ササユリの里



6月17日,土曜日,豊田にある 「ササユリの里」 というところに行ってきました。


特別な観光地ではなく,地域の方が保護活動をしているだけです。


週末の遠征ライドが続いたので,時期的に遅くなってしまいました。

3年ほど前に存在を知ったのですが,なかなか行くチャンスに恵まれませんでした。





戸越峠を越え,小原へ行く道の途中から,小原とは反対方向へ進みます。
(県道33 → 県道486南下)



入念に下調べをした 「つもり」 なのに,道をまちがえました。

ときどき,「まじめでしっかりしている人」 と勘違いされますが,「不真面目で粗忽者,他力本願が信条」 のジイサンです。



名古屋グリーンカントリークラブを右に見て進み,左側の山へ入ります。

すぐに坂道になりますが,細くて,車が通らなくて,緑豊かな好みの道です。


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ちらほらとササユリがありますが,花は終わっています。

残念,やはり遅かったか。




小さな山里を過ぎると,急に傾斜が強くなり,10%超えの坂が続きます。


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上り詰めた辺りに,こぢんまりとした駐車場とトイレがありました。

案内の看板で道を確かめ,群生地へと向かいます。






おお,まだ残っていました。


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花弁に少ししわが出始めていて,もう,花の末期です。

ギリギリ間に合ったというところでしょう。



アジサイが濃い青の花を輝かせていました。

「今の季節は,オレだ」


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群生地という辺りに行っても,すでにほとんどの花が終わっていて,「群生」 という咲き方には出会えませんでした。

それでも,一本の茎に3つもの花を咲かせたササユリには初めてお目にかかりました。


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もともとササユリというのは,森の中にぽつんと咲いている印象です。

群生を見ることができなくとも,それで十分な感じ。

本当はやぶの中に入って,香りを楽しみたいんですが,小さな株を踏んではいけないので止めました。

甘くていい香りがするんです。



帰りがけに見つけたこのササユリには,スポットライトが当たっていて,舞台に立つベテランの女優,といった趣でした。


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帰り道は,一本南の道を 県道 486 へと下ったのですが,この道は日陰に何本もササユリが咲いていて,いい道でした。



来年はもう少し早くに行ってみたいと思います。






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自転車パーツの呪縛から解き放つ



月曜日はお休みでした。

走ろうかとも思ったのですが,土日と走ったので,家の仕事もしないと立場がなくなります。



そこで,たまりにたまったモノの片付け。

この日は,もとオーディオ部屋の整理。




数年前から自転車用品にこの部屋を占領され,音楽を聞くことができなくなっていました。



退職後は時間ができたので,自転車用品を精力的に整理してきました。

必要なパーツは種類分けをして片付け,使わないと判断したものは全部売りました。

ゴロゴロしていた消耗品や工具も整理しました。



その結果,少しずつ,見えなかった床が見えてきました。

成果が見えてくると,意欲が出てきます。



どんどん片付けが進みます。



そして,この日はとうとうオーディオシステムにアクセスができるようになりました。

(それまでは,アンプに近寄れなかった 笑)



しかし,3年間,灯を入れていなかったシステムは,果たして音を出してくれるのか。


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電源を入れたとたんに,どこかから

ポンッ!

と音がしたりするんじゃないか。


スピーカーからあやしい煙が出てくるんじゃないか。


レコードプレーヤーの回転がぐにゃぐにゃになっているんじゃないか。




ドキドキしながら,メインの電源スイッチを入れ,プレーヤーを回してみます。



異常はなさそうです。



レコードを用意して,針を落としてみます。


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ああ~,やっぱりダメだった。

なんだこの音は。

異常に高い音しか出てこない。




がっくり……。






と思ったら,33回転のレコードを45回転で聴いていた!


