体とココロの LSD



JUN くんの原画展に行った次の日は,コギコギさんにお付き合いいただくことになりました。

コギコギさんが冬のトレーニングとして LSD に取り組んでいることは以前から知っていましたし,何度もブログ記事で読んでいました。


LSD といえば,ゆっくりとしたペースで長い時間,長い距離を走るトレーニングです。

しかし,どんなペースで,どんな走り方をしているのかはわかりません。

ぼくとしては,興味津々で,「 LSD に着いていってもいいですか」 とお願いしたわけです。



2人きりで出発です。

連日のデートライド (笑)



前日と大きくちがうのは,男同士… じゃなかった,ほとんど風のない静かなお天気だということです。

最高の LSD 日和でしょう。





コギコギさんは,「心拍 120 まで」 というペースを基本にしているそうです。

もちろん,人によって心拍はちがいますが,コギコギさんのふだんのライドペースはだいたい知っているつもりなので,そのちがいはわかるはずです。



まずは,坂越に向かう坂で

「おお」

と思いました。



平地も坂も,コギコギさんの牽くペースは,心拍がほとんど変わらず,ぼくの数値で言うと 100前後を推移します。

坂を心拍 100 前後で登るとなると,平地とくらべてかなりゆっくりです。

心拍を上げずに登る坂は,ほんとうにのんびり気分です。

ずっとおしゃべりをしながら登りました。

ゆっくりだと,前後に連なって走っていても,話し声がはっきり聞こえることに驚きました。

すぐ近くで併走しているような感じです。


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その一方で,心拍が上がらない下りでは,ふだんのライドとまったく同じペースで下ります。

登りとの落差が大きいことに,はじめは戸惑いました。




慣れてくると,心拍数を確認しなくてもだいたいペースがつかめてきました。

そうなると,のんびりと気持ちよく道や景色を楽しめます。


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坂越から赤穂御崎へ登る道は,赤穂側から下りてきたことはありますが,坂越側から登るのは初めてです。

メタさんが休憩場所にヘルメットを忘れてきた,あの道ですね。

あのとき,メタさんがヘルメットをかぶっていないことに誰も気づかなかったのを二人で 「そう言えば…」 と思い出し笑いしました。



高い場所から見る瀬戸内の海がきれいです。

コギコギさんが,この海を 「プラチナ色」 と形容しました。


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おだやかな海面が,陽光を反射させて輝いています。

きっと,南側に穏やかな海があること,そして,太陽高度が低い冬であることが重なって,この 「プラチナ色」 が現れるのですね。



相生の市街地からたったの 10数km 離れたところに,こんなにすばらしいところがあるのです。

うらやましいです。

もちろん,ぼくも地元のいいところをもっと見つけたいとも思いますが,それでも,これはうらやましい。




それにしても,のんびりです。

暖かな日差し,ふわりと柔らかく澄んだ空気,車がほとんど来ない道。


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二人の自転車がたてるわずかな音よりも,ときおり聞こえる鳥のさえずりや,「チャプン」 というなんとも可愛らしい波の音の方が大きく聞こえます。

なんて幸せな時間なんでしょうか。




LSD というのは,毛細血管を全身に張り巡らす効果があるということですが,

それだけでなく,

こまやかな自然の表情を感じとる神経網も育てる効果もありそうです。

身体とココロに効き目があるようです。




赤穂御崎から見る海もきれいでした。


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先日,小豆島を走ったときも思ったのですが,瀬戸内の海は,海の色自体に表情があるんです。

