意地でも!



(この記事は,アワイチの記事の続きです)


2か月近くまともに走っていない負債は大きかった。

苦しいアワイチになった。



今は,淡路島南側の水仙ラインで,住友さんが座礁寸前のぼくを曳航してくれている。


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「これくらいのペースでいいですか」

と聞いてくれたので,

「ちょうどいいで~す」

と答えた瞬間,スルッとスピードが上がった。

ええ~!?



ここは,

「キツいです~」

と答えなければよかったみたいだ。



それでも,なんとか30km/h 台前半の巡航はできていた。

しかし,12km ほどの水仙ラインをその強度で走って,もう限界。



やがて現れた灘大川の激坂で,ぼくを牽引してくれていたロープはスッパリと切り離された。

もうこのあたりから,ペダルに力が入らなくなった。

2か月近くほとんど乗れていないという事実は動かしがたいものだった。

それで,こういう人たちとロングライドをしようということにどだい無理があるのだ。



この壁のような坂の先を見つめながら,心がボキボキと音を立てて折れていく。

ピークの自販機前でみんなが楽しそうにおしゃべりをしているのだが,ぼくだけ,もうダメっていう感じ。




ホテルニュー淡路への坂もワタルさんがずっとつきあってくれた。


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ここでも,登り終えて 「おお,いい景色だ~」 なんて思えないほど疲れていた。

でも,根性で写真だけは撮る!

もう意地だ!


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さあ,ここから下った先の福良では,ランチのはず。

『自転車コギコギ日記』 に登場するアワイチのランチは,

鼓亭の淡路牛焼き肉どん? 住友さんおすすめのイノブタ丼?

はたまた,ローディー御用達のとんかつ屋さん?

ハハハ,やっとゆっくりできる時間がやってきた!




ところが…

ああ…



そう,悲しいことは連続して起こったりするものだ。

人生,そういうものなのだ。

こんな日に限って,イベントかと思われるほどたくさんのローディーを抱えた福良の町に,ぼくらを受け入れてくれる席はなかった。


ありついたのはコンビニ弁当…。

ああ…。

ああ,そう言えば,SHOROs でアワイチしたときもランチ難民となり,結局コンビニで昼食をとることになった。

ないないづくしに,また 「ない」 が増えてしまった。

でも,コンビニ飯を手に座った芝生では,モーニングさんの超人的なロングライドの話を聞けて楽しかった。



にしても,ランチだよな。

小豆島に行くたびに,天候に阻まれて四方指にたどり着けなかったが,今年初めて四方指しからの展望を手に入れた。

アワイチのランチだって,きっとそうだ。

そのうち…。

いや,またここへぼくが来るかどうかが問題だ (笑)




福良から登る坂も,いい景色なんだけど,もう余裕がない。


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といいつつも,根性で写真は撮る (笑)

こうなったら,意地でも楽しんでやる!

少し前のほうを走る hiro さんが,坂を登りながら不気味な声を上げているが,どうしたのかな。





淡路島西側のサンセットラインでも,ずっとワタルさんに牽いてもらった。


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路面の荒れが苦手なぼくにとって,このあたりはなかなか苦しい道が続く。

腕と首が辛くなってくる。

速度も気分もどんどん落ちていく。

路面がかなり悪いところで,ワタルさんからも千切れる。

ワタルさんには申し訳ないけれど,ふと見えた景色を撮る。


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まだ,写真を撮りたいという気持ちは残っているのだから,いけるはず!



ワタルさんが待っていてくれて,追いつく。



「転んでもただでは起きない」 だ!

この際だ,ペダリングでも研究するか!