33回転にもどすと,無事にふつうの音が出てきました。

ああ,びっくりした。

聞き慣れたレコードをかければよかった。




しかし,3年間放っておいたので,素っ気ない音です。

これからは,もう少しかわいがることにしましょう。





そうそう,自転車部品を売ったお金で,入門用の一眼レフを買うことにしました。

フィルム時代には持っていましたが,デジタルになってから初の一眼レフです。



今,気になっているのは,自転車に乗るときに持ち出せるのかどうかということです。

できれば,バックパックではなく,肩にかけたいのですが…。



先達の知恵を研究中です。



アドバイスがあったら,よろしくお願いします。







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西播磨ライド ~ 道の表情を楽しむ



西播磨ライド つづき。


縦横無尽に田舎道を抜けていき,

「あれ?」

と知っている道に出たときには,もうすぐそこが木漏れ日ロードでした。



通称 「木漏れ日ロード」 はコギコギさんの命名によるもので,赤穂鉄道廃線跡の道です。


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廃線跡の道って,いいところが多いんですよね。

もともと鉄道を走らせていたわけですから,森や山の中を強引に貫いていて,緑のトンネルになっている場合が多いです。

ここでも,岩を削った切り通しがあります。

また,鉄道線路ですからアップダウンが少ない快走路になっています。



大好きな道です。



初めて走ったときの感動をなぞるように,味わって走りました。

そしてまた,はじめて走る人たちがすてきな言葉で感動を伝えてくれます。

こうして,その道をなぞるたびに,印象は深く心に刻まれていくのです。



透過する陽光が描き出す緑色は,どんな色よりも美しいと感じます。


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ぞくっとするような暗い森に入ったかと思うと,


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明るい日差しの中に出たり


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次々と道は表情を変えていきます。

こんな道が 10km も続いているのです。

森を走るのが好きなぼくにとって,夢のようなところだと思います。


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森を抜け,やがて開ける播州小麦の畑は,今まさに麦秋。

なんとすてきな展開でしょうか。


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道も人と同じで,表情がくるくる変わるって,楽しくていいですよね。

そんなジイチャンになりたいと思っています。




その小麦をこんどは舌で味わいに行きます。

小麦畑を抜けてパン屋さんに行く ── なんと心憎い演出。


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期待どおりの美味しいパン屋さんでした。

しかし,ここで手に取ったチョコレートの載ったケーキ風のパンが失敗でした。


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トレイにのせた瞬間から 「重い…」 と思ったのですが,食べ始めるとやっぱり 「重い…」。

でも,美味しかったので,食べきったら,このあと走りながら違和感が…。




胸焼けしました (笑)

誤解のないように書いておきますが,とても美味しかったんですよ。





さあ,ライドも最終盤。

日が傾きかけて,夕方が近くなってくるのを感じます。

最後に赤穂の海岸や岬を回ります。


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ここも初めてのところで,楽しめました。

海岸の干潟はあの新舞子を彷彿とさせる雰囲気があり,

若者が干潟の浅瀬で楽しく遊ぶのを見せてもらい,

岬で大石内蔵助と対面し,

坂越の町並みを楽しみ… (これは,時間の都合で今回はパス)

トンネル2つとアップダウンを越えて,


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と,ここでもくるくると表情の変わるライドを楽しみました。

もう,おもしろくてたまりません。



そして,だるま珈琲。


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美味しいコーヒーをいただきながらも,帰る時間が気になります。

ぼくの運転だと,4時間はかかるからです。



2日にわたってよく遊びました。

フクちゃん,楽しいコースをありがとうございました。

コギコギさんとバスク輪さん,アテンドありがとうございました。

いっしょに走ってくれた皆さん,ありがとうございました。


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( JUN くんの作品,『ハートの木』 )


またね!




写真はこちらにも。





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西播磨ライド ~ ゆったりと楽しむ道



西播磨ライド。

一行は新舞子を後にして,城下町 龍野へ向かいます。



龍野は 「たつの市」 と平仮名表記です。

いろんな事情があると思いますが,個性豊かで味わいのある漢字の地名が公式に採用されないのは残念です。

「龍野城」 ── 漢字がカッコイイですよね。




龍野へは揖保川沿いの道を何回か走っていますが,今回は少し違います。

同じ川沿いでも,車が進入できないようになっている,まるでサイクリングロードのような道を走ります。


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コギコギさんの

「こんな道あったんか」

という声に,ルートを引いたフクちゃんの背中がニヤリと笑います。



散歩する人も,ランの人も,ほかの自転車の人も,まったく通りませんでした。

のんびりとおしゃべりしながら走るこの感じ,最高です。



堤防から河川敷へ下りるこんなヘアピンもステキです。


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流れるように弧を描くライダーたちは,まあ,一人一人はおじさんおばさんですが,じつにカッコイイ!