これが,潮の流れによるものか,海面の温度差なのか,船の航跡なのかわかりませんが,静かな海だからこその表情でしょう。

群青から水色まで,青の濃淡だけで描いたマーブリングのような海です。



── つづく





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ウメはまだかいな



昨日は午後からおだやかな日になったので,午後練に出ました。

記事が前後しますが,日曜日はコギコギさんと LSD に出たので,本当にゆったりと走りました。

きのうは,時間が2時間半ほどしかなかったので,LSD の逆です。

短い時間と距離で,強度高め。



瀬戸内にはすでに梅が咲き始めていましたが,ぼくのホームコースではまだもう少し。

白梅のつぼみが真ん丸で,まるでふくら雀のよう。


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そう言えば,最近,庭の鉢に米ぬかをまいたら,雀さんたちがやってきて食べてるんです。

一家で来るみたいで,たいてい10羽前後。

まんまるに太って見えて,かわいいです。



あと少しで咲き始めますね。



畑の菜の花も,もう待ちきれないよと,菜の花を咲かせていました。


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青空をバックに撮ろうと,となりの休耕田に入り込んだら,シューズカバーとタイツにアメリカセンダングサやらヌスビトハギやらのタネをいっぱいくっつけてしまいました。



兒の森を登って,上がった息を整えながら,そのタネを一つ一つ取っていたら,ずいぶん時間がかかりました。

やれやれ,タネを運ぶお手伝いをさせられてしまった。

一年の内,数回はこれをやってしまいますね。

雑草たちから感謝状が届くかな。




葉の落ちた木々の間から,名古屋駅周辺の高層ビル群が見えました。


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何となく霞んでいるので,春めいた空気感がただよいます。



春爛漫の季節がまちどおしいですが,こうして,少しずつ春を感じさせるものを見つけていくのも楽しいです。



でも,このまますんなりと暖かくなっていくわけではないのですよ。

ぐっと冷え込む日が続いたり,急に暖かくなったりをくり返して,次第に春本番が近づいてくるのです。


一喜一憂をくり返しながらも,確実に進んでいきます。

人生も,人の成長も,物事の変化も,こうしたものですね。




帰り道は,夕方のラッシュを避けて,住宅街や裏道をゆっくり抜けてきました。

狭い道の脇にあった古い神社。

りっぱなクスノキが大きく枝を張り出していました。


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いいなあ,こういう存在感。

あこがれます。

短い時間だけれど,脚の張った感じが,「がんばれたな」 と感じさせてくれます。

身体はキツくても,気分がスッキリするのが,一番楽しいトレーニングです。




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強風の中,原画展へ



JUN くんの原画展へ行ってきました。

2018年 お洒落カレンダーの原画展示会です。



クルマに自転車を積んで,高速を走っていると,となりを併走する一台の車。

なぜか,クラクションを鳴らしています。

ヘンなクルマ,と思っていると,助手席の窓が開いてきれいな女性が笑顔を向けてくれるではありませんか。

あれ~,誰だったかな,このきれいな人。



と思ったら,運転しているのは gottu さんでした。

あら,ひょっとして,gottu さんもJUN くんの原画展に行くのかな?




相生に着くと,「いっしょに走ってくれるかな」 と声をかけておいたヒトムさんと彼氏さんの二人と合流。

となりの赤穂市にある 「クラフト 空のいろ」 に向かいます。




さあ,出発!

と思ったら,彼氏さんがチェーン落ち。

手を真っ黒にしながらも,何とか復帰。



さあ,出発!

と思ったら,どうも様子が変です。

彼氏さんのケイデンスが異常に高い。

身体を温めようとしているにしても,明らかにケイデンス高すぎ。



最初の信号待ちで,

「リアディレイラーが動きません!」

とストップがかかりました。


STI を操作しても,スカスカで手応えなし。

どこかでケーブルが切れているようです。



「ぼくは車で行きますので,ここからは二人で行ってください」


ということで,走行距離 50m ほどで,無念の離脱。

あらら,ここからは,若い女の子と二人きりじゃないですか。

こまったな~,うれしいじゃないですか~。

彼氏さん,気を遣ってくれなくてもよかったのに~。

デートライド,開始!

ヒトムさんが道案内してくれます。




しかし!