ぜんぜん力が入らないとき,少しでもラクに前に進めるペダリングはと…。



あれこれ試す。

スッと力が抜けたのは,股関節の回転を意識するペダリングだった。

どこかに力を入れるわけではない。

ただ,股関節を中心に脚がまわるイメージ。

そうすると,脚が勝手に回っていくような感じになった。



おお~,これはいい。

調子が上がってきたぞ。



サイコンを確認すると…,




あちゃ~,23km/h しか出ていない。

なんだこれ。

もう少し快調に走っているつもりになっていたけど…。

話にならない速度だ。




でも,気分が少し上向きになってきた。

そんなぼくの気分を後押しするかのごとく,行く手には明石の街がはっきりと見え始めた。


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ゴールは近い!



前を走るワタルさんの足下を見ると,ボトルに 「根性」 の文字!


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わざわざぼくにこの文字が見えるようにボトルをさしてくれているのだ!

どこまでいい人なんだ!




明石海峡大橋が見えてくると,さらに脚は軽くなる。


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帰ってきた~!



ゴールの駐車場下まで来ると,仲間が待ちくたびれていた。

ゴメンナサイ。

お待たせしました。



ONI さんの楽しい話を聞きながら,最後のキッツイ坂を何とかクリア。


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ひさびさに,疲れ切ったライドになった。



もう,アワイチもこれで最後だな…。

なんていうマイナスな考えが頭をかすめたけれど,

長い時間ずっと牽いてくれたワタルさん,

要所要所で助けてくれた住友さん,

屈託のない笑顔の仲間たち,

これはこれで楽しい思い出になるだろうと思えた。

実際,こうして記事を書いている今は,たいへんだったがゆえにおもしろかったという感覚になっている。



今思い出しても頬がゆるんでしまうのは,お風呂に入らずに早めに帰るぼくを,満面の笑みで見送ってくれた仲間たちの姿。

恐ろしい勢いで突っ走る人たちなのに,なんて爽やかなんだ~!

その場面を思い出すだけで,何とも言えずいい気持ちになれる。

楽しいライドだった。


こんなすてきな写真も撮ってもらったし。


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( Photo by 住友輪業 )


でも,やっぱり,アワイチはもういいかな (笑)





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このアワイチ,失敗したか!?



やってまった…

朝ドラ 『半分 青い』 によく出てきた台詞だ。

やってしまったかもしれない。

ぼくが参加するライドではなかったのかもしれない。

最初っから,そんな思いが頭のすみをかすめた。

いつものコギコギさんとのライドのつもりで 「行きます」 と言ってしまったアワイチだ。




蓋を開けてみれば,半数が初めましての臨時漕会メンバー。

しかも,若くて強そうな人ばかり。

みんな笑顔で人の良さそうな人ばかりなのに,ちょっとコワイ (笑)

集合場所で準備をしている間にも,場違い感がひたひたと迫ってくる。




人数が多いのでいくつかのグループに分けて走り出すことになったのだが,誰が言い出したか,年齢別となった。


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一番年齢層の高い4人は,コギコギさん,ONI さん,モーニングさんとぼく。




走り慣れたコギコギさんの背中に着いたが,これがまたいつもとちがった。

全然ちがう。


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背中から伝わった来るのは,ピリリとした緊張感というか,闘志に近いようなもの。

そういえば,臨時漕会のアワイチはこういうものだったかなどと,『自転車コギコギ日記』 のアワイチの記事を思い出したところで,もう遅い。



何とか着いていける範囲ではあったけれど,モーニングさんが 「前に出ますね」 と言って先頭を牽き始めたら,もう一瞬で千切れてしまった。

幸いワタルさんがぼくを拾ってくれて,この後も延々とつきあってくれることになった。




休憩のたびに合流するのだが,出発したらまた二人旅。


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もう,この先は 「ないないづくし」 だ。


みんなに着いていけない…

ほかの人の走りを見られない…

このライド中に何が起こっているのかわからない…

いい景色だからと停まることがない…

写真を撮る機会が極端に少ない…

ほかの人とガンガン走りたかったであろう,ワタルさんに申し訳ない…




淡路島の南端,水仙郷の登りでは,たまたま知らない女の子とペースが合って,しばらくおしゃべりしながらいっしょに登ることができた。

ほかの人にはナイショだが,これが唯一の癒やしの時間だった (笑)