龍野城下に入り,風情のある町並みを抜けて行き着いた先は,古民家の雰囲気をそのままに残したお店でした。


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分厚い一枚板の下駄箱に並ぶロードシューズがいい感じです。


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通された2階の部屋は,昭和の雰囲気が漂います。

ぼくらが生まれ育った子ども時代のそれです。



こうして,その一角を切り取れば,ずいぶん昔の写真のように見えます。


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窓と手すり,窓の外に見える建物,お店の屋号を背負ったおじさんも (笑),なつかしい風景そのもの。



目の前に並んだ定食もあたたかな家庭料理。

もっとも,デザートは,少しあか抜けた感じでしたね。


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さあ,ここからもフクちゃんのルートは面白さ全開です。

山間を抜けて赤穂へ向かうのですが,車通りの多い道を避けて,田んぼの中を抜けていきます。


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またもや出てきたコギコギさんの

「こんな道知らん」

という言葉に,フクちゃんのニヤニヤがとまりません。



川沿いの細い道は,SHOROs でいうところの 「川沿いの魔術師」 風のルートです。


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縦横無尽に田舎道を抜けていき,

「あれ?!」

と知っている道に出たときには,もうすぐそこが,あの 「木漏れ日ロード」 でした。

なんて楽しいルート!



── つづく




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西播磨ライド ~ アトリエへ



日曜日は,フクちゃん主催の西播磨ライドに参加しました。


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まだこの地域を走ったことのないのび~さんご夫妻を招待するという趣旨のライドにお誘いいただいたのです。



ぼくは,住友さんにつないでもらった縁で,この地域を何度も走っていますから,フクちゃんも気を遣ってくれて,ぼくが初めての場所をいくつか入れてくれました。




相生駅前に集合して,まずは万葉岬です。

いつもは,播磨シーサイドロードのシメで万葉に登っていたのですが,今回はその逆回りからスタートです。


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みんなが登っている姿を後ろから順に撮っていこうと思ったのですが,さすがにそれは無理。

みんな,速いね。


万葉岬は,安定の気持ちよさ。

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何度も走っている播磨シーサイドロードですが,逆回りは新鮮な感じがします。

アップダウンの具合も,海の見え方もちがいます。


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同じものでも立場や視点が変わると見えるものがちがう ── 人生の機微に通じるものですね。






室津の漁港へ下りて賀茂神社,新舞子の海岸と,見所が続きます。


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そして,ぼくにとって今回の目玉のひとつ,JUN くんのアトリエを訪問しました。


コギコギさんが,「近くを通るから,是非みんなに立ち寄ってもらいたい」 と JUN くんママに連絡してくれて,立ち寄らせてもらうことになったのです。

到着してみれば,あらら,今まで何度も通っている新舞子への道沿いでした。


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昭和の雰囲気を持つ市営住宅風の部屋に,そのアトリエはありました。

「アトリエ」 という名にふさわしく,アートの味わいにあふれた仕事場でした。


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自転車のミニチュアが飾ってあるのがうれしいですね。



机の上には,今まさに描いている途中の作品。


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さびた古いポストまでがアートです。


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あこがれますね,こういう雰囲気。



そして何よりよかったのは,JUN くんが喜んでくれたことです。

自転車に乗ったおじさんおばさんが大挙して押し寄せたのですが,JUN くんの中には 「自転車乗り = お友だち」 という図式ができているのか,とっても喜んでくれました。


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JUN くんとは何度も会っていますが,今までで一番の笑顔を見せてくれました。