二人でゆっくりライドを楽しむ余裕はありませんでした。

じゃましたのは強風です。

超軽量級の二人は,風にあおられまくり。



高取峠を回避して,海岸沿いから坂越を抜けるルートを選択します。

ここで山に入ると,やっと風が弱まり,ゆっくりおしゃべりする余裕もできました。


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強風下でも,瀬戸内の海の色がきれいです。


坂越の町並みを抜ける道は北向きなので,また,強風にさらされることになりました。


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千種川を渡るあたりからは,周辺が開けているので,もうコワイコワイ。

写真だけだと,のんびり走っているように見えるんですけどね。


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肩に力が入って,首のあたりがつかれてきます。




けっこうな出力で踏んでいるのに,なかなか前へ進まないし,ときおり横からの突風にあおられて

「おおっ!」 とか 「うわっ!」 とか,

声が出てしまいます。

身体と前輪が瞬間的な横風で横に持って行かれると,もう生きた心地がしません。

でも,いっしょに走ってくれる人がいると,そういうのが逆におもしろかったり,後から語りぐさになったりするんですよね。




十数kmなのに,ものすごく遠くまで来たような達成感とともに,到着。


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JUN くんの世界に入っていきます。


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見慣れた,この書体。

妙に落ち着きます。


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誰しも子どもだった時代があります。

でも,多くの人は,その頃の感覚を忘れがちです。

JUN くんの作品を見ていると,子ども時代の素直な感覚を思い出すような気がしてくるんです。

怒り,ねたみ,打算など,ややもすると大人の心に入り込みがちなあまり好ましくないものを浄化してくれる…,

いや,そんな自分も悪くないと素直に思える…。



なかなか,言葉で表現するのは難しいですが,とにかく作品と向き合うことでふわりとした優しい気持ちになれるんです。

いい空間です。


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そして,これまた楽しみなのが,JUN ママさんや,愉快な仲間たちの抱腹絶倒元気トーク。

滝に打たれる修行のごとく,時間とともに快感になってきます。

足腰の弱い人は一瞬で吹き飛ばされます。

われわれ自転車乗りは下半身を鍛えてありますので,大丈夫。




疲れてお昼寝をしていたという JUN くんが登場して,いつもの,本当に心がこもったあいさつをしてくれました。

そのあとぼくは,今までにない,すばらしいものを見せてもらいました。



それは,JUN くんが絵を描いている姿です。

初めて見ました。


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おどろいたのは,下書きの様子です。

下書きと言っても,後で色を塗るための輪郭線ですが,その筆致にまったく迷いがありません。

難しいと思われる,白抜き太文字の輪郭線も,一筆書きです。

紙の上に見えない図形がすでに存在していて,それをなぞっているだけのように見えます。

色は,太めにけずられた色鉛筆で塗っていくのですが,塗りむらやはみ出しがなく,修正なしで一気に完成まで持っていくのです。



もう,ぼくは,夢中になってみていました。


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集中して何かを創作する人の姿は,ほんとうにきれいです。



ふと思い出したのは,モーツァルトの逸話です。

伝えられている話によると,彼は,頭の中で完成させた曲を,さらさらとよどみなく譜面にしていくスタイルだったそうです。

でき上がった1楽章を譜面に落とし込みながら,2楽章を頭の中で作曲していったとも伝えられています。

そんな話がどこまで本当かは別として,そんなことをのちの人に伝えたくなるような感動が,モーツァルトの作曲する姿から感じられたことは真実なのでしょう。

JUN くんの創作の様子はそういうものを感じさせるのです。



もう一つ感動したのが,妹さんのサポート。


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JUN くんが使った色鉛筆をカッターナイフで削っていました。