これは上り詰めたところで撮った貴重な風景写真。


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おもしろそうな坂だ。





ここの下りからは,住友さんがお世話係になってくれた。


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「マイペースで下ってくださいね~」 と言ってくれた。

こういうひと言で焦りは消える。

その上,後ろについていてくれて,急カープにさしかかると後ろから 「ブレーキぃ!」 と声をかけてくれる。

爽やかで温かいサポートだった。

ありがたい。




水仙ラインに入ってからも牽いてくれた。

おまけに,ぼくの気持ちを察してくれたかのように,

いや,実際,ぼくがどういう走り方をする人間かを知っているからこその言葉,

「あれ,座礁した船ですよ。停まりますか?」

と,風景を見るためのストップを提案してくれたのだった。

これまたありがたい。


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タイのクレーン船らしいが,座礁して2年にもなり,放置されているそうだ。


無理すると,こうして動けなくなるんだよな。

ぼくもこのアワイチで座礁しないようにしないと。

脚の方も心配だが,気持ちが折れかかっている…。



はたしてぼくは,無事,駐車場までもどれるのでしょうかあああああああ。



── つづく







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「ほめる」 ということ



ひと月ほど前のこと。

朝,NHKのニュースを見ていると,なんともほんわかしたキャラクターのことが話題になっていた。

その名も,コウテイペンギンの 「コウペンちゃん」 とか言うらしい。

これ,ただ可愛らしいだけではなく,何でもほめてくれるキャラクターというのがおもしろかった。


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その内容に驚いた。



「おふとん出たの? えら~い!」

「出勤して えらい!」

「電車乗って えら~い!

「今日は 職場に着いた時点で 満点!」

「家事して えらい!」



などなど,些細なことでもほめてくれる。

それが受けているそうだ。

「皇帝ペンギン」 だけに 「肯定」 してくれるのだとか。



そのニュースでは,「自分はほめられて成長する」 と自認している人の割合は8割近いとも言っていた。

「何を甘いこと言ってるんだ」 という人もいるだろう。

「こんなキャラクターがはびこるなんて,世も末だ」 という声もあるらしい。

しかし,世の中のさまざまなことにストレスを感じて,元気に生きにくくなっている人が多い昨今,こういうキャラクターに癒やされて元気になれるのなら,それはそれでいいことだろう。


全米オープンで優勝した大坂なおみさんが,試合中に落ち込んでいるのをコーチにさとされ,ほめられている映像が何度も流れていた。

一流選手でさえ,ほめられて育つ。

いわんや一般人をや。


いやいや,逆か?