やはり,自分のアトリエということもあって,リラックスしていたんでしょうね。

そうそう,JUN くんママも,JUN くんと同じくらい喜んでいて,それ以上にはしゃいでいる感じでしたね。

すてきなママです。



この道を走ることはこれからも多いでしょうから,また寄りましょう。

JUN くん,行くからね。





さあ,ここからは たつの市 へ向かいます。

今という時間を楽しむ,そして思い出を刻むように走るぼくらには,道が 「アトリエ」。





── つづく






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「 学生よ,人生を楽しめ 」



土日と,西播磨に行ってきました。

日曜日にフクちゃん主催のライドがあったので,前日入りして,土曜日も走りました。





この日は,バスク輪さんがコースを考えて,お世話してくれました。


道の駅 平福 に集合して,佐用町のまだ見ぬスポットに案内してもらいます。

メタさんご夫妻と,イニシャル d さんがいっしょに走ってくれました。


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まずは,山里深くにある安倍晴明塚へ行きます。


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ここ佐用町の大木谷は,陰陽師で有名な安倍晴明が,ライバル芦屋道満と対決したという伝説の地らしいです。

谷をはさんで術の応酬をしたと言いますから,もちろん物語の世界ですね。




もう一つ別の谷は棚田で有名ですが,こちらにも棚田風の田んぼがちらほらとあります。


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誰が描いたのか,美しい曲線です。

等高線そのものなんでしょうか。



ここからグイッと登ったところに,安倍晴明塚があります。

周辺はきれいにされていて,地域の人から大切にされているようです。


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真夏のごとく暑い日でしたが,吹き渡る風が爽やかでした。

風を楽しむ,ぜいたくな時間。

標高が高いせいもあるでしょうか,森と水を張った田に囲まれた雰囲気そのものも涼しいです。






つぎは,清明のライバル,道満塚へ向かいます。

立ちはだかったのは,壁のような坂。


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早々にあきらめて脚をつきました。

無理して転んではいけませんからね。

ガーミンを見ていたら,ぐんぐんと斜度が上がっていき,21%までいきました。



清明塚とはちがって,草むす広場に塚がありました。

敵キャラとあってか,少し扱いがちがうのかもしれません。

清明塚にはりっばなお堂もあったのですが,こちらはなし。


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でも,のんびりとした風情のいいところでした。


ここでもゆったりと山の風を味わいました。

甘くかぐわしい風です。


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ぼくは,清明さんよりこちらの方が好きかな。

季節はちがいますが,小春日和にのんびりとひなたぼっこするのもいいでしょうね。



この激坂は乗車して下るわけにも行かず,みんなバイクを降りてそろそろと下りました。

すると,坂の入り口で農家のおじさんが話しかけてきました。



「どこから来たの」

から始まる会話は自転車乗りにはおなじみですが,,

「学生さんか」

と聞かれたのにはびっくりです。



若いバスク輪さんは別として,ほかは還暦を迎えたぼくを筆頭に,50がらみのおじさんおばさんばかり。

そんな返事をしても,それにはあまり反応してくれず(笑),

どんどんおじさんが話を始めます。



まずは,グミ。


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「グミの実がたくさんなっているから食べていけ」

というのです。

長い鎌を取り出してきたおじさん。

枝を切り落として食べさせてくれました。


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けっこうな大粒で,「びっくりグミ」 と言うんだそうです。

見た目も味もサクランボ風です。

ただ,サクランボのようなきりりとした感じはなく,ほわんとした優しい味でした。




食べている間に,おじさんの口から名言が飛び出しました。

「今のうちに,やりたいことやっておかなアカン」



聞けば,若いころ戦争に行った経験があり,

「人生は,思うようにならんことがある」

というところから出た言葉のようです。



「できるうちに,人生を楽しんでおけ」

という意味なのでしょう。


ハイ。

承知しました。

遊びまくっていますが,遠慮することなく続けることにしますね。

何せ,人生の先輩からの助言ですから。




おじさんの話は立て板に水。

もごもごした年寄り口調ではなく,はっきりとした発音で声量もあります。

今年で94才になるというのがにわかに信じられません。


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やがて,戦争の話が始まりました。

佐用駅から万歳の声に見送られて,向かった先はマレーシアのクアラルンプール。

魚雷を避けながらの航行。

マレーシアで新兵教育を受けて,シンガポールへ向かい,米軍との武器の差に唖然とした……。



そのあとも,旅の話,家族の話と続きました。

94才の方からすれば,ぼくらなんて 「学生」 のうちなのかもしれません。

もう少し勉強致します。

ハイ。




別れたあとは,おじさん,畑の草取りをされていました。

あのように,元気に年を取りたいと思いました。







ここから,乙大木谷の棚田を見に行きます。

おじさんの家から少し登ったところです。


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外す人がいないのか,季節外れになってしまった鯉のぼりが。