そのほかにも,細やかなさりげないサポートをする姿に心が温かくなりました。



いいものを見せてもらいました。

何かに夢中になる人の姿は美しい。

それを支える姿もまた美しいです。





ゆっくりしている間に,すっかり夕方が近くなってしまいました。

まだ,相生まで帰らなければなりません。



幸いなことに,追い風区間もありました。

ヒトムさんが,30km/h オーバーで前を牽いてくれました。



しかし,関西電力と IHI の間にあるトンネルが最大の難所でした。

上り坂になっている上に,まわりの風が全部集まってきてトンネルを通り道にしているかのような強い逆風。



わあわあ言いながらも,なんとか だるま珈琲までたどり着きました。

ここには,すばらしいご褒美がヒトムさんを待っていました。

それは,これ。


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あこがれの,丸臨ジャージでした。

ニセ臨から,丸臨への昇格!

満面の笑みで 「カッコイイ」 を連発していました。

でも,

「もう,ニセ臨はいらないね」

との言葉に,

「ニセ臨はうちの名刺みたいなものだから」

と,あのニセ臨ゼッケンを大切にする言葉を返したヒトムさんには参りました。

「惚れてまうやろ」 とでも,言いたくなる気分です (笑)




楽しい一日でした。

ヒトムさん,ありがとう。

JUN くん,JUN ママさんと愉快な仲間たち,ありがとう!

またね。




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ご褒美人生



先日,家に帰って郵便受けをのぞくと,小さな黒い封筒。

これは!

と思って開封すると,予想どおりの中身。


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昨年末の Festive 500 のご褒美ワッペンでした。

黒の封筒に,華やかな色が映えて,

わ~!

と声が出ます。

うれしいご褒美。

がんばって 500km 走ってよかったです。





またある日の午後。

友人からたくさんの新鮮な牡蠣が届きました。



夫婦二人ではとても食べきれないので,娘のところへ届けることに。

娘のところは,婿さん一人ががんばって稼いでいますが,娘はそうとうしっかりと財布の紐を締めています。

「牡蠣は食べたいけど,高くて買えない」

と言うので,

「それなら」 と,

クルマで1時間ほどかかりますが,届けに行きました。

孫の顔も見られますしね。

ま,新しいロードスターに乗りたくて仕方のないぼくとしては,願ったり叶ったり。

30分ほどマゴと遊んで帰ってきましたが,孫の笑顔と歓声も,最高のご褒美です。




娘は,よく LINE で孫の写真を送ってくれます。

これがうれしいんですよね。


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5歳と2歳ですが,なかなか絵が上手です。

じいちゃんとばあちゃんは,「うちの孫は天才か?」

なんて,バカなことを言い合います。




ぼくの誕生日には,LINE で,

「じいちゃん,お誕生日おめでとう」

とマゴからビデオ通話が入りました。

なんとも便利な世の中です。



離れて住んでいても,孫や娘の笑顔が,写真や動画で送られてくる,

これもまた,すてきなご褒美。



毎日の生活にご褒美があふれていて,幸せです。






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鳥の声と陽だまりと



風のない日はホッとします。

暖かな日差しが入ってくると,もう,部屋の窓辺は春の温かさ。



鳥たちが庭のロウバイのつぼみをついばんでいます。

ここ二三日,このあたりでは聞かなかった鳥の声が聞こえるようになりました。


ツツピー,ツツピー,ツツピー,と三回がワンセット。


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鳥の声を 「採譜する」 のはおもしろいです,と書こうとしたら誤変換 「財布掏る(する)」 に笑いました。


少し離れているので,鳥の姿がはっきり見えせんが,数十メートル離れているのに澄んださえずりがはっきり聞こえてきます。

高い音域は周囲の雑音に消されにくいせいか,声の輪郭がはっきりしています。

山を走っていると,森の中でよく聞く声です。

その澄んだ声を町中で聞くのは,とても新鮮です。





お天気がよくて,風の弱い午後,ホームコースへ練習に出ました。

練習コースで一番に咲く枝垂れウメの木を見に行ったら,まだつぼみでした。


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例年ならもう咲いているはずですが,さすがに今年はまだのようです。