一般人でさえ抱えるストレスに疲れ,ほめられたいのに,世界の舞台に立つ一流選手のストレスはいかばかりか。





ブログを書くとか,何かを表現するという行動は,ひょっとしたら 「認められたい」「ほめられたい」 という気持ちがその原動力かもしれない。

「こんなおもしろいことあったよ」

と書いて,

「へえ,それ,いいね」

と言われるだけで,それはもううれしいのだ。

なんとも子どもっぽいが,男なんて生涯子どもだ。




人にマッサージを施すと,されている人より,している人の方が精神安定効果が高いという話を聞く。

科学的な裏付けもできているらしい。

「ほめる」 という行為にもそれとにたところがあると,ぼくは思う。

ほめられる方も気持ちがいいけれど,人をほめて,その人がいい表情をするのを見るのもすごく気持ちのいいことだと思う。



人をほめるのは,そんなに難しいことじゃない。

悪いところばっかりでできている人なんていないから。



「あれはよくない」 と思っても,それがその人のすべてだと思ったらもったいない。

人のいいところを見つけるのも自分の幸せを広げることになるからだ。



先日,富田林から逃走して 「自転車で日本一周している」 と言っていたというあの人も,道の駅で撮られた写真にはいい笑顔を見せていた。

あんな表情ができるんだから,それを自分の生き方の芯に据えていれば,そして,それを認めてくれる人がいたら,彼ももっといい人生を過ごしていたかも知れないと思う。




自分で自分をほめたり,甘やかしたりすることは,とても大切だと思う。

そのきっかけを 「肯定ペンギン」 が作ってくれるのなら,すばらしい。

強く見えるのはかっこいいけれど,弱さをさらけ出して生きるのもまた,強くないとできないのかもしれない。




AI搭載で,どんどんほめてくれるというコウペンちゃんのぬいぐるみでも買おうかな。

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あれほど言ったのに



なかなかまとまった距離を走れませんが,午後はちょこちょこ出かけています。

だいたい 30~40km くらい。



この日は周回コースをがんばって走りました。

すぐに息が上がってしまいます。

脚も重い……。



こんな調子で 100km 走る力がもどってくるんだろうか。



しばらく外を走っていなかったので,取り残されたような感じがなかなか払拭できません。




今までの一か月前の自分にもどれません。

ひょっとしたら,歳のせいで回復力がかなり落ちているのか。

みんなから取り残されたような感じです。




外を走ると,知らないうちにずいぶんと秋になっています。


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あまり風が抜けていかない部屋では,半袖短パンで過ごしていますから,夏気分が抜けきらないんです。

季節からも取り残されたみたいです。





兒の森へ行ったら,またカマキリがたくさんいたのですが,かわいそうなことに踏みつぶされた子たちの多いこと。


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ころごろ,なぜか道路を歩いている子たちが多かったので気になっていたんです。

だからあれほど危ないよって言ったでしょ。



めったに車が走らない道なのに,運悪く,その少ない数の車に轢かれたんでしょう。

もう少しで卵を残せただろうに。

さぞかし無念だったことでしょう。



べつにカマキリなんて好きな虫じゃないけれど,妙に気分が沈みます。

それでいて,写真に撮るのもどうかと思うけど。






さあ,これからは秋探しが忙しくなります。


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先日,天気予報の時間に

「今年の紅葉はあまり期待できない」

と気象予報士の人が言っていました。

でも,まったくダメということもないでしょう。

楽しみです。




さあ,夕方,道が混み始めたので,けもの道を通って帰ります。


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ここもほとんど車が来ませんから,気楽に走れます。



おっと,またカマキリ。

轢きそうになったじゃないか!

危ないぞ!


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実りの秋の妄想



雨模様の日が続きます。

その合間をぬって,午後,小牧方面へ走りに出ました。



どうせならと,パン屋さんに行くことにしました。

しかし,KURAベーグル は人気店。

平日でもお昼をまわると売り切れてしまう店です。

電話をかけると,あと6個残っているとのことで,予約をしてから出かけました。



困ったな,先に買うことになると,ずっとパンを背負ったまま走るのか…

まあ,いいや。




住んでいるところから北へ向かうと,小牧を通り過ぎて犬山との境あたりから,田舎に来た感じがしてきます。

この感じが好きです。


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まず,ベーグル屋さんへ。

店主さんが笑顔で迎えてくれました。

棚はすっかり空っぽ。


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サコッシュにパンを詰めて背負いました。

このまま帰ろうかとも思いましたが,せっかくだから,兒の森 (ちごのもり) でも登ってから帰るかと,山の方へ向かいました。




周辺の田は,稲刈りが済んだところもありますが,収穫直前といったところです。

垂れた稲穂の描く曲線がきれいです。


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田んぼの周辺はきれいに草刈りがしてあって,大切に大切に育てられているのがわかります。

田んぼをつくっている人の気持ちが表れるような美しさ。


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よさ,うつくしさ,かわいらしさ,おもしろさ,そういうものを見つけながら走るのは楽しいです。

人生もそうありたい。




たんぽに囲まれた一角にあるブドウ畑。

親近感を感じるものがぶら下がっています。


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大量のチェーンリング!?

いやいや,使用済みとなった草刈り機の歯。

侵入を防ぐためかな?