ところどころ,使われなくなってしまった区画もあります。



そういえば,先ほどのおじさんが,「この辺りも若い人がいなくなり,農業の担い手がどんどん減っていく」 と嘆いておられました。

そうそう,「ここに住む気はないか」 とも言われてしまいました。


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おなかも空いてきたので,お昼ご飯に向かいます。

何度も訪れている佐用町ですが,名物の焼きうどんは一度も食べる機会がありませんでした。

向かった店は,もちろん,『自転車コギコギ日記』 読者にはおなじみ 「新さよ」 です。


何度も店の前は通っていますが,ぼくは今回初の入店。

もちろん,食べるのはホルモン焼きうどん。

バスク輪さんが,

「上ホル別焼き」

と専門用語を使って注文してくれます。

注文するだけなのに,妙にかっこよく思えるのはなぜだ!



やがて香ばしいにおいが店に立ちこめます。


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ぼくは,もともと肉とかホルモンとかが,それほど好きではありません。

連れてきてもらってこの言いぐさはありませんが,そんなぼくでも 「うまい」 と言いたくなる味でした。

脂身がたっぷり乗ったホルモンもぜんぜんしつこくありません。

「脂が美味い」 と,自分の台詞ではないような言葉が出てきそうになります。

すぐ近くに食肉を加工するところがあって,新鮮なものが手に入るのだそうです。

味付けは,味噌ベースの味が,まろやかで好みです。



楽しい時間でした。




「お昼からどうしますか,どこか回りますか」

とバスク輪さんが問えば,

「もういいよ」

と一同口をそろえます。





この日は 30km にも満たないライドでしたが,

なかなかに味わい深いライドになりました。

こういうライド,いいなあとしみじみ思いました。


バスク輪さん,ありがとう!



写真はこちらにも。





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京都 美山へ (2)



京都 美山 茅葺きの里に到着しました。

近くの道の駅に自転車をおいて,散策します。


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メタさんのお母様のお里がこの辺りだと聞いて,

ああ,こんなところにおばあちゃんちがあったらステキだなと思いました。


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できれば,この風景の中にロードバイクを入れてみたかったのですが,さすがにほかの観光の人の迷惑になりそうですね。




おりから,晴れてきた空がいい色合いを添えてくれます。


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おや,見覚えのあるジャージが!

誰?


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草取りをされていたおばちゃんが,現在もここが生活の場であることを感じさせてくれます。


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ここで生活している人たちは,たぶんいろんな制約があってたいへんなこともあるでしょうね。

それでも,自分たちの里の美しさには誇りを持っておられることでしょう。

ていねいに草取りをされている姿にそれを感じました。




このあと,ヘンな白バイに追いかけ回されましたが,


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無事,帰途につくことができました。




帰り道も,いくつかの峠を越えなければなりません。


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でも,楽しい。



途中,いい雰囲気のお寺に立ち寄りました。

常照皇寺。

これは勅使門。


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青もみじがきれいでした。

たぶん,紅葉や桜の時期は見事なのでしょう。

ぜひ,訪れてみたいと思いました。



日当たりのいいところでちょっと休憩。


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ところで,行きも帰りも見かけたこの謎のオブジェ。


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もうひとつ,別の場所でも見ました。

これ,何なんでしょう?

神事に使うもの? 流しそうめん? アスレチック? など,いろいろな意見が出ましたが,わからず。

どなたか,ご存じないですか?





さあ,最後の峠,能見峠へ。


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疲れてきた脚にはけっこう来ます。



こちら側から峠を越えた下りも,かなりたいへんでした。

斜度の高さはもちろんのこと,路面の荒れもかなりのもの。



「陥没!」

「穴!」

「段差!」

とみんなで声を掛け合って下りました。



そうなると,こんな悪路でもグループに一体感が出てきて楽しくなったりするんです。

面白いものです。





ゴールの駐車場に着いたころには,すっかり日が傾いていました。


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山の上には上弦の月。

この日もよく遊びました。




今回のメインは,なんといっても茅葺きの里ですが,行き帰りの道も魅力的でした。



ほとんどが山の中,森の中。

「峠」 という名にふさわしい山道。

声を潜めたくなるような静けさ。

美しい緑。

その合間にふとあらわれる,懐かしさが漂う山里。


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道そのものの魅力が,やがてその頂点である茅葺きの里に僕たちを連れて行ってくれるのです。

いい道でした。




メタさん,ライドの企画,ありがとう!