でも,つぼみがふくらんで,花の色が見え始めているので,あと少しでしょう。




この日は仕事でちょっと疲れていました。

軽い頭痛がしていたのですが,走り出すと不思議に痛くなくなりました。



頭の中が空っぽになって走りに集中できる気持ちよさ。

息が上がるほどに,頭の中がスッキリしてきます。

坂を登りきってのピークで止まり,ハンドルに両肘をついて,荒い息で踊る胸を感じるときが,一番気持ちがいいんですよね。

これ,ちょっとヤバイ?(笑)




高台にある高級住宅街に登ると,ふだんは木が茂っていて景色が望めませんが,冬は落葉樹の枝の間から景色が見えます。

下に見える住宅街の屋根が宝石のように光っていました。


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ピリピリする冷たさもなく,もう春が来るんじゃないかと思わせます。



いつも休憩する光陽寺のりっぱな樹の根元は,気持ちよさそうな日だまりになっていました。


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このあとも,ペースを上げて走ると,ジャケットの前のジッパーを下げないと,もう熱くて熱くてダメなくらい。

このまま春になってくれたらな~。






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甘い物大好き



バレンタインデーなんて,あんまり好きではありません。

お菓子メーカーの策謀に踊らされているようで,どうもね。



そういえば,節分の 「恵方巻き」 なんていうのもイヤです。

ぼくの地方では,昔はそんなものまったく知られていなかったのに,突然現れて,みんなが騒ぐようになったからイヤなのかもしれません。

でも,それよりもっとイヤなのは,

「こんなふうにして食べると福が来る」 なんていう食べ方の指示です。

パワースポット,パワーストーン嫌いと通じています。

「そんなことあるわけないだろ。いいことを招き寄せたかったら,いつも笑顔でいる方がよほどいい」

なんて,へそ曲がりな理屈をこねたりします。



あ,でも,そういうことを楽しんでいる人をじゃましたり,悪口言ったりする気はありません。

あくまで,心の中の独り言です。

その人の楽しみごとですから。

楽しいことはいいことですから。



そんなへそ曲がりでも,チョコレートをもらったりするとちょっとうれしいのが,かなり矛盾してます。

そうとう自分勝手です。

自分でもあきれます。



ということで,毎年,家内がチョコレートを用意してくれます。

今年は,大好きな北海道のお菓子,三方六です。

北海道へ行くと,有名な六花亭のお菓子よりも,こちらを買うことの方が多いです。


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元々はホワイトチョコレートのお菓子ですが,今回のはその高級バージョンらしい。



昔ながらの三方六は,白樺の丸太に似せた,長いバウムクーヘン型のお菓子です。

おいしいのはもちろんですが,おもしろいのは,のこぎり型のナイフが着いていることで,以前はこれで切って食べたものです。

最近は,カットされていて切る必要がないのに,この昔ながらののこぎりが着いています。

必要ないのに切りたくなります。





甘い物はいいですね。

本当に美味しい。

気分がリラックスして,優しい気持ちになれます。



自転車乗りで甘いものを食べない人はかなり少ないというか,知り合いには一人もいないです。

やはり,カロリー消費が大きいので,自然と甘い物を美味しく感じるのでしょうね。




三日前は,61歳の誕生日でした。

家内が,ケーキの代わりに大好物のアップルパイを作ってくれました。

家で作ると,焼きたてのサクサクを楽しめます。


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オーブンから出したばかりのサクサク具合は,もう,言葉にならないくらいすばらしい。

パターの香りが鼻をくすぐります。

そして,歯と唇の食感センサーが,極薄のパイ生地層の一枚ずつを感じます。



これ,生地にはバターがたっぷり,中身にはお砂糖がたっぷり。

カロリー高いんですよね。



食べたらローラー回すから,もう一つ食べていい?