兒の森に入ると,さすがに背負ったサコッシュがじゃまです。

でも,森の中が気持ちいい。


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汗をかきながら登っていると,セミの声!

なんと,ツクツクボウシです。

10月になったというのにね。

お相手が見つかるといいね。



下りは,背中で温まってしまっただろうパンを冷やすために,サコッシュを前に下げて風に当てました。






帰り道,田んぼの中の一角で,イネが倒れていました。

ときどきこういうのを見かけます。


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実りすぎると重たくて倒れるという話を聞いたことがあります。

「実るほど 頭を垂れる …」 なんていう五七五がありますが,何となく好きになれません。

すごい仕事をしている人がやんちゃでワガママというのもおもしろいと思います。



倒れたイネを見ながら,妄想がふくらみます。

「頭でっかちになりすぎると倒れるぞ」 と言っているんでしょうか。

「芯がしっかりしていないと真っ直ぐに立っていられないぞ」 と警告しているんでしょうか。

「持ちすぎるものは危うい」 と物欲を戒めているんでしょうか。

「ほどよい加減を知れ」 というのでしょうか。

まさに今,ものの多さにあきれ,困っている自分に重なります。




妄想は広がります。




しかしですな,

だいたい,バランスとか,ほどよい加減とか,一回突き抜けてみなきゃわからないでしょ。

「あなたやり過ぎですよ」 というのはかんたんだけれども,やり過ぎてみなきゃわからないこともあるってもんです。

だいたい,それが本当に 「やり過ぎ」 なのか。



若いころ,よく言われました。

「キミは一つのことにのめり込みすぎる。それでは視野が狭くなるぞ」 と。



でもぼくは,そんな忠告を聞くこともなく,のめり込み続けました。

そうしたら,あら不思議。

自分の立つ位置と向く方向がはっきりしたせいか,とても見通しが広がった気がするんです。

ほどよく,バランスを気にしていたら,いつまでたっても自分の立つべき位置が定まらなかったかもしれません。




だから,やり過ぎている人を見たら,

それが本当にやり過ぎなら,「ああ,身をもって実験結果を示してくれた」 と感謝すればいい。

でもひょっとしたらそれは早合点で,

「そこを突き抜けた先にある新たな地平を見せてくれる貴重な存在」 になるかもしれないわけです。



バランス感覚のいい人としてこぢんまりまとまらないようにしなきゃ。

むしろ,「あの人は偏っているけど,おもしろい」 と言われてみたい……。


なんて,田舎道を走りながら,どこまで妄想が広がることやら。






ふと視線を感じて振り返ると,見られていました。

「おい,ぼんやり走っていると危ないぞ!」


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見た瞬間,

うわ,巨神兵!

と思いましたが,もう少しお茶目な感じの顔でした。


気がつくと,町中の道に入り,夕方で交通量も増えてきました。

気をつけて帰らなきゃ。





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なんでもないようなことが



毎日少しずつ,部屋の整理をしていますが,劇的な変化がもたらされました。

借りている部屋のすぐ近くに,月極で借りられるコンテナの存在を知りました。

問い合わせると,ちょうどいいサイズが空いていて,すぐに契約。


車でせっせこと荷物を運ぶと,なんと,

物置だった部屋が,わりとふつうのリビングに近づきました。

畳一畳分くらいですが,何もおいてない床が顔を出したのです!

といっても,写真をお目にかけられる状況ではありません (笑)