いっしょに走ってくれた皆さん,またね!




写真はこちらにも。




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京都 美山へ (1)



日曜日,滋賀のメタさんのお誘いで,京都美山へ行ってきました。

一年越しのリクエストに応えていただきました。


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いつもメタさんには 「ここ,走ってみたい!」 と,もういろんなお願いをして,そのたびにすてきなコースを引いてもらっています。

本当にお世話になっています。

しかも,死走,もとい,試走まできちんとしてコースを作ってくれるのです。



さすがに申し訳なくなってきたので,もう……,


これからもお願いします (笑)






集合は,京都花折峠を越えたところにある,葛川市民センターの駐車場。

朝,6時半に着いたというのに,すでにたくさんの人が車を停めていました。

自転車の人,登山の人,趣味の人は朝から元気ですね。


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ずーたにさんは,ここまで 70km 自走で来たそうです。

これから 100km 以上走るというのに,スゴイ。





ここへ来るまでの道すがら,気温の表示を見ると,なんと 11℃ !

え?

メタさんが寒いかもと言っていたけれど,ここまでのレベルとは思わず,レッグカバー持ってこなかった…。



イニシャル d さんも,

「この辺りは,かなり気温が低いことでも知られてるからね」

と言うではありませんか。

アドバイスを甘く見ていた。

「備えよつねに」

という sennmu さんの教えが,いまだに身についていないぼくです。

お出かけセットの中には,アームカバー,レッグカバー,グローブ,ジレ,ウィンドブレーカーなどの予備はきちんと入れておこうと思いました。





さて,往路は,大きな峠を2つ越えます。

能見 (のうみ) 峠へ向かいます。


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川沿いのすてきな道だったり,森の中の味わいある道を登っていきます。

車もほとんど通らず,この上なく静かです。


しかし,この峠,路面状況がかなりよくないところが多く,これが難点です。

まあ,斜度の高さも難点と言えば難点ですが。


枝や葉っぱがたくさん落ちているのはまだしも,アスファルトがはがれたり,陥没したり,適当に直したりしているので,数多くの穴や段差があるのです。

とくに,下りはキツイです。

どうしても速度が出ますし,凸凹をよけるために気も遣いますし,相当疲れます。

そして,6月だというのに寒い!



でも,こうして,たいへんなことが積み重なるほど,おもしろくなってきたり,笑えてきたりするのはどうしてでしょうか。

みんなでたいへんさを共有するので,話が盛り上がったり,お互いの距離が近くなったりするんでしょうね。



つぎは,佐々里 (ささり) 峠。

こちらは比較的走りやすい道で,すてきな九十九折りの道が続きます。

調子に乗ってペースを上げたら,キツいキツい。


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この雰囲気のよさ。

ケンさんが 「好きなコース」 と言っていたのがわかります。

京都の峠は荒々しい面もありますが,好きです。




しかし,ここで残念なことが。

ここまで順調に登ってきたと思っていた まさきちさんが,膝の痛みのために離脱することに。

ここまで越えてきた峠を2つを駐車場までもどるのはタイヘンです。

くれぐれも気をつけてね。




佐々里峠を下って,休憩です。

とにかく寒いんです。


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日が射してくると,お日様のありがたさを感じます。

まるで冬のライドと同じ。






そして,美山に到着。

茅葺きの里に入る前に,腹ごしらえです。


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メタさんが見つけてくれたピザのお店に入ります。

やっと寒さから解放されて,ホッと一息。



大好きな5種のチーズのピザをいただきました。


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チーズしか載っていないので見た目が寂しいですが,いろんな味のチーズがある上に,ハチミツがかかっていて最高に美味いんです。