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また元気よく踏み続けよう



寒い日が続いています。

昨日も風が強いうえに,ときおり鉛色の分厚い雲から雨粒が落ちてくるようなお天気でした。

とても,走り出そうという気分になれません。




住友さんのブログを読んでいたら,ホイールの 「慣性」 について書いてありました。

なるほどと思って読みました。



「慣性」 というのは,おもしろいものです。


先日,強風の知多半島を走ったときのことです。

ぼくのように,「体重が軽い」 ライダーは,「慣性質量が小さい」 という言い方ができます。


「慣性質量が小さい」 を言いかえると,

「動かしやすいが,止めやすい」

となります。


これは,「加速は有利だが,空気抵抗には弱い」 ということができます。



一方で,いっしょに走った まるはさん は,かなり慣性質量の大きな人です。

「慣性質量が大きい」 ということは,

「動かしにくいが,止めにくい」

ということです。


つまり,「加速は不利だが,空気抵抗には強い」 のです。


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まさにそのとおりで,まるはさんは,向かい風にもめっぽう強いし,下り坂はあっという間に空気を切り裂いて加速していくんです。

当然,横風にもあおられにくい。

強風下では,とてもうらやましく思えます。




人生でもときどき足を止めたくなるときがあります。

でも,それまでの生き方の慣性質量が大きい場合や速度が大きい場合には,そうかんたんに運動は止まりません。

「足を止めたら,すぐに止まってしまう」 なんて心配する必要はありません。

ときどきは休んでもいいんだ,と気楽に足を止めればいいわけです。

いつもせかせかと働く必要はないのです。

慣性に任せて,少しくらい休んでも大丈夫なんです。


ただし,完全に止まってしまうと,もとの速度まで到達するのにはけっこうな時間がかかります。

でも,完全に止まる前に,ときどき,ちょん,ちょんとペダルを軽く踏んで動かし続ければ,元に速度に戻すのは比較的楽です。




土曜日,仕事で蒲郡の海岸に行きました。

砂浜における磁鉄鉱の粒の分布を調べるという,妙な,おもしろい仕事。



ユリカモメの群れがいました。

よく人に慣れていて,エサをねだるように寄ってきます。

でも,こちらから間合いを詰めると,サーッと飛び立っていきます。



ユリカモメは実にきれいな滑空をします。

ときどき軽く羽ばたきを入れるだけで,なめらかに移動していきます。


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大きめの身体を持つユリカモメは,慣性質量が大きく,しかも空気抵抗の少ない流線型。

ゆったりの移動なら,ときどきペダルを少し踏むだけで優雅に走り続けられるのでしょう。



でも,地面から真上に飛び立つときには,かなり力強い羽ばたきをします。


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大きな身体を持ち上げるためには,そして,面積の広い翼を羽ばたかせるためには,かなり大きな力が必要ですからね。



自転車にも,人生にも,それぞれの場面にあった力の使い方と走り方があるようです。



先日,尊敬する先生が亡くなりました。

人生の師とも言える人でした。

今の自分の生き方を育ててくれた先生です。



少し元気をなくしていましたが,立ち止まっている場合ではありません。

先生に背中を押してもらって得た速度を落としては,申し訳ありません。



さあ,ここから,どんな走り方,生き方をしようかな。

とりあえず,少し足を止めていたので,グイッと力強く踏んで,速度を元に戻そう。

いや,それ以上に加速してみよう。

笑顔で元気にペダルを踏み続けよう。





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まだまだ知多半島には



前回からの続き。


強風の海岸沿いを走り抜け,内海を過ぎて,豊浜から内陸部に入ります。

坂を登り,通称 「背骨」 と呼ばれる知多半島の中央部を南北に走る道を横切って三河湾側へ下ります。



ここが,まるはさんイチオシの絶景。


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12月にも案内してもらいましたが,青い海へとつながる下り坂が本当にすばらしいです。

知多半島にはいくらでもこんな道がありそうなのですが,なかなかお目にかかれません。



近くにおもしろそうな道があったので,お二人を待たせて入り込んでみましたが,残念ながら 「ひそかな絶景ポイント」 は見つかりませんでした。



絶景の坂を下ってすぐの 「あげ丼CHAYAよし」 でお昼ご飯。

ここのかき揚げ丼は美味い!