とにかく,ここにローラー台を設置することもできますし,ストレットマットを広げることもできます。

あ,マットはどこへ行ったか行方不明だった……。



そんなこんなで,かなり気分をよくしています。

で,昨日は午後練に出ました。



春によく走っていたコースです。


このあたりも,もうヒガンバナは終わりです。

かろうじて残っていました。


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そして,久しぶりの山。

緑のトンネルに懐かしささえ覚えます。


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林道に入ると,相当荒れていました。

大きな台風が2つも来ましたからね。

杉の枝や葉が路面に落ちていて,気をつけないとズルッといきそうです。


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斜度が 10%を超えると,もう,キツいキツい。

ブレーキを引きずっているのではないかと確認したくらいです。

かなり弱くなっています。




仕方がないです。

それもまた自分。

考えようによっては,伸びしろを大きく確保した! というわけです。


先日なくなった,樹木希林さんが

「病気になるのは困ったことだけれど,ならなければ見えなかったものがある」

と言っておられました。



敬愛する恩師は

「転んでも,しめた!」

と言っていました。



何が起きたとしても,それが自分の明日にとっていいことにつながる可能性を持っているのです。

そんなことを考えながら,走りました。




おやおや,またカマキリ。


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今日,道で見かけるのは3匹目。

彼ら,いや,おそらく彼女らも子孫を残すための食糧確保に必死なのでしょう。

轢いてしまうところでしたよ。

気をつけてもらわないとね。




古虎渓からの坂は,少し苦しいくらいの強度を維持して走ります。

といっても,以前と比べるとずいぶん低い強度です。

ま,くらべても仕方がない。




途中,ちょっとしんどくなってきたところで,クリを発見。

わずかな数しか見つけられませんでしたが,楽しいです。


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外を走るのは,本当に気持ちがいい。



オシロイバナの大きな株。


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傾いた陽光で輝きうねる庄内川。


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空の半分を埋め尽くすいわし雲。


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何でもない,いつもどおりのコースだけれど,

ああ,楽しい。




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一か月ぶりのライド ~ 津屋川の彼岸花



先週,雨の合間をぬって,一か月ぶりに走りました

午前中勤務の日だったので,出勤する前にバイクを車に積み込み,退勤と同時に揖斐川方面へ出かけました。

昨年も見に行った津屋川の彼岸花を見るためです。

お彼岸からちょうど一週間がたっているので,もう花は終わりかけだとわかっていたのですが,「とにかく走りたい」 と出かけました。




久しぶりサイクルジャージを着て,レーパンをはくと,俄然気持ちが高まってきます。

ところが,バイクにまたがると,あれ,こんなにサドルが高かったか,こんなに視点が高かったかと,新鮮な違和感。

ロードバイクを始めたばかりのころのようにワクワクします。



走り出して,少し期待外れだったのは,自分の身体。

30km/h くらいでも脚がキツくなってきます。



それでも,久しぶりに味わう風を切る快感はなかなかのものでした。

チョー気持ちいい!


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津屋川沿いに入ると,予想どおり,花は終わりかけで,色が白っぽく飛んでいるものが多かったです。

でも,遠景で撮れば十分にヒガンバナ!


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中には,まだ盛りの色を残している一群もところどころあって,「ありがとう」 です。


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昨年見つけた,緑の畦道をはさむようにして咲く彼岸花は,もうすっかり色が飛んでしまっていました。残念。


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駐車場のある有名なポイントよりずっと手前にも,すてきなところがたくさんあります。

人がまったくいないので,まさに独り占め。


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高知の沈下橋のように,昔ながらの橋が残っていて,風情があります。

自転車でずっと川沿いを走ると,こういう橋をいくつも見ることができます。

それもまた楽しいです。




有名なポイントは,さすがに人がたくさんいました。

やはり,この川面に映り込む様子は絵になりますからね。


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ここを通り過ぎてしまうと,また人口密度は限りなく0に近づいていき,またも独り占め状態です。

もう,自転車を走らせるのが楽しくてたまりません。

ヒャッホー と叫びたくなります。


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津屋川の彼岸花を見るなら,自転車に限る!