これが置いてある店はそれほど多くないんですが,こんなところで食べられるとは,なんとも幸せです。




さあ,では,茅葺きの里へいざ。



── つづく




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「それって常識でしょ」



以前から気になっていて,最近またあらためて気になっていることを書きます。



まじめな,あるいは,少しきちんとした話や議論の中で,こんな言葉が出てくることがあります。


「これは常識ですよね」


ぼくは,どうしてもこの表現が好きになれないのです。


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この花,ご存じですよね。

これが,ササユリだということは,常識ですよね。

なんて言われたら,ちょっと嫌味に聞こえると思います。




「常識がない」 とは,

「通常持っていてしかるべき知識がない」

という意味ですが,知識というのは 「ない」 ところから出発して,どこかで得るものです。

誰でも 「ない」 ときがあったはずなのに,「ない」 という状態を責めるのはまずいと思うのです。



ほとんどの人が何らかの機会に得ることができる知識であっても,たまたま,その人の巡り合わせで知らずに来てしまうことだってあります。

それを責めるのは酷です。



ぼくの思い出話ですがこんなことがありました。

ぼくは,中学校のときに 「手練手管」 という四字熟語を 「しゅれんしゅかん」 だと思い込んでいました。

当時,まあまあ本を読んでいましたが,「てれんてくだ」 とふりがなを打ってある本と出会わずに来たわけです。

学校で習うような知識でもありませんでした。



それをあるとき,「しゅれんしゅかん」 と読んだら,家族に大笑いされて,「そんな読み方も知らないのか」 と大いにばかにされました。



笑うところまではいいけれど,

「ああ,それはね,こう読むんだよ」

と言ってくれればいいものを,ばかにされてずいぶん悔しい思いをしました。



そんなこともあって,「知識がない」 ということで人をばかにするのは絶対によくないことだと思っているのです。






しかし,世の中には,知らなかったでは済まないことがあります。

とくに,命に関わること,安全に関することなどです。

交通規則しかり,レースにおけるマナーしかり。




それでも,「常識もないヤツがいる」 と人を揶揄するのではなく,余裕を持って相手に教えることをしてほしいのです。

そうすることで,知識のない人を閉め出さない,住みよい社会が作れるのだと思います。



自転車乗りの社会だって,そうやって 「常識」 とすべきことを広めていけば,より成熟していくのだと思います。


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住友輪業さんのブログで,安全に関することがいろいろと取り上げられています。

ぼくも,「初めて知った……」 と冷や汗が出る思いをしたこともあります。

そんなとき,


「常識ですね」


と言い放たれたらショックです。

「ウルセー」 と言い返したくなるかもしれません。



でも,


「ああ,そうですよね。これ,けっこうみなさん知らずに違反になってしまってることなんですよ。気をつけてくださいね」


と言われれば,気持ちよく納得できると思うのです。



私のような初心者を 「常識のないヤツ」 と心の中で思っても,どうぞ,それはぐっと飲み込んでいただいて,優しく教えてくださいね。



気心の知れた仲間なら,多少キビシク言われようが,笑われようが,いいんですけどね。

ばかにしてるんじゃないってわかりますから。

それはそれで,いいネタになったりしますから。

「え? リキさん,それ,知らないの」

と笑ってやってください。


ま,じつは,すでに,いくつもそういう事案を持っております。





ここでは,深入りしませんでしたが,そもそも 「その知識は常識の名に値するか」 という問題もあります。

なかなか面倒です。




「知識がないことで人をばかにするのはよくない」 ということが 「常識」 になることを願ってやみません。






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仕事のお手本



小さくてもいい,誇れる仕事がしたいと思います。

自分の仕事を相手が少しでも喜んでくれて,それを自分のよろこびとしたいと思うのです。


17_0604_30.jpg

(日曜日に行ったピザ屋さんの,この写真と,本文はそんなに関係ありません)





数週間前に,ブログのテンプレートを変更しました。

誰も,「かえたね」 「かっこいいね」 と言ってくれません(笑)