帰りは,西からの強風を避けて,背骨を帰ります。

登って,


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下って,


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登って,


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下って,


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登る。


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登る。


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きりがない (笑)


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途中,「鵜の池」 というところに立ち寄りました。

「ジョイフルファーム鵜の池」 という休憩施設の横へ入り込みます。

未舗装路ですが,走りにくくはありません。


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こういう道,好きです。

どこへつながるのか,ワクワクします。


けっこうな広さのため池がありました。


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自転車の音が聞こえたのか,いっせいに池にいた鳥たちが飛び立ちました。


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周辺の木々は,鳥の糞で白くなってしまっているほどの生息数です。



寒々とした池の畔を出発。

走ったことのない田舎道から,また背骨へと戻ります。

途中,下り坂で風にあおられ,ヒヤヒヤしながらもなんとか無事に最後の目的地にたどり着きました。


たまごと洋菓子の店 「ココテラス」。


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イートインでプリンをいただきました。

美味しゅうございました。


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ゆっくり楽しいおしゃべりをしているとほっこりと身体が温まります。

そこから店を出たときの寒さといったらもう…。



寒さに震え,またもや海側から吹く強風に震え,なんとか常滑の駐車場までたどり着きました。




本当のことを言うと,今まで知多半島はあまりおもしろいところではないと思っていたのですが,こうしていろいろなところを紹介してもらうと,まだまだおもしろそうなところがあるんじゃないかと思えてきます。

これからが楽しみです。




風はキライだけど,楽しいライドでした。

まるはさん,maa さん,ありがとうございました。

また,月曜ライドでね!



写真はこちらにも



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やっばり風はキライ



5日の月曜日。

月曜日仲間からお誘いを受けました。

まるはさんと maa さんです。



いったん定年退職してから,月曜日も休みになったのですが,月曜日にいっしょに走れる人はなかなかいませんでした。

ところが,昨年の秋に,京都でサイクルキャップを作っておられる縁さんが名古屋へ仕事で来られた折に,「いっしょに飲みませんか」 と誘ってくれたのが まるはさんです。

(ぼくはお酒が飲めませんが)

そこで,まるはさんや,そのお友だち,さらには旧知の maa さんが月曜休みなのでいっしょに走れるということを知りました。

そこから,月曜仲間ができました。




今回は,12月に走ったルートのバリエーションルートです。

知多観光グルメライド。




車で常滑まで行きます。

意気揚々と準備して出発したものの,いきなりの降雪。

それも,かなりの勢いで降り始めました。

この先どうなるかと心配しましたが,名古屋高速に入るころには雪も止んで,日が射してきました。

やれやれと胸をなで下ろすも,知多半島に入るころから,かなりの強風。



駐車場で自転車を下ろしているときから,もう風が強くて冷たくて,縮み上がりました。

常滑の喫茶店に入ったら,もうすぐに帰ろうか,なんて冗談が出るくらいです。



最初の目的地,カフェ 「海援隊」 までは十分ほど。

コーヒーとワッフルでのんびりです。

ここの珈琲は美味い。


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すっきりとしていながら,香りがよくてコーヒーらしい旨味があります。

ボットに入っていて,飲む分だけ温かい珈琲をカップに注ぐ方式もすばらしい。



喫茶店を出て,少し常滑観光です。

細い坂道を登り,「やきもの散歩道」 へ入っていきます。


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古くからある窯元や,煉瓦積みの煙突。


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くねくねと走る細い道や,歴史を感じさせる町並みが好きです。


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路面にも常滑焼が埋め込まれていて,お洒落です。


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これは,日本最大の登り窯跡。


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窓の向こうにおかれた座布団にネコが昼寝していたり,店先に可愛らしい焼き物が並んでいたりして,細かいものをカメラに収めて回りたくなります。


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歩いてゆっくり回るのが一番いいでしょう。






つぎは,常滑を抜けて,こんどは,これまた有名な民家の先にあるトトロへ。

ずいぶん前から話には聞いていましたが,来るのは初めて。


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かなりの大きさです。

春以降の方がきっと緑がいい色になるんでしょうね。





それにしても風が強い!