走っても気持ちいい,小さな道に入りこむのも楽しい,好きなところで停められる。

今回も強くそう感じました。


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走り終えるてふと空を見上げると,きれいないわし雲。

すっかりもう秋の空です。


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来年は朝早くに行ってみようかな。





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優先順位の矛盾



優先順位というのはおもしろいものです。

頭で考える順位と,実際に行動に移す順位がちがいます。

今回はそんなお話。



家を直すため賃貸に引っ越して,部屋の中がとんでもないことになっています。


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何を優先して片付けるかと考えます。

当然のことながら,布団を敷く場所と,食事をする場所の確保が一番です。



まずは,荷物を移動させて,布団を敷く場所を確保しました。

つぎは,食事の場所ですが,ソファの前にピアノの椅子を置いて,テーブル代わり。

なんとも淋しい感じなので,ちゃんとした食卓にしたいのですが,引っ越しが終わって一週間以上たつのに,いまだにそのままです。

食事をする場所をきちんとするのは優先順位の第2位にあったはずですが,現実には,ずいぶん下の順位に落ちてしまったのです。



代わりに第2位に浮上したのは……,


ウォシュレットの取り付けです。

とりあえず便器があれば用は足せるのですが,

「早く取り付けてほしい」 と要望が出て,ぼくもそれに賛成し,食卓は後回しに。

素人ですから,手順が悪く,トイレを水浸しにしながら (笑) 取り付け完了。

シャワーが出たときには 「我ながら,よくできた!」 と感動しました。




さらに食卓を押しのけて作業の順位が上がってきたのは,BS アンテナの取り付けでした。

そんなの後でもいいのにね。

でも,毎日見ている朝ドラは,BS の方が30分早く放送されるので,仕事に行く日はこれじゃないと見られません。

折しも 『半分青い』 が最終週。

これは逃せません。

火野正平さんの 『こころ旅』 も BS 放送のみです。

というわけで,部屋の中がぐちゃぐちゃなのに,休みの日の午前中を使って BS アンテナの設置と配線。


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ガンバリマシタ。



この2つが完了して,やっと部屋の中の片付けに着手。

しかし,またもや割り込んできた作業がありました。

(といっても,自分がやっているんですが)



それは,自転車を荷物の奥から引っ張り出す作業です。

荷物をパズルのように移動させ,自転車を出しました。

ウェアも探し出しました。

無理やりの移動でしたが,そのおかげで荷物整理が進みました。



「自転車を出したい」 という意欲のせいか,自転車を引っ張り出すとともに,荷物整理が急激に進みました。

荷物を整理することと,自転車を出してくることは矛盾するように思えていたのですが,見事に矛盾が解決してしまいました。



多少無理なようでも,「好きなこと」 や 「気持ちのいいこと」 を優先順位の上に持ってくると意外な効果が期待できるかも!

理屈で考えることと,気持ちにしたがって実際に行動することのちがいがおもしろいです。





自転車に乗ることもそうですね。

「乗るときは安全第一で」 ── これは至上命題のように思えますが,自分の行動はそうではない部分があったりします。

いい景色があればよそ見しちゃうし,片手運転で写真を撮っちゃう。

あ,のどが渇けば,片手運転でドリンク飲んじゃいますね。

車の来ない林道ではついつい並走気味でおしゃべりしたりもします。

ぜんぜん 「安全第一」 でもないし,きちんとマナーを守っているわけでもありません。

ようするに,きわめて自分勝手な判断で行動しています。

やっぱり好きなことが優先順位の上に来てしまうのです。

その方がずっと楽しいからです。


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でも,そうなると,こんどは 「こんな楽しい趣味を長く続けたい」 と強く思うようになります。

