まで見に行けなかったものが見に行けるようになったからです。



今,情報をため込んでいるので,周辺の桜の記録をまとめたいとも思っています。

内緒にしておきたい気持ちと (笑),みんなにも知らせたい気持ちが入り交じります。




さて,先週火曜日の続きです。



小原というと,四季桜が有名です。

〈紅葉と桜がいっしょに楽しめる〉 というのが売りです。

つまり,秋に桜が見られるのが特徴ですが,「四季桜」 というくらいですから,春にも咲くのでしょう。


ということで,四季桜が春にどんな姿を見せるのかということも楽しみのひとつです。




小原が近づいてくると,ちらほらと四季桜の姿が見え始めました。

残念ながら,春の四季桜は‥‥。



花の数が少なくて,みすぼらしいとは言い過ぎでしょうが,まあ,「春も咲くんだね」 という程度でした。

木によっては,これくらいの花着きのものもありますが,全体には人目を引くようなものではありません。

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「ワタシは,秋に主役を務めさせてもらいます。春は,ほかの役者さんがたくさんおられますからね。そちらに譲ります」

と四季桜の声が聞こえました。




この日の目的は,いくつかのポイントにある枝垂れ桜です。



期待に胸ふくらませて,ダンシングで急坂を登りましたが,こちらも残念でした。

つぼみが真っ赤に色づいていましたが,一輪も咲いていませんでした。

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やはり,小原は山の中でした。

ソメイヨシノなど,つぼみが色づくところまでも行っていません。



観光協会に電話したときも,「うーん,いつでしょうねえ」 という程度の反応でしたから,あらかじめ咲き具合を把握するのは難しいようです。



そんなにかんたんには見せてもらえないようです。

それでいいですよね。

それだからいいんですよね。






仕方なく帰ることにしました。

何を思ったか,一番きついルートを選んでしまいました。



小原からまっすぐ北に向かって,山を越え,国道 363 へ出るコースです。



通り抜ける車がほとんどいないので,とっても静かな道です。



ときおり目に入るクマの看板が怖いです。

ばったり出会ったら大変なので,「イチニ,イチニ」 とペダリングにあわせて声を出しながら走りました。

さいわい,思いがけない出会いはありませんでした。




途中,サンシュユかな? 鮮やかな黄色の花が咲いていました。

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「山はげ」 という天ぷら屋さんからは,10%超えの急坂が続く難所です。

毎回,何でこんなところに店があるのかと思うところです。



登りきった深い山の中を下ると,「田代の二本杉」 がある八幡神社に出ます。

ここで,ひと休み。

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田代町の集落を過ぎて,もうひと山登ります。

それで,やっと 363 に出ます。



ここからも延々と 363 のアップダウンを乗り越え,裏から雨沢を登り,やっと楽になります。



雨沢のピークで休憩していたら,頭の上にキブシの花が垂れているのに気がつきました。

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こんなところに咲いていたなんて知りませんでした。

雨沢のピークにいるときは,いつもへたり込んでいますからね。



必死になっているときには見えないものがあります。

ふと立ち止まって力を抜くと,はじめて見えてくる ── そういうものが人生にはあるんですよね。




結局,1500m ほどの獲得標高となり,かなり疲れました。

帰り道,東国山フルーツパークの前を通りかかると,休日ではないにもかかわらず,けっこうな人出。

それもそのはず。

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見事に咲いていました。

元気をもらって,家までがんばれました。








さあ,小原の枝垂れ桜はいつ見頃になるんだろうな。







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プロフィール

リキ

Author:リキ
 50代後半からのロードバイク人生。年より初心者が行く!(モーツァルトも大好き!)

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