もちろん,気温も低い!



前を牽いてくれる まるはさんは,体調不良が続いて1か月ぶりに乗るというのに,けっこうなペースで牽いてくれます。

そのおかげで,身体は少しずつ温まりますが,風に弱いぼくとしては,地味にキツイ…。

おまけに,ころころと風の向きが変わります。

一番コワイのは向かい風ではなく,横風。

一瞬ですが,路地に集まった風が一気に横から吹き付けてくると,自転車全体がふわっと横方向に持って行かれます。

生きた心地がしません。

寒くて震え,怖くて震え…。




野間灯台までなんとかたどり着きました。


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荒い波立ち方を見ているとよけいに寒くなってきます。

あ~あ,ここからも風との戦いか…。


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やっぱり,風は,キライだ!

でも,予報で風が強いことをわかっていて,ノコノコとやってきた自分はいったい…



── つづく



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やっぱり風が好き



買い物をしました。

昨年の4月に退職金をもらった後,大きな買い物はしなかったので,ここでどーんと (笑)


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20年前,子どもたちが大きくなったので,初めてロードスターを買いました。

NB と言われるロードスター第2世代。


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VS というグレードで,緑色にタン (薄茶) の幌と内装が一目で気に入りました。

教習所以来のマニュアル車だったので,最初はエンストばかりしていましたが,慣れるにつれて自分で操る感覚が楽しくなりました。



十年乗って,NC と呼ばれる第3世代に乗り換えました。

このとき51歳。


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レカロシートにしたくて,RS というグレードを買いました。

このシートはよかったなあ~。

ただし,RS = レーシングスペシャル,というだけに,足回りがかたくて,ゴツゴツした乗り心地でした。

まあ,乗り心地を求める車ではないんですけどね。




そして,これも十年乗って,第4世代の ND に乗り換えることになりました。

60歳。


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これを十年乗ると,70歳。

さすがにもう,ロードスターに乗る歳ではなくなりそうです。

でも,他の人に迷惑をかけない限り,できるだけ長く乗るつもりです。

もう少し歳を取って,今よりももっと髪が白くなったら,かえってカッコイイかも,なんて思っています。



こんどは,RS グレードにしなかったので,足回りが少ししなやかです。

乗り継ぐごとに,いろんなところが人に優しくなってきています。

シフトレバーを動かしても,ハンドルを回しても,軽いわけではないのですが,その動きがしなやかで湿度感があるのです。

今回の新しいロードスターは,シフトレバーの玉が握りやすくなり,ハンドルも細身でしっくりきます。


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人の動きや感覚に寄り添うような感じです。

走りもまたしかり。



家内は,「ロードスターはやっばり乗り心地がよくない」 と言いますが,乗った感じはとても洗練されてきていると思います。

我田引水ですが,ぼくの乗っているタイムのバイクと似ています。



乗り味はけっこうゴツゴツもしますが,基本的にその角が丸くてやさしいのです。

何より,走らせて楽しい。

そして,人の感覚に優しい。

まだ3回しか運転していませんが,この感じは好きです。



ただ,欠点がないわけでもありません。

助手席側のダッシュボード下の物入れがなくなりました。

ドア内側の物を入れるスペースもなし。

つまり,室内収納場所が極端に少ないのです。

自転車並みの少なさ。


運転する楽しさも,風や季節の匂いを感じられるのも,自転車寄りの位置にあるクルマです。


春が楽しみ!






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