それが,「慎重に行動しよう」「安全に気をつけよう」 という意識につながっていると,ぼくは思っています。




仕事の上での優先順位はなんといっても 「お客様第一」 でしょうか。

しかし,普通に考えたら 「お客様第一」 を貫けば,自分が犠牲になることだってあり得ます。

自分を大切にすることと,お客様第一は矛盾する命題です。

そこでは,「両者のバランスをとってうまくやっていく」 というのが一般的な方法。



でも,ぼくは自分を犠牲にするつもりはありません。

やっぱり自分が気持ちよく,楽しんで仕事できることが一番。

だからといって,お客様は二の次,というわけでもありません。


「お客様第一」 が 「自分の喜び」 と同義になるのが理想です。

今は,わりとそこに近いところにいられるのがうれしいです。




理屈で考えると矛盾する事実も,気持ちにしたがって行動してみると,意外に矛盾を解決する方法につながったりするのではないかと考えています。

世の中も,自分の中も,矛盾だらけですから,生きる知恵が手に入るかもね。





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再開します



少し余裕ができたので,再開です。

たくさんの応援とお声がけ,ありがとうございました。




引っ越しで疲れました。

遠くに引っ越すわけではなく,家を直すため,来年の2月まで近くの賃貸で仮住まいです。



まあ,半年くらいだからと気軽に考えていたのですが,これがたいへんでした。

その原因は,1にも2にも,荷物の異常な多さです。



たまっていたものを大量に処分整理しました。

市のクリーンセンターへ持ちこんだゴミは,車いっぱいに積み込んで8回分。

片道30分以上の道のりを,よく通いました。

センターの方に 「あ,今日は2回目だね」 とすっかり顔なじみに。



不要物の大量処分!

やったー! と飛び上がりたくなるほど,気持ちがよかったです。





ところが……,これが甘かったんです。




引っ越し当日,引っ越し屋さんが荷物を運んだ賃貸の部屋を見て言うには,

「これは……,この部屋が荷物でいっぱいになってしまいますよ」

「え? ここに食卓を置いて,ソファはこちら向きにしたいんですが」

「……,難しいと思います。この部屋がほとんど荷物で埋まることを覚悟して下さい」

「か,覚悟?」






さすがプロでした。

残念ながら,見立てどおりでした。

3部屋あるうちの1部屋は荷物をぎゅうぎゅうに入れて,あとの2部屋で生活するつもりだったのですが,3部屋とも荷物だらけになってしまったのです。


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これがリビングにする予定だった部屋…。

我がことながら,唖然としてしまいました。

ここまでとは…。





引っ越した日から,ご飯を食べるにも,布団を敷くにも一苦労でした。

それは今も続いていて,毎日,少しずつ生活スペースを広げています。

最近,やっと,リビングの中に廊下ができて,お盆を持って移動できるようになりました。




連休にはライドに誘われていたのですが,行けませんでした。

片付けが残っているのと,疲れのせいです。


引っ越し前は,準備のため連日12時過ぎまで作業し,引っ越し前日は朝刊が来る時間まで作業していました。

荷物を出したあとの,ゴミの片付けもたいへんでした。

空っぽになった家に,毎日通いました。

疲れてきたので,ウォシュレット便座を外したあとに,ちょっといたずら。


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少し無理をしてでもライドに行こうとも考えましたが,

肝心のロードバイクが荷物の奥に!


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パズルのように荷物を動かさないと,バイクが出せません。


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ひとつひとつのピースが重すぎます。

ウェアやシューズなどを探し出す作業もあり,気が遠くなりそうだったので,ライドは泣く泣く DNS。




忙しさのピークにいるときには,この状態を恨み,早く自転車に乗りたいとばかり思っていました。

しかし,おもしろいもので,少し落ち着くと考え方が冷静になってきます。



一週間ぶりにゆっくりコーヒーを淹れたら,気分が軽くなりました。


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今は,ゆっくりと生活のペースを元に戻せるようにして,自転車に乗る機会も焦らずに待つつもりです。

元気なら,自転車も、仲間も,乗る機会も,道も,逃げていくわけではありませんからね。



渦中にいるときにはどうしても焦りが先に立ちますが,少し落ち着くとまたちがった考え方が出てくるものですね。

歳を取っても,そんなことの繰り返しです。

さあ,いつから自転車に乗れるかな。




また,応援,よろしくお願いします。





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少しお休みします


引越しでバタバタしています。

とんでもない量の荷物との格闘です。

余裕ができるまで少しお休みします。

再開の折にはよろしくお願いします。

ではまた。




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