まずは,少し写真を大きく載せたいので,それに似合うテンプレートを探しました。



いろいろと人気のテンプレートを探しているうちに,Akira さんという,たくさんのテンプレートを発表している方に行き着きました。

vanillaice というハンドルネームでも知られています。



すばらしいものばかりで,いろいろと試してみましたが,どれも魅力的でした。



ところが,デフォルトのフォントサイズが小さく,ぼくのような年寄りにはフォントの種類とも相まってちょっと読みにくいのです。

何とかしたいなと思いつつ,これを変更するには呪文のようなものと格闘しなければならないので,半ばあきらめていました。

そこで,苦肉の策として,ブラウザの設定で倍率を上げ,自分は読みやすくしていました。

しかし,読んでもらう人にもそれを強要するわけにはいきません。



そんなことを思いつつも,放置していたところ,つい最近,「通りすがり」 という方からコメントをもらいました。

> フォントを大きくしてもらえませんか?

> 文字が小さくて読みにくいのですが・・・



そこで,放置しておいた問題に取り組みました。

「テンプレートの設定」 という項目から,呪文のようなむずかしい言葉の並ぶ世界をのぞきます。

「font」 という文字を見ていきますが,サッパリ訳がわかりません。



しかし,その呪文の中に時折,「 注) 」 と書いてあるところを発見しました。

プログラム言語のような中に,日本語で解説らしきものが書いてあるのです。

「~~が必要ないときは,この行を削除」 などという指示でした。



なんと親切な!

勇気を持ってここをいじる人に対して,あらかじめ対応していたのです。



しかし,ここを見ていっても,ぼくにはフォントを大きくする解決策がわかりませんでした。

そこで,またまた,勇気を持って,直接作者の Akira さんに質問することにしました。



テンプレートのことを紹介しているご自身のブログで,質問も受け付けておられるのです。

しかも,質問の手順やルールも明記されており,とことん親切な体制が築かれています。



そして,質問に答えていただきました。

その返事にもおどろきました。

「ありがとうございます」 からはじまり,「よろしくおねがいします」 で終わっているのです。

初心者がいちいち細かいことまで聞いてきて,さぞかし面倒だろうと思うのですが,ていねいに対応してくださり,

「これでよろしいでしょうか。質問の解釈がちがっていたらご指摘ください」 と,徹底的に親切なんです。



無事,フォントを大きくすることができました。

それもうれしかったのですが,Akira さんの仕事に深く感じ入りました。

徹底して,人に優しい態度が貫かれています。


有料のテンプレートではありません。

無料で公開されているものです。

それなのに,いや,それだからなのでしょうか,自分の仕事に対する誇りがあるんだと思います。


見習いたいと思いました。

「八百屋さんくらいの仕事ができる人になれ」

とは,ぼくの尊敬する先生の言葉です。



自分が自信を持って仕入れたものを,自信を持って売る人になれ,という意味です。

決められた仕事だからと,テキトーにこなすのではなく,誇れる仕事ができるようになれ,という意味です。



そんな仕事の見本を,Akira さんから見せてもらいました。

ありがとうございました!




【 追記 ── 通りすがり について】

「通りすがり」 というハンドルネームを使う人がいます。

今回ぼくに,フォントサイズのことを指摘してくれた人もそうです。

このひとは,「読みにくい」 と言ってくれています。

「これからも読むことがあると思うので,頼むよ」 ということだとぼくは解釈しています。

「通りすがり」 の本来の意味は,「偶然そこを通りかかった者」 という意味です。

しかし,今回コメントしてくれた人は,「偶然通りかかっただけ」 という意味での,「通りすがり」 ではないと思います。

そういう方には,ぜひとも,なにがしかのハンドルネームで書いていただきたく思います。


というのも,最近,住友輪業さんも書いていたように,「通りすがり」 というハンドルネームで,なんども不快な思いをしているからです。

「通りすがりだから気にしないでいいよ」 という意味も含まれているかもしれませんが,本当に「偶然通りかかっただけ」 なら,不快なコメントを入れないでほしいと思うのです。

もしくは,時代劇で困っている娘さんを助けたヒーローのように,かっこいいコメントを残して,「せめてお名前を」 , 「ただの通りすがりでゴザンス」 と去って行ってほしいですね。


あ,でも,今回フォントのことを指摘してくださった 「通りすがり」 さんには,感謝しています。

重い腰を上げるきっかけをいただきました。

ありがとうございました。

またのご訪問,お待ちしております